2026年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:上振れ(会社が修正していない通期予想に対し、第3四半期累計で営業利益・当期利益が既に通期予想を上回る進捗)
    • 通期予想に対する進捗:売上収益81.0%、コア営業利益112.8%、営業利益112.0%、親会社帰属当期利益117.0%(下段「決算サプライズ分析」を参照)
  • 業績の方向性:増収増益(第3四半期累計:売上収益347,746百万円、前年同期比+18.6%;親会社帰属四半期利益107,677百万円、前年同期比+407.5%)
  • 注目すべき変化:北米事業の大幅増収(オルゴビクス、ジェムテサの拡大およびオルゴビクス販売マイルストン収入)と、アジア事業の一部持分譲渡に伴う関係会社持分譲渡益(49,043百万円)が利益を大きく押し上げた点
  • 今後の見通し:会社は業績予想の修正を行っていないが、現時点で通期利益予想を上回っているため、Q4次第では通期上振れの可能性がある(会社は前提の確認を継続)
  • 投資家への示唆(判断・助言ではなく観察点):今回の大幅増益は(1)北米製剤売上の増加+マイルストン収入、(2)持分譲渡による一時的収益、(3)構造改善による費用削減の組合せによるもの。持続性(マイルストンや持分譲渡の一過性)を見極める必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:住友ファーマ株式会社
    • 主要事業分野:医療用医薬品の研究・開発・製造・販売(日本、北米、アジアを中心に事業展開)
    • 代表者名:代表取締役社長 木村 徹
    • 上場取引所/コード:東証 / 4506
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年1月30日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日〜2025年12月31日)
    • 決算説明会:有(機関投資家、アナリスト向け、資料・音声は公開予定)
  • セグメント:
    • 日本:国内向け医薬品販売(主要製品例記載あり:ツイミーグ等)
    • 北米:北米での販売(オルゴビクス、ジェムテサ等)
    • アジア:アジア地域(ただし一部持分譲渡で連結範囲変化)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):397,900,154株
    • 期中平均株式数(四半期累計):397,289,621株
    • 時価総額:–(本資料に株価情報は記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算(通期)発表:–(通期は2026年3月期、会社は10月31日公表の予想を継続)
    • IRイベント:第3四半期説明会(2026年1月30日実施、資料公開予定)
    • (その他):特記事項として連結範囲の重要な変更(子会社除外4社)あり

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想に対する累計進捗)
    • 売上収益:通期予想429,000百万円に対し累計347,746百万円=進捗率81.0%(第3四半期時点)
    • コア営業利益:通期予想97,000百万円に対し累計109,442百万円=進捗率112.8%
    • 営業利益:通期予想98,000百万円に対し累計109,774百万円=進捗率112.0%
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益:通期予想92,000百万円に対し累計107,677百万円=進捗率117.0%
  • サプライズの要因(上振れの主な理由)
    • 北米での製品売上拡大(オルゴビクス、ジェムテサ)とオルゴビクスの販売マイルストン収入計上
    • アジア事業の一部持分譲渡に伴う関係会社持分譲渡益(49,043百万円)計上(その他の収益に寄与)
    • 事業構造改善の効果により販売費・一般管理費および研究開発費が減少
    • 金融損益は為替差損などで悪化したが、営業利益の増加が吸収
  • 通期への影響
    • 第3四半期累計で利益面は既に通期予想を上回っているため、Q4の業績動向(マイルストンの継続性、為替、販売動向)が通期最終値に影響を与える。現時点で会社は予想修正を行っていない。

財務指標

  • 損益の要点(百万円)
    • 売上収益:347,746(前年同期293,183、増減率 +18.6%、増加額 54,563)
    • 売上総利益:202,608(粗利率 58.3%)
    • 販売費及び一般管理費:119,496(前年131,040 減少)
    • 研究開発費:27,874(前年36,739、前年同期比 -24.1%)
    • 営業利益:109,774(前年13,226、前年同期比 +730.0%)
    • 税引前四半期利益:101,539(前年24,026、+322.6%)
    • 親会社帰属当期利益:107,677(前年21,219、+407.5%)
    • 1株当たり四半期利益(EPS):271.03円(前年53.41円)
  • 主要収益性指標(注:目安を併記)
    • 営業利益率:31.6%(109,774 / 347,746) — 業種平均より高い水準(目安:高いほど良好)
    • ROE(目安8%以上良好、10%以上優良):約47.0%(107,677 / 平均自己資本約229,209)← 非常に高い(ただし一時益の影響あり)
    • ROA(目安5%以上良好):約13.8%(107,677 / 平均総資産約779,063)← 良好
  • 進捗率分析(第3四半期累計ベース)
    • 売上高進捗率:81.0%(通常Q3で約75%程度の進捗が多いが業種による差あり)
    • 営業利益進捗率:112.0%(通期見通しを上回る進捗)
    • 純利益進捗率:117.0%(通期見通しを上回る進捗)
  • キャッシュフロー(百万円)
    • 営業CF:42,268(前年5,491、前年同期比増加 +36,777)
    • 但し営業CF/当期利益比率:0.39(目安1.0以上が健全)→ 今回は1未満(運転資本増加等の影響で低下)
    • 投資CF:24,373の収入(前年97,443の収入、前年は有価証券売却等の大きな収入があったため減少)
    • 財務CF:▲48,666(前年▲45,301、主に短期借入金の減少等)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):約17,895(百万円、正味のプラス)
    • 現金及び現金同等物:57,323百万円(前連結会計年度末23,116百万円 → +34,207百万円増加)
  • 貸借対照表(百万円)
    • 総資産:815,521(前期742,604)
    • 負債合計:526,582(前期573,125 減少)
    • 親会社所有者帰属持分:288,939(前期169,479 増加)
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):35.4%(目安40%以上が安定 → やや低め)
    • 流動比率(流動資産295,918 / 流動負債211,781):約1.40(流動性は確保、>1は良好)
    • 有利子負債(長期借入等):258,954(現金57,323を差し引いた純有利子負債 ≒ 201,631百万円、負債/資本比は約0.90)
  • 四半期(QoQ)・季節性:当該資料では主に累計比較を掲載。第3四半期累計で利益が大幅改善。季節性は事業別に異なるが、今回の増益は北米販売と一時収益の影響が主。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:
    • 関係会社持分譲渡益:約49,043百万円(アジア事業の一部持分譲渡に伴う一時収益)
    • 子会社の支配喪失による収入:30,477百万円(キャッシュフロー項目)
  • 特別損失:
    • 減損損失:2,033百万円(前年107百万円)
    • 事業構造改善費用:207百万円(前年8,549百万円 → 大幅減少)
  • 一時的要因の影響:関係会社持分譲渡益が利益を大きく押し上げており、これを除くと営業面の増益(コア営業利益の拡大)も確認されるが、一部は非継続的要因を含むため実務的な持続性の確認が必要。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績・予想ともに0.00)
  • 期末配当(予想):0.00円(直近公表の配当予想に修正はなし)
  • 年間配当予想:0.00円
  • 配当性向:–(配当が0のため算出不可)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動による支出の主要項目、累計)
    • 有形固定資産取得:3,810百万円(累計)
    • 無形資産取得:2,048百万円
    • 合計(主要投資):約5,858百万円
    • 減価償却費:15,799百万円(累計)
  • 研究開発:
    • 研究開発費合計:279億円(27,874百万円、前年同期比 -24.1%)
    • コアベースのR&D(北米事業構造改善費用を除く):278億円(前年同期比 -21.3%)
    • 主な開発動向:raguneprocel(他家iPS由来ドパミン神経前駆細胞)で国内承認申請(パーキンソン病オフ時運動症状改善)、nuvisertib(TP-3654)が米FDAでファストトラック指定(骨髄線維症)

受注・在庫状況

  • 受注情報:–(開示なし)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産:82,276百万円(前期94,222百万円、減少)
    • 在庫回転日数等:–(開示なし)

セグメント別情報

  • セグメント別 売上・コアセグメント利益(第3四半期累計)
    • 日本:売上収益69,213百万円(前年78,481、-11.8%)、コアセグメント利益11,537百万円(+23.7%)
    • 背景:ツイミーグは伸長したが、エクア/エクメットの独占期間終了で減収。構造改善で販管費減少により利益改善。
    • 北米:売上収益257,521百万円(前年179,374、+43.6%)、コアセグメント利益65,210百万円(+130.5%)
    • 背景:オルゴビクス・ジェムテサの売上拡大、オルゴビクスのマイルストン収入が寄与。
    • アジア:売上収益21,012百万円(前年35,328、-40.5%)、コアセグメント利益9,429百万円(-46.5%)
    • 背景:一部連結子会社の持分譲渡により連結範囲から除外された影響で減収・減益。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画の修正等:–(当資料では言及なし)
  • KPI進捗:特段の開示なし。ただし北米製品の成長や一時益が短期的に業績を押し上げている点は中期見通しとの整合性確認が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:本資料に同業他社比較はなし。北米での主要製品の収益拡大が相対的に強い推進力となっている点は注目。
  • 市場動向:米国での薬価、市場浸透、特許/独占期間の到来(例:一部製品の独占期間終了による減収リスク)や為替動向が業績に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社の通期業績予想(修正無):売上収益429,000百万円、コア営業利益97,000百万円、営業利益98,000百万円、親会社帰属当期利益92,000百万円
    • ただし第3四半期累計で利益が通期予想を上回っているため、会社が予想を据え置く理由(保守的前提、Q4の不確実性等)に注目が必要
  • 予想の信頼性:過去の予想達成傾向について本資料での詳細開示はないが、今回の累計実績は予想を上回っている
  • リスク要因:為替変動、主要製品の市場競争や特許切れ、開発パイプライン(承認可否・開発進捗)、一時収益の非継続性

重要な注記

  • 連結範囲の重要な変更:有(除外 4社:住友制葯投資(中国)有限公司、住友制葯(蘇州)有限公司、Sumitomo Pharma UK Holdings, Ltd., Onspira Therapeutics, Inc.)
    • これがアジア売上減少および関係会社持分譲渡益の計上に影響
  • 会計方針の変更・見積りの変更:無
  • 監査(レビュー):期中レビュー済(監査法人:あずさ監査法人、大阪事務所)。期中レビューにおいて重要な不備は認められず。

(注)本資料は提供された決算短信の内容を整理したものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。不明項目は“–”で表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4506
企業名 住友ファーマ
URL https://www.sumitomo-pharma.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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