2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正は無し。市場予想との比較データは提供情報になく省略(–)。第1四半期の実績は通期予想に対する進捗が良好で、下方修正はなし。
- 業績の方向性:増収増益(売上高23,201百万円:前年同期比+66.9%、営業利益3,410百万円:前年同期比+23.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益2,328百万円:前年同期比+43.1%)。
- 注目すべき変化:売上の大幅増は主に「その他(サプライチェーン支援)」セグメントでの貴金属在庫販売(売上7,858百万円、売上総利益1,036百万円)が寄与(全体売上の約33.8%を占める)。一方、電子セグメントは売上増だが売上総利益が大幅減(受注品目の採算変動・製品ミックスの影響)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上64,000百万円、営業利益10,000百万円、当期純利益6,000百万円)に変更なし。第1四半期の進捗(売上36.3%、営業利益34.1%、純利益38.8%)は通期達成のための順調な進捗と言えるが、貴金属在庫売却の影響が大きいため持続性の確認が重要。
- 投資家への示唆:四半期実績には在庫処分的・市況依存の要素(貴金属販売)が含まれる点に注意。営業利益は増加しているが、セグメント別の採算差(電子の粗利悪化、薄膜・サーマルの改善)を確認し、貴金属市況・為替の変動リスクを注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社フルヤ金属
- 主要事業分野:貴金属材料・機器の製造販売(電子部品向け単結晶育成装置部材、薄膜用スパッタリングターゲット、サーマル関連製品、ファインケミカル・リサイクル、サプライチェーン支援等)
- 代表者名:代表取締役社長 古屋 嶺民
- 上場取引所:東証
- URL:https://www.furuyametals.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期連結累計期間(2025年7月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント(報告セグメント):
- 電子:単結晶育成装置向けルツボ等
- 薄膜:スパッタリングターゲット等(HD、半導体向け)
- サーマル:半導体製造向け等(加熱系・関連部材)
- ファインケミカル・リサイクル:化合物等
- サプライチェーン支援:貴金属の供給・在庫販売等
- その他:仕入製品等の販売(資産売却に伴う貴金属販売を計上)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):25,389,636株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:813,595株
- 四半期累計期間中の平均株式数:24,576,041株
- 時価総額:–(提供情報なし)
- 今後の予定:
- IRイベント:決算説明会は無(補足資料は作成)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高:実績23,201百万円/通期予想64,000百万円 → 達成率36.3%
- 営業利益:実績3,410百万円/通期予想10,000百万円 → 達成率34.1%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績2,328百万円/通期予想6,000百万円 → 達成率38.8%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:サプライチェーン支援(「その他」)での貴金属原材料販売(売上7,858百万円、売上総利益1,036百万円)が大きく寄与。
- 構造的要因:薄膜・サーマルは堅調、電子は受注は回復傾向だが製品ミックスにより粗利低下。
- 為替・デリバティブ:前年同期は為替・デリバティブ関係の特殊要因が大きかったが、当期はデリバティブ評価益560百万円、為替差損352百万円等が発生し影響。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は概ね順調だが、貴金属在庫販売の継続性に依存するため、今後の市況・受注動向(特に電子セグメントの採算回復)が鍵。
財務指標
- 主要財務諸表(要点、単位:百万円)
- 売上高(第1Q累計):23,201(前年同期13,899、増減+9,302:+66.9%)
- 売上総利益:4,451(前年同期3,769、+682:+18.1%)
- 営業利益:3,410(前年同期2,770、+640:+23.1%)
- 経常利益:3,356(前年同期2,363、+993:+42.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,328(前年同期1,627、+701:+43.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):94.76円(前年同期66.26円)
- 収益性指標
- 営業利益率:3,410 / 23,201 = 14.7%(前年同四半期は19.9%)。業種平均との比較は業種別だが、14.7%は製造業では良好レンジに入る場合あり(業種依存)。
- 経常利益率:3,356 / 23,201 = 14.5%
- 純利益率:2,328 / 23,201 = 10.0%
- ROE(注:第1四半期実績を年率化した概算):(2,328×4)/ 自己資本64,424 ≒ 14.5%(目安:10%以上は優良)
- 注記:上は単純年率化の概算。正式な通期ROEは通期実績で算出することが適切。
- ROA(単純年率化):(2,328×4)/ 総資産117,047 ≒ 8.0%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:36.3%(通常ペース:第1Qで約25%のケースが多く、今回高め。だが一時要因含む)
- 営業利益進捗率:34.1%
- 純利益進捗率:38.8%
- 過去同期間との比較:前年同Qは進捗データなしだが、前年同Qは売上13,899→今回大幅増
- キャッシュフロー(注:四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない)
- 現金及び預金:7,680百万円(前連結会計年度末13,047百万円、△5,366百万円)
- 流動資産合計:92,858百万円(前期99,708、△6,849)
- 原材料及び貯蔵品:66,998百万円(前期72,648、△5,649)
- 売掛金合計(売掛金+受取手形):4,285百万円(前期3,594→増)
- 流動負債合計:40,781百万円(前期46,552、△5,771)→支払手形・買掛金減少(△5,623)
- 有利子負債(概算):短期借入金14,400 + 1年内返済予定の長期借入金4,324 + 長期借入金9,849 = 28,573百万円(現金7,680を加味したネットは約20,893百万円のネット負債)
- フリーCF:四半期CF計算書未作成のため算出不可(詳細は–)
- 営業CF/純利益比率:算出不可(営業CF不明)。現金減少と配当支払(2,359百万円)が影響。
- 四半期推移(QoQ):前四半期(2025/6/30期末)との比較は貸借対照表項目で示す(現金減少、在庫減少、買掛金減少など)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:55.0%(前期52.0%)(目安:40%以上で安定 → 55.0%:安定水準)
- 流動比率(概算):流動資産92,858 / 流動負債40,781 = 2.28(目安:100%超=健全 → 228%:良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):52,485 / 64,561 = 0.81(約81%)
- 効率性:総資産回転率や売上高営業利益率の詳細推移は通期データ必要のため概算・別掲(–)
- セグメント別(売上高・売上総利益)
- 電子:売上1,952百万円(前年比+27.3%)、売上総利益320百万円(前年比▲54.6%)
- 薄膜:売上2,651百万円(前年比+7.6%)、売上総利益1,262百万円(前年比+55.4%)
- サーマル:売上1,402百万円(前年比+31.4%)、売上総利益408百万円(前年比+23.1%)
- ファインケミカル・リサイクル:売上4,081百万円(前年比▲43.9%)、売上総利益934百万円(前年比▲52.7%)
- サプライチェーン支援:売上4,927百万円(前年比+332.0%)、売上総利益449百万円(前年は59百万円の損失)
- その他(貴金属在庫販売含む):売上8,185百万円(注:その内貴金属販売7,858百万円)、売上総利益1,076百万円
- 財務の解説:
- 第1Qの増収は在庫売却(貴金属)の寄与が大きく、これが売上・粗利を押し上げた。営業利益は増加したが、電子分野の粗利悪化が観察され、製品ミックスや受注品目の採算が影響している。現金は期末で減少しており、買掛金・在庫の調整や配当支払いが主因。
特別損益・一時的要因
- 特別利益・損失:開示上の「特別損益」枠での大きな項目は記載なし。ただし以下の一時要因あり。
- 一時的要因の主な内容:
- 「その他」セグメントでの原材料在庫からの貴金属販売(イリジウム・ルテニウム等):売上7,858百万円、売上総利益1,036百万円(第1Qにおける大きな一時寄与)
- 為替・デリバティブ関連:前年同期は大きな為替差益・デリバティブ損益があり、前年との比較で変動要因。
- 実質評価:貴金属販売は需給や市況に依存するため、一時的要因として除外したケースでの営業実力評価が必要(継続性は低い可能性)。
- 継続性:貴金属販売の規模は需給次第で変動するため継続性は不確実。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年6月期(実績):中間0円、期末96.00円、年間96.00円
- 2026年6月期(予想):中間0円、期末75.00円、年間75.00円(直近予想から修正無し)
- 直近第1Qにおける配当支払:2,359百万円(注:四半期で支払済)
- 配当性向(予想):通期当期純利益予想6,000百万円、1株当たり当期純利益244.14円に対し期末75円=配当性向(予想)約30.7%(目安:30%前後は株主還元と内部留保のバランスを取った水準)
- 配当利回り:株価情報なしのため算出不可(–)
- 株主還元方針:特別配当の記載なし。自社株買い等の記載は無し(–)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:第1四半期における固定資産は前期比で僅増(固定資産合計24,188百万円、前期24,156百万円、増32百万円)。設備投資額の詳細は未記載(–)。
- 減価償却費:第1Qの減価償却費294百万円(前年309百万円)
- 研究開発:R&D費の明示的記載なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注の具体額・受注残高は記載なし(ただし、電子・薄膜等で「受注が好調」「回復基調」との定性的記載あり)。
- 在庫状況:
- 原材料及び貯蔵品:66,998百万円(前期72,648百万円、△5,649)
- 棚卸資産の一部と固定資産の振替あり(保有目的変更による振替。第1Qで「原材料及び貯蔵品」205百万円増、「機械装置及び運搬具」212百万円減等)。
- 在庫回転日数等は記載なし(–)
セグメント別情報(要点)
- 売上高(第1Q)
- 電子:1,952百万円(売上総利益320百万円、粗利率約16.4%)
- 薄膜:2,651百万円(売上総利益1,262百万円、粗利率約47.6%)
- サーマル:1,402百万円(売上総利益408百万円、粗利率約29.1%)
- ファインケミカル・リサイクル:4,081百万円(売上総利益934百万円、粗利率約22.9%)
- サプライチェーン支援:4,927百万円(売上総利益449百万円、粗利率約9.1%)
- その他(貴金属販売含む):8,185百万円(売上総利益1,076百万円)
- 地域別売上(第1Q)
- 海外売上高:18,942百万円(総売上の81.6%)
- アジア(日本除く):11,980百万円(海外比63.2%)
- 欧州:4,608百万円(海外比24.3%)
- 北米:2,353百万円(海外比12.4%)
- セグメント解説:
- 電子:受注は堅調なものの、特定製品(スマホ向け等)の回復遅れで粗利が低下。
- 薄膜・サーマル:データセンター投資や半導体関連の回復で受注・粗利好調。
- ファインケミカル:化合物受注に回復兆しあるが一部(苛性ソーダ向け等)は受注減。
- サプライチェーン支援:貴金属価格高騰の影響で需要増。第1Qの販売が大きく寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明示的な中期数値目標の進捗は無し(–)。ただし会社は高付加価値製品の拡充、安定供給体制強化、バランスシートコントロールを継続的目標としている。
- KPI達成状況:該当の定量KPIは開示なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 国内は設備投資堅調、海外は地政学リスク等で不確実性が存在。
- データセンター、半導体投資の回復が薄膜・サーマル需要を支える一方、スマートフォン関連の一部需要回復は遅い。
- 貴金属価格・為替が業績に大きく影響する構造。
- 競合比較:同業他社との定量的比較データは提供なし(–)。相対的に高付加価値製品寄与が強い点が競争上の特徴。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上64,000百万円(+11.5%)、営業利益10,000百万円(+4.8%)、経常利益9,000百万円(▲4.1%)、当期純利益6,000百万円(▲7.2%)、1株当たり当期純利益244.14円。
- 会社はこの予想を維持。第1Qの進捗は概ね順調だが、貴金属在庫売却の継続性次第で業績のブレ幅は大きい。
- 予想の信頼性:第1Qの業績は在庫売却等の一時要因が寄与しており、予想達成の確度は受注動向(特に電子分野)・貴金属市況・為替変動に左右される。
- リスク要因:
- 為替・貴金属価格の急変
- 特定顧客向け製品の需要変動(スマートフォン等)
- 地政学リスク・サプライチェーンの混乱
- 在庫水準・在庫売却に伴う採算変動
重要な注記
- 会計方針の変更、見積り変更、修正再表示:いずれも無し。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(第1Q)。
- 添付の四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー):無。
- その他重要事項:
- 棚卸資産と固定資産間の振替(保有目的の変更)を実施(原材料等と機械装置の振替が発生)。
- 期中に配当金支払があり、利益剰余金に影響(第1Qに配当2,359百万円支払)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7826 |
| 企業名 | フルヤ金属 |
| URL | http://www.furuyametals.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。