2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社発表の通期予想に対する修正はなし(予想どおり)。四半期累計(1-9月)は会社の通期計画との整合性に問題なし。
- 業績の方向性:増収増益ではなく、売上高は微減(△0.9%)だが営業利益はほぼ横ばい(+0.2%)。経常利益・四半期純利益は減少(経常△4.8%、当期純△12.8%)。
- 注目すべき変化:アジア地域の連結範囲拡大(PilotPen Malaysia と PPIN Private Limited の連結化)によりアジア売上が大幅増(+11.7%)かつ日本セグメントの売上が移転した構造変化が発生。為替差損の増加(為替差損711百万円)も業績に影響。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上133,000百万円、営業利益18,000百万円、当期純利益14,500百万円)に修正はなし。第3四半期時点の進捗は売上進捗約71.0%、営業利益進捗約79.3%で、営業利益は通期計画に対して比較的順調。
- 投資家への示唆:連結範囲変更(インド等の取り込み)による地域構成の変化と為替感応度の高まりがポイント。高い自己資本比率(81.3%)や低水準の有利子負債は安全性の高い財務基盤を示すが、四半期利益の減少は為替や販促・原価の動向に左右されやすいことを示唆。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社パイロットコーポレーション
- 主要事業分野:筆記具(ステーショナリー)を中心とする製造・販売、玩具、産業資材等
- 代表者名:代表取締役社長 社長執行役員 藤﨑 文男
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
- セグメント:
- 日本:国内向けステイショナリー、玩具、産業資材等
- 米州:主に米国での筆記具販売(G-2等)
- 欧州:欧州市場での筆記具(フリクション等)
- アジア:中国・東南アジア・インド等(今回連結化した現地子会社を含む)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):40,905,200株
- 期末自己株式数:3,290,621株
- 期中平均株式数(四半期累計):38,296,001株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:四半期補足資料は作成、有報補足の開示あり。決算説明会は開催なし。
- 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は通期予想に対する進捗)
- 売上高:94,456百万円(前年同期比△0.9%)。通期予想133,000百万円に対する進捗率71.0%。
- 営業利益:14,266百万円(前年同期比+0.2%)。通期予想18,000百万円に対する進捗率79.3%。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:10,348百万円(前年同期比△12.8%)。通期予想14,500百万円に対する進捗率71.4%。
- サプライズの要因:
- プラス要因:棚卸資産に係る未実現利益等の連結調整額が増加(今回17,119百万円、前年10,600百万円)し連結営業利益を下支え。
- マイナス要因:為替差損の増加(711百万円)や主要在外子会社向け売上の減少(特に米州・日本向けの変動)、日本セグメントの営業利益減少。
- 構造変化:PilotPen(Malaysia)およびPPIN(インド)を新たに連結したため、従来の日本セグメント売上の一部がアジアセグメントへ移転。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を据え置き。営業利益ベースの進捗は概ね順調(約79%)で、通期予想達成の目安は維持可能と会社見解。ただし為替・需要動向がリスク。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 売上高(1-9月累計):94,456(前年95,304、△0.9%)
- 売上総利益:49,426(前年49,180、+0.5%)
- 販管費:35,160(前年34,938、+0.6%)
- 営業利益:14,266(前年14,241、+0.2%)
- 経常利益:14,620(前年15,362、△4.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:10,348(前年11,861、△12.8%)
- 総資産:174,879(前期末176,701、△1.0%)
- 純資産:143,089(前期末141,579、+1.1%)
- 自己資本比率:81.3%(前期末79.1%)(安定水準、目安:40%以上で安定)
- 主要収益性(前年同期比必ず%表記)
- 売上高:94,456百万円(前年同期比△0.9%、△848百万円)
- 営業利益:14,266百万円(前年同期比+0.2%、+25百万円)→ 営業利益率:15.1%(業種では比較的高水準)
- 経常利益:14,620百万円(前年同期比△4.8%、△742百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:10,348百万円(前年同期比△12.8%、△1,513百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):270.23円(前年302.33円、△32.10円)
- 収益性指標(参考:第3四半期累計実績を年率換算で試算)
- ROE(年率換算概算):約9.6%(年率換算した当期純利益推定値 ÷ 純資産。目安:8%以上で良好)
- ROA(年率換算概算):約7.9%(目安:5%以上で良好)
- 営業利益率:15.1%(業種平均と比較する際は文具メーカーの水準を参照)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:71.0%(通常ペース=75%前後、やや下振れ)
- 営業利益進捗率:79.3%(やや上振れ)
- 純利益進捗率:71.4%(ほぼ想定ペース)
- 総括:営業利益は進捗良だが売上はやや遅れ。通期業績は為替や年末商戦での動向に依存。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料に注記あり)。営業CF等の詳細は未提示。
- 貸借対照表上の現金及び預金:36,568百万円(前期末39,977百万円、△3,409百万円)
- 減価償却費:4,606百万円(前年3,634百万円、増加)
- フリーCF(営業CF−投資CF):–(作成されていないため–)
- 営業CF/純利益比率:–(営業CF未提示のため–)
- 四半期推移(QoQ情報は一部開示なし)
- 直近四半期の個別QoQ数値は未記載のため–。減価償却費の増加は確認。
- 財務安全性
- 自己資本比率:81.3%(安定水準)
- 有利子負債:短期借入金300百万円、長期借入金16百万円(極めて低水準)
- 流動負債合計:29,471百万円、流動資産合計:105,061百万円 → 流動比率:≈356%(流動資産/流動負債、安定)
- 効率性
特別損益・一時的要因
- 特別利益(主要項目):当期は退職給付制度終了益187百万円等、合計342百万円(前年は段階取得差益等で1,347百万円)。
- 特別損失(主要項目):固定資産除却損等で212百万円(前年195百万円)。
- 一時的要因の影響:前年に比べ段階取得に係る差益等の一時益が消失しているため、前年より特別利益が減少している点が純利益減少に寄与。
- 継続性:退職給付制度終了益等は一時的要因。棚卸未実現利益等の連結調整は期次で変動する可能性あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):60.00円(前年53.00円)
- 期末配当(予想):60.00円(前期64.00円)
- 通期予想合計:120.00円(前期117.00円)
- 直近配当予想の修正:なし
- 配当性向(予想):年間配当120円/EPS(通期予想)380.89円 → 配当性向約31.5%(概算)
- 配当利回り:–(株価未提示のため算出不可)
- 株主還元方針:自己株式取得実施(2025年5月9日決議、取得株数939,200株、自己株式増加3,940百万円計上)
設備投資・研究開発
- 設備投資:固定資産(有形)が純増(有形固定資産合計は44,010→46,403百万円、増加約2,393百万円)と記載(「固定資産は前期比1,410百万円増加」との記述あり)。詳細の設備投資金額は明示なし(個別投資内訳は資料参照)。
- 減価償却費:4,606百万円(前年3,634百万円、増加)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:24,330百万円(前期23,456百万円、増加)
- 仕掛品:8,483百万円(前期8,793百万円、微減)
- 原材料及び貯蔵品:4,681百万円(前期4,761百万円、微減)
- 在庫全体は横ばい〜やや増加。棚卸資産に係る未実現利益の連結調整が営業利益に影響。
セグメント別情報
- セグメント別 売上高(外部顧客向け、単位:百万円、前年同期比)
- 日本:26,733(前年27,740、96.4%)
- 米州:29,082(前年30,826、94.3%)
- 欧州:21,248(前年21,167、100.4%)
- アジア:17,391(前年15,570、111.7%) ← 連結範囲拡大の寄与
- セグメント別 セグメント利益(百万円、前年同期比)
- 日本:8,636(前年9,990、86.4%) 減益(在外子会社向け売上減・減価償却増)
- 米州:1,809(前年1,304、138.7%) 増益(原価・広告費減等)
- 欧州:1,293(前年1,663、77.8%) 減益(原価増)
- アジア:807(前年275、292.6%) 大幅増(連結化と原価低下)
- コメント:セグメント合計は減益(12,546百万円、前年13,234百万円)だが、連結調整(棚卸未実現利益等)で営業利益は増益となった。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025-2027):海外展開強化(筆記具の海外展開)、新事業創出、「変化に適応するグループ経営基盤の強化」を掲げる。第3四半期時点では、海外(アジア)拡大の動きが中期計画の方向性と整合。
- KPI進捗:地域別成長(アジア)は良好。営業利益・ROEの改善は継続課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は物価高の影響で個人消費に足踏み、海外は欧米・中国の景況感不透明。米国ではG-2が堅調、欧州では消せる筆記具フリクションが好調。
- 競合比較:同業他社との具体比較データは資料にないため–。ただし高い営業利益率・自己資本比率は相対的に健全。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年12月期通期予想:売上133,000百万円(+5.4%)、営業利益18,000百万円(+1.1%)、経常利益19,000百万円(△5.5%)、当期純利益14,500百万円(△4.5%)、EPS 380.89円
- 予想修正:なし(2月14日公表分から変更なし)
- 会社予想の前提:為替・原材料等の前提は補足資料参照(本短信に詳細の列記はなし)
- 予想の信頼性:第3四半期の営業利益進捗は概ね良好。ただし為替変動(為替差損拡大の実績)や年末商戦の販売動向がリスク要因。
- リスク要因:為替変動、原材料価格、市場需要(特に中国・欧州の景気停滞)、関税政策(米国等)、連結範囲変更に伴う統合リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の変更:PPIN Private Limited(商号PILOT PEN & STATIONERY COMPANY (INDIA) PRIVATE LIMITED)を期首より新たに連結、またPilotPen(Malaysia)等を連結範囲に含めた影響あり。
- 自己株式取得:2025年5月9日決議により自己株式取得(取得株数939,200株、当期で自己株式が3,940百万円増加)。
- 監査:四半期連結財務諸表は独立監査法人による期中レビューを受け、重要な点で不適正事項はない旨の結論。
(注)不明な項目は“–”で記載しています。数値は会社提出の決算短信(百万円未満切捨て)に基づく。投資判断に関する助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7846 |
| 企業名 | パイロットコーポレーション |
| URL | http://www.pilot.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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