2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(売上収益:前回355,000百万円→今回429,000百万円、営業利益:54,000百万円→98,000百万円等)。中間実績は会社予想(修正後)に対して概ね上振れ(特に親会社帰属中間利益は既に通期予想を上回る)。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益227,122百万円、前年同期比+25.7%;親会社帰属中間利益98,860百万円、前年同期は△32,229百万円)。
- 注目すべき変化:北米事業の売上拡大(オルゴビクス、ジェムテサ等)および「オルゴビクス」販売マイルストン収入、並びにアジア事業の一部持分譲渡に伴う関係会社持分譲渡益(約49,000~49,500百万円)計上が業績改善の主要因。
- 今後の見通し:通期予想は上方修正済み。中間実績でコア営業利益・営業利益はほぼ通期予想に到達(コア営業利益進捗約99%)しており、達成可能性は高いが、マイルストン収入や持分譲渡益等の一時要因に依存する側面がある点に注意。
- 投資家への示唆:短期的には北米製品の売上と一時的な収益(マイルストン、持分譲渡)が業績を牽引しているため、継続的な収益性は製品ポートフォリオと今後の開発・商談の進捗に依存。為替前提(期中平均1米ドル=145円)は据え置き。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:住友ファーマ株式会社
- 主要事業分野:医療用医薬品の研究・開発・製造・販売(日本、北米、アジアを主要マーケット)
- 代表者名:代表取締役社長 木村 徹
- 報告概要:
- 決算発表日:2025年10月31日(決算短信)
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月4日
- 決算補足説明資料作成:有
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、開催後に動画掲載予定)
- セグメント(報告セグメント):
- 日本:国内製販。主要医薬品の販売。
- 北米:北米市場向け製販(オルゴビクス、ジェムテサ、アプティオム等)。
- アジア:アジア地域向け事業(ただし当中間期に一部持分譲渡で連結範囲変更あり)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:397,900,154株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):397,289,755株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月4日
- 決算説明会:2025年10月31日(実施済/資料あり)
- その他IRイベント:四半期説明動画掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社発表の通期修正後予想比、単位:百万円)
- 売上収益:中間実績227,122/通期予想429,000 → 達成率 52.9%
- コア営業利益:中間実績96,084/通期予想97,000 → 達成率 99.1%
- 営業利益:中間実績96,157/通期予想98,000 → 達成率 98.1%
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:中間実績98,860/通期予想92,000 → 達成率 107.4%(通期予想を既に上回る)
- サプライズの要因:
- 北米での主要製品(オルゴビクス、ジェムテサ)の売上拡大と「オルゴビクス」販売マイルストンの計上。
- アジア事業の一部持分譲渡による関係会社持分譲渡益(約49,000百万円)計上。
- 事業構造改善効果で販管費・R&D費が減少。
- 為替差益の計上により金融損益が改善。
- 通期への影響:
- 上方修正済み(売上・利益とも大幅上方)。ただし、マイルストン収入や持分譲渡益は一時的要因の性格が強く、継続性を考慮すると通期予想達成の信頼性は個別要因の継続次第。
財務指標(要点)
(単位:百万円、%は前年同期比)
- 損益(当中間期)
- 売上収益:227,122(+25.7%:前年中間期180,749)=約2,271.2億円
- 売上総利益:137,421(前年108,422)
- 販売費及び一般管理費:76,561(前年89,996)
- 研究開発費:17,524(前年26,272、△33.3%)
- コア営業利益:96,084(前年△38)=コア営業利益率 42.3%(96,084/227,122)
- 営業利益:96,157(前年△8,179)=営業利益率 42.4%
- 税引前中間利益:92,802(前年△32,406)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:98,860(前年△32,229)
- EPS(基本):248.84円(前年中間期 △81.12円)
- 財政状態(当中間期:2025年9月30日)
- 資産合計:778,404(前期末742,604)
- 資本合計:265,588(前期末169,479)
- 親会社所有者帰属持分比率:34.1%(前期末22.8%)※目安:40%以上で安定
- 現金及び現金同等物:38,490(前期末23,116)
- 発行済株式数:397,900,154株
- 収益性指標(参考、当中間期ベース)
- ROE(推定、年率化ではなく中間期実績/平均資本):
- 平均親会社帰属持分 ≒ (169,479 + 265,588)/2 = 217,534 百万円 → ROE = 98,860 / 217,534 = 45.5%(目安:8%以上良好)
- ROA(同様に平均総資産で算出):
- 平均総資産 ≒ (742,604 + 778,404)/2 = 760,504 → ROA = 98,860 / 760,504 = 13.0%(目安:5%以上良好)
- 営業利益率:42.4%(業種平均を大きく上回るが、一時要因を含む点に留意)
- 進捗率分析(通期予想429,000百万円ベース)
- 売上高進捗率:52.9%(227,122/429,000)
- コア営業利益進捗率:99.1%(96,084/97,000)
- 営業利益進捗率:98.1%(96,157/98,000)
- 純利益進捗率:107.4%(98,860/92,000)
- コメント:利益進捗は極めて高く、中間期でほぼ通期目標到達。ただし特殊項目寄与が大きい。
- キャッシュフロー(当中間期)
- 営業CF:18,025(前年4,552)=約180.25億円
- 投資CF:27,634(前年97,451、投資CFは収入)=主な項目:子会社の支配喪失による収入30,477、投資売却等3,434
- 財務CF:△43,969(前年△29,436)=主に短期借入金の返済(短期借入金が46,440→4,000に大幅減少)
- フリーCF(簡易):営業CF − 投資CF = △9,609(百万円、マイナス)
- 営業CF/純利益比率:18,025 / 98,860 = 0.18(目安1.0以上で健全→今回低い。理由:純利益に一時利益等が含まれるため)
- 流動性・安全性
- 流動資産 271,108 / 流動負債 199,029 → 流動比率 ≒ 136%(流動性は概ね良好)
- 負債合計は573,125→512,816(前期末比減少、借入の構成変化あり)
- 自己資本比率 34.1%(目安:40%以上が安定水準。34.1%は改善したがやや低め)
特別損益・一時的要因
- 関係会社持分譲渡益:約49,000百万円(その他の収益に計上)→ 業績改善の主因の一つ(一時項目)。
- マイルストン収入:「オルゴビクス」の販売マイルストン計上(販売収益に含む、非継続的可能性あり)。
- 減損損失:1,963百万円計上(コア営業利益算定では除外項目)。
- 事業構造改善費用:当中間期は大幅に減少(前年同期に比べ)。
- 一時的要因の影響:当中間期の大幅な利益改善には持分譲渡益やマイルストン等の一時性項目が大きく寄与しているため、これらを除いた「継続的な」業績の評価は慎重に行う必要あり。
配当
- 中間配当:0.00円(2026年3月期 中間)
- 期末配当(予想):0.00円
- 年間配当予想:0.00円(直近公表予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報が必要)
- 配当性向:–(配当0のため算出不可)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし(現状は無配継続)
設備投資・研究開発
- 研究開発費:当中間期合計17,524百万円(前年同期比△33.3%)。コアベースのR&D費は175億円(17,500百万円)で前年同期比△30.4%と減少。
- 主な開発進捗:
- 精神神経領域:raguneprocel(他家iPS由来ドパミン神経前駆細胞)について国内製造販売承認申請を実施(進行期パーキンソン病)。
- がん領域:nuvisertib(TP-3654)に対しFDAがファストトラック指定(骨髄線維症対象)。
- 設備投資(投資活動):有形・無形資産の取得支出合計は約4,010百万円(合算参照、詳細は注記)。当中間期は子会社支配喪失に伴う収入あり。
受注・在庫(該当情報)
- 棚卸資産:82,755(前期末94,222)→ 在庫減少
- 営業債権及びその他の債権:124,548(前期末74,840)→ 売上債権増加(マイルストンや売上計上に伴う)
- 受注情報の開示:該当記載なし
セグメント別情報
- 売上収益(当中間期、百万円)
- 日本:46,863(前年52,825、△11.3%)
- 北米:162,970(前年104,188、+56.4%)
- アジア:17,289(前年23,736、△27.2%)※一部持分譲渡で連結範囲変化
- コアセグメント利益(百万円)
- 日本:7,903(前年6,251、+26.4%)
- 北米:46,564(前年7,437、+526.1%)
- アジア:9,004(前年11,399、△21.0%)
- コメント:北米が収益寄与の中心。日本は売上減ながら構造改善で利益は増加。アジアは持分譲渡で連結売上・利益が減少。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画等の明示的記載は本短信に詳細なし。今回の上方修正は短期的な北米製品の伸長と資産譲渡等に基づく。
- KPI達成状況:コア営業利益は中間でほぼ通期目標に到達(進捗良好)。ただし一時項目を除いた継続KPIの確認が必要。
競合状況や市場動向
- 開示内容は自社の業績説明中心で、競合比較は記載なし。
- 市場動向メモ:北米市場での自社主要製品の商業展開が業績を牽引。為替前提は期中平均で1USD=145円(据え置き)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)修正後:売上収益429,000百万円(前期比+7.6%)、コア営業利益97,000百万円(+124.8%)、営業利益98,000百万円(+240.2%)、親会社帰属当期利益92,000百万円(+289.3%)、EPS予想231.57円
- 直近の修正理由:北米での高成長見込み(オルゴビクス等)、アジア事業に係る持分譲渡益が想定上回る等
- 前提:期中平均為替(USD/JPY)145.0円は変更なし
- 予想の信頼性:上方修正により現時点の実績進捗は良好。ただしマイルストンや譲渡益など非継続的要因が業績に大きく影響しているため、以降の四半期での収益源の持続性・新たなマイルストンの発生が重要。
- リスク要因:マイルストン収入や持分譲渡の一時性、主要製品の競合動向、規制審査・承認リスク、為替変動、原材料・流通面のリスク等。
重要な注記
- 連結範囲の重要な変更:当中間期に除外2社(住友制葯投資(中国)有限公司、住友制葯(蘇州)有限公司)等による連結範囲の変更あり(アジア事業の一部持分譲渡)。
- 会計方針:重要な会計方針の変更はなし。四半期短信は公認会計士等のレビュー対象外。
- その他:決算説明会資料・補足資料を開示。将来予測は不確実性を含む。
(注記)
- 表示単位は特に断りのあるものを除き百万円。必要記載がない項目は“–”としてあります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4506 |
| 企業名 | 住友ファーマ |
| URL | https://www.sumitomo-pharma.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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