2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が公表している通期予想に対する修正は無し。市場コンセンサスは提示資料に無く、会社予想との比較では「修正なし(ほぼ想定通り)」と開示。第3四半期累計は売上が好調に上振れ(前年同期比+19.7%)も、営業損失は継続(△227百万円)。
  • 業績の方向性:増収だが営業損失(増収減益→増収・損失縮小)。売上高は増収(+19.7%)だが、営業損失は解消方向にあるものの黒字化は未達成。
  • 注目すべき変化:前年同期は旧本社ビル売却に伴う特別利益1,851百万円があったため、前年の親会社株主帰属純利益は大幅な比較上の乖離(2024年3Q:+696百万円 → 2025年3Q:△246百万円)。受注高は11,496百万円(前年同期比+10.8%)、受注残高は9,586百万円(前年同期比+20.0%)と回復基調。
  • 今後の見通し:会社は受注残高が高水準であることを理由に通期業績予想(売上高13,800百万円、営業利益600百万円)を据え置き。現時点で予想達成可能と判断しているが、H2に利益化を進める前提。
  • 投資家への示唆:受注と売上の回復は確認できる一方、営業利益は販管費増等で依然マイナス。通期で黒字化(営業600百万円)を達成するには下期での採算改善(特に特注試験装置・サービスの利幅回復)が必要。特別利益の有無による比較に注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社小野測器
    • 主要事業分野:計測機器の開発・製造・販売および特注試験装置の設計・製作、修理・校正等のサービス
    • 代表者名:取締役社長 大越 祐史
    • 上場:東証(コード 6858)
    • IR資料:決算補足説明資料あり(決算説明会は開催なし)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年10月27日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
  • セグメント:
    • 計測機器:各種センサ・計測装置の設計・販売(回転速度、寸法変位、トルク、音響・振動、データ処理、自動車計測等)
    • 特注試験装置及びサービス:モータ試験装置、VRS等の特注装置および修理・校正・受託試験・レポート販売
    • その他:損害保険代理業、不動産管理など(報告セグメント外)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):12,200,000株
    • 期末自己株式数:1,775,902株
    • 第3四半期累計の期中平均株式数(四半期累計):10,389,850株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 四半期決算短信のレビュー報告書添付(レビュー完了後公開予定日):2025年11月13日
    • 株主総会、IRイベント等:–(資料に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較)
    • 売上高:第3四半期累計 8,929百万円。通期予想13,800百万円に対する進捗率 64.7%(8,929/13,800)。(進捗率:9ヶ月として概ね順調)
    • 営業利益:第3四半期累計 △227百万円。通期予想600百万円に対する単純進捗比率は意味合いが薄いが数値上は △37.8%(△227/600)。下期で大幅な改善が必要。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 △246百万円。通期予想550百万円に対する進捗は△44.7%(△246/550)。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:受注高・受注残高の増加(受注11,496百万円、前年同期比+10.8%)、特注試験装置・サービスの売上拡大。
    • 下振れ要因:前年同期に計上された旧本社ビル売却益(1,851百万円)が剥落した影響で純利益比較が大きく悪化。販管費増(展示会・販促、人員増)により営業黒字化が遅延。
  • 通期への影響:
    • 会社は受注残高が高水準である点を理由に通期予想を維持。下期での売上計上と採算改善が実行されれば達成可能と見ているが、外部環境(資材価格、為替、需要動向)に依存する。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第3四半期末 2025/9/30、連結、単位:百万円)
    • 総資産:20,689(前期末比 △620、△2.9%)
    • 純資産:15,777(前期末比 △137、△0.9%)
    • 自己資本比率:74.8%(前期末 73.3%、74.8%は安定水準(目安:40%以上で安定))
    • 現金及び現金同等物:3,746(前期末比 △493、△11.6%)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:8,929百万円(前年同期比 +19.7% / +1,470百万円)
    • 営業利益:△227百万円(前年同期 △703百万円 → 損失幅縮小、営業利益率 -2.54%)
    • 経常利益:△175百万円(前年同期 △663百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△246百万円(前年同期 +696百万円)※前年は特別利益計上の影響あり
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△23.77円(前年同期 65.82円)
  • 収益性指標
    • ROE(表記):△1.6%(目安: 8%以上で良好、10%以上で優良 → 今回はマイナス)
    • ROA(簡便計算:純利益÷総資産)≈ △1.19%(△246/20,689) (目安: 5%以上で良好 → 低い)
    • 営業利益率:-2.54%(業種平均との比較は業種次第だが、マイナスは改善が必要)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:64.7%(9ヶ月として順調)
    • 営業利益進捗率:単純計算は不適切(△227でマイナス)→ 下期で大幅改善が前提
    • 純利益進捗率:同上、下期での黒字化が必須
    • 過去同期間の進捗:売上の回復は確認。利益は前年特別利益の反動に留意。
  • キャッシュフロー(第3四半期累計)
    • 営業CF:+483百万円(前年同期 +120百万円) → 営業CF/純利益比率:483 / △246 = (符号違いのため比率は解釈注意)営業CFは正でキャッシュ創出に寄与
    • 投資CF:△459百万円(前年同期 +4,220百万円。前年は旧本社売却収入が大きかったため差)
    • 財務CF:△468百万円(長期借入金返済201、配当支払256等)
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):+24百万円(483 − 459)
    • 現金同等物残高:3,746百万円(前期末 4,240百万円、△11.6%)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期ごとの売上・営業利益は季節性や受注タイミングで変動。第3四半期累計は増収で進捗良好だが、営業利益は上期の累計でマイナス。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 74.8%(安定。目安:40%以上)
    • 有利子負債:第3Q末は長期借入金ゼロ、短期借入金1,000百万円。現金が有利子負債を上回るネットキャッシュの状況。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:当第3四半期累計は固定資産売却益 1百万円(前年同期は旧本社ビル売却益 1,851百万円を計上)
  • 特別損失:固定資産除却損 5百万円 等
  • 影響と継続性:前年の大口特別利益がないため純利益は前年比較で大幅悪化。これは一時要因であり継続性は低い。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2024年(実績):中間 15.00円、期末 15.00円、年間 30.00円
    • 2025年(予想):中間 10.00円(既払)、期末 10.00円(予想)、年間 20.00円(予想、修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
  • 配当性向(予想):通期予想EPS 53.24円に対し年間配当20.00円 → 配当性向 約37.6%
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:配当継続・安定を示唆。自己株式取得については第3Qで大きな買付実績無し。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 2025/9 累計設備投資額:450百万円(前年同期 650百万円、△30.8%)
    • 減価償却費:517百万円(前年同期 451百万円、+14.6%)
    • 中期計画での3年累計見込:設備投資 40億円(2025-2027合計)
  • 研究開発:
    • R&D費用(第3Q累計):739百万円(前年同期 717百万円、+3.2%)
    • 中期計画での開発投資(3年累計):35~40億円

受注・在庫状況

  • 受注高:11,496百万円(前年同期比 +10.8% / +1,118百万円)
  • 受注残高:9,586百万円(前年同期比 +20.0%)
  • Book-to-Bill(受注高/売上高)= 11,496 / 8,929 ≈ 1.29(受注が売上を上回る良好な状況)
  • 在庫状況(主要項目、第3Q末)
    • 商品及び製品:696百万円(前年同期 661)
    • 仕掛品:2,030百万円(前年同期 1,467)※仕掛品増加が顕著(生産・受注増による)
    • 原材料及び貯蔵品:1,341百万円(前年同期 1,375)

セグメント別情報

  • 計測機器
    • 受注高:3,511百万円(+5.9%)
    • 売上高:3,246百万円(+6.2%)
    • セグメント損益:△209百万円(前年同期 △213百万円、損失ほぼ横ばい)
    • コメント:回転速度・非接触厚さ計等が好調。海外拡販のため人員・販促費増で費用増。
  • 特注試験装置及びサービス
    • 受注高:7,975百万円(+13.1%)
    • 売上高:5,673百万円(+29.2%)
    • セグメント損益:△14百万円(前年同期 △488百万円、損失大幅縮小)
    • コメント:モータ試験装置、VRS等の需要増、アフターサービス堅調。ベンチマーキングレポート等新商品展開。
  • その他
    • 売上高:103百万円(△6.2%)
    • セグメント利益:16百万円(△15.6%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「Challenge Stage IV」(2025-2027)
    • コア:デジタル開発による「はかるを極め、わかるに挑む」
    • 主要戦略:デジタル開発、グローバル計測機器拡販、構造改革、成長投資(開発35–40億、設備40億:3年累計)
    • 進捗:受注回復、受注残高増を踏まえ初年度の基盤は確認。販促・人員投資が短期的な販管費増をもたらしている点に留意。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:自動車の電動化や製造業の設備投資回復が追い風。一方でエネルギー・原材料価格や米国の通商政策等の不確実性が残る(会社開示)。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較は資料に記載無し。計測・試験装置分野で特殊仕様やサービス力が競争力となる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上高 13,800百万円(+16.9%)、営業利益 600百万円(+315.0%)、経常利益 650百万円(+206.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 550百万円(△62.3%)
    • 会社前提:高水準の受注残を期末までに売上化し、下期で利益改善を実現する想定
  • 予想の信頼性:会社は期首予想を維持。過去は特別要因がある年度があるため、予想達成は受注→売上転換と下期の採算改善に依存。
  • リスク要因:
    • マクロ(資材価格上昇、エネルギーコスト、消費マインド)
    • 国際(為替動向、米国の通商政策)
    • 受注の期ずれや主要案件の納期変更
    • 投資(中期での成長投資が想定通り効果を出すか)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表のレビュー:提出時点で未完(レビュー報告書は2025年11月13日公開予定)
  • その他:前年同期には旧本社ビル売却益1,851百万円の特別利益が含まれており、比較時はこの一時要因を除いた実態把握が必要。

(注記)

  • 不明項目は — と記載しました(例:時価総額、配当利回りは株価情報が資料に無いため算出不可)。
  • 本まとめは開示資料に基づく整理であり、投資助言を行うものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6858
企業名 小野測器
URL http://www.onosokki.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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