企業の一言説明

グロービングはDX・戦略コンサルティングとAIクラウドプロダクトを展開する、成長著しいコンサルティング業界の企業です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • AI事業の急成長と本格的な利益貢献: AI関連のプロダクトおよびサービスの売上が前年同期比で1万%を超える成長を遂げ、黒字化も達成しており、今後の収益ドライバーとしての期待が高まります。
  • 高収益体質と強固な財務基盤: 営業利益率37%超、ROE48%超と非常に高い収益性を誇り、自己資本比率も74%と財務健全性も確保されています。
  • 高バリュエーションと市場での短期的な調整: 高いPBR(10倍超)は市場からの大きな成長期待を示す一方で、現在の株価は業種平均PER/PBR基準で割高感が強く、直近の株価は全ての移動平均線を下回り軟調に推移しています。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 S 極めて優良
収益性 S 極めて優良
財務健全性 A 良好
バリュエーション D 懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 2,365.0円
PER 24.00倍 業界平均25.7倍
PBR 10.58倍 業界平均2.5倍
配当利回り 0.63%
ROE 48.83%

1. 企業概要(199字)

グロービングは、企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) を推進する戦略・DXコンサルティングサービスと、その知見をSaaS化したAIクラウドプロダクトを提供しています。特に、顧客の事業責任者として伴走する「JI型」コンサルティングに強みを持つ点が独自性です。AIエージェントの共同開発も手掛け、コンサルとプロダクトの両面から企業の課題解決を支援。高単価なサービス提供と技術的専門性により、高い参入障壁を築いています。

2. 業界ポジション(199字)

国内DX市場は堅調な拡大を続けており、グロービングは高付加価値コンサルティングと先進AIプロダクトを武器に成長市場での地位を確立しています。競合他社と比較して、CxO伴走型のハンズオン支援と自社AIプロダクト開発を両立する点が強みです。現在のPER24.00倍は業界平均25.7倍とほぼ同水準ですが、PBR10.58倍は業界平均2.5倍を大幅に上回っており、市場がグロービングの将来の成長性を極めて高く評価していることを示唆しています。

3. 経営戦略(198字)

グロービングは「AI-X領域の加速」を経営戦略の柱とし、AI事業の本格的な収益化を目指しています。直近の適時開示では、AI事業本部の設置やAI開発子会社X-AI.Laboの完全子会社化・吸収合併を実施し、AIプロダクトおよびサービスの開発体制を強化しました。これによりAI事業は直近の中間期で売上が前年同期比1万%超となり黒字化を達成、戦略が奏功しています。今後のイベントとして、2026年5月28日に配当権利落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 6/9 A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり)
収益性 2/3 純利益、営業CFはポジティブだが、ROAデータなし
財務健全性 2/3 流動比率良好、株式希薄化なし、D/Eレシオデータなし
効率性 2/3 営業利益率と四半期売上成長率が良好、ROE変化のデータなし

解説:

グロービングのPiotroski F-Scoreは6点と「良好」な水準です。収益性では純利益と営業キャッシュフローがプラスであることが評価されています。財務健全性においては、流動比率が高く、株式希薄化が見られない点でポジティブです。効率性では、高い営業利益率と四半期売上高成長率が貢献しており、企業の基盤はしっかりしていると言えます。一部の項目で「データなし」と判定されていますが、既存のデータからは総合的に健全な財務状況が確認できます。

【収益性】

  • 営業利益率: 過去12ヶ月では37.67%と驚異的な高水準を維持しています。これは同社の高付加価値コンサルティングとAIプロダクトが収益性の高い事業構造を有していることを示します。直近中間期の営業利益率も37.2%と引き続き高水準です。
  • ROE(実績): 48.83%と非常に高い水準です。これは株主資本を効率的に活用し、高い利益を上げていることを示すもので、一般的な目安である10%を大きく上回っています。
  • ROA: データはありませんが、非常に高いROEと健全な自己資本比率を考慮すると、効率的な資産活用ができていると推測されます。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(実績): 65.6%(直近中間期では74.3%に上昇)と非常に高く、財務基盤が極めて強固であることを示しています。有利子負債への依存度が低く、外部環境の変化にも耐えうる体力があります。
  • 流動比率(直近四半期): 3.54倍 (354%) と非常に高く、短期的な支払能力に優れています。一般的な目安とされる200%を大きく上回るため、資金繰りの安全性は極めて高いと評価できます。

【キャッシュフロー】

  • 営業キャッシュフロー(過去12ヶ月): 24.3億円と堅調に創出しています。本業で安定してキャッシュを獲得できていることを示します。
  • フリーキャッシュフロー(FCF): 直近中間期では約△19.0億円とマイナスに転じています。これは、主に定期預金への預け入れ(20億円)、自己株式の取得(9億円)、及び子会社株式の取得(4億円)といった積極的な投資・財務活動によるキャッシュアウトが主要因です。成長投資や株主還元に資金を投入している状態であり、必ずしもネガティブな兆候ではありませんが、投資の費用対効果と今後のキャッシュの動向には注意が必要です。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率: 0.99
    • 評価: B (普通(利益の大部分がキャッシュ裏付け))
    • 直近12ヶ月(24.3億 ÷ 24.5億)でほぼ1.0という高い比率は、計上された純利益が営業活動によるキャッシュフローで裏付けられていることを示しており、利益の質は健全と言えます。ただし、直近中間期単体では5.8億 ÷ 15.6億 ≒ 0.37と1.0を下回っており、税金支払の増加等一時的な要因が影響しています。

【四半期進捗】

2026年5月期 第2四半期(中間期)の通期予想に対する進捗率は以下の通りです。

  • 売上高: 実績5,651百万円 / 通期予想11,800百万円 → 進捗率 47.9% (通常ペースかやや順調)
  • 営業利益: 実績2,103百万円 / 通期予想4,000百万円 → 進捗率 52.6% (進捗良好)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績1,562百万円 / 通期予想2,809百万円 → 進捗率 55.6% (進捗良好)

営業利益と純利益の進捗率が売上高を上回っており、収益性の高い事業活動が進んでいることを示唆しています。通期目標達成に向けては順調なペースと言えます。
直近3四半期の売上高・営業利益の推移は個別の四半期データがありませんが、中間期までの累計実績で前年同期比大幅増収増益を達成しており、特にAI事業の急成長が寄与しています。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): 24.00倍
    • 業界平均PER25.7倍と比較すると、やや低い水準にあり、相対的にはわずかながら割安と解釈することも可能です。しかし、これは高い成長期待が織り込まれていることを考慮する必要があります。
  • PBR(実績): 10.58倍
    • 業界平均PBR2.5倍と比較すると、大幅に割高な水準です。これはグロービングが持つ独自の技術力、成長性、そして将来的な収益拡大への期待が市場で非常に高く評価されていることを示しています。
  • 目標株価比較:
    • 業種平均PER基準目標株価: 1,540円
    • 業種平均PBR基準目標株価: 559円
    • 現在の株価2,365.0円は、これらの目標株価を大きく上回っており、バリュエーション指標単体で見るとかなりの割高感があります。ただし、これは単なる平均比較であり、グロービングのような高成長企業に対する市場の評価は、伝統的なバリュエーション指標だけでは測りきれない側面があることに留意が必要です。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 短期トレンド方向を示す
RSI 売られすぎ 22.0 70以上=過熱、30以下=売られすぎ

RSIが22.0%と「売られすぎ」水準にあり、短期的な反発の可能性を示唆しています。

【テクニカル】

  • 52週高値・安値との位置: 現在株価2,365.0円は、52週高値3,420.0円から約30.8%下落した位置にあり、52週安値1,434.0円からは約65.0%上昇した位置(52週レンジ内位置: 42.2%)にあります。直近では高値から調整が進んでいます。
  • 移動平均線との関係: 現在株価は、5日移動平均線2,505.00円、25日移動平均線2,762.32円、75日移動平均線2,633.45円、200日移動平均線2,523.53円の全ての移動平均線を下回っています。これは短期的な下落トレンドが継続していることを示しており、売りの勢いが強い状況です。

【市場比較】

グロービングの株価は、主要市場指数である日経平均株価およびTOPIXに対して、直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年間の全ての期間でアンダーパフォームしています。

  • 日経平均比:
    • 1ヶ月: 株式-17.45% vs 日経+5.07% → 22.52%ポイント下回る
    • 3ヶ月: 株式-14.77% vs 日経+5.56% → 20.34%ポイント下回る
    • 6ヶ月: 株式-11.02% vs 日経+27.49% → 38.51%ポイント下回る
    • 1年: 株式+23.18% vs 日経+37.07% → 13.89%ポイント下回る
  • TOPIX比:
    • 1ヶ月: 株式-17.45% vs TOPIX+4.19% → 21.64%ポイント下回る

この相対的なパフォーマンスの低迷は、市場全体の上昇局面においてグロービングの株価が追随できていない現状を示しており、投資家の間での慎重な見方が増している可能性も考えられます。

【注意事項】

  • ⚠️ 信用倍率: 0.00倍。これは信用売残が0株のため、純粋な信用倍率が算出不能であることを示します。信用買残732,100株が存在するため、今後の買い残解消売りには注意が必要です。
  • 現在株価2365円に対し、バリュエーション分析による業種平均基準の目標株価(PER基準1540円、PBR基準559円)との乖離が非常に大きいことから、今後の成長が期待を下回った場合、株価が大きく調整する可能性があります。

【定量リスク】

  • 年間ボラティリティ: 71.07%
    • これは約1年間の株価変動の大きさを表し、数値が大きいほど株価が大きく変動しやすいことを意味します。仮に100万円投資した場合、年間で±71万円程度の変動が想定されるかなり高リスクな銘柄です。
  • シャープレシオ: -0.55
    • リスクに見合うリターンが得られているかを示す指標で、数値が高いほど効率的にリターンを得ているとされますが、マイナスはリスクに対してリターンが見合っていない状況を示しています。
  • 最大ドローダウン: -65.14%
    • 過去の期間において、最も価格が下落した際の最大下落率を示します。この程度の株価下落は過去に経験しており、将来的に同様の下落が起こりうる可能性を常に意識する必要があります。
  • 年間平均リターン: -38.44%
    • 過去1年間の平均リターンがマイナスであることは、長期的なパフォーマンスにおいて課題を抱えている可能性を示唆します。ただし、これは特定期間のデータであり、投資判断は多角的に行う必要があります。

【事業リスク】

  • AI事業における競争激化と技術革新リスク: AI市場は急速に拡大しており、多数のプレーヤーが参入しています。グロービングが開発するAIプロダクトも、競合製品との差別化を維持し、技術革新に継続的に対応していく必要があります。競争に敗れた場合や、技術トレンドの変化に対応が遅れた場合、収益性が圧迫される可能性があります。
  • 人材確保および人件費の増大リスク: 高度なコンサルティングサービスやAI開発には優秀な人材が不可欠です。市場での有為な人材の獲得競争は激しく、採用コストや人件費の増大はグロービングの利益率に直接影響を与える可能性があります。特に、平均年収1,520万円と高水準であるため、変動コストの管理は重要です。
  • マクロ経済情勢や顧客企業のDX投資抑制リスク: 景気後退期や企業の業績悪化局面では、DX投資や新規システム導入が抑制される傾向があります。グロービングの収益は顧客企業のIT投資意欲に大きく依存するため、経済情勢の変動によって事業環境が厳しくなる可能性があります。

7. 市場センチメント(172字)

信用買残が732,100株に対し、信用売残は0株となっており、信用倍率は算出不能です。この状況は売り圧力が極めて低いことを示唆しますが、一方で信用買い残の積み上がりは、将来的に買い残解消のための売りにつながる可能性もはらんでいます。主要株主はEMMA&KEITO(株) (30.46%)、輪島総介 (17.2%)、パーソルクロステクノロジー(株) (6.53%)など、創業メンバーや企業による保有が多く、インサイダー保有比率が65.65%と高いことから、安定株主が多い構造です。

8. 株主還元(133字)

グロービングは今期から初の通期配当を予定しており、年間配当は15.00円(配当利回り0.63%)を会社予想としています。予想配当性向は15.2%と比較抑えめですが、成長投資と株主還元のバランスを重視する姿勢が見られます。また、直近の中間期においては約9億円の自己株式取得を積極的に実施しており、株式市場への還元意欲が高いことを示唆しています。

SWOT分析

強み

  • AI事業の爆発的な成長と早期の黒字化達成は、新たな収益柱として大きく期待できる。
  • 非常に高い営業利益率とROEに裏打ちされた高収益体質、および強固な財務健全性。

弱み

  • 足元の株価は、従来のバリュエーション指標から見ると非常に割高な水準にあり、市場の期待を常に上回る成長が求められる。
  • 急速な事業拡大に伴う人材獲得競争と人件費増大のリスク。

機会

  • DXおよびAI導入に関する企業の需要は今後も継続的に拡大すると予測され、事業成長の大きな追い風となる。
  • AI技術の進化と適用範囲の拡大により、新たなプロダクトやサービスの開発、市場開拓の余地が大きい。

脅威

  • AI分野における競争環境の激化や大手ITベンダーの参入により、価格競争や市場シェアの低下に直面する可能性。
  • 景気後退や顧客企業の投資抑制など、マクロ経済の変動がコンサルティング事業の受注に悪影響を及ぼすリスク。

この銘柄が向いている投資家

  • 高い成長性を追求する投資家: AI関連事業の急成長に関心があり、高バリュエーションを許容できる投資家。
  • 中長期的な視点を持つ投資家: 短期的な株価変動リスクや調整局面を乗り越え、企業の事業戦略の実現と将来の成長に期待する投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 現在の株価には高い成長期待が織り込まれており、業績が期待を下回った場合、大きな株価調整のリスクがあります。
  • AI事業の成長ペースを維持できるか、また競争優位性を確立・維持できるかについて、継続的な情報収集と分析が必要です。

今後ウォッチすべき指標

  • AI事業の売上高成長率と利益率の推移: 特に損益分岐点を超えた後の利益貢献度。
  • コンサルティング事業の案件獲得数と継続率: 安定的な収益基盤の維持状況。
  • 契約資産の増加トレンド: 将来の売上計上につながる高単価案件の獲得状況。

成長性 | S | 極めて優良

直近の通期売上高が前期比+42.9%と非常に高く、特にAI事業の売上高が前年と比較して1万%を超える急成長を遂げており、今後のさらなる拡大が期待されます。

収益性 | S | 極めて優良

実績ROEが48.83%に達し、営業利益率も37.67%と驚異的な高水準を維持しています。これは株主資本を極めて効率的に活用し、本業で高い収益力を生み出していることを示します。

財務健全性 | A | 良好

自己資本比率65.6%(直近中間期74.3%)と流動比率3.54倍は非常に高く、強固な財務基盤を構築しています。Piotroski F-Scoreも6点と良好ですが、より強固なS評価にはあと一歩の改善余地があります。

バリュエーション | D | 懸念

PER24.00倍は業界平均とほぼ同水準ですが、PBR10.58倍は業界平均2.5倍を大幅に上回っており、現在の株価は純資産価値と比較して極めて割高な水準にあります。目標株価との乖離も大きく、高い成長期待がすでに織り込まれているため、更なる上値を追うには相応のリスクを伴います。


企業情報

銘柄コード 277A
企業名 グロービング
URL https://globe-ing.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 2,365円
EPS(1株利益) 98.56円
年間配当 0.63円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 21.6% 27.9倍 7,295円 25.3%
標準 16.6% 24.3倍 5,148円 16.9%
悲観 9.9% 20.6倍 3,265円 6.7%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 2,365円

目標年率 理論株価 判定
15% 2,562円 ○ 8%割安
10% 3,200円 ○ 26%割安
5% 4,037円 ○ 41%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.18)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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