2025年6月期 通期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: NTTアノードエナジーからの一括受電事業譲受(連結取込)や既存事業の拡張を通じて分散型エネルギープラットフォーム化を加速。ベインキャピタルによる公開買付け(TOB)については賛同・応募推奨を表明し、資本面・経営支援で成長を加速する方針を示した。
- 業績ハイライト: 2025年6月期は売上高46,647百万円(YoY +20.5%)、営業利益3,217百万円(YoY +15.1%)、EBITDA 4,422百万円(YoY +17.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,234百万円(YoY +12.5%)。通期業績予想をすべて上回り進捗率は売上高106.0%等。
- 戦略の方向性: 分散型エネルギー(マンション一括受電+DER/蓄電・VPP)、グリーンエネルギー(実質再エネ供給の拡大・PPA)、エネルギーDX(BPaaS)を相互連携させたプラットフォーム化。ロールアップ型M&Aや新築領域・自治体/REITとの連携で導入拡大を図る。
- 注目材料:
- NTTアノードエナジーからの事業譲受(約65,000戸)を2025/1/31でクロージング済み(簿外資産・借入等の取込み)。のれん償却の設定あり(暫定240か月)。
- ベインキャピタルによる公開買付け(買付価格:2,750円/株、買付期間:2025/8/15〜2025/10/10)。会社は賛同し応募を推奨。
- 2026年6月期業績予想:売上57,347百万円(YoY +22.9%)、EBITDA 5,430百万円(YoY +22.8%)等、25/6実績比で約20%前後の成長を見込む。
- 一言評価: 事業規模拡大(譲受・リプレイス)とESG軸の事業拡充を進める成長フェーズ。資金調達・統合実行と電力市場リスクの管理が鍵。
基本情報
- 企業概要: レジル株式会社(Rezil Inc.、証券コード:176A)
主要事業分野: ①分散型エネルギー事業(マンション一括受電、DER・蓄電/防災サービス)、②グリーンエネルギー事業(再エネ調達・電力小売・PPA)、③エネルギーDX事業(BPaaS:SaaS+BPO、電気保安)
代表者名: 丹治 保積(代表取締役社長) - 説明者: 資料提示は経営陣(代表取締役社長 丹治 保積 ほか)。発言概要(資料ベース): 成長投資・譲受の意義、来期成長ガイダンス、株主還元方針、TOBに賛同し応募推奨。
- 報告期間: 対象会計期間 2025年6月期(通期)。報告書提出予定日:–。配当支払開始予定日:–(資料では25/6期の予定配当36円を示す)。
- セグメント:
- 分散型エネルギー事業:マンション一括受電、工事、導入戸数拡大、DER導入/防災サービス
- グリーンエネルギー事業:法人小売、卸、再エネ調達・PPA、再エネ比率100%達成(契約ベース)
- エネルギーDX事業:DX支援、設備保安、BPO/SaaSによる業務受託
業績サマリー
- 主要指標(連結、百万円):
- 売上高: 46,647(YoY +20.5%) 目安: 増収(良い)
- 営業利益: 3,217(YoY +15.1%)、営業利益率 6.9% 目安: 5〜8%はまずまず(改善余地あり)
- 経常利益: 3,178(YoY +14.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,234(YoY +12.5%)
- 1株当たり利益(EPS): 118.96円(YoY +9.3%)
- EBITDA: 4,422(YoY +17.6%)、EBITDAマージン 9.5% 目安: 増加(良い)
- 予想との比較: 全主要指標で通期会社予想を上回り(進捗率:売上106.0%、営業利益102.8%、当期純利益101.6%、EBITDA103.9%)。サプライズ:上振れで着地(計画超過)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(25/6実績にて):売上106.0%、営業利益102.8%、純利益101.6%、EBITDA103.9%(良い:計画達成・上振れ)。
- 中期経営計画や年度目標への達成率:資料内中期計画(成長目標)に対し前段階で拡大フェーズ(譲受・ロールアップ推進)。具体的KPI進捗はセグメント毎の導入戸数や契約件数が中心(例:導入戸数 約245,604戸、供給契約約7,247件)。
- 過去同時期との進捗率比較:YoYで売上+20.5%等、前期比での成長を実現。
- セグメント別状況(25/6実績、百万円・マージン):
- 分散型エネルギー:売上 26,823、EBITDA 3,926(EBITDAマージン 14.6%)。成長要因:NTTアノードエナジーからの事業譲受、導入戸数増(導入戸数245,604戸)
- グリーンエネルギー:売上 22,120、EBITDA 2,440(11.0%)。成長要因:再エネ化(契約の全件で実質再エネ化を達成)、法人向けPPA等
- エネルギーDX:売上 1,973、EBITDA 355(18.0%)
業績の背景分析
- 業績概要・トピックス:
- 主因は分散型エネルギー事業の規模拡大(NTTアノード案件の連結取込)とグリーンエネルギーの継続的改善。
- EBITDAは両事業の利益成長で成長投資・販管費増を吸収。
- 増減要因:
- 増収要因: NTTアノードエナジーからの事業譲受による売上寄与、リプレイス戦略による導入増、再エネ供給比率の向上による法人需要獲得。
- 増益要因: 事業規模拡大に伴う調達力強化、オペレーション共通化。
- 減益 / 費用増: 譲受に伴う原価上昇、販管費(人件費・外注費・のれん・固定資産税等)の増加。2026年予想では販管費は前年比で22%超増を見込む(人員増の通年化等)。
- 競争環境: マンション一括受電の既築領域での強いポジショニング(導入戸数約24.5万戸)と、再エネ供給・BPOでの差別化。競合は大手電力系・CATV系・通信系等だが、同社は自社オペレーション・調達力・BPOで競争優位性を主張。
- リスク要因: 電力卸価格の変動(JEPX等)、需給の季節性・地域差、規制・政策変化、のれん・高額借入による財務リスク、譲受統合リスク(システム・オペレーション統合)、TOBの結果・条件変化。
戦略と施策
- 現在の戦略: 「分散型エネルギープラットフォーム」の構築(再エネ調達・集約、DER制御、設備保安/BPO)。ロールアップ型M&Aを中心に規模拡大、リプレイス戦略、新築領域進出、自治体/REIT等との連携強化。
- 進行中の施策:
- NTTアノード事業のオンボーディング(2025/2から連結取込開始、通期利益貢献は2026年6月期以降見込み)。
- AI制御によるマンション併設蓄電池の統合制御、V2H・EVを活用した実証プロジェクト(Moplus等と連携)。
- 供給契約全件で実質再エネ供給の早期達成。
- セグメント別施策:
- 分散型:新築領域・賃貸・公営マンションへの営業チャネル拡大、リプレイス・事業譲受で導入拡大、VPP・防災サービスでアップセル。
- グリーン:顧客ニーズに応じたBTO調達・供給プラン、PPA推進、企業のScope2/3削減支援。
- DX:自治体参画新電力向け標準化パッケージの提供とBPO拡大、電気保安BPaaSの拡張。
- 新たな取り組み: ベインキャピタル支援による組織強化・M&A加速、マンションVPP・EV(走る蓄電池)を活用した地域連携プロジェクト。
将来予測と見通し
- 次期業績予想(2026年6月期、百万円):
- 売上高: 57,347(YoY +22.9%) 目安: 成長(良い)
- 営業利益: 3,822(YoY +18.8%)
- 経常利益: 3,719(YoY +17.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,607(YoY +16.7%)
- EBITDA: 5,430(YoY +22.8%)
- 予想の前提条件: NTTアノード案件の拡大取り込み、リプレイス戦略の進捗、販管費増(人員通年化等)を織り込み。電力調達条件や市場価格動向は重要な前提となる。
- 予想修正: 25/6期実績で通期予想を上回った旨(当期発表時の数値は計画を上回る結果)。今期(26/6)は上向きの成長見込みで計数を引き上げた形。
- 中長期計画とKPI進捗: 中期では分散型エネルギープラットフォーム化を目標。KPIとして導入戸数、再エネ比率(既に100%達成)、契約件数、EBITDA成長等がモニタリング対象。達成可能性はM&A実行力・オンボーディング効率に依存。
- 予想の信頼性: 25/6期は会社予想を上回る実績着地。過去の予想達成傾向は資料にて計画超過の例が示されているが、今後は電力市況・統合リスクが信頼性に影響。
- マクロ経済の影響: 電力卸価格・JEPX動向、地域間価格差、為替(金利はやや限定的)および再エネ賦課金の動向が業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 連結配当性向30%を基準に継続的かつ積極的な株主還元を検討。将来投資優先度を踏まえ内部留保も確保。
- 配当実績:
- 23/6 実績:1株当たり配当 22円(配当性向 29.8%)
- 24/6 実績:1株当たり配当 33円(記念配当10円含む、配当性向 39.5%)
- 25/6 予定:1株当たり配当 36円(増配 +3円、連結配当性向 30.3%)
- 目安: 配当性向30%は比較的高め(配当志向)。財務レバレッジ上昇を踏まえ継続性の監視必要。
- 特別配当: 24/6期に記念配当(10円)あり。25/6期は特別配当の記載なし。
- その他株主還元: 今後の自己株買い等は状況次第(資料上は検討の文言あり)。
製品やサービス
- 製品/サービス:
- マンション一括受電サービス(受変電設備提供、検針、請求、電気保安)
- マンション防災サービス(一括受電+DER、蓄電池統合制御、停電対応)
- 再エネ電力小売(実質再エネ100%供給、BTOプラン設計、PPA)
- エネルギーDX(BPaaS:ID/顧客管理、料金計算、BPO、電気保安)
- 協業・提携: NTTアノード案件(譲受)、Moplus(EV/V2H、MaaS実証)、タカラレーベン/MIRARTHなどのデベロッパー連携、東北電力とのBPaaS提供、三菱地所コミュニティ等へのBPO/再エネ供給。
- 成長ドライバー: NTTアノード事業取込によるスケール、リプレイス営業、新築領域拡大、PPA・REIT/企業向け供給、VPP・EV活用(V2H)等。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの記録は資料に含まれず → 重要なやり取りは記載なし(未提示)。
- 注記: 投資家向け説明で想定される論点は、TOBへの取組み姿勢、NTT譲受の統合スケジュール・費用、負債・のれんの取り扱い、電力市況リスク等。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 全体として強気〜中立。譲受やTOB賛同を通じた成長シナリオに自信を示す一方、販管費増加や借入拡大への説明も提示(現実的)。
- 重視している話題: 事業拡大(譲受・リプレイス)、再エネ供給の早期実現、プラットフォーム化、株主還元方針。
- 回避している話題: Q&A未提示のため不明点多数(例:詳細な統合コストや長期シナリオの敏感度分析は限定的)。
投資判断のポイント(事実整理)
- ポジティブ要因:
- 売上・EBITDAの二桁成長(YoY +20%前後)と計画超過実績
- NTTアノード案件によるスケール効果(導入戸数の大幅増)
- 再エネ比率100%達成、企業向けPPA等の拡大余地
- ベインキャピタルの支援(資本・M&A・ハンズオン支援)を見込める点
- ネガティブ要因:
- 借入増加・自己資本比率低下(自己資本比率37.6%、D/Eレシオ1.09、ネットD/E 0.67)
- のれん計上(のれん対純資産 20.4%)と長期償却リスク
- 電力市況変動(卸価格・地域差・季節性)によるマージン圧迫リスク
- 統合リスク(システム・オペレーションの融合)
- 不確実性: TOBの成立・帰結(非公開化の実行)、電力市場動向、M&Aの実行力とシナジー実現度。
- 注目すべきカタリスト:
- ベインキャピタルTOBの結果公表(2025/10/14予定)
- 2026年6月期:NTTアノード事業の通期利益貢献状況
- VPP/V2H実証の進捗や自治体・REIT向けPPAの拡大
- 四半期決算/業績のセグメント別推移およびキャッシュフロー動向
重要な注記
- 会計方針: のれんの償却設定(NTTアノード譲受で暫定的に240か月=20年と記載)など、譲受に伴う会計処理が業績・財務に影響する点に留意。
- リスク要因: 資料のディスクレーマーに基づき将来見通しは不確実性を含む。主な外部要因として金利・為替・電力市況・規制の変化を挙げている。
- その他: IR窓口:ir@rezil.co.jp、IRサイト https://rezil.co.jp/ir/
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 176A |
| 企業名 | レジル |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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