2026年3月期 第2四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対しては概ね想定内。通期売上高予想を上方修正(3兆2,800億円→3兆3,000億円、+200億円、+0.6%)した一方で、営業利益等の通期予想は据え置き(会社がイメージングの好調を反映し売上のみ上方修正)。中間実績自体は会社計画との整合性が高い(下方・上振れの明確なサプライズはなし)。
- 業績の方向性:増収増益(中間売上高 1,572,363百万円、前年同期比+3.8%、中間営業利益 158,486百万円、前年同期比+16.9%)。
- 注目すべき変化:セグメント別ではイメージングが売上+13.3%、営業利益+21.5%と高成長。ビジネスイノベーションは営業利益が前年同期比+24.1%と収益改善が顕著。バイオCDMOや半導体材料の寄与でヘルスケア/エレクトロニクスも増収。
- 今後の見通し:通期売上は上方修正(3兆3,000億円)したが、営業利益等は据え置き。中間進捗(売上・営業利益とも約47%程度)から見ると通期見通し達成は妥当と判断できる一方、利益面は後半期の動向(為替、地域別需要、中国市場など)に依存。
- 投資家への示唆:イメージングの想定外の好調、およびバイオCDMO・半導体材料の成長が業績押し上げ。だがフリーCFは中間で△6,930百万円(△693億円)とマイナス、設備投資(主に拡張投資)で投資負担が継続。通期での利益維持には下期の為替・地域別需要(中国)と設備投資の回収が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 富士フイルムホールディングス株式会社
- 主要事業分野: ヘルスケア(医療機器、バイオCDMO、ライフサイエンス等)、エレクトロニクス(半導体・ディスプレイ材料等)、ビジネスイノベーション(複合機・ソリューション等)、イメージング(instax、デジタルカメラ、フィルム等)
- 代表者名: 代表取締役社長・CEO 後藤 禎一
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月6日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明資料作成の有無: 有
- 決算説明会開催の有無: 有
- セグメント:
- ヘルスケア: メディカルシステム、バイオCDMO、LSソリューション(培地・試薬等)、医薬品等
- エレクトロニクス: 半導体材料、ディスプレイ材料、AF材料、ファインケミカル等
- ビジネスイノベーション: ソリューション・サービス、デジタル複合機、グラフィック等
- イメージング: instax、デジタルカメラ、フィルム、写真関連サービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 1,243,877,184株
- 期末自己株式数: 38,598,901株
- 中間期中間平均株式数: 1,203,610,623株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月14日
- 配当支払開始予定日: 2025年12月2日
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は通期ベースで算出/中間に対する会社中間予想は記載なし)
- 売上高: 中間実績 1,572,363百万円。通期修正後予想 3,300,000百万円に対する進捗率 47.6%(通常ペース)。
- 営業利益: 中間実績 158,486百万円。通期予想 331,000百万円に対する進捗率 47.9%(通常ペース)。
- 当社株主帰属中間純利益: 中間実績 120,232百万円。通期予想 262,000百万円に対する進捗率 45.9%。
- サプライズの要因:
- 主にイメージング事業の想定以上の好調(instax、デジタルカメラ)と、バイオCDMOや半導体材料の売上増が寄与。逆に中国における医療材料需要減やAF材料の一部(データテープ等)の減少が抑制要因。
- 通期への影響:
- 売上は上方修正(+200億円)したが、営業利益・純利益は据え置き。イメージングの追い風は通期達成を支援するが、利益面は下期の為替や中国需要、設備投資負担の影響を注視する必要あり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産: 5,533,792百万円(中間期末、前期末比+283,884百万円、+5.4%)
- 純資産(資本合計): 3,494,716百万円(前期末比+142,034百万円)
- 負債合計: 2,039,076百万円(前期末比+141,850百万円)
- 株主資本比率: 63.1%(安定水準、前期末63.8%→0.7pt低下)
- 収益性(中間/対前年同期)
- 売上高: 1,572,363百万円、前年同期比 +3.8%(+57,614百万円)
- 営業利益: 158,486百万円、前年同期比 +16.9%(+22,882百万円)
- 税引前中間純利益: 161,914百万円、前年同期比 +15.3%(+21,520百万円)
- 当社株主帰属中間純利益: 120,232百万円、前年同期比 +9.0%(+9,932百万円)
- 1株当たり中間純利益(基本): 99.79円(前年同期 91.61円、+9.0%)
- 収益性指標(注:年率換算は簡易算出)
- ROE(年率換算・概算): 約6.9%(中間実績を年率化して計算、目安: 8%以上が良好 → やや未達)
- ROA(年率換算・概算): 約4.4%(目安: 5%以上が良好 → やや未達)
- 営業利益率(中間): 10.1%(業種平均との比較は業種に依存だが、製薬・素材・機器混合の事業構成で堅調)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率: 47.6%
- 営業利益進捗率: 47.9%
- 純利益進捗率: 45.9%
- 過去同期間比: おおむね通常の上期進捗(ほぼ均等配分に近い進捗)
- キャッシュフロー(中間、百万円)
- 営業CF: 199,147百万円(前年同期 204,958百万円、△5,811百万円減)
- 投資CF: △268,400百万円(前年同期 △274,600百万円、+6,200百万円)
- 財務CF: 60,369百万円(前年同期 81,600百万円、△21,231百万円)
- フリーCF(営業−投資): △69,253百万円(△693億円、投資先行)
- 営業CF/純利益比率: 199,147 / 120,462 ≒ 1.65(1.0以上で健全)
- 現金同等物残高: 160,878百万円(前期末 172,111百万円、△11,233百万円)
- 四半期推移(QoQ)
- 第2四半期(3ヶ月)売上高: 822,881百万円(前年同期比 +7.5%)
- 第2四半期営業利益: 83,195百万円(前年同期比 +13.3%)
- 季節性: 特に言及なし。上期での設備投資・キャッシュアウトが大きい。
- 財務安全性
- 流動比率: 138.4%(前期末比 △2.1pt、流動性維持)
- 負債比率(負債/資本): 58.4%(前期末比 +1.7pt)
- 自己資本比率: 63.1%(安定水準、目安: 40%以上)
- 効率性
- 総資産回転率等: –(明示値なし)
- セグメント別(中間)
- 売上高構成(中間、百万円):ヘルスケア 499,185(+3.1%)、エレクトロニクス 209,466(+1.9%)、ビジネスイノベーション 572,187(+0.8%)、イメージング 291,525(+13.3%)
- 営業利益(中間、百万円):ヘルスケア 23,681(+2.8%)、エレクトロニクス 41,972(+8.2%)、ビジネスイノベーション 31,364(+24.1%)、イメージング 80,392(+21.5%)
- イメージングの利益率は高く(27.6%)、収益貢献が大きい。
- 財務の解説: 資産増加は有形固定資産・建設仮勘定の増加が主因(設備投資による)。負債増は長期借入金等の調達増。現金は投資増で減少したが流動性は確保。
特別損益・一時的要因
- 特別利益/損失: 決算短信に目立った特別損益の記載なし(該当項目は–)。ただしその他包括利益で為替換算調整額が大幅にプラス(69,379百万円)となり中間包括利益が大幅増加(189,476百万円、+699.6%)。
- 一時的要因の影響: 為替換算差額による包括利益の変動が大きい点に留意。営業損益自体は継続性ある事業寄与が背景。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績): 35円(前年中間 30円)
- 期末配当(予想): 35円(据え置き)
- 年間配当予想: 70円(前年 65円)
- 配当利回り: –(株価が与えられていないため算出不可)
- 配当性向(通期予想ベース): 70円 / 217.38円 ≒ 32.2%(概算)
- 特別配当: 無
- 株主還元方針: 自己株式取得の大きな実施は中間期に記載なし(自己株式数は若干減少)。配当は増配傾向(中間で+5円)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 設備投資額(中間): 288,217百万円(前年同期 312,447百万円、△24,230百万円、△7.8%)
- 主な投資内容: バイオCDMOの米国新拠点(ノースカロライナ)開設、デンマーク拠点の寄与、その他有形固定資産増(建設仮勘定大幅増)
- 減価償却費(中間): 81,459百万円(前年同期 78,232百万円、+3,227百万円)
- 研究開発:
- R&D費用(中間): 77,305百万円(前年同期 80,639百万円、△3,334百万円、△4.1%)
- 主な研究開発テーマ(記載):AIを活用した携帯型X線装置、先端半導体材料(環境配慮型ArF液浸レジスト等)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況: –(決算短信に明確な受注高・受注残高の数値記載なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(中間): 600,118百万円(前年同期 543,976百万円、+56,142百万円、在庫増)
- 在庫回転日数等: –(記載なし)
セグメント別情報
- 概要(中間)
- ヘルスケア: 売上 499,185百万円(+3.1%)、営業利益 23,681百万円(+2.8%)。バイオCDMO、医療機器、IVDが牽引。中国の医療材料需要減が抑制要因。
- エレクトロニクス: 売上 209,466百万円(+1.9%)、営業利益 41,972百万円(+8.2%)。半導体材料(CMPスラリー等)好調。AF材料ではデータテープ減少で一部マイナス。
- ビジネスイノベーション: 売上 572,187百万円(+0.8%)、営業利益 31,364百万円(+24.1%)。DX関連や買替需要で収益改善。地域(APAC)での低採算機種販売終了等が影響。
- イメージング: 売上 291,525百万円(+13.3%)、営業利益 80,392百万円(+21.5%)。instaxやデジタルカメラが好調で高利益率。
- 地域別(仕向地ベース)
- 国内売上: 549,953百万円(構成比35.0%、+8.9%)
- 海外売上: 1,022,410百万円(構成比65.0%、+1.2%)
- 欧州・米州は伸長、アジア(中国含む)は地域でばらつき(アジア及びその他は△2.0%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 決算短信には具体的な中期数値目標の記載なし(–)。ただしバイオCDMOや半導体材料など成長分野への設備投資で中長期成長に向けた投資を実行中。
- KPI達成状況: –(明示的KPIの記載なし)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 個別企業比較は本資料に記載なし(–)。ただし半導体材料(CMPスラリー等)で世界トップシェア言及、イメージングでstrong performance。
- 市場動向: 生成AI・先端半導体向け需要、抗体医薬品等の生産受託需要の拡大が業績を押し上げている一方、中国市場の需要減退が局所的な下押し要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)連結売上高: 3,300,000百万円(前回予想 3,280,000百万円、修正 +200億円)
- 通期営業利益: 331,000百万円(据え置き)
- 通期当社株主帰属当期純利益: 262,000百万円(据え置き)
- 会社の想定為替: 対米ドル 145円、対ユーロ 162円(通期想定)
- 予想の信頼性: 通期売上は上方修正したが利益は据え置き。上期の進捗は良好である一方、下期の為替動向・地域別需要・設備投資の稼働状況が収益面の鍵。
- リスク要因: 為替(ドル/ユーロ)、中国需要の減退、原材料価格、競争激化、設備投資の稼働遅延等。
重要な注記
- 会計方針: 当中間期における会計方針の変更はなし。
- 連結範囲の変更: なし。
- 第1四半期よりAF材料に含まれていたケミカル試薬をエレクトロニクス→ヘルスケアへ区分変更(比較数値は変更後区分で作成)。
(注記)
- 不明な項目は「–」と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4901 |
| 企業名 | 富士フイルムホールディングス |
| URL | http://www.fujifilmholdings.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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