2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(2025年の通期予想は開示なし)および市場コンセンサスとの対比は資料に記載なしのため評価不能(会社予想:該当なし、市场予想:–)。ただし、経常利益・営業利益は前期比で大幅増(下記参照)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高13,629百万円、前期比+15.5%/営業利益588百万円、前期比+307.4%)。ただし当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益395百万円(前期1,459百万円)で△72.9%。前期は旧本社ビル売却益1,851百万円を含むため、単年度の純利益は特殊要因の影響で減少。
- 注目すべき変化:受注高15,659百万円(前期比+13.8%)、受注残高9,050百万円(前期比+28.9%)と旺盛。セグメントでは「特注試験装置及びサービス」が売上・利益ともに大幅増(売上8,952百万円+23.6%、セグメント利益643百万円→前期45百万円)。
- 今後の見通し:2026年通期予想は売上15,000百万円(+10.1%)、営業利益1,100百万円(+86.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(+102.5%)。期首受注残(9,050百万円)の増加が見通しの下支え要因だが、営業利益を更に拡大する必要があり達成には販売拡大とコスト管理の両面で実行力が必要。
- 投資家への示唆(事実の整理):営業・経常ベースでは収益力が改善(営業利益率4.3%、経常利益率5.0%)。一方で当期純利益は前期の一時利益剥落で大幅減。受注・受注残は拡大しており、受注→売上化が継続すれば2026年の増益見通しの実現性は高まるが、海外拡販の進展と原材料高等のコスト影響に注意が必要。自己株式取得(上限200,000株)と配当方針(2026年予想:年間30円)も示しており株主還元を強化。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社小野測器
- 主要事業分野:計測機器の設計・製造・販売、特注試験装置及びサービス(エンジニアリング、校正・修理・受託試験等)
- 代表者名:取締役社長 大越 祐史
- 上場市場:東証
- コード:6858
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月29日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年12月31日(通期、連結)
- 決算説明資料作成の有無:有、決算説明会:無
- セグメント:
- 計測機器:各種センサ、振動・音響・寸法・回転・トルク等の計測機器および関連ソフトウエア(見込生産中心)
- 特注試験装置及びサービス:個別受注の試験装置、コンサル、アフターサービス、受託試験、エンジニアリング(個別受注中心)
- その他:損害保険代理業務、土地・建物管理等(報告セグメント外)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):12,200,000株
- 期末自己株式数:1,775,977株
- 期中平均株式数:10,398,476株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2026年3月19日
- 配当支払開始予定日:2026年3月3日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月16日
- 自己株式取得期間:2026年2月2日~2026年6月26日(上限200,000株)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較)
- 市場予想:資料なし → 比較不能
- 実績(2025年)
- 売上高:13,629百万円(前年比+15.5%)— 増収
- 営業利益:588百万円(前年比+307.4%)— 上振れ(大幅改善)
- 経常利益:679百万円(前年比+220.3%)— 上振れ(大幅改善)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:395百万円(前年比△72.9%)— 前年の特別利益剝落で下振れ(ただし事業収益は改善)
- サプライズの要因:
- 営業・経常利益の大幅改善は、主に「特注試験装置及びサービス」セグメントでの受注・売上拡大(売上+23.6%、セグメント利益643百万円)に起因。
- 一方で親会社株主に帰属する当期純利益が大幅減少したのは、前期に計上された旧本社ビル売却益(特別利益1,851百万円)が2025年に存在しないため(特別要因の反動)。
- 通期への影響:
- 受注残高の積み上がり(9,050百万円、前期比+28.9%)は2026年の売上・利益見通しを支える材料。ただし、営業利益をさらに拡大して計画(1,100百万円)を達成するには高い進捗が必要(営業力・コスト管理が鍵)。特別損益の影響を除けば基礎業績は改善している。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:21,783百万円(前期比+474百万円)
- 純資産:16,603百万円(前期比+689百万円)
- 自己資本比率:74.5%(前期73.3%、安定水準)
- 現金及び現金同等物:3,774百万円(前期4,240百万円、△465百万円)
- 流動資産合計:11,235百万円、流動負債合計:3,056百万円 → 流動比率(流動資産/流動負債)約3.68(良好)
- 有利子負債:短期借入金1,000百万円、長期借入金0百万円(長期借入金返済済)→ ネットキャッシュ ≒ 2,774百万円(現金3,774-借入1,000)
- 収益性(連結、金額は百万円)
- 売上高:13,629(前期11,804、+15.5%、+1,824)
- 営業利益:588(前期144、+307.4%)、営業利益率 4.3%(前期1.2%、改善。業種平均参照:業種により異なるが向上は良い)
- 経常利益:679(前期212、+220.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:395(前期1,459、△72.9% ※前期は一時利益含む)
- 1株当たり当期純利益(EPS):38.00円(前期138.77円)
- 収益性指標
- ROE(自己資本当期純利益率):2.5%(前期9.9%、目安:8%以上で良好 → 現状は低下)
- ROA(総資産当期純利益率相当/経常利益ベース記載):3.2%(資料値、目安:5%以上で良好 → やや低め)
- 営業利益率:4.3%(前期1.2%、改善)
- 進捗率分析(四半期進捗の提示は四半期別データあり)
- 2026通期予想に対する参考(2025実績を基点)
- 2026通期売上目標15,000に対し2025実績13,629 → 実績は通期目標の90.9%相当(基準値)。ただし年度比較の意味合いが異なるため参考値。
- 2026通期営業利益目標1,100に対し2025実績588 → 目標の53.5%相当。大幅な増益が見込まれているため、来期改善の着実な実行が必要。
- キャッシュフロー
- 営業CF:594百万円(前期330百万円、+79.8%)→ 営業CFは改善
- 投資CF:△584百万円(前期+3,948百万円、前期は旧本社ビル売却収入含む)→ 当期は設備・無形資産取得が主(有形取得330、無形248)
- 財務CF:△530百万円(前期△2,273百万円、借入返済268、配当257等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約 +10百万円(594−584)→ 実質ほぼトントン
- 営業CF/当期純利益比率:594/395 ≒ 1.50(目安1.0以上で健全 → 良好)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期別に受注・売上・営業利益は変動大(特注装置の大型案件で4Qに売上集中する季節性あり)。2025年4Qは売上4,699百万円と高い。
- 財務安全性
- 自己資本比率74.5%(安定水準)
- 有利子負債は短期借入1,000百万円に限定、長期借入金は返済済み
- 流動比率良好(約3.68)
- 効率性
- 減価償却費714百万円(前期631、+13.2%)
- 総資産回転率等の詳細は資料に基づく算定で個別参照が必要だが、売上増に伴い回転率は改善傾向
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 2024年に旧本社ビル売却益1,851百万円を計上(前年特別利益)。2025年は固定資産売却益2百万円のみ。
- 特別損失:
- 2025年は固定資産除却損5百万円等少額。
- 一時的要因の影響:
- 2024年の当期純利益が大きく膨らんでいたため、単年の当期純利益比較では2025年が大幅減に見えるが、営業・経常ベースでは改善している(実質業績評価では特別利益を除く経常利益の動向を重視)。
- 継続性の判断:
- 旧本社売却は非反復。受注・受注残の増加は継続性が見込めるが、外部環境(原材料、海外需要等)に左右される。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年:年間30.00円(中間15.00円、期末15.00円)
- 2025年:年間22.00円(中間10.00円、期末12.00円)— 期末配当を当初予定10円から12円に増配(2026/1/29発表)
- 2026年(予想):年間30.00円(中間15.00円、期末15.00円)
- 配当性向:
- 2025年:連結配当性向57.9%(高い、但し当期純利益が一時要因で低下したため比率上昇)
- 会社の方針:連結配当性向30%を目安とする(基本方針)
- 自社株買い:
- 取得株数上限200,000株、取得価額総額上限160百万円(取得期間:2026/2/2~2026/6/26)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産取得:330百万円(当期)
- 建設仮勘定等含めた固定資産の増減は小幅
- 中期経営計画で開発投資35~40億円、設備投資40億円(3年累計:2025–2027目標)
- 愛知県豊田市に技術開発拠点(中部リンケージコモンズ)を建設決定(2027年9月稼働予定)
- 研究開発:
- R&D費用(研究開発費):1,011百万円(前期926、+9.3%)
- R&D/Sales比率:約7.4%(1,011/13,629)→ 技術投資比率は高め
受注・在庫状況
- 受注状況:
- 受注高:15,659百万円(前期比+13.8%)
- 受注残高:9,050百万円(前期比+28.9%)→ 売上への繋がりが期待される
- Book-to-Bill(受注/売上):15,659 / 13,629 ≒ 1.15(受注が売上を上回る)
- 在庫状況:
- 棚卸資産合計(商品・仕掛・原材料等):約3,674百万円(商品721+仕掛1,550+原材料1,403、前年合計は若干増加)
セグメント別情報
- 計測機器:
- 売上高:4,665百万円(前期4,549、+2.5%)
- セグメント損益:△49百万円(前年は102百万円の利益)→ 人員強化・販促コスト増で費用増
- 注:海外拡販のための人員投資等でコスト先行
- 特注試験装置及びサービス:
- 売上高:8,952百万円(前期7,242、+23.6%)
- セグメント利益:643百万円(前期45百万円)— 収益性が大幅改善
- 背景:既存設備更新需要、法規対応需要、VRS等の受注増、アフターサービス・受託試験の成長
- 地域別売上:
- 日本:11,308百万円(+14.3%)
- アジア:1,933百万円(+30.1%)
- 北米:294百万円(△17.9%)
- 欧州:50百万円(+6.6%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画「Challenge Stage Ⅳ」(2025–2027)の初年度実績:
- 2027目標:連結売上高14,500百万円(2024実績11,804)、連結営業利益1,000百万円(2024実績144)など
- 2025実績は売上・営業利益ともに計画の成長方向にあるが、営業利益目標(1,000百万円)まで到達するにはさらなる伸長が必要
- 中期では開発投資・設備投資の積極実行(3年間で合計数十億円)を計画しており、今後の前提投資は計画に沿って実行される見込み
- KPI進捗:
- 海外売上比率は増加基調だが、2027目標(24.1%)達成には海外販路の更なる拡大が必要
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 自動車電動化対応や製造業の設備投資回復が追い風
- 一方でエネルギー・原材料価格の高止まりや地政学リスク等、外部リスクは継続
今後の見通し
- 業績予想(2026年1月1日~12月31日、連結)
- 第2四半期累計:売上7,800百万円(+23.0%)、営業利益580百万円、親会社株主に帰属する当期純利益420百万円(EPS 40.29円)
- 通期:売上15,000百万円(+10.1%)、営業利益1,100百万円(+86.8%)、経常利益1,200百万円(+76.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(+102.5%)、EPS76.75円
- 前提条件等の詳細は添付資料参照(為替等の前提は別頁)
- 予想の信頼性:期首受注残の増加はポジティブ要因。ただし営業利益を大幅に拡大する計画のため、受注→売上化の順調さおよび固定費・変動費の管理が鍵。
- リスク要因:
- 原材料・エネルギー価格の高止まり、為替変動
- 海外市場開拓の遅れ、受注の偏重や大型案件の期ズレ
- 中期投資の回収が計画通り進まない場合の資本効率低下
重要な注記
- 会計方針:期中における連結範囲の変更、会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示はなし
- 監査:決算短信は公認会計士/監査法人の監査の対象外
- その他重要事項:
- 自己株式取得(上限200,000株、総額上限160百万円)を決議
- 役員異動予定(2026/3/19付)等あり
注記・留意事項
- 不明項目や市場予想は資料に記載がない場合「–」としてあります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6858 |
| 企業名 | 小野測器 |
| URL | http://www.onosokki.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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