2026年3月期第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 業績が堅調に推移しているため通期計画を上方修正し、株主還元(配当)も増額(1株当たり3.25円→3.40円)。クラウド事業への注力、M&A優先配分、次期中期(2027–2029)で「Rule of 50」達成を目指す方針を表明。IT人材事業は譲渡検討を継続。
- 業績ハイライト: 2026年3月期第2四半期累計(上期)
- 売上高 28,781百万円(前年同期比 +25.1%)※良い
- 営業利益 7,708百万円(前年同期比 +65.4%)※良い(営業利益率 26.8%、+6.5pt)
- 親会社株主に帰属する当期純利益 6,311百万円(前年同期比 +73.8%)※良い(第1Qのカオナビ株式売却による特別利益1,491百万円を含む)
- 戦略の方向性: クラウド事業フォーカス(クラウド/SaaSのクロスセル・エンタープライズ展開・AI実装)、営業利益率向上(Rule of 50目標)、M&Aを最優先で資本配分。IT人材事業は譲渡方針。
- 注目材料: 通期業績上方修正(売上 60,000百万円、営業利益 16,000百万円、親会社帰属当期純利益 12,100百万円)・配当増額(3.40円)・株式2分割(2025/10/1効力)・プラスアルファ・コンサルティングとの資本業務提携(4.09%取得)・AI機能の各サービスへの搭載・2025年10月実施の従業員ベースアップ(正社員約2,000名、平均+3%、影響費用 約3億円を通期計画に織込)。
- 一言評価: 安定したストック型成長と費用効率化で利益率が改善、クラウド集中とAI投資・M&Aで成長フェーズの次段階を目指す。
基本情報
- 企業概要: 株式会社ラクス(証券コード:3923)、主要事業:クラウド事業(経費精算・請求書発行・販売管理・勤怠管理・メール/自動応対等のSaaS提供)およびIT人材事業(エンジニア派遣・転職支援)。代表取締役社長 中村崇則。
- 説明会情報: 開催日 2025年11月14日、形式:決算説明資料(資料公開)。参加対象:投資家・アナリスト等(詳細は資料に明記なし)。
- 説明者: 資料上の代表は中村崇則(代表取締役社長)。発言概要はエグゼクティブサマリー参照(上方修正、配当増額、クラウド集中、IT人材事業譲渡検討、M&A優先配分、AI投資等)。
- セグメント:
- クラウド事業:楽楽クラウド系列(楽楽精算、楽楽明細、楽楽販売、楽楽勤怠、楽楽自動応対(旧:メールディーラー)、楽楽メールマーケティング(旧:配配メール)等)
- IT人材事業:ITエンジニア派遣・転職支援
業績サマリー
- 主要指標(2026年3月期 第2四半期累計)
- 売上高:28,781百万円(前年同期比 +25.1%)※良い
- 営業利益:7,708百万円(前年同期比 +65.4%)、営業利益率 26.8%(前年同期比 +6.5pt)※良い
- 経常利益:–(累計表では経常利益記載なし、通期は修正後 16,000百万円を計画)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:6,311百万円(前年同期比 +73.8%)※良い(特別利益含む)
- EPS(通期修正):33.54円(期初計画 32.40円 → 修正後 33.54円、+3.5%)※分割遡及後数値
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(上期実績ベース):
- 通期修正計画(売上60,000百万円、営業利益16,000百万円)に対する上期進捗:売上 28,781/60,000 = 48.0%、営業利益 7,708/16,000 = 48.2%(概算)※進捗は概ね均等に近く順調
- サプライズ:当期純利益にカオナビ株売却による特別利益1,491百万円を含む点が上振れ要因(第1四半期に実行)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(上記参照)。中期経営計画(2022–2026)では売上CAGR目標31%~32%、2026年3月期は売上60,000百万円(達成見込)・純利益100億円以上(121億円計画)。
- 過去同時期との進捗:前年同期比は売上+25.1%、営業利益+65.4%と強い伸長。
- セグメント別状況(第2四半期累計)
- クラウド事業:売上高 24,687百万円(前年同期比 +26.0%)、営業利益 7,067百万円(前年同期比 +68.0%)、営業利益率 28.6%(+7.2pt)。従業員数 2,004名(+18.6%)。
- IT人材事業:売上高 4,093百万円(前年同期比 +20.1%)、営業利益 640百万円(前年同期比 +41.0%)、営業利益率 15.7%(+2.3pt)。従業員数 1,126名(+19.0%)。
- クラウド内サービス別(第2四半期累計、百万円 / YoY):
- 楽楽精算:10,045(+21.7%)
- 楽楽明細:6,112(+34.7%)
- 楽楽販売:3,392(+36.5%)
- 楽楽勤怠:920(+30.2%)
- 楽楽自動応対(旧メールディーラー):1,671(+10.9%)
- メール配信(旧配配メール等):1,997(+12.8%)
- その他:547(+64.2%)
業績の背景分析
- 業績概要: 主にクラウド事業の主力サービス(楽楽精算・楽楽明細等)の堅調な新規受注・ARR積上げが成長を牽引。広告の効率化・販管費最適化により営業利益率が大幅改善。IT人材事業は高稼働で増収増益。
- 増減要因:
- 増収の主要因:主力SaaSの新規獲得・ARPU改善・ストック売上の積上げ(クラウド事業ARR 47,538百万円、YoY +25.3%、ストック売上構成比 92.9%)。
- 増益の主要因:売上増に伴う固定費比率低下、広告投下の効率化、外注費・人件費は増加したが増収効果が上回る。特別利益(カオナビ株売却 1,491百万円)が当期純利益押上げ要因。
- コスト動向:人件費は採用遅れで当初計画比 下回るが、ベースアップ(10月実施、平均+3%・対象正社員約2,000名、想定費用 約3億円)を実施。広告費は楽楽明細中心に効率的投下で概ね計画通り。オフィス賃料や外注費は増加(外注は楽楽請求機能開発のため)。
- 競争環境: 楽楽明細で競争激化の兆し。ただし楽楽精算等は市場でシェア拡大(経費精算市場でのシェア推移参照)。競合との比較は市場データ(ITR等)に基づく推計で示されている。
- リスク要因: 採用遅延・人件費上振れ、楽楽明細等での競争激化、為替やマクロ景気(企業のIT投資)、規制変更、サプライチェーン等。加えて当期の特別利益は一時的(非反復)。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- クラウド事業に資源集中(IT人材事業は譲渡検討)。
- 営業利益率のさらなる改善(売上成長率+営業利益率で50%以上=Rule of 50を目指す)。
- M&Aを最優先に資本配分、連結化に拘らない出資も視野。
- AI(CAIO新設)を活用したプロダクト価値向上(ARPU向上)と業務自動化。
- 進行中の施策:
- ブランド統合:メール系サービスを「楽楽クラウド」ブランドに統合(旧メールディーラー→楽楽自動応対、旧配配メール→楽楽メールマーケティング)。
- AI機能導入:楽楽自動応対にAI返信文自動生成(2025年10月〜無償提供)、楽楽販売にAIアシスト機能(2025/11/10提供)、楽楽精算でのAIエージェント開発専門組織新設(2025年内第一弾リリース目標)。
- 人材施策:期初外ベースアップを10月より前倒し実施(正社員約2,000名、平均+3%)。
- 資本業務提携:プラスアルファ・コンサルティング(タレントパレットOEM→「楽楽人事労務」)との提携(取得比率 4.09%)。
- セグメント別施策:
- クラウド:クロスセル/エンタープライズ戦略、ABM導入、製品間データ連携強化、マルチプロダクト戦略。
- IT人材:譲渡によるベストオーナーへ移譲を検討(譲渡時期:26年3月期末~27年3月期頭想定)。
- 新たな取り組み: CAIO(最高AI責任者)新設、AIエージェント開発組織、ブランド統合、プラスアルファ社とのOEM/販売連携。
将来予測と見通し
- 業績予想(2026年3月期 修正計画)
- 売上高:60,000百万円(期初 59,400百 → 修正 +1.0%)
- 営業利益:16,000百万円(期初 15,000百 → 修正 +6.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:12,100百万円(期初 11,690百 → 修正 +3.5%)
- 前提条件:ARR伸長、クラウド・IT人材両セグメントの上振れ見込み、為替等の明確な前提は資料に明記なし。
- 経営陣の自信度:上期実績と費用計画見直しを根拠に通期上方修正したため中程度の自信。
- 予想修正:
- 通期修正あり(上記)。主因は上期良好な進捗、費用の最適化、クラウド及びIT人材事業の上振れ見込み。
- 修正差分(期初→修正):売上 +600百万円、営業利益 +1,000百円、純利益 +410百円。
- 主要ドライバー:クラウド事業増収効果 +335百、IT人材事業増収効果 +265百、人件費は当初比で減(採用苦戦)等。
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期経営目標(2022–2026):5か年売上CAGR 31%~32%、2026年売上 100億円以上(121億円計画)、純資産 200億円以上(達成済 219億円)。2026年計画は達成見込と記載。
- KPI:ARR、アクティブ顧客数、解約率、LTV等を開示(Databookで詳細)。
- 予想の信頼性: 上期実績に基づく上方修正で保守的要素もあるが、特別利益が当期純利益に影響している点は留意。
- マクロ経済の影響: 企業のIT投資動向、郵便料金など業界特有の外部要因(例:2024/10郵便料金値上げによる楽楽明細の一時需要)や金利・景気が影響しうる。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向10%超を目安とし、1株当たり年間配当の下限を前年実績として連続増配を目指す。毎期増配の方針を継続。
- 配当実績(通期計画)
- 1株配当(修正計画):3.40円(期初 3.25円 → +0.15円)(株式分割後の数値、分割遡及適用)
- 通期配当総額(修正計画):1,225百万円(親会社当期純利益 12,100百円を前提)
- 配当性向および総還元:自社株買い 2,000百円含めた総還元性向 26.7%(計画)
- 特別配当: なし
- その他株主還元: 自社株買い(取得済み・消却済の表記あり、当期計画で2,000百円)。
製品やサービス
- 主要製品:
- 楽楽精算(経費精算)、楽楽明細(請求書発行/送付サービス)、楽楽販売(販売管理)、楽楽勤怠(勤怠管理)、楽楽自動応対(問い合わせ自動応対)、楽楽メールマーケティング(メール配信)等。
- サービス提供領域: 主に従業員数30~1,000名のSMB/MMB市場、今後エンタープライズ(従業員1,000名以上)・地方部へ拡大。
- 協業・提携: プラスアルファ・コンサルティングとの資本業務提携(タレントパレットのOEMによる「楽楽人事労務」開発・販売)。
- 成長ドライバー: クロスセル(マルチプロダクト)、ARPU向上(AI機能提供)、ARRの積上げ、M&Aによるプロダクト/市場拡大。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 成長と収益性の両立を重視(営業利益率改善を強調)、株主還元を維持。IT人材事業の譲渡は慎重にベストオーナー選定を行う姿勢。
- 未回答事項: IT人材事業の譲渡先・条件、譲渡確定時期の詳細条件等は未定(協議継続)。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 強気〜中立。業績上振れと通期上方修正、配当増額で一定の自信を示す一方、IT人材事業譲渡や採用の課題は慎重に扱う。
- 表現の変化: 前回(資料には比較図あり)よりも「収益性強化」に言葉の比重を移している(Rule of 50等)。
- 重視している話題: クラウド事業の成長、営業利益率向上、AI実装、M&A優先配分、株主還元。
- 回避している話題: IT人材事業譲渡の具体条件・金額、詳細なQ&Aは資料に記載なし。
投資判断のポイント(情報整理;投資助言は行わない)
- ポジティブ要因:
- 高いストック比率(ARR伸長・ストック売上比率 92.9%)、ARR YoY +25.3%。
- 営業利益率の大幅改善(上期 26.8%、通期見通し 26.7%)。
- キャッシュポジション良好(現金及び現金同等物 14,741百円、期末)、フリーキャッシュフロー上振れ(上期 6,414百円)。
- AI導入・ブランド統合・M&A方針による中長期の成長施策。
- ネガティブ要因:
- 楽楽明細などでの競争激化。
- 人件費のベースアップ等コスト増(短期的負担:約3億円見込み)。
- IT人材事業の譲渡は不確定要素(影響は軽微とする表記もあるが要注視)。
- 当期純利益の一部が特別利益に依存(株式売却による一時益)。
- 不確実性: M&Aの成否・投資回収、採用状況の改善/悪化、AI機能の顧客受容度、マクロ環境(企業IT投資)等により業績が変動しうる。
- 注目すべきカタリスト:
- 2026年3月期本決算時の次期中期経営計画(2027–2029)の定量目標開示
- IT人材事業の譲渡(譲渡先・条件・時期)
- AI機能の各サービスでの実装効果(ARPU向上の実績)
- M&A実行および大型案件の連結寄与
重要な注記
- 会計方針: 2024年3月期より間接費用の配賦基準を見直し、過去期数値を遡及変更している箇所あり(セグメント等の比較時は注意)。
- リスク要因(資料記載の主な留意点): 将来予想は目標・予測であり確約ではない旨の注記、データは信頼できる情報に基づくが完全性保証なし。
- その他: Databook(詳細なKPI、BS/PL/CF等)をIRサイトで公開。IR問い合わせ先:ir@rakus.co.jp。
(不明な項目は“–”で表示しています。本文は提供資料に基づいて要約しました。投資助言は行っていません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3923 |
| 企業名 | ラクス |
| URL | http://www.rakus.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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