2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し。中間決算は会社予想・市場予想(通期予想との進捗観点)に対して「ほぼ想定内」だが、営業利益・経常利益は上振れ(前年同期比で増益)。
- 業績の方向性:売上高は減収(27,480百万円、△3.5%)だが、営業利益・経常利益は増益(営業利益2,307百万円、+20.3%/経常利益2,461百万円、+20.8%)。中間純利益は微増(1,653百万円、+2.3%)にとどまる。
- 注目すべき変化:プラント事業で高採算案件の検収が上期に偏ったことにより営業利益が大幅増(プラント営業利益426百万円、+196.2%)。一方、物流ソリューションは売上減(15,999百万円、△12.7%)だが採算改善で営業増益。みらい創生は売上増(5,519百万円、+18.5%)も、M&Aに伴う一過性費用等で営業利益が減少(265百万円、△28.2%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上62,000百万円、営業利益3,700百万円、当期純利益2,500百万円)は変更なし。中間時点の進捗は売上で約44.3%(やや偏重)、営業利益で約62.4%と利益進捗は良好。通期達成可能性は営業利益・純利益の進捗が高く概ね見込みと判断できるが、受注・検収のタイミング依存は残る。
- 投資家への示唆:利益面は採算性改善が寄与しているため利益進捗は堅調。だが売上の低下や一時要因(過年度の有価証券売却益の反動等)を勘案すると、通期達成は「採算維持と受注・検収の継続」が前提となる。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:トーヨーカネツ株式会社(上場コード 6369、東証)
- 主要事業分野:物流倉庫内自動化システム等の物流ソリューション事業、プラント事業(製油所等のメンテナンス等)、みらい創生事業(建築・M&Aにより拡大)
- 代表者名:代表取締役社長 大和田 能史
- 決算説明資料:作成有、決算説明会:機関投資家・アナリスト向けに開催有
- 報告概要
- 提出日(短信公表日):2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間)連結:2025年4月1日〜2025年9月30日
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日(中間):2025年12月11日
- セグメント(変更あり:第1四半期より4区分→3区分へ整理)
- 物流ソリューション事業:庫内自動化設備(マルチシャトル等)設計・施工・保守等
- プラント事業:製油所向けメンテナンス等のプラント工事・サービス
- みらい創生事業:建築関連事業、M&Aによるグループ会社の事業(坂田電機、マックプル等)
- 発行済株式等
- 期末発行済株式数:8,023,074株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:246,369株
- 中間期中平均株式数(中間期):7,753,261株
- 時価総額:–(短信に記載なし)
- 今後の予定(資料に明示)
- 半期報告書提出:2025年11月14日
- 決算補足資料:TDnetおよび会社HPで同日開示
- 決算説明会:開催(機関投資家・アナリスト向け)
- 株式分割予定:普通株式1株→2株(基準日2025年12月31日、効力発生日2026年1月1日)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期予想に対する進捗」で表示)
- 売上高:27,480百万円(前年同期比△3.5%)→通期62,000百万円に対する進捗率 44.3%
- 営業利益:2,307百万円(前年同期比+20.3%)→通期3,700百万円に対する進捗率 62.4%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,653百万円(前年同期比+2.3%)→通期2,500百万円に対する進捗率 66.1%
- サプライズの要因
- 営業利益・経常利益上振れ要因:プラント事業で好採算案件の検収が上期に集中したこと、物流ソリューション事業でも採算改善(完成引渡し等)が進んだこと。
- 純利益が大幅増にならなかった理由:前年同期に投資有価証券売却益(約406百万円)等の特別利益が計上されており、その反動がある(今年は特別利益小幅)。また、みらい創生の一過性費用が営業利益を押し下げている。
- 通期への影響:通期予想は修正なし。利益進捗は良好(特に営業利益・純利益進捗が高い)が、売上進捗はやや低めであるため、受注・検収のタイミングが通期達成の鍵。
財務指標(主要数値)
(単位:百万円/%は前年同期比)
- 損益(中間累計)
- 売上高:27,480(△3.5%)
- 営業利益:2,307(+20.3%) 営業利益率=2,307/27,480 = 8.40%
- 経常利益:2,461(+20.8%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,653(+2.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):213.23円(前年209.60円)
- 資産・負債(中間期末)
- 総資産:68,463
- 純資産:39,387
- 自己資本比率:57.5%(前期末57.7%)(安定水準:40%以上)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間累計進捗)
- 売上高進捗率:44.3%(27,480/62,000)
- 営業利益進捗率:62.4%(2,307/3,700)
- 純利益進捗率:66.1%(1,653/2,500)
- コメント:利益の進捗が売上より良好で、採算性改善が効いている。
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:4,362(前年同期:6,074)
- 投資CF:△1,290(前年同期:△695) 主な内訳:固定資産取得支出1,530等
- 財務CF:△1,222(前年同期:△6,632) 主な内訳:配当支払1,442、自己株式取得支出等、自己株式処分収入等
- フリーCF(営業−投資):約3,072(4,362 − 1,290)
- 現金及び現金同等物期末残高:8,264(前期末6,450、増加1,814)
- 四半期推移(QoQ 情報は短信に限定記載なく詳細は補足資料へ)
- 備考:営業CFは前年同期比で低下、投資支出増(固定資産取得)などで投資CF支出増。
- 財務安全性・効率性指標(中間期末ベース)
- 有利子負債(概算):短期借入8,425 + 長期借入4,669 = 13,094(百万円)
- ネット有利子負債概算:13,094 − 現金等8,334(貸借対照表の現金) = 約4,760(百万円)
- 負債/自己資本比率:約33.2%(13,094 / 39,387)
- 流動比率(概算):流動資産38,899 / 流動負債19,322 = 201%(流動性良好)
- ROE(注:中間利益を年率換算して試算):(1,653×2)/ 39,379 ≈ 8.4%(目安:8%以上で良好)
- ROA(年率換算):(1,653×2)/ 68,463 ≈ 4.8%(目安:5%以上で良好。やや足りない水準)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:負ののれん発生益 77百万円(みらい創生事業:坂田電機の連結化による)など、合計84百万円の特別利益計上。
- 特別損失:固定資産除却損等 17百万円(小額)。
- 影響の説明:前期は投資有価証券売却益(約406百万円)があったため、前年同期と中間純利益を単純比較すると反動の影響あり。今回の中間純益は特別利益要因を除いても営業利益増が寄与している。
- 継続性の判断:負ののれんはM&A特有の一時利益、投資有価証券売却益も非継続的要因と判断されるため、実質業績は営業利益ベースで評価することが適切。
配当
- 中間配当:100円/株(2026年3月期・中間。前中間期は50円)→増額。
- 期末配当(会社予想):変更なし(会社は通期予想を修正していない)。
- 年間配当(会社の注記):2025年12月31日を基準日として普通株式1株→2株の株式分割予定のため、単純合計表示なし。会社は「株式分割を考慮しない場合の2026年3月期(予想)の1株当たり年間配当は、期末100円、合計200円」と明記。
- 配当性向:–(通期予想の純利益ベースでの計算は会社データの提示方法の関係で表記無し)
- 株主還元方針・自社株:中間期に自己株式の取得支出あり(期中自己株式取得支出 約441百万円、自己株式処分収入513百万円が発生)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出):固定資産取得による支出 1,530百万円(当中間期間)
- 減価償却費:530百万円(中間累計)
- 研究開発費:短信明細に個別金額の記載なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注(当中間連結会計期間):受注高合計 24,152百万円(前中間同期22,697百万円、+6.4%)
- 物流ソリューション受注:16,739百万円(+10.2%)
- プラント受注:7,412百万円(△1.3%)
- 受注残高(当中間連結会計期間末):47,641百万円(前期末45,244百万円、+5.3%)
- プラント受注残高は13,357百万円(+14.2%)と増加
- 在庫(棚卸資産等):仕掛品が増加(1,144 → 2,037百万円)等、工事進捗に伴う仕掛増加が見られる。
セグメント別情報
- 物流ソリューション事業
- 売上高:15,999百万円(△12.7%)
- セグメント営業利益:2,256百万円(+11.3%)
- 主因:ネット通販等向け庫内自動化案件で売上計上。ただし前年の反動等で売上減。採算性は改善。
- プラント事業
- 売上高:5,755百万円(+9.3%)
- セグメント営業利益:426百万円(+196.2%)
- 主因:国内製油所向けメンテ案件で好採算の検収が上期に集中。
- みらい創生事業
- 売上高:5,519百万円(+18.5%)
- セグメント営業利益:265百万円(△28.2%)
- 主因:M&Aにより坂田電機、マックプル工業の寄与増。ただし建築事業の前年反動やM&Aに伴う一過性費用で採算低下。
- セグメント間調整等により連結営業利益は2,307百万円。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の進捗:短信で中期計画の具体KPIは示されていないため詳細は–。ただし、次世代エネルギー関連(大型液化水素タンク等)の事業は報告セグメントから移行・直轄化して開発加速を図る旨の組織変更を開示(次世代エネルギー関連は代表直轄「次世代エネルギー開発センター」へ移行)。
- KPI達成状況:–(短信にKPI数値の明示なし)
競合状況や市場動向
- 競合比較:短信に同業他社比較の記載なし(–)
- 市場動向:物流自動化やプラント保守分野の受注環境が継続しており、特に物流ソリューションはEC拡大等に伴う需要がある一方で案件のタイミングにより売上変動が発生する特徴あり。
今後の見通し(会社予想)
- 通期業績予想(2026年3月期)※会社の公表値(修正無)
- 売上高:62,000百万円(+2.5%)
- 営業利益:3,700百万円(△10.5%)
- 経常利益:3,800百万円(△13.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,500百万円(△31.3%)
- 注記:会社は株式分割(1→2)を実施予定のため、1株当たり当期純利益は分割後の表記になっている(分割前換算値は提示あり)。
- 予想の信頼性:上期の利益進捗は良好だが、通期は受注・検収のタイミングと特別損益の有無に左右される点に留意。過去の予想達成傾向については短信内の言及は限定的(–)。
- 主なリスク要因(短信および一般論)
- 受注・検収タイミングの変動、工事採算の変化、原材料・資材価格の変動、為替動向、規制・安全関連コスト、M&A関連の統合作業リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(短信記載)
- 連結範囲の変更:当中間期における連結範囲の重要な変更無し(ただしM&Aで子会社化された企業あり。結果として負ののれん77百万円を特別利益計上)
- 開示上の留意点:第2四半期決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。株式分割予定(基準日2025/12/31、効力発生日2026/01/01)により1株当たり指標・配当表記に注意が必要。
(注)本資料は提供された決算短信に基づく整理・要約です。投資判断に関する助言は行っておりません。不明項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6369 |
| 企業名 | トーヨーカネツ |
| URL | http://www.toyokanetsu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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