企業の一言説明

アシックスは、競技用シューズを主力とし、ランニングシューズで世界的な大手地位を確立しているスポーツ用品メーカーです。「アシックス」と「オニツカタイガー」の二大ブランドを展開し、特に欧米市場での販売比率が高いグローバル企業です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 強固なブランド力と高成長カテゴリーの牽引: パフォーマンスランニングを基盤としつつ、「スポーツスタイル」や「オニツカタイガー」が著しい高成長を続け、売上高・利益を大きく押し上げています。DTC(Direct to Consumer)戦略強化による粗利益率改善も顕著です。
  • 優れた収益性と健全な財務体質: ROE、営業利益率ともに高い水準を維持し、利益創出能力が極めて優れています。自己資本比率や流動比率も健全で、フリーキャッシュフローも豊富であり、財務面での安定性が際立っています。
  • 業界平均を大きく上回るバリュエーションと市場相対での軟調さ: 高い成長性と収益性が評価されている反面、PER、PBRともに業界平均を大幅に上回る水準にあり、株価は割高とされる水準です。さらに、直近では日経平均やTOPIXに対してアンダーパフォームしており、株価の調整が続く可能性があります。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 S 非常に優良
収益性 S 非常に優良
財務健全性 A 良好
バリュエーション D 強い懸念

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 3715.0円
PER 29.53倍 業界平均14.5倍
PBR 9.76倍 業界平均1.3倍
配当利回り 0.75%
ROE 29.15%

1. 企業概要

アシックスは、1943年創業の日本を代表するスポーツ用品メーカーです。ランニングシューズを始め、各種競技用シューズ、アパレル、エクィップメントの企画・製造・販売をグローバルに展開しています。特に「ASICS(アシックス)」ブランドはパフォーマンスランニング分野で高い評価を得ており、「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」はファッション性の高いライフスタイルシューズとして人気を博しています。独自のテクノロジーを駆使した高機能製品開発力が強みであり、世界中で多くのトップアスリートや一般のスポーツ愛好家から支持を得ています。収益は主に製品販売から得られ、直営店、ECサイト、卸売を通じて顧客に届けられています。

2. 業界ポジション

アシックスは、競技用シューズ分野における最大手の一つであり、特にランニングシューズにおいては世界市場で主要なプレイヤーとしての地位を確立しています。売上の約80%を海外で稼ぎ出すグローバル企業であり、欧米市場での販売比率が高いことが特徴です。競合他社としては、ナイキ、アディダスなど世界的なスポーツブランドが挙げられます。アシックスの強みは、革新的な技術力と、コアなランナー層から支持されるブランドロイヤリティの高さにあります。一方で、PBR (株価純資産倍率) 9.76倍、PER (株価収益率) 29.53倍は、業界平均のPBR 1.3倍、PER 14.5倍と比較して大幅に割高であり、市場は成長性やブランド価値に高い期待を寄せているものの、現在の評価水準は他社と比較して非常に高いと言えます。これは、将来の成長を織り込んだ株価であると同時に、期待に応えられなかった場合の調整リスクも示唆しています。

3. 経営戦略

アシックスは、中期経営計画2026において、持続的な成長と資本水準の最適化を重要な戦略的柱としています。主要な成長戦略としては、核となるパフォーマンスランニング事業に加え、高い成長性を示す「スポーツスタイル」や「オニツカタイガー」ブランドのさらなる拡大に注力しています。DTC(Direct to Consumer)チャネルの強化による顧客接点の拡大と粗利益率の改善も重要な要素です。地理的には、欧州、東南・南アジア、中華圏、日本といった全地域での増収を実現しており、特に新興国市場での存在感強化にも積極的です。最近の重要な開示としては、2025年11月12日に発表された自己株式取得(上限300億円)の決議があり、これは資本効率の改善と株主還元の強化に対する経営の明確な意思を示しています。
今後のイベントとしては、2026年2月13日に次回の決算発表(Earnings Date)が予定されており、このタイミングで最新の業績動向や今後の見通しが示されるため、投資家にとって重要な注目点となります。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 6/9 A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり)
収益性 1/3 純利益はプラスだが、営業キャッシュフローやROAの詳細データが計算に含まれていない
財務健全性 3/3 流動性の高さ、低いD/Eレシオ、株式希薄化のなさにより非常に健全
効率性 2/3 営業利益率と四半期売上成長率は良好だが、ROEの詳細データが計算に含まれていない

アシックスのF-Scoreは6/9点で「良好」と判定されます。財務健全性に関する項目は全て満たしており、流動比率が1.5以上、D/Eレシオが1.0未満、株式希薄化がないことから、非常に堅固なバランスシートを有していることがわかります。収益性および効率性においては、四半期純利益がプラスであり、営業利益率が10%を上回り、四半期売上高も前年同期比で成長している点は評価できますが、営業キャッシュフローとROA、ROEに関する詳細な項目(前年比改善など)については提供データ上システムの計算に含まれていないため、情報不足により満点には至っていません。しかし、全体としては財務基盤が強く、着実に利益を上げている企業と評価できます。

【収益性】

アシックスの収益性は非常に高い水準にあります。過去12か月の営業利益率は20.91%と、多くの産業と比較しても優れたパフォーマンスを示しています。これは製品の高付加価値化や効率的な事業運営が寄与していると考えられます。2024年実績のROE (自己資本利益率) は29.15%であり、一般的な目安とされる10%を大きく上回る「優良」水準です。また、ROA (総資産利益率) も直近の第3四半期累計ベースで約15.6%と高く、総資産を効率的に活用して利益を創出していることが伺えます。これらの指標は、同社が高いブランド力と競争優位性を背景に、効率的かつ持続的に利益を生み出す能力を有していることを示しています。

【財務健全性】

アシックスの財務健全性は良好です。2024年の自己資本比率は44.9%であり、安定経営の目安とされる40%をクリアしています。これは、外部からの借入に過度に依存せず、自己資金で事業基盤を賄えている状態を示します。また、直近四半期(2025年9月30日時点)の流動比率は2.09 (209%) となっており、短期的な支払能力に優れています。流動比率が200%以上は非常に良好な水準とされており、予期せぬ支出や市場変動にも耐えうる資金余力があることを示唆しています。さらに、直近四半期のTotal Debt/Equity(負債資本比率)も32.25%と低く、借入金が比較的少ない健全な財務構造です。

【キャッシュフロー】

キャッシュフローの状況も良好です。2025年12月期第3四半期累計期間の営業キャッシュフローは86,789百万円の大幅なプラスを計上しており、本業で安定して現金を稼ぎ出す力が強いことを示しています。投資キャッシュフローは△19,103百万円とマイナスですが、これは主に有形固定資産の取得(新物流センター関連投資など)や無形固定資産(ソフトウェアなど)への戦略的な投資によるものです。この結果、フリーキャッシュフロー(営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを差し引いたもの)は67,686百万円となり、十分な余剰資金を創出できています。この豊富なフリーキャッシュフローは、将来への再投資、借入金の返済、または株主還元に充てられる基盤となります。

【利益の質】

利益の質も健全です。2025年12月期第3四半期累計期間における営業キャッシュフロー/純利益比率は約1.01(86,789百万円 ÷ 86,314百万円)です。この比率が1.0を上回っていることは、計上されている純利益のほとんどが現金として実際に手元に残っていることを意味し、利益が会計上の操作や非現金費用に過度に依存していない、質の高い利益であると評価できます。

【四半期進捗】

2025年12月期第3四半期累計の実績は、通期会社予想に対して非常に良好な進捗を見せています。売上高進捗率は78.1%、営業利益進捗率は91.2%、親会社株主に帰属する純利益進捗率は95.9%に達しています。特に営業利益と純利益の進捗は高く、第3四半期時点で通期予想の大部分を達成しているため、通期着地は会社予想を上振れる可能性も示唆しています。
過去の年度別の業績推移を見ると、売上高は2021年404,082百万円から2024年678,526百万円へ、営業利益は21,945百万円から100,111百万円へと、いずれも着実に、そして近年は急速に成長を続けています。これは、事業の勢いが加速している状況を裏付けています。

【バリュエーション】

アシックスのバリュエーション指標は、業界平均と比較して著しく割高な水準にあります。
会社予想ベースのPER (株価収益率) は29.53倍であり、業界平均の14.5倍を大幅に上回っています。これは、市場がアシックスの将来的な成長性に対して非常に高い期待を抱いていることを示します。
実績PBR (株価純資産倍率) は9.76倍であり、業界平均の1.3倍と比較すると、こちらも極めて高い水準です。PBRが高いことは、企業の持っている資産価値以上にブランド力や技術力といった無形資産が評価されている証拠とも言えますが、同時に株価がその本質的価値よりも過大評価されている可能性も示唆しています。
提供データによる目標株価は、業界平均PER基準で1,523円、業界平均PBR基準で495円と算出されており、現在の株価3,715円を大幅に下回っています。これは、現在の株価水準が業界平均から見るとかなりのプレミアムを伴っていることを意味します。このことから、アシックスの株価は現在の業績成長を最大限に織り込んでいる状態、またはそれを超える期待値で評価されている「割高」な状況にあると判断できます。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 短期的なトレンド方向について明確なシグナルはありません
RSI 売られすぎ 23.8% RSIが30%を下回っており、短期的に株価が売られすぎている状態を示します
移動平均乖離率 下方乖離 -1.86% (5日線) 現在株価が短期移動平均線を下回っており、短期的な下落トレンドを示唆します

MACDは中立を示していますが、RSIが23.8%と「売られすぎ」の水準にあり、短期的な株価の調整が過度に進んでいる可能性を示唆しています。また、5日、25日、75日移動平均線に対して株価が下方乖離しており、短期から中期にかけて下落基調にあることがわかります。一方で、200日移動平均線に対してはわずかに上方乖離しており(+0.81%)、長期的な上昇トレンドは維持されている可能性がありますが、短期的な調整局面にあると言えます。

【テクニカル】

現在の株価は3,715.0円であり、52週高値4,289円、52週安値2,561円の中間よりやや高値寄り(52週レンジ内位置66.8%)にあります。直近の移動平均線との関係を見ると、株価は5日移動平均線(3,785.60円)、25日移動平均線(3,951.00円)、75日移動平均線(3,845.77円)の全てを下回って推移しており、短期・中期的に弱気なトレンドが示唆されます。しかし、200日移動平均線(3,697.96円)は上回っており、長期的な視点ではまだ上昇基調の範疇にあると考えられます。この状況は、短期的な調整局面にあるものの、長期的な視点での底堅さも持ち合わせていることを示唆しています。

【市場比較】

アシックスの株価パフォーマンスは、直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年において、日経平均株価およびTOPIXといった主要市場指数を下回っています。特に、日経平均に対しては1ヶ月で約9.22%ポイント、1年で約25.30%ポイントものアンダーパフォームとなっており、相対的に株価が軟調に推移していることが際立っています。TOPIXに対しても同様に、全ての期間で下回る結果となりました。これは、市場全体が上昇傾向にある中で、アシックスの株価がその恩恵を十分に享受できていない状況を示しており、投資家が市場平均以上のリターンを求める際には懸念材料となりえます。

【定量リスク】

アシックスのベータ値は0.97であり、市場全体の動きとほぼ連動する傾向にあります。年間ボラティリティは46.99%と高く、比較的株価の変動幅が大きい銘柄と言えます。これは、仮に100万円投資した場合、年間で±47万円程度の変動が想定されることを意味します。また、過去の最大ドローダウンは-61.15%に達しており、極端な市場環境下では投資元本の半分以上を失う可能性があったことを示唆しています。年間平均リターンは-30.29%とされていますが、これは過去の特定の期間における計算値であり、長期的に必ずしもこのリターンが継続するわけではありません。しかし、これらの数値から、アシックスへの投資にはそれなりの株価変動リスクが伴うことを理解しておく必要があります。

【事業リスク】

  • 為替変動リスク: アシックスは売上の80%を海外で計上しており、特に欧米での販売比率が高いため、米ドルやユーロなどの為替レートの変動が業績に大きく影響します。円高に振れた場合、海外売上を円換算した際に減少し、利益を圧迫する可能性があります。
  • 競争激化とブランド陳腐化リスク: スポーツ用品業界はグローバルで競争が激しく、常に革新的な製品開発やマーケティング戦略が求められます。競合他社の新製品投入や、消費者のトレンド変化に対応できない場合、市場シェアの低下やブランド力の陳腐化につながるリスクがあります。
  • サプライチェーンの混乱: 原材料の調達難、物流コストの高騰、地政学的リスクによる生産拠点の停止など、サプライチェーンにおける混乱が発生した場合、製品の供給遅延や製造コストの増加を招き、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

7. 市場センチメント

アシックスの信用取引状況を見ると、信用買残が1,521,400株、信用売残が413,200株となっており、信用倍率は3.68倍です。信用買残は前週比で+238,700株と大幅に増加しており、将来的な売り圧力となる可能性をはらんでいます。信用倍率3.68倍は、比較的需給が悪化していると判断される水準であり、株価の上値が重くなる要因となる可能性があります。
主要株主構成を見ると、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が14.82%、日本カストディ銀行(信託口)が6.98%、日本生命保険が3.09%と、主要な機関投資家が上位を占めています。これは、プロの投資家がアシックスの株式を長期保有していることを示唆しており、安定株主が多いと言えますが、彼らの動向が株価に影響を与える可能性もあります。

8. 株主還元

アシックスは株主還元に対して積極的な姿勢を示しています。会社予想の配当利回りは0.75%と現状では控えめですが、直近の配当性向は20.94%~22.7%となっており、利益に対する配当水準は今後の増配余地を示唆しています。
配当だけでなく、自社株買いによる株主還元も積極的に行っています。2025年11月12日の取締役会で、新たに取得総額上限300億円(取得上限株式数10,000,000株)の自己株式取得を決議しており、これは発行済株式総数に対するインパクトも大きく、1株あたりの価値向上に貢献すると考えられます。この方針は、中期経営計画に掲げられた資本効率の最適化の一環であり、今後も利益成長と連動した柔軟な株主還元が期待されます。

SWOT分析

強み

  • グローバルに確立された強力な「ASICS」と「Onitsuka Tiger」のブランド力。
  • パフォーマンスランニングに加え、スポーツスタイルやオニツカタイガーなど高成長カテゴリーが売上・利益を牽引。
  • 優れた研究開発力と製品技術力による高品質な製品提供。
  • 非常に高い収益性(ROE、営業利益率)と健全な財務体質、豊富なフリーキャッシュフロー創出力。
  • DTC戦略の強化による粗利益率の改善と顧客接点の拡大。

弱み

  • 業界平均を大幅に上回るPER・PBRで、株価バリュエーションが「割高」水準にあること。
  • 為替変動リスクが大きく、海外売上に依存するビジネスモデル。
  • グローバル競合他社との激しい競争環境。
  • 直近の市場平均(日経平均・TOPIX)に対する相対的な株価パフォーマンスの劣勢。

機会

  • 世界的な健康志向の高まりによるランニング市場、スポーツ市場の継続的な拡大。
  • ファッションアイテムとしてのスポーツスタイルシューズ、オニツカタイガーの世界的な需要増。
  • DtoCチャネルのさらなる強化とデジタルマーケティング戦略による収益性向上。
  • 新興国市場、特にアジア市場における販売チャネルとブランド認知度の拡大。

脅威

  • 世界経済の減速や景気後退が消費者の購買意欲に影響を与える可能性。
  • 原材料価格の高騰、物流コスト上昇、人件費増加などによる製品コストの上昇。
  • 地政学的リスクや貿易摩擦、新型コロナウイルスのようなパンデミック再発。
  • 競合他社による革新的な製品投入や価格競争の激化。

この銘柄が向いている投資家

  • 長期的な成長性を重視する投資家: グローバルブランド力と高成長カテゴリーに支えられた中長期的な業績拡大に期待する方。
  • ブランド価値を高く評価する投資家: アシックスの持つブランド力や製品の品質、技術力に投資魅力を感じる方。
  • 資本効率改善と株主還元を重視する投資家: 自己株式取得を継続的に実施しており、資本効率の改善や株主還元に積極的な姿勢を評価する方。
  • 分散投資の一環としてグローバル企業に投資したい投資家: 海外売上比率が高く、国際市場での成長を取り込みたいと考えている方。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 高すぎるバリュエーション: 現在の株価はPER、PBRともに業界平均を大幅に超えており、期待先行の側面が強いと言えます。期待通りの成長が実現できない場合、大きな株価調整リスクがあります。
  • 市場に対する相対パフォーマンスの弱さ: 直近では市場平均を下回るパフォーマンスが続いており、他の成長株と比較して株価の勢いがない点が懸念されます。
  • 為替変動リスク: 海外売上が大部分を占めるため、為替レートの変動、特に対円での主要通貨安は、利益にマイナス影響を与える可能性があります。

今後ウォッチすべき指標

  • 粗利益率: DTC比率の向上などにより粗利益率が改善傾向にありますが、コスト上昇圧力もある中でこの水準を維持できるか、また更なる改善余地があるかを注視すべきです。目標としては、決算短信記載の56.5%(2025年第3四半期累計)を安定的に維持・向上できるか。
  • カテゴリー別売上高成長率(特にスポーツスタイル・オニツカタイガー): 高成長を牽引しているこれらのカテゴリーの勢いが持続するかどうか、前年同期比+45-46%程度の成長率を維持できるかを確認することが重要です。
  • 主要地域別売上高成長率: 欧州、中華圏、東南・南アジアなど、各地域の成長性が全体業績を左右するため、地域ごとの動向(特に日本以外の成長)に注目し、例えば欧州の+25%や東南・南アジアの+33%といった高い成長率が継続できるかを確認します。

成長性: S

根拠: 直近の四半期売上高成長率が前年比+21.30%と高く、過去12か月の売上高も前年比8.9%増加しています。特に2025年12月期第3四半期累計で売上、営業利益、純利益すべてが2桁以上の増収増益を達成しており、中でもスポーツスタイルとオニツカタイガーが約45%の大幅成長を遂げています。通期会社予想も大幅な増益を見込んでおり、その進捗率も非常に高いため、現時点での成長性は極めて優良と判断します。

収益性: S

根拠: 2024年実績のROEは29.15%、過去12か月の営業利益率は20.91%と、評価基準のS(ROE15%以上かつ営業利益率15%以上)を大きく上回る非常に高い水準です。これは、同社が強力なブランド力と効率的な事業運営を通じて、卓越した利益創出能力を有していることを示しています。

財務健全性: A

根拠: 自己資本比率は44.9%(A基準40-60%内)、流動比率は2.09(209%)(S基準200%以上)と非常に良好な水準です。Piotroski F-Scoreも6/9点と「良好」に分類され、特に財務健全性に関する3項目は全て満点です。全体として安定した財務基盤を持つ企業であり、短期・長期ともに健全性が保たれていると評価できます。

バリュエーション: D

根拠: 会社予想PERが29.53倍、実績PBRが9.76倍であり、それぞれ業界平均のPER14.5倍、PBR1.3倍と比較して大幅に割高な水準です(PERは約200%増、PBRは約750%増)。現在の株価は、その高い成長性と収益性を十分に織り込んでいる、あるいは過度に期待している状態であり、割安とは真逆の「強い懸念」すべき高水準にあると判断します。


企業情報

銘柄コード 7936
企業名 アシックス
URL https://corp.asics.com/jp
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 3,715円
EPS(1株利益) 125.81円
年間配当 0.75円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 22.7% 31.4倍 10,954円 24.2%
標準 17.4% 27.3倍 7,661円 15.6%
悲観 10.5% 23.2倍 4,795円 5.3%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 3,715円

目標年率 理論株価 判定
15% 3,812円 ○ 3%割安
10% 4,761円 ○ 22%割安
5% 6,007円 ○ 38%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.18)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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