2025年11月期 第4四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 中小企業成長加速化補助金の採択を受け、海外家事支援人材の活用や訪問介護など新規事業へ先行投資を行い、長期(2035年)に向け売上高100億円を目指す。短期的な赤字は先行投資の一時的影響として説明。
  • 業績ハイライト: 2025年11月期(通期・連結)売上高1,922百万円(+9.1%)、売上総利益720百万円(+7.0%)、営業利益50百万円(前期7百万円→増加)。四半期(25年Q4)ハイライトは売上高545百万円(+18.3%)、営業利益28百万円、定期UU 7,661人(+4.1%)。
  • 戦略の方向性: 既存の家事支援プラットフォームの成長を基盤に、地方自治体連携・M&A・国家戦略特区を活用した海外人材導入・新サービス(訪問介護等)でサービス横展開と供給力強化を図る。
  • 注目材料: (1)中小企業成長加速化補助金の採択(先行投資資金確保)、(2)サンジュ社の子会社化(2025年8月)、(3)渋谷区・文京区を含む自治体連携拡大(累計10自治体参画)、(4)国家戦略特区での外国人家事支援人材受入れ事業への認定に向けた取り組み。
  • 一言評価: 既存事業のストック基盤は安定・改善している一方、成長投資による短期的赤字を受け入れて中長期拡大を狙う攻めのフェーズへ移行。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社CaSy(カジー)。主要事業は暮らしの時間を創るプラットフォーム(家事支援が主、ハウスクリーニング・整理収納等の暮らしサービス)。代表者:代表取締役CEO兼CFO 加茂 雄一、代表取締役COO 池田 裕樹。
  • 説明会情報: 決算説明資料(2025年11月期)。説明会形式の代替として、TDnetやIRサイトでの書き起こし開示へ変更(投資家向け説明会は原則開催しない方針)。開催日時:–、参加対象:投資家等(詳細は開示方法に準ずる)。
  • 説明者: 発表者の個別スライド記載は無し(代表者等が主導)。発言概要は資料内の表明(補助金活用・成長戦略・赤字の説明等)。
  • セグメント: 明示的な会計セグメント表は無しが、事業構成は主に
    • 家事支援サービス(定期・スポット、売上構成約97%)
    • その他暮らしのサービス(ハウスクリーニング、整理収納等、売上構成約3%)
      (将来的にベビーシッター、訪問介護、ペットシッター等を予定)

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円/%、通期は連結ベース)
    • 売上高(通期): 1,922 百万円、前年同期比 +9.1%(良い:増収)
    • 売上総利益: 720 百万円、前年同期比 +7.0%
    • 販管費: 669 百万円、前年同期比 +0.6%
    • 営業利益(通期): 50 百万円、前年同期比 +43 百万円(前年7)→黒字化
    • (注)四半期(25年Q4)ハイライト:売上高545百万円(Q4単独)/ 営業利益28百万円
    • 経常利益(通期): 60 百万円、前年同期比 +53 百万円
    • 当期純利益(通期): 46 百万円、前年同期比 +41 百万円
    • EPS: –(開示なし)
  • 予想との比較:
    • 進捗率(通期実績に対する対期初予想の達成度): 売上高は当初想定1,937~2,113百万円に対し実績1,922百万円で進捗率約99.2%~91.0%(要注意:下限近辺)。
    • サプライズ: 特段の市場予想との比較は資料に記載無し。だが通期で黒字化(営業利益50)しておりポジティブ要素。※次期予想は赤字計上につき注目。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率: 上記参照(売上は当初レンジの下限付近)。
    • 中期経営計画に対する達成率: 中期目標(100億円は長期目標で、現状は初期段階)→現状進捗は初期(当期売上1.9億円ベース)。
    • 過去同時期比較: 売上・粗利は継続的に成長(四半期ベースで25年Q4は前年比大きく回復。Q4単独売上545百万円 YoY +18.3%)。
  • セグメント別状況:
    • 家事支援(主力): 売上構成約97%。定期収入が売上の8割以上を占めると明記。
    • その他サービス(ハウスクリーニング・整理収納等): 売上構成約3%。アップセル領域として拡大予定。
    • 新規事業(海外家事支援、訪問介護等)は今期はまだ売上見込みが少量だが、2026計画では新規事業で131百万円を見込む。

業績の背景分析

  • 業績概要: 子会社化(サンジュ社)や自治体連携による依頼増で売上増。広告宣伝投資の効率化・コスト削減で販管費をコントロールし営業黒字化(通期50百万円、Q4単独28百万円)。
  • 増減要因:
    • 増収要因: 自治体連携(スポットが多いが依頼増)、M&A(サンジュ社子会社化で定期契約者増)、お客様登録の増加(YoY +11.4%)。
    • 増益要因: 広告投資の効率化(配分見直し)、販管費抑制、粗利増(自治体連携やM&Aによる粗利増)。
    • 減益/未来減益要因: 2026年計画では新規事業への先行投資により営業損失を見込む(営業利益 △133百万円予定)。
  • 競争環境: 同業他社と比べてマッチングのDX化・高評価(顧客評価平均4.9/5)・高めのテイクレート・低い定期解約率が競争優位。価格帯・報酬体系は競合と差別化(最低キャスト報酬目安1,500円/時等)。
  • リスク要因:
    • キャスト(働き手)確保の不足:成長のボトルネック(資料でも課題認識)。
    • 自治体顧客はスポットが多く、定期化に課題。
    • 海外人材導入の規制・運用リスク(入国・雇用・研修・社会的適応等)。
    • 財務面:M&Aによるのれん計上や新規借入で固定負債が増加(固定負債 +126百万円、自己資本比率低下 45.5%→39.0%)。
    • 補助金や制度依存の政策リスク(想定どおりの採択・支援が得られない場合)。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 家事支援プラットフォームを核に、(1)地域・行政連携による需要獲得、(2)サービス横展開(ハウスクリーニング・整理収納・訪問介護等)、(3)M&Aで顧客・供給基盤拡大、(4)外国人家事支援人材の活用による供給力確保。
  • 進行中の施策:
    • 中小企業成長加速化補助金の採択(先行投資資金として活用)。
    • 国家戦略特区を活用したフィリピンからの家事支援人材採用に向けた認定・準備。
    • 地方自治体との連携拡大(累計10自治体参画。25年Q4に渋谷区・文京区を追加)。
    • MoNiCa(家事支援クラウド)での「クロスマッチング」実装と強化。ただし現状は供給不足のため海外人材確保に注力。
  • セグメント別施策:
    • 家事支援(既存): 定期UU最大化、広告効率化、UX改善、品質管理強化。
    • ハウスクリーニング等(その他サービス): クロスセル・アップセル機能を強化しARPU向上を狙う(クリーニングは既に提供済み)。
    • 新規(訪問介護等): 制度活用・M&Aでの早期供給力構築。
  • 新たな取り組み: 国家戦略特区での外国人家事支援人材受入れ(第三者管理協議会認定に向け活動)、中小企業成長加速化補助金の戦略的活用で実行スピードを高める。

将来予測と見通し

  • 次期業績予想(2026年11月期・計画)
    • 売上高: 2,125 百万円(+10.5% YoY)
    • 既存事業 1,993 百万円(+3.7%)
    • 新規事業 131 百万円(新規計上)
    • 営業利益: △133 百万円(前期50 → △133、差 △182)
    • 既存事業 3 百万円(ほぼ横ばい→低水準)
    • 新規事業 △136 百万円(先行投資)
    • 経常利益: △139 百万円
    • 当期純利益: △139 百万円
  • 予想の前提条件: 為替等の具体前提は資料に記載無し。主な前提は補助金活用と新規事業投資計画の実行。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 補助金採択により資金面の裏付けを示すが、新規事業の供給力確保(海外人材等)とクロスマッチングの実効性に依存。経営陣は中長期目標へのコミットを示しているが、短期では赤字を受容する方針。
  • 予想修正: 今期(2025)から連結決算へ移行しており比較性に注意。通期予想の修正有無は資料上の更新(2026予想は発表)で、前期比で赤字計上の意図と理由(先行投資)を明示。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 中期・2035年目標(売上100億円):サービス多角化・海外人材・M&A等で達成目標を設定。現状は初期段階(売上約19百万円→目標に大きなギャップ)。
    • KPI:定期UU(主要KPI)7,661人(Q4、YoY +4.1%)/ お客様登録数 YoY +11.4% / キャスト登録数 YoY +5.8% / 定期解約率低水準(約2.7%)/ キャストチャーン約2.0%。
  • 予想の信頼性: 補助金採択により資金面は強化されたが、新規事業(海外人材、訪問介護)の実行リスクが高く、短期の業績は不確実。過去の予想達成傾向に関する定量的記載は無し。
  • マクロ経済の影響: 労働市場(働き手確保)、入国・雇用関連規制(海外人材)、地方自治体の予算・制度変更、景気動向が需要に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 明確な配当方針の開示は無し。株主還元の一環として株主優待制度を導入。
  • 株主優待(実施):
    • 対象:毎年11月30日現在の株主名簿記載の100株以上保有者
    • 優待内容:ギフト券 8,000円分(サービス利用可)
    • スケジュール:権利付き最終日:11月末日、株主名簿記載:11月30日、ギフト券送付:翌年2月中旬(有効期限:翌年2月末)
  • 特別配当: 無し(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自社株買い・株式分割の情報は無し。

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • 家事支援(お掃除代行/お料理代行等):定期利用が主(利用者の約8割が定期利用)、料金例:1時間あたりスポット3,490円、定期は2時間等のパッケージで提示。
    • その他:ハウスクリーニング、整理収納(既に提供)、今後ベビーシッター、ペットシッター、訪問介助、買物代行、不用品回収、荷物受取等の拡充予定。
  • サービスの提供形態: マッチング型プラットフォーム。依頼から支払いまでオンラインで完結(サービス実施は訪問)。
  • 協業・提携: スマートロック連携、TRUSTDOCKと本人確認連携、他社サービスとのAPI連携(UX向上)、専門パートナー企業によるハウスクリーニング提供。
  • 成長ドライバー: 定期UUの拡大、LTV向上(定期解約率改善+価格改定で1人当たり売上総利益上昇)、地方自治体連携による需要獲得、海外人材による供給力確保、アップセル(ハウスクリーニング等)。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答:
    • 「業績予想の大幅な赤字」→ 回答:補助金を活用した新規事業への先行投資による一時的赤字であり、採択事業期間内に回収可能な計画を策定。既存事業は定期契約に基づき安定収益を見込む。
    • 「MoNiCaの進捗」→ 回答:「クロスマッチング」は一定の売上を獲得しているが、働き手不足が課題。まずは戦略特区を活用した海外人材獲得に注力し、供給力確保後に価値強化。
    • 「投資家向け説明会を開催しない理由」→ 回答:過去の参加数やアーカイブ視聴数を踏まえ、TDnet/IRでの書き起こし公開へ移行することで即時・手軽に情報提供するため。
  • 経営陣の姿勢: 長期成長に向けて先行投資を正当化し、補助金や制度を戦略的に活用する方針を強調。供給力の課題を認識し対策(海外人材)を明確に提示。
  • 未回答事項: 補助金による具体的な投資スケジュール・ROI、海外人材導入の詳細なタイムラインやコスト前提、EPS・配当方針の明示などは限定的。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中長期成長に対しては強気(100億円宣言・補助金活用等)だが、短期的業績については慎重で一時的赤字を容認する説明。トーンは「攻めの成長決意」と「リスク認識の折衷」。
  • 表現の変化: 連結決算へ移行したことや補助金採択などで、資料更新・戦略の具現化を強調している点は前回からの前進。
  • 重視している話題: 定期UU(KPI)拡大、供給力確保(海外人材)、行政連携、補助金による投資スピード加速。
  • 回避している話題: 短期の詳細な資金計画(借入返済スケジュール等)、具体的な時期の収益化見込み(新規事業別のROI)には踏み込んでいない。

投資判断のポイント(事実整理)

  • ポジティブ要因:
    • 定期収入比率が高くLTV改善傾向(定期解約率低下、1人当たり売上総利益の上昇)
    • 顧客評価が高く品質管理が機能(平均評価約4.9/5)
    • 地方自治体連携やM&Aで顧客・売上基盤を拡大(サンジュ社子会社化等)
    • 補助金採択により先行投資資金を獲得
  • ネガティブ要因:
    • 2026年計画で営業赤字計上(△133百万円)—実行リスク・財務負担
    • キャスト不足が成長のボトルネック(国内労働供給問題)
    • 海外人材導入の制度運用・社会的リスク
    • 借入増で自己資本比率低下(45.5%→39.0%)と固定負債増加
  • 不確実性:
    • 新規事業(訪問介護・海外家事支援)実行のタイミングと採算化
    • 補助金・制度が想定どおりに継続するか(政策変更リスク)
    • 地方自治体施策の持続性(自治体側の予算・制度変更)
  • 注目すべきカタリスト:
    • 国家戦略特区での外国人家事支援人材の受入れ認定・実運用開始
    • 中小企業成長加速化補助金に基づく投資の履行状況・成果(供給力向上・ARPU改善)
    • M&Aや提携の追加発表(サービス領域・エリア拡大)
    • 定期UUの伸びおよびARPU(アップセルの実現)推移

重要な注記

  • 会計方針: 2025年11月期第1四半期より連結決算へ移行。前期数値は単体ベースのため直接比較に注意(資料でも注記)。
  • リスク要因: 補助金依存、海外人材導入に係る法制度リスク、働き手不足、自治体連携の持続性、借入増加による財務リスク等が挙げられている。
  • その他: 株主優待(ギフト券8,000円/100株)を導入。投資家向け説明会は原則開催せず、TDnet/IRでの書き起こし開示へ変更。

(不明な項目・開示なしの数値は “–” としてあります)
免責: 本まとめは提示資料に基づく事実整理であり、投資助言・推奨を行うものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9215
企業名 CaSy
URL https://corp.casy.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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