2025年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想からの修正は無し。第3四半期累計(累計期間:2024/11/01–2025/07/31)の業績は「概ね予定通り」と会社は説明しているが、損益面は通期予想(営業利益+70百万円、当期純利益+150百万円)に対して大きく乖離。売上は想定どおりだが利益面で下振れ(実績は営業損失△220百万円、親会社株主帰属四半期純損失△71百万円)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高:4,797百万円で前年同期比+3.7%。営業は損失拡大)。
- 注目すべき変化:苗事業の売上拡大(4,147百万円、前年同期比+4.5%)と生産能力拡大(2025年3月に新設農場を稼働)が、売上は押し上げた一方で、燃料・原材料・派遣人件費の増加や新拠点立ち上げ費用により製造経費が増加し、セグメント利益率低下(苗事業のセグメント利益143.9百万円で前年同期比▲25.7%)。
- 今後の見通し:通期業績予想の変更は無し。ただし第3四半期時点での進捗は売上進捗は良好(後述)だが、利益目標達成には第4四半期での大幅な回復が必要。
- 投資家への示唆:売上は堅調で成長投資(新農場等)による将来の拡大余地が見えるが、コスト上昇と人件費増が利益を圧迫。通期での黒字回復には費用管理とQ4の収益性改善の確認が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ベルグアース株式会社
- 主要事業分野:野菜苗・苗関連(生産・販売)、農業・園芸用タネ資材販売、小売事業(店舗販売・イベント等)
- 代表者名:代表取締役社長兼CEO兼COO 山口 一彦
- URL:https://www.bergearth.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月12日
- 対象会計期間:2025年10月期 第3四半期連結累計(2024年11月1日〜2025年7月31日)
- 決算説明資料・決算説明会:作成なし/開催なし
- セグメント(報告セグメント)
- 野菜苗・苗関連事業:主力。トマト・キュウリ等の苗生産販売。新設農場(ベルグ福島 鶴沢農場)により生産能力拡大。
- 農業・園芸用タネ資材販売事業:培土、肥料、種子等の販売(PB品種等の連携あり)。
- 小売事業:店舗・イベントを通じた一般消費者向け販売。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,613,580株(2025年10月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):1,598,995株(2025年10月期3Q)
- 時価総額:–(株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料が第3四半期開示(通期予想は2024/12/13開示分より変更無し)
- 株主総会・IRイベント:–(本短信に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期会社予想に対する第3四半期累計の達成状況)
- 売上高:実績 4,797百万円 / 通期予想 7,400百万円 → 達成率 64.8%
- 営業利益:実績 △220百万円(損失) / 通期予想 +70百万円 → 現時点で大幅未達(進捗率算出不可、事実上未達)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 △71百万円 / 通期予想 +150百万円 → 進捗上は大きく未達
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:売上高は苗事業を中心に増加(生産拠点拡大が寄与)。
- 下振れ要因:燃料価格・原材料価格上昇、派遣人件費増、新農場立ち上げに伴う準備・雇用コスト増、在庫(仕掛品・原材料)増加による製造経費上昇。
- 特別利益として補助金収入184,483千円が計上されているが、営業損益改善には不十分。
- 通期への影響:
- 会社は業績を「概ね予定通り」と説明し通期予想修正無し。ただし第3Q時点で利益面は目標から乖離しており、通期での黒字転換は第4Qの収益改善が前提となる。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:2024/11/1–2025/7/31)
- 売上高:4,797,778千円(4,797百万円、前年同期比 +3.7% / +169,668千円)
- 売上総利益:1,096,664千円(前年 1,147,916千円、減少)
- 販管費:1,316,896千円(前年 1,299,558千円、増加)
- 営業損失:△220,232千円(前年 △151,641千円、損失拡大)
- 経常損失:△212,966千円(前年 △127,189千円)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△70,803千円(前年 △42,056千円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△44.27円(前年 △26.33円)
- 収益性指標
- 営業利益率:△220,232 / 4,797,778 = △4.6%
- ROE(簡易)=親会社株主帰属純損失 / 株主資本(期末)=△70,803 / 1,983,317 = △3.6%(目安:8%以上良好)
- ROA(簡易)=親会社株主帰属純損失 / 総資産=△70,803 / 6,087,971 = △1.16%(目安:5%以上良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:64.8%(通常はQ3累計で60-75%程度が一般的だが、季節性に依存)
- 営業利益進捗率:目標に対してマイナス(未達)
- 純利益進捗率:目標に対してマイナス(未達)
- 貸借対照表(主要項目、2025/7/31)
- 総資産:6,087,971千円(+410,450千円、+7.2%)
- 流動資産合計:2,802,705千円
- 現金及び預金:760,833千円(前期 924,359千円、△163,525千円)
- 受取手形・売掛金:974,992千円(△134,052千円)
- 棚卸資産(商品・仕掛・原材料等):116,266 + 407,990 + 291,822 = 合計増加(仕掛品が大きく増加)
- 固定資産合計:3,285,266千円(有形固定資産増加により+428,235千円)
- 負債合計:4,034,232千円(+477,044千円、+13.4%)
- 短期借入金:850,000千円(前期 600,000千円、+250,000千円)
- 1年内返済予定の長期借入金:325,799千円
- 長期借入金:1,268,309千円
- 純資産合計:2,053,739千円(△66,594千円、△3.1%)
- 自己資本比率:32.7%(前期 36.4% → 低下。目安:40%以上で安定)
- 流動性・安全性
- 流動比率(概算):2,802,705 / 2,334,982 = 1.20(120%)(目安:100%超は短期債務カバー)
- 総借入金(概算合計):短期850,000 + 1年内返済325,799 + 長期1,268,309 = 約2,444,108千円
- 現金を差し引いたネット・デット(概算):約1,683,275千円(借入増加・投資により実質的な負債負担が増加)
- キャッシュフロー
- 四半期累計のキャッシュ・フロー計算書は作成していない(会社注記)。
- 参考情報:現金及び預金は前期末924,359千円→760,833千円(△163,525千円)と減少。
- 減価償却費:202,658千円(前年 180,140千円)
- 設備投資の影響は有形固定資産の増加(+428,235千円)が示唆される。
- 四半期推移(QoQ):四半期別の詳細数値は非掲載(累計比較のみ)。ただし季節要因(春の家庭園芸期)の影響が売上に現れる。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 補助金収入:184,483千円(当期第3四半期累計)
- 固定資産売却益:99千円
- 特別利益合計:184,582千円(前年は107,072千円)
- 特別損失:
- 関係会社株式評価損:3,509千円
- 固定資産除却損等:676千円等
- 特別損失合計:4,185千円
- 一時的要因の影響:
- 補助金の計上で特別利益は大きく計上されているが補助金は非継続的要素である可能性が高く、営業ベースでの収益性評価が重要。
- 継続性の判断:補助金等は一時要因の可能性が高く、営業損失の解消には寄与しにくい。
配当
- 中間配当:0.00円(2025年10月期 中間)
- 期末配当(会社予想):10.00円(通期合計 10.00円、配当予想の修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向:–(通期業績確定前かつ赤字のため参考値算出不可)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載無し
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産が前期末比で増加(建物・構築物、土地、機械等の純額合計が増加し、固定資産合計は2,567,879千円→2,996,115千円、増加分約428,235千円)。
- 減価償却費:202,658千円(前年同期 180,140千円)
- 主な投資内容:ベルグ福島の新設農場稼働(生産拠点拡大)等
- 研究開発:
- R&D費用の明細:–(短信に具体額の記載無し)
- 新製品・新技術開発は中期計画に掲げられているが、費用明細は非開示
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・仕掛品・原材料等)の合計が増加(仕掛品が特に増加:88,262千円→407,990千円、原材料等も増加)。
- 在庫増は生産拡大・季節要因あるいは出荷タイミングの影響が考えられる。
- 受注状況:受注高・受注残の明細記載無し(–)
セグメント別情報
- 野菜苗・苗関連事業(主力)
- 売上高:4,147,465千円(前年同期比 +4.5%)
- セグメント利益:143,922千円(前年同期比 ▲25.7%)
- 内訳(品目別 売上高・前年同期比):トマト1,248,984千円(102.3%)、キュウリ1,103,655千円(104.0%)、スイカ538,264千円(114.0%)、ピーマン類244,643千円(120.6%)等
- 地域別:北海道・東北940,514千円(109.5%)、関東1,341,921千円(102.1%)等
- 要因:新農場稼働で出荷先・品目の拡大。だが燃料・原材料・人件費増で利益率低下。
- 農業・園芸用タネ資材販売事業
- 売上高:565,272千円(前年同期比 △0.4%)
- セグメント利益:6,969千円(前年同期比 △45.6%)
- 要因:一部設備買替需要減、仕入価格上昇・間接費増で利益率低下。
- 小売事業
- 売上高:85,040千円(前年同期比 △9.1%)
- セグメント損失:△7,542千円(前年は△9,719千円、損失幅は縮小)
- 要因:園芸ブーム鎮静化・猛暑の影響で雑貨・花卉が減少。一方で家庭菜園需要は増加。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024–2028):4つの事業戦略「苗事業の更なる拡大と収益力強化」「新製品・新技術の開発」「苗事業を起点とした事業領域の拡大」「事業インフラ強化」を掲げる。
- 今回のQ3累計:売上拡大と生産体制強化(新農場)は中期計画の実行を示すが、短期的には投資・立ち上げコストと外部要因で収益性が圧迫されているため、計画達成には費用コントロールと稼働安定化が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内はインバウンド増や雇用・所得改善の影響等で緩やかな回復。ただし物価上昇や気候変動(猛暑による生産影響)がリスクと明示。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは提示無し(–)。苗市場での品種開発や地域展開が競争上のポイント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年10月期)予想:売上高7,400百万円(前年+4.3%)、営業利益70百万円、経常利益68百万円、親会社株主に帰属する当期純利益150百万円、EPS 93.91円
- 予想修正:直近開示から修正無し(会社声明)
- 会社想定の前提:特段の為替・原油等の前提値記載無し(–)
- 予想の信頼性:第3四半期累計時点で売上進捗は良いが、営業・純利益は未達。過去の予想達成傾向については記載無し(–)。
- リスク要因:
- 燃料・原材料価格上昇、労働力確保コスト増(派遣等)、天候リスク(猛暑等による作物被害)、借入金の増加に伴う金利負担、補助金等一時収入の不確実性。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。
- 監査レビュー:本四半期決算に対する公認会計士/監査法人によるレビュー無し。
(注)不明な項目・数値は“–”で表示しています。本資料は公表資料に基づく要約であり、投資助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1383 |
| 企業名 | ベルグアース |
| URL | http://www.bergearth.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 水産・農林業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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