2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社業績予想(通期)に対する修正は無く、四半期累計の進捗はおおむね想定内(会社予想との齟齬・修正なし → ほぼ予想通り)。市場予想は提示なし。
  • 業績の方向性:減収・大幅赤字継続(増収増益ではなく、売上は前年同期比で減少、営業・当期は大幅な損失)。
  • 注目すべき変化:資金・財務面の悪化が顕著(現金預金が前年末比で約1,183百万円減少、純資産は約1,611百万円減少)。継続企業の前提に関する重要な不確実性を開示。
  • 今後の見通し:通期予想の修正はなし。だが第4四半期以降の臨床試験費用等の先行投資資金が不足する可能性があるとして、資金調達(新株予約権付社債等)や導出(ライセンス)を含む対策を進める方針。
  • 投資家への示唆:臨床パイプラインの進展(docirbrutinibの臨床データ公表やライセンス交渉の進捗)と資金調達(新株予約権付社債・導出一時金等)の成否が短〜中期の重要な注目点。配当は無配継続。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:カルナバイオサイエンス株式会社
    • 主要事業分野:創薬事業(開発中パイプラインの臨床開発・ライセンス導出)、創薬支援事業(キナーゼ関連タンパク質販売・プロファイリング等の受託サービス)
    • 代表者名:代表取締役社長 吉野 公一郎
    • URL: https://www.carnabio.com
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期連結累計)
  • セグメント:
    • 創薬支援事業:タンパク質販売、プロファイリング等の受託サービス
    • 創薬事業:自社創薬パイプライン(BTK阻害剤、CDC7阻害剤等)の研究開発・臨床試験、導出
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:19,150,500株(2025年9月30日)
    • 期中平均株式数(第3Q累計):19,102,164株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:決算補足資料作成は有(決算説明会は無し)
    • 株主総会:定時株主総会は既実施(注記あり)
    • IRイベント:学会発表(EHA2025は実施済、ASH2025でdocirbrutinibの最新データ発表予定)等

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社通期予想との進捗・達成率)
    • 売上高:累計 395百万円。通期予想 722百万円に対する進捗率 54.8%(達成率)
    • 営業利益:累計 △1,551百万円。通期予想 △2,133百万円に対する進捗率 72.8%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:累計 △1,600百万円。通期予想 △2,147百万円に対する進捗率 74.6%
  • サプライズの要因:
    • 売上は創薬支援事業で国内の大口顧客の予算消化遅れや北米・欧州の顧客動向により減少。一方で、営業損失は創薬事業の研究開発費の投下継続で大幅赤字を維持。
    • 特段の業績修正はなく、四半期実績は会社の通期予想範囲内。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。ただし第4四半期以降の臨床試験費用等に対する資金不足の可能性を開示しており、外部資金調達やライセンス等に依存するため達成リスクは存在。

財務指標(主要数値)

(単位:百万円、前年同期は2024年第3四半期累計)

  • 売上高:395(△18.8%、前期487、差額 △91.8)
  • 営業利益(損失):△1,551(損失縮小:前期△1,578、改善約1.7%)
  • 経常利益(損失):△1,590(前期△1,579、悪化約0.7%)
  • 四半期純利益(親会社株主帰属):△1,600(前期△1,588、悪化約0.7%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):△83.76円(前期△90.52円、改善約7.5%)
  • 総資産:1,535(前年比 △44.6%)
  • 純資産:864(前年比 △65.1%)
  • 自己資本比率:56.3%(前連結年度末 89.3%(安定水準))
  • 現金及び預金:924.8(前年末 2,108.5 → 減少1,183.6、△56.2%)
  • 負債合計:671.3(前年末 296.8 → 増加 126.2%)
  • 営業利益率:△392.7%(営業損失/売上高。業種平均と比べて悪化)

指標(参考)

  • ROE:約 △185%(純利益/自己資本、マイナス。目安:8%以上が良好 → 大きな赤字で基準未達)
  • ROA:約 △104%(純利益/総資産、マイナス。目安:5%以上が良好 → 大きな赤字)

(注)ROE/ROAは負数のため評価指標としてはマイナスを示す。ベンチマークは参考。
進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)

  • 売上高進捗率:54.8%(通常ペースよりやや高めの進捗)
  • 営業利益進捗率(損失ベース):72.8%
  • 純利益進捗率(損失ベース):74.6%

(注)通期予想は修正なしだが、最終盤での追加資金需要・投資が予想されるため進捗のみで達成確度を断定しにくい。
キャッシュフロー

  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし貸借対照表から現金は1,183.6百万円減少。
  • フリーCF(概算):–(CF計算書未作成のため明示不可)
  • 営業CF/純利益比率:–(営業CF不明)
  • 現金同等物残高の推移:2,108.5 → 924.8 百万円(減少)

四半期推移(QoQ)

  • 直近Q累計で売上・営業損失とも前年同期を下回る。季節性・顧客プロジェクト収支の変動あり(大口顧客の予算消化等が影響)。

財務安全性

  • 自己資本比率 56.3%(安定水準)
  • 負債比率(総負債/純資産):約77.7%(増加)
  • 流動比率(流動資産/流動負債):1,482.8 / 161.6 ≒ 9.17(高いが短期の負債は限定的。長期CB等に留意)

効率性

  • 売上高営業利益率は大幅マイナス。総資産回転率等は非開示だが、資産減少・売上減少で効率は低下。

セグメント別(当第3四半期累計)

  • 創薬支援事業:売上 395.4 百万円(前期比 △18.8%)、セグメント損失 △63.7 百万円(前期は△13.5百万円)
    • 地域別売上内訳:国内108百万円(△28.9%)、北米181百万円(△12.9%)、欧州33百万円(△31.5%)、その他72百万円(△7.2%)
  • 創薬事業:売上計上なし(研究開発中心)、セグメント損失 △1,488.2 百万円(前期△1,564.5百万円)
  • セグメント損失合計は営業損失と一致。

財務の解説

  • 研究開発費(臨床試験関連費)が主因で大幅な営業損失を計上。現金は大きく減少し、継続企業の前提に重要な不確実性を開示。短期負債は限定されるが、長期的な資金需要(臨床推進)に対して追加の資金調達または導出収入が不可欠。

特別損益・一時的要因

  • 特別損失:減損損失 8.661百万円(当期計上)
    • 内訳:創薬支援事業 減損 1,000千円、創薬事業 減損 7,220千円、全社資産に係る減損 439千円
  • 一時的要因の影響:特別損失は金額的に限定的(約8.7百万円)だが、主要損失は営業損失(研究開発投資)であり、一時要因除外でも赤字が継続。
  • 継続性の判断:減損は一時的性格だが、臨床投資は継続的支出。

配当

  • 中間配当:0.00円(無配)
  • 期末配当(予想):0.00円(無配、会社予想に修正無し)
  • 年間配当予想:0.00円
  • 配当利回り:–(株価不明)
  • 配当性向:–(赤字のため算出不能)
  • 株主還元方針:現時点で配当無し。自社株買い等は特記事項なし。

設備投資・研究開発

  • 研究開発費:創薬事業中心に当第3四半期累計で 1,285 百万円(前第3四半期比 △4.6%)
  • 設備投資(CAPEX):明細は非開示(四半期連結キャッシュ・フロー計算書未作成)
  • 減価償却費:前第3四半期は 23,322 千円、当期は明示なし(表記 ― 千円)

受注・在庫状況

  • 受注・在庫に関する詳細な数値は限定的。棚卸資産(商品・製品等)は109.4百万(ほぼ横ばい)。
  • 在庫回転等の開示なし。

セグメント別情報(補足)

  • 創薬支援事業は米国でのプロファイリング受注が好調な一方、国内の大口顧客・欧州向けは一部低迷。タンパク質販売や新たな試薬提供、アッセイ支援情報ポータル開設等で需要喚起を図る。
  • 創薬事業はdocirbrutinib(AS-1763)、sofnobrutinib(AS-0871)、monzosertib(AS-0141)が臨床段階。docirbrutinibはEHA2025で初期良好データを発表、ASH2025でも最新データ公表予定。ライセンス締結を2026年中に目標。

中長期計画との整合性

  • 中期的戦略:臨床進捗によりパイプライン価値を高め大規模導出(ライセンス)を目指す。docirbrutinibは2026年中のライセンス締結を目標に掲げる。
  • KPI達成状況:主要KPI(ライセンス獲得・導出一時金)は未達。ギリアドへのDGKα導出は契約継続だが、GS-9911はギリアドのパイプラインテーブルから除外(開発継続の可否は不確定)。

競合状況や市場動向

  • 同社パイプラインはBTK/CDC7等、高需給市場に位置するが、競合薬・市場でのポジショニングは公表データに依存。docirbrutinibは既存BTK阻害薬市場(約1.5兆円、資料)に対してポテンシャルありと会社は主張。
  • 競合比較の詳細(同業他社の業績比較等)は資料に記載なし。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年12月期)予想:売上 722 百万円(対前期 +13.5%)、営業損失 △2,133 百万円、経常損失 △2,137 百万円、当期純損失 △2,147 百万円(EPS △112.46円)
    • 予想修正:無
    • 会社予想の前提:主に臨床開発費の投下を前提とした数値。為替等の具体前提は明記なし。
  • 予想の信頼性:会社は第3Q末時点で「継続企業の前提に関する重要な不確実性」を開示。通期予想の達成は資金調達(新株予約権付社債等)および導出/マイルストーンの実現に依存。
  • リスク要因:
    • 臨床開発の進捗遅延や否定的データ
    • 主要製品導出(ライセンス)やマイルストーン収入の未達
    • 追加資金調達の実行・条件(希薄化、調達失敗)
    • 為替・研究外注費等のコスト増

重要な注記

  • 会計方針:法人税関連会計基準の改正を適用(第1四半期より)。四半期財務諸表への影響は限定的と開示。
  • 継続企業の前提に関する注記:翌四半期以降の臨床試験費用等の資金が現時点の手許資金で十分でない可能性がある旨を開示(重要な不確実性)。会社は以下を検討/実行中:
    • パイプラインの導出・ライセンス締結による一時金・マイルストーン獲得
    • 創薬支援事業による営業キャッシュフロー確保
    • 新株予約権付社債発行プログラム(最大675百万円の払込予定。第1回・第2回は計450百万円を既に受領、第3回は2025年11月予定で最大225百万円)
    • 必要に応じた追加資金調達(金融機関等との協議継続)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4572
企業名 カルナバイオサイエンス
URL http://www.carnabio.com/
市場区分 グロース市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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