2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:前年中間期比で業績は上振れ(営業損益が赤字から黒字へ転換)。一方で、本日(2025/11/11)公表の取締役会で老朽炉2炉団の休止とこれに伴う減損等約50億円(5,000百万円)を第3四半期に計上することを決議。通期業績予想および配当予想は本日修正済(詳細は別途公表資料参照)。
  • 業績の方向性:増収(売上高+4.2%)だが中間では依然として親会社株主に帰属する純損失(△487百万円)。営業面は増益(営業損益は△2,113百万円→+517百万円へ改善:黒字転換)。
  • 注目すべき変化:北九州事業所の老朽2炉団(1B・2B)を休止し、コークス生産体制を主力2炉団に最適化する方針を決定。これに伴い第3四半期に減損損失等約50億円を計上予定(通期見通しに織込済)。
  • 今後の見通し:中間実績は通期予想に対する進捗で売上は約51.8%と順調だが、営業利益の進捗は低く(約19.1%)、第3四半期の減損計上が通期業績に影響。会社は通期見通しの修正を公表済。
  • 投資家への示唆:コークス事業の構造転換(炉の休止・集約)により固定費・修繕コストの低減と採算改善を目指す一方、短期的には減損など一時費用の計上で業績変動が発生。業績の実態把握では減損前後の調整後業績や以降の稼働率・コスト動向に注目。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:日本コークス工業株式会社
    • 主要事業分野:コークス事業(コークス製造)、燃料・資源リサイクル事業、総合エンジニアリング事業、運輸荷役・不動産等(その他)
    • 代表者名:代表取締役社長 松岡 弘明
    • 本社所在地:福岡県北九州市(北九州事業所が主要生産拠点)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月11日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算補足資料:作成あり、決算説明会は無
  • セグメント:
    • コークス事業:コークス生産・販売。北九州事業所の炉運用が中心。
    • 燃料・資源リサイクル事業:燃料販売、私有港湾設備・コールセンター等を活用した事業。
    • 総合エンジニアリング事業:エンジニアリング・関連機器等。
    • その他:運輸荷役事業、不動産販売・賃貸等。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):302,349,449株(2026年3月期中間期)
    • 期末自己株式数:11,326,415株
    • 期中平均株式数(中間期):291,023,495株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)
    • 業績予想・配当予想の修正公表:2025年11月11日(該当資料参照)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:当中間期の実績に対する会社の中間予想は資料に明示されていない。なお、会社は本日通期予想及び配当予想を修正しており、第3四半期に減損等を計上する旨を公表。
    • 売上高:49,680百万円(前年同期比+4.2%、増収)。通期予想96,000百万円に対する進捗率:約51.8%。
    • 営業利益:517百万円(前年同期△2,113百万円→黒字化)。通期予想2,700百万円に対する進捗率:約19.1%。
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:△487百万円(前年同期△2,227百万円→損失縮小)。通期予想△5,200百万円に対する進捗(純損失の進捗として):約9.4%(負の数の比較のため扱いに注意)。
  • サプライズの要因:
    • コークス事業:生産体制の正常化(新鋭2A炉と安定稼働1A炉中心)により製造原価の低減、割高な原料在庫の影響が軽減。これらが営業改善の主要因。
    • 営業外・特別項目:関係会社整理損失引当金戻入326百万円、助成金収入158百万円等の影響で営業外収益が増加。支払利息は増加(424百万円)し、営業外費用は重荷。
    • 第3四半期に計上予定の約50億円の減損等は通期見通しに織り込み済。
  • 通期への影響:
    • 第3Qで約5,000百万円の減損計上予定のため短期的な純利益/当期利益へはマイナス影響。会社はこれを踏まえ通期予想を修正済。通期営業利益目標2,700百万円の達成可能性は第3四半期以降の炉休止に伴う費用計上と、2炉体制への移行効果(コスト削減)次第。

財務指標

(注)金額は特に注記のない限り百万円単位。前年同期比は必ず%で表記。

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:129,730百万円(前期末130,630百万円、△0.7%)
    • 純資産:41,365百万円(前期末41,600百万円、△0.6%)
    • 自己資本比率:31.9%(安定性:やや低め。参考目安40%以上で安定)
  • 収益性(中間期)
    • 売上高:49,680百万円、前年同期比+4.2%(+2,012百万円)
    • 営業利益:517百万円、前年同期比△(改善)+2,630百万円(前年は△2,113百万円)。営業利益率:1.04%(517/49,680)
    • 経常利益:413百万円、前年同期は△2,716百万円(改善)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:△487百万円、前年同期△2,227百万円(損失縮小)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):△1.68円(前年 △7.65円)
  • 収益性指標
    • ROE(中間期概算):△1.18%(親会社株主帰属純損失△487百万円/自己資本41,365百万円×100)※目安:8%以上良好
    • ROA(中間期概算):△0.38%(△487/129,730×100)※目安:5%以上良好
    • 営業利益率:1.04%(業種平均との比較は業種別に異なるが、製造業・基礎素材セクターではやや低位)
  • 進捗率分析(中間期→通期予想)
    • 売上高進捗率:49,680 / 96,000 = 51.8%(通常ペース・やや上振れ)
    • 営業利益進捗率:517 / 2,700 = 19.1%(低め。第3四半期の減損計上を考慮)
    • 純利益進捗(損失見込み比較):△487 / △5,200 = 9.4%(中間では通期見込みの損失発生は限定)
    • 過去同期間との比較:前年同期は大型の赤字であったが、当期は改善傾向
    • 現金及び預金:6,069百万円(前期末5,109百万円、増加)
  • 四半期推移(QoQ):第1四半期の個別数値は提示なしのため詳細QoQは–。ただし会社コメントで操業正常化が進んだことを示唆。
  • 財務安全性
    • 流動資産:44,145百万円 / 流動負債:49,466百万円 → 流動比率(概算)=44,145 / 49,466 = 0.892(89.2%)(目安100%以上が望ましい。短期流動性はやや不安あり)
    • 長短借入金:短期借入金28,740百万円、長期借入金30,877百万円、合計借入金約59,617百万円
    • D/E(借入金/自己資本)概算:59,617 / 41,365 ≒ 1.44(やや高めのレバレッジ)
    • 自己資本比率:31.9%(目安40%以上で安定。現状はやや低め)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細は資料に記載なし(売上高/総資産の簡易指標=49,680/129,730=0.38回/年)
  • セグメント別(中間期:2025/4~9)
    • コークス事業:売上高31,250百万円(前年同期31,250→資料中増加と表記)、営業損失△1,396百万円(前年△3,915百万円→損失幅縮小)
    • 燃料・資源リサイクル事業:売上高12,618百万円、営業利益1,714百万円(前年比増益)
    • 総合エンジニアリング事業:売上高3,717百万円、営業利益712百万円(前年比微減)
    • その他:売上高2,093百万円、営業利益374百万円
    • セグメント合計利益(調整前):1,030百万円、全社調整△887百万円 → 連結営業利益517百万円
  • 財務の解説(要旨):
    • コークス事業は生産体制の正常化と原料市況の落ち着きで収益性が改善しているが、老朽炉の維持費や修繕コストが課題。短期的には炉休止に伴う減損が発生するが、中長期的に稼働合理化で収益力回復を目指す。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産売却益49百万円等(中間期)
  • 特別損失:固定資産除却損等 437百万円、その他17百万円(中間期)→合計454百万円
  • 一時的要因の影響:第3四半期に約5,000百万円の減損等計上予定(炉休止に伴うもの)。中間期実績から除くと営業面の実力は更に明瞭になるが、通期業績には大きな一時費用が影響。
  • 継続性の判断:第3Qの減損は一時的措置だが、炉休止は構造的な生産体制変更の一環であり、継続的な運営方針の変更を示す。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績)
  • 期末配当(予想):0.00円(通期予想含め年間0.00円)
  • 年間配当予想(修正後):0.00円
  • 配当利回り:–(株価情報なし)
  • 配当性向:該当なし(純損失)
  • 株主還元方針:配当は無配継続。自社株買い等の記載はなし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:中間期の建設仮勘定残高が減少(2,573→1,720百万円)等の記載あり。今後、炉休止に伴う安全対策工事・2炉体制集約工事を実施予定(費用規模は通期見通しに織込)。
  • 減価償却費:資料に中間期の明細数値は記載なし(減価償却累計等は貸借対照表上に記載)。
  • 研究開発:R&D費用の明細は資料に記載なし。

受注・在庫状況(該当する業種の場合)

  • 受注状況:資料に記載なし(–)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:10,397百万円(前期12,102百万円、減少)
    • 原材料及び貯蔵品:13,476百万円(前期13,450百万円、ほぼ横ばい)
    • 在庫資産の動きは原料在庫高の調整でコスト影響が軽減された旨の記載あり。

セグメント別情報

  • 売上高・利益(中間期)
    • コークス事業:売上31,250百万円、営業損失△1,396百万円(前年は△3,915百万円→改善)
    • 燃料・資源リサイクル事業:売上12,618百万円、営業利益1,714百万円(前年増益)
    • 総合エンジニアリング事業:売上3,717百万円、営業利益712百万円(前年微減)
    • その他:売上2,093百万円、営業利益374百万円
  • 各セグメントのコメント:
    • コークス:生産の正常化と原料市況改善で損失縮小。だが構造的な競争力強化のため老朽炉2炉団の休止を決定。
    • 燃料・資源リサイクル:安定した収益拡大。私有港湾等の優位性を活かす。
    • 総合エンジニアリング:日本食関連(お茶等)需要取り込み等、専門性を活かした展開。
  • 地域別売上:資料に明確な地域別内訳はなし(国内中心)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に中期計画の詳細は記載なし。ただし、コークス事業の2炉体制への最適化は中長期の採算改善策として位置付けられている。
  • KPI達成状況:特定KPIの記載なし。営業利益改善や固定費低減が主要指標と想定される。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料に直接比較はなし。コークス・素材メーカーの業界では炉更新・省エネ・CO2削減が競争要因。
  • 市場動向:原料炭市況の落ち着きが原価改善に寄与。だが海外経済の下振れリスク・原材料価格変動はリスクファクター。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)予想:売上高96,000百万円(△3.1%)、営業利益2,700百万円、経常利益1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△5,200百万円(EPS △17.87円)
    • 直近公表値からの修正:あり(本日付で「業績予想の修正および配当予想の修正に関するお知らせ」を公表)
    • 前提条件・織込事項:第3四半期に約50億円の減損等を計上、老朽炉2炉団の休止に伴う工事費等を織込済
  • 予想の信頼性:会社は本日修正を行っており、通期数値は第3四半期の一時的費用を織り込んだ形。過去の予想達成傾向は資料上の言及は少ないため、保守的・楽観的の判断は困難。
  • リスク要因:為替・原料炭市況の変動、海外需要の下振れ、火災等の事故リスク(北九州事業所での火災を受け安全対策強化中)、政策・規制(環境規制やCO2削減要請)など。

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示はなし。
  • 継続企業の前提:該当事項なし。
  • 重要な後発事象:2025年11月11日付で北九州事業所の老朽2炉団休止と、2026年3月期第3四半期に減損等約50億円を計上する決議を実施(通期業績予想に織込済)。
  • その他:当中間期報告は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3315
企業名 日本コークス工業
URL http://www.n-coke.com/
市場区分 プライム市場
業種 エネルギー資源 – 石油・石炭製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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