2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 売上高・営業利益・純利益ともに会社予想(5月発表)を上回る上振れ着地(売上高130,094百万円で業績予想比 +8,194百万円、営業利益29,598百万円で同 +1,298百万円、親会社株主に帰属する中間純利益22,827百万円で同 +2,227百万円)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高 +10.1%、営業利益 +4.4%、親会社株主帰属中間純利益 +11.2%)。セグメントでは機能性材料・農業化学品が売上を牽引、機能性材料の利益寄与が大きい。
  • 注目すべき変化: 機能性材料セグメントの大幅増収増益(売上 +58,517百万円、営業利益 +28,383百万円)に対し、農業化学品は売上増だが営業利益は減少(売上 +30,082百万円、営業利益 △24,311百万円)。ヘルスケアは減収・減益。
  • 今後の見通し: 2026年3月期通期業績予想を上方修正(売上高2,722億円→前回2,622億円、営業利益590億円→前回576億円、当期純利益440億円→前回431億円)。第3四半期以降の為替前提は1USD=145円。中間時点の進捗率は売上約47.8%、営業利益約50.2%、純利益約51.9%で概ね均等進捗。
  • 投資家への示唆: 半導体向け材料など機能性材料の需要好調が業績上振れの主要因。農薬は販売増も採算悪化が見られるため、利益動向の分岐点はセグメント別の採算改善(コスト、製品ミックス)がポイント。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 日産化学株式会社
    • 主要事業分野: 化学品、機能性材料、農業化学品、ヘルスケア、卸売、その他
    • 代表者名: 取締役社長 八木 晋介
    • URL: https://www.nissanchem.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年11月10日(決算短信公表日)
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期)連結:2025年4月1日~2025年9月30日
    • 決算説明会資料: 作成・開催あり(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント(報告セグメント):
    • 化学品事業:基礎化学品・ファインケミカル等
    • 機能性材料事業:ディスプレイ材料、半導体材料、無機コロイド等
    • 農業化学品事業:農薬、動物用医薬品原薬等
    • ヘルスケア事業:医薬原薬・受託事業等
    • 卸売事業:販売・流通関連
    • その他の事業:その他
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式): 136,800,000株
    • 期中平均株式数(中間): 135,511,720株
    • 時価総額: –(決算短信に未記載)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日: 2025年11月11日
    • 配当支払開始予定日: 2025年12月8日
    • 株主総会、その他IRイベント: –(決算説明会は開催済み/資料公開)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(対会社予想=5月発表数値との比較、単位:百万円)
    • 売上高: 実績130,094 / 会社予想121,900 → 達成率 106.7%(上振れ +8,194百万円)
    • 営業利益: 実績29,598 / 会社予想28,300 → 達成率 104.6%(上振れ +1,298百万円)
    • 純利益(親会社株主帰属中間): 実績22,827 / 会社予想20,600 → 達成率 110.8%(上振れ +2,227百万円)
  • サプライズの要因:
    • 機能性材料セグメント(半導体用反射防止コーティング材ARC®、多層材料OptiStack®、無機コロイド等)の需要好調で売上・利益が大きく上振れ。
    • 卸売・農業化学品セグメントの売上も増加。一方で農業化学品は売上増ながら営業利益が減少(採算性悪化の影響)およびヘルスケアは減収。
    • 為替前提(1USD=145円)を通期見通しに反映。
  • 通期への影響:
    • 通期業績予想を上方修正(売上 +100億円、営業利益 +14億円、当期純利益 +9億円)。中間の進捗率は売上47.8%、営業利益50.2%、純利益51.9%で通期見通し達成の確度は高め(ただし下期の需要・為替・原材料価格がリスク)。

財務指標(要点)

  • 主要損益(累計:百万円)
    • 売上高: 130,094(前年比 +10.1% / 前年中間 118,185、増加額 +11,908)
    • 売上総利益: 61,840(前年 56,918、+4,922)
    • 販管費: 32,242(前年 28,573、+3,669)
    • 営業利益: 29,598(前年比 +4.4% / 前年 28,344、+1,253)
    • 経常利益: 29,788(前年比 +6.6% / 前年 27,945、+1,843)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益: 22,827(前年比 +11.2% / 前年 20,522、+2,305)
    • 1株当たり中間純利益(EPS): 168.45円(前年中間 148.78円、+13.2%)
  • 収益性指標(中間期ベース、注:中間利益を基に算出)
    • 営業利益率: 29,598 / 130,094 = 22.8%(前中間 24.0%:やや低下)
    • ROE(参考、親会社株主帰属中間純利益 / 自己資本): 22,827 / 238,015 = 9.6%(目安:8%以上で良好、ただし中間ベースのため年率換算は不可)
    • ROA(親会社株主帰属純利益 / 総資産): 22,827 / 322,238 = 7.1%(目安:5%以上で良好)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率: 130,094 / 272,200 = 47.8%
    • 営業利益進捗率: 29,598 / 59,000 = 50.2%
    • 純利益進捗率: 22,827 / 44,000 = 51.9%
    • 過去同期間の進捗と比べても概ね通常ペース(やや上振れの傾向)
  • キャッシュフロー(累計:百万円)
    • 営業CF: +48,711(前年同期 +46,153、増加)
    • 投資CF: △8,085(前年同期 △7,046、設備投資等で支出増)
    • 財務CF: △35,041(前年同期 △31,087、配当・借入返済・自己株取得等)
    • フリーCF(営業CF−投資CF): +40,626(良好)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 34,274百万円(前年同期 30,449百万円、増加)
    • 営業CF/純利益比率: 48,711 / 22,827 ≒ 2.13(1.0以上で健全)
  • 財政状態(中間末、百万円)
    • 総資産: 322,238(前期末 330,763 → △85,24百万円)
    • 純資産: 241,366(前期末 236,180 → +51,85百万円)
    • 自己資本比率: 73.9%(前期末 70.5% → 安定水準)
    • 流動資産合計: 196,939 / 流動負債合計: 64,635 → 流動比率 ≒ 305%(流動性良好)
    • 有利子負債(短期+長期借入金等): 短期借入金・CPの減少により総負債は減少(負債合計 80,872百万円)
    • 負債/純資産(負債比率): 80,872 / 241,366 ≒ 33.5%
  • 四半期推移(QoQ): 四半期毎の詳細は別資料参照(本短信は上半期累計の報告)。季節性は事業により異なるが、通期進捗は概ね均等。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益: 当中間期に該当項目なし(前年同期は条件付対価受入益 821百万円)
  • 特別損失: 該当なし
  • 一時的要因の影響: 特別損益の影響は小さいため、今回の業績は通常営業による収益拡大が主因と判断可
  • 継続性の判断: 一時要因の影響は限定的

配当

  • 配当実績・予想(円/株)
    • 2025年3月期(実績): 中間 70.00円、期末 104.00円、年間 174.00円
    • 2026年3月期(予想): 中間 70.00円、期末予想 110.00円、年間予想 180.00円
    • 配当予想の修正: 有(通期配当を174円→180円に修正)
  • 配当利回り: –(株価未記載)
  • 配当性向: 会社方針では2025年度以降配当性向55%以上、総還元性向75%以上を目標(Vista2027 Stage II)
  • 自社株買い: 期中に自己株式取得(1,434,100株取得)、また取締役会で1,000,000株を消却(2025/11/10実施:発行済株式数0.73%相当)。株主還元は積極的。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 当中間期の有形固定資産取得による支出: 8,477百万円(前年同期 8,533百万円)
    • 減価償却費: 6,892百万円(前年同期 6,145百万円)
  • 研究開発:
    • R&D費用の明細: 決算短信に明示なし(–)
    • 主要投資テーマ: 機能性材料(半導体・ディスプレイ関連)への投資が収益を牽引(記載より)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注情報: 決算短信に受注高/受注残の明示なし(–)
  • 在庫状況:
    • 商品・製品: 58,149百万円(前期末 57,505百万円、+1.1%)
    • 原材料及び貯蔵品: 21,189百万円(前期末 22,624百万円、△6.3%)
    • 在庫回転日数等の記載なし(–)

セグメント別情報(中間累計・対前年)

  • 売上高(外部顧客、単位:百万円 / 前年→当中間)
    • 化学品: 11,850 → 12,467(+617、+5.2%)
    • 機能性材料: 36,002 → 39,430(+3,428、+9.5%)
    • 農業化学品: 32,141 → 36,661(+4,520、+14.1%)
    • ヘルスケア: 3,220 → 2,783(△437、△13.6%)
    • 卸売: 42,955 → 44,404(+1,449、+3.4%)
    • その他: 4,526 → 6,835(+2,309、+51.0%)
  • セグメント利益(営業利益、単位:百万円 / 前年→当中間)
    • 化学品: △292 → △97(損失幅改善 +195)
    • 機能性材料: 14,528 → 17,367(+2,839、+19.5%)
    • 農業化学品: 14,406 → 11,975(△2,431、△16.9%)
    • ヘルスケア: 1,288 → 695(△593、△46.0%)
    • 卸売: 2,022 → 1,955(△67、△3.3%)
    • その他: 34 → 789(+755、大幅改善)
  • セグメント戦略の観点:
    • 機能性材料の半導体・ディスプレイ向け製品が利益成長の原動力。
    • 農業化学品は販売増も利益率低下で利益減。原因は製品ミックスやコストの影響の可能性(決算短信では詳細明示なし)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「Vista2027」Stage II を2025年度から進行中。配当性向55%以上、総還元性向75%以上を方針に掲げる。
  • KPI達成状況: 収益拡大・財務強化の方向には沿っている(自己資本比率73.9%など財務健全性は高い)。機能性材料の成長は中期目標と整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 生成AI関連や半導体投資の追い風、米国の関税など不確実要因も存在。
  • 競合比較: 同業他社との詳細比較は本資料に記載なし(–)。ただし機能性材料の強さは同社の競争優位を示唆。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)修正後の連結予想(単位:百万円)
    • 売上高: 272,200(前期比 +8.3%)
    • 営業利益: 59,000(前期比 +3.8%)
    • 経常利益: 59,000(前期比 +1.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 44,000(前期比 +2.2%)
    • 1株当たり当期純利益: 328.22円
    • 前回予想からの修正:売上 +10,000百万円(+100億円)、営業利益 +1,400百万円、当期純利益 +900百万円
    • 前提条件:第3四半期以降の為替は1USD=145円を想定
  • 予想の信頼性: 中間時点での進捗はおおむね順調。過去の予想達成傾向等の評価は明示なし(–)。
  • リスク要因:
    • 為替変動(米ドル円レート)、原材料価格、半導体需要の景気変動、関税・貿易政策の影響
    • 農薬分野での採算悪化が継続する場合、通期利益に影響

重要な注記

  • 会計方針の変更: 当中間期における会計方針の変更なし
  • 連結範囲の変更: 重要な変更なし
  • 監査関連: 第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビューの対象外
  • 追加情報: 取締役会決議により自己株式1,000,000株を消却(2025/11/10実施)等の事後事象あり
  • その他: 当中間連結会計期間より一部連結子会社の事業年度変更に伴う調整を実施(影響は軽微)

(注)記載数字は会社提出の決算短信による。記載の財務比率・計算は中間累計データを基に算出しており、年率換算等の補正は行っていない点に留意ください。投資助言は行っておらず、判断は各自でお願いします。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4021
企業名 日産化学
URL http://www.nissanchem.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。