2023年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側が特段に「予想との乖離」を開示していないため「ほぼ予想通り」と判断。ただし当期は営業黒字化(営業利益76,614千円)で前期の営業赤字から大幅改善。
- 業績の方向性:増収増益(売上高7,061,165千円:前期比+10.4%、営業利益76,614千円:前期は△58,613千円の赤字→黒字化)。ただし親会社株主に帰属する当期純利益は78,032千円で前期比△61.4%(特別益の減少が影響)。
- 注目すべき変化:セグメント再編(5→3)および連結子会社(伊予農産)の決算期変更に伴う14か月連結など、比較可能性に影響する構成変更が実施された点。前年に計上された大きな特別利益(補助金・負ののれん等:前期279,603千円→当期38,269千円)が純利益減少の主因。
- 今後の見通し:2024年10月期予想は売上7,100百万円(+0.5%)、営業利益90百万円(+17.5%)。現時点の2023実績は同予想に対して売上で約99.5%到達、営業益は約85%の進捗。修正は発表されていない。
- 投資家への示唆:苗事業(野菜苗・苗関連)が収益の源泉で高い貢献(セグメント利益513,604千円)している一方、全社費用の配賦等で調整が大きく、連結営業利益は抑制される構造。前年の特別要因の反動で純利益は落ちているため、継続的収益力はセグメント別の営業力とコスト削減の継続性で判断すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ベルグアース株式会社
- 主要事業分野:野菜苗・苗関連事業、農業・園芸用タネ資材販売事業、小売事業(総合園芸店)等。苗の生産販売、種子・肥料等資材販売、園芸小売を展開。
- 代表者名:代表取締役社長兼CEO兼COO 山口 一彦
- コード:1383、上場取引所:東(東証)
- 報告概要:
- 提出日:2023年12月13日
- 対象会計期間:2023年10月期(連結、2022年11月1日〜2023年10月31日)
- 決算説明会:有(機関投資家・証券アナリスト向け)
- セグメント(当期から区分変更:5→3):
- 野菜苗・苗関連事業:主力(接ぎ木苗ほか)、生産販売
- 農業・園芸用タネ資材販売事業:種子、肥料、農業資材の仕入販売
- 小売事業:総合園芸店舗(2拠点)およびネット販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,610,500株(2023年10月期)
- 期中平均株式数:1,534,133株(当期)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2024年1月30日
- 配当支払開始予定日:2024年1月31日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年1月31日
- その他IRイベント:決算説明会実施(機関投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は当期は期中修正なしのため、通期見通しとの比較を記載):
- 売上高:実績7,061,165千円。2024年予想(会社)7,100,000千円に対する到達率99.45%(※2024予想は次期の数字のため直接比較は参考値)。
- 営業利益:実績76,614千円。2024年予想90,000千円に対する到達率85.13%。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績78,032千円。2024年予想77,000千円に対する到達率101.35%.
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:野菜苗・苗関連事業の販売拡大(特にホームセンター向けPB提案や多品目化)、生産能力拡大(いわて花巻農場の通年稼働)、購買力強化(伊予農産の統合効果)により売上・セグメント利益が拡大。
- 下振れ要因:前年に計上された大口の特別利益(補助金や負ののれん)が当期に大幅縮小したため親会社株主純利益は大幅減少。
- 比較注意点:伊予農産の決算期変更により当期は14か月分を連結しており、前年比較・セグメント比較には補正が必要。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想(2024年)を維持。営業利益・経常利益で微増を見込むが、地政学リスクや原料・エネルギー価格の変動がリスク要因。現時点で予想修正は無し。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高:7,061,165千円(前期6,393,813千円、+10.4%)
- 営業利益:76,614千円(前期△58,613千円 → 黒字化)
- 経常利益:106,604千円(前期△44,041千円 → 黒字化)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:78,032千円(前期202,341千円、△61.4%)
- 総資産:5,672,245千円(前期6,074,440千円)
- 純資産:2,082,324千円(前期1,667,454千円、+24.9%)
- 現金及び現金同等物期末:989,493千円(前期1,080,682千円、△8.4%)
- 収益性(必ず前年同期比%を併記)
- 売上高:7,061,165千円(+10.4%)
- 営業利益:76,614千円(前期 △58,613千円 → 変化率記載不能だが「改善」)/営業利益率:1.09%(業種平均との比較は業種によるが、苗ビジネスで見ると低め)
- 経常利益:106,604千円(前期 △44,041千円 → 黒字転換)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:78,032千円(△61.4%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):50.86円(前期142.42円、△64.3%)
- 収益性指標(概算)
- ROE(概算)=当期純利益 / 平均自己資本 ≒ 78,032 / ((1,667,454+2,082,324)/2) ≒ 約4.2%(目安:8%以上で良好 → 低め)
- ROA(概算)=当期純利益 / 平均総資産 ≒ 78,032 / ((6,074,440+5,672,245)/2) ≒ 約1.33%(目安:5%以上で良好 → 低め)
- 営業利益率:1.09%(同業比較で判断)
- 進捗率分析(注:四半期決算向け項目だが、会社の来期予想に対する到達度を参考で示す)
- 通期(2024年予想)に対する売上進捗率(2023実績/2024予想):7,061/7,100 ≒ 99.45%
- 通期に対する営業利益進捗率:76.6/90 ≒ 85.13%
- 通期に対する純利益進捗率:78.0/77 ≒ 101.35%
- ※注意:上は「2023実績」と「2024予想」の比較であり、通常の進捗率(当期見通しに対する進捗)とは性格が異なる点に留意。
- キャッシュフロー
- 営業CF:177,468千円(前期344,562千円、減少)
- 投資CF:△83,260千円(前期△467,486千円、投資支出大幅減)
- 財務CF:△185,258千円(前期+49,343千円、借入/返済・株式発行等の影響)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約94,208千円(営業CF 177,468 − 投資CF 83,260)
- 営業CF/純利益比率:177,468 / 82,030 ≒ 2.16(目安1.0以上で健全 → 良好)
- 現金同等物残高の推移:期末989,493千円(前期1,080,682千円)
- 四半期推移(QoQ):–(四半期別数値の詳細は決算短信に記載なし)
- 財務安全性
- 自己資本比率:35.9%(目安40%以上で安定 → やや未達だが改善基調。前期26.7%から改善)
- 有利子負債(合算概算):短期600,000千円+長期1,127,571千円=約1,727,571千円
- 有利子負債/自己資本(概算):約0.85倍(過度なレバレッジではない)
- 流動比率(流動資産/流動負債):2,761,095 / 2,109,056 ≒ 131%(流動性は確保)
- 効率性
- 総資産回転率(概算)=売上 / 平均総資産 ≒ 7,061,165 / 5,873,342 ≒ 1.20回/年(業種による)
- 減価償却費:275,200千円(前年272,180千円)
- セグメント別(主要)
- 野菜苗・苗関連事業:売上6,020,602千円(+8.7%)、セグメント利益513,604千円(+26.0%)
- 農業・園芸用タネ資材販売事業:売上906,767千円(+25.3%)、セグメント利益26,787千円(前期はセグメント損失)
- 小売事業:売上133,795千円(+1.5%)、セグメント損失△6,548千円(損失幅縮小)
- 財務の解説:苗事業が圧倒的な売上・利益寄与。全社的には販管費等の全社負担が大きく、セグメント利益と連結営業利益の間に大きな調整(全社費用▲457,228千円)がある点に注意。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(当期):38,269千円(補助金収入35,813千円、固定資産売却益33千円等)
- 特別損失(当期):1,732千円(固定資産除却損等)
- 前期との比較:前期は特別利益279,603千円(補助金242,625千円、負ののれん19,190千円 等)と大きかったため、当期純利益は前期比で大幅減少。
- 継続性の判断:補助金や負ののれんは非継続性の可能性が高く、当期は特別益が縮小しているため実質業績の判断は営業利益ベースが重要。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年10月期(当期):中間0円、期末10円、年間合計10円(配当総額14百万円、連結配当性向19.7%)
- 2024年予想:年間10円(期末10円想定)、予想配当性向20.7%
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(今期は新株発行有り)
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形固定資産及び無形固定資産の増加額):66,213千円(当期)/前期613,926千円(前期は伊予農産取得等に伴う大きな投資)
- 主な投資内容:生産設備の整備(例:いわて花巻農場の通年稼働)、設備取得等
- 減価償却費:275,200千円
- 研究開発費:明確な内訳の記載なし(–)
受注・在庫状況(該当業種関連)
- 受注状況:記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:97,666千円(前期113,931千円)
- 仕掛品:76,214千円(前期62,054千円)
- 原材料及び貯蔵品:182,647千円(前期173,827千円)
- 棚卸合計(上記合算):約356,527千円(前期約349,813千円、やや増加)
セグメント別情報(追加補足)
- 野菜苗・苗関連事業が売上の約85%超を占め、収益の中核。商品別ではトマト苗2,433,301千円(前期比104.6%)、キュウリ苗1,456,953千円等で増収。
- 規格別ではポット苗、セル苗、自社オリジナル苗が主要。
- 地域別納品では関東が最大(1,888,806千円)、九州・沖縄も1,076,386千円と大きい。
- セグメント戦略:PB提案、多品目化、生分解性不織布苗等の商品差別化、自社生産ワクチンの内製化、伊予農産統合による購買力強化。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「Change&Innovation2023」は最終年度。新たに2033年へ向けた中期経営計画を策定(詳細は別資料)。
- KPI進捗:売上増と営業黒字化は一定の前進だが、ROE等の改善は道半ば。
競合状況や市場動向
- 市場環境:国内農業は高齢化・人手不足等の課題とスマート農業導入の機会。エネルギー高騰や原材料価格の上昇がコスト面のリスク。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは開示なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想(2024年10月期、会社公表)
- 売上高:7,100百万円(前期比+0.5%)
- 営業利益:90百万円(前期比+17.5%)
- 経常利益:98百万円(前期比△8.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:77百万円(前期比△1.3%)
- 前提条件:為替・原材料価格等の前提は明示なし(–)
- 予想の信頼性:前年に補助金・負ののれん等の特別要因で純利益が膨らんでいたため、特別要因を除く営業力による収益基盤の強化が鍵。会社は生産効率改善や供給体制整備で対応予定。
- リスク要因:エネルギー・原材料価格、物流コスト、地政学リスク(ウクライナ・中東情勢)、天候リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:時価の算定に関する会計基準の適用指針を適用(影響は連結財務諸表に与える影響なしと開示)。
- 連結範囲・期間の変更:伊予農産株式会社の決算期変更により当期は同社の2022年9月1日〜2023年10月31日の14か月分を連結(比較には留意が必要)。
- 決算短信は監査法人による監査対象外。
(注)不明項目や開示がない箇所は「–」で記載しています。本資料は提供情報の整理であり、投資判断を促すものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1383 |
| 企業名 | ベルグアース |
| URL | http://www.bergearth.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 水産・農林業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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