2026年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正はなし。第3四半期累計実績は通期予想に対する進捗が高く(売上進捗約72%、営業利益進捗約80%、親会社帰属当期利益進捗約84%)、市場予想との比較は本資料に記載なし(市場予想は–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益360,684百万円、前年同期比+8.1%/営業利益148,739百万円、前年同期比+15.1%)。
- 注目すべき変化:鳥居薬品の連結子会社化(2025年9月)およびJT医薬事業の吸収分割(2025年12月)の反映により、売上・資産が大幅増加。ロイヤリティ収入の拡大(ViiV関連等)とインフル流行によるゾフルーザ等の販売拡大が寄与。JT吸収分割で「負ののれん発生益(20,265百万円)」をその他収益に計上。
- 今後の見通し:通期予想(売上500,000百万円、営業利益185,000百万円、親会社帰属当期利益188,000百万円)に変更なし。第3四半期までの進捗からは達成可能性は高いが、買収・出資等の投資活動がキャッシュ影響を与えている点は注視が必要。
- 投資家への示唆(助言ではなく着目点):利益率はロイヤリティ中心の収益構成で高水準。M&A・出資(鳥居、JT、ViiVへの追加出資、Radicava取得予定)により成長の柱を強化する一方、投資キャッシュアウトと有形無形資産の増加で短期的なキャッシュフローやのれん等の資産リスクが拡大している点は注目すべき事項。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:塩野義製薬株式会社
- 主要事業分野:医療用医薬品の研究開発、製造、販売(単一事業セグメント)
- 代表者名:代表取締役会長兼社長 CEO 手代木 功
- URL:https://www.shionogi.com
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料・説明会:有(アナリスト向け)
- セグメント:
- 単一セグメント(医療用医薬品関連)。製品別・会社別分析は行うが、事業セグメント開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):889,632,195株
- 期中平均株式数(四半期累計):850,891,622株
- 自己株式数(期末):38,656,260株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:2026年1月30日(アナリスト向け、資料・トランスクリプトは開示予定)
- 株主総会、IRイベント等:–(四半期短信に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社の通期予想に対する進捗、通期予想は修正なし)
- 売上収益:360,684百万円/通期予想500,000百万円 → 進捗率 72.14%
- 営業利益:148,739百万円/通期予想185,000百万円 → 進捗率 80.40%
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:158,225百万円/通期予想188,000百万円 → 進捗率 84.19%
- サプライズの要因(上振れ要因)
- 鳥居薬品の連結化(2025年9月)およびJT医薬事業の吸収分割(2025年12月)による売上・ロイヤリティ計上の増加。
- ViiV関連(HIVフランチャイズ)やRocheからのロイヤリティ増加、米国・欧州でのセフィデロコル(Fetroja/Fetcroja)販売拡大。
- インフルエンザ流行に伴うゾフルーザ販売増。
- JT吸収分割に伴う負ののれん(20,265百万円)計上によりその他収益が増加(一時的要因)。
- 通期への影響:
- 通期予想は変更なし。第3四半期までの進捗は高く、通期達成の見込みは高いと判断されるが、下期の季節性・市場動向、M&A・大規模出資の資金影響は留意点。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上収益:360,684百万円(前年同期333,600百万円、+8.1%/+27,084百万円)
- 売上総利益:306,336百万円
- 販売費及び一般管理費:88,862百万円
- 研究開発費:82,304百万円
- 営業利益:148,739百万円(前年129,224百万円、+15.1%/+19,514百万円)
- 税引前利益:191,270百万円(前年155,877百万円、+22.7%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益:158,225百万円(前年133,803百万円、+18.3%)
- 基本的1株当たり四半期利益(累計):185.95円(注:株式分割考慮済)
- 収益性指標
- 営業利益率:148,739 / 360,684 = 41.2%(高水準。ロイヤリティ収入比率が高いため業界平均と比較すると特異)
- EBITDA:147,765百万円 → EBITDAマージン ≈ 41.0%
- ROE(単純計算:親会社帰属利益/期末親会社持分):158,225 / 1,514,162 = 10.45%(目安:10%以上で優良。ただし9か月累計を分母に用いるため年率比較には注意)
- ROA(単純計算:親会社帰属利益/総資産):158,225 / 1,727,987 = 9.16%(目安:5%以上で良好)
- 注:上のROE/ROAは第3四半期累計利益を期末残高で割った簡易指標のため、年間換算等の補正が必要。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:72.1%(通常ペース以上)
- 営業利益進捗率:80.4%(高め)
- 親会社当期利益進捗率:84.2%(高め)
- 過去同期間との比較:前年同期比増収増益で加速度的に改善
- 貸借対照表(2025/12/31)
- 資産合計:1,727,987百万円(前期末1,535,349百万円、+192,638百万円)
- 流動資産:914,687百万円(うち現金及び現金同等物215,595百万円、前期末374,795百万円)
- 非流動資産:813,299百万円(のれん43,550百万円、無形資産167,029百万円)
- 親会社の所有者に帰属する持分:1,514,162百万円(親会社所有者帰属持分比率 87.6%(安定水準))
- 負債合計:213,603百万円(前期末172,852百万円、増加)
- 自己資本比率:87.6%(高く安定。目安:40%以上で安定)
- 流動比率:914,687 / 156,552 ≈ 5.85(非常に高い)
- キャッシュフロー(累計)
- 営業CF:123,524百万円(前年同期119,594百万円、+3,930百万円)
- 投資CF:△229,560百万円(前年同期△125,708百万円。鳥居薬品関連の持分取得や貸付け45,000百万円等による大幅支出)
- 財務CF:△59,555百万円(配当支払増等)
- フリーCF(営業CF-投資CF):△106,036百万円(マイナス)
- 現金及び現金同等物残高:215,595百万円(前期末374,795百万円、△159,199百万円)
- 営業CF/純利益比率:123,524 / 158,212 ≈ 0.78(目安1.0以上で健全。現状はやや未達)
- 四半期推移(QoQ):四半期ごとの詳細は別表参照(本短信は累計中心)。季節性の影響は製薬製品ごとにあり得るが、累計ベースではM&Aとロイヤリティが影響。
特別損益・一時的要因
- 負ののれん発生益:JT医薬事業の吸収分割に伴う負ののれん発生益20,265百万円を「その他の収益」に計上(一時的な利益増加要因)。
- 鳥居薬品の連結化に伴うのれん計上:のれん23,865百万円(暫定配分)。さらにスクイーズアウトでの追加のれん3,767百万円。
- 取得関連費用:鳥居・JT関連の取得関連費用1,473百万円(販売費及び一般管理費に含む)。
- 一時的要因の影響:負ののれん等の一時的要因を除くコア営業利益は131,560百万円(前年130,641百万円、+0.7%)と、基礎的事業は緩やかな改善にとどまる。負ののれんは継続性がないため実質評価では調整が必要。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):33.00円(2026年3月期)
- 期末配当(予想):33.00円
- 年間配当予想:66.00円(前回予想から修正なし)
- 配当性向:通期予想の親会社帰属当期利益188,000百万円・発行済株式数等から計算する場合の配当性向は明示なし(算出には発行済株式数と利益を用いる必要があるため–)。
- 特別配当:なし(記載なし)
- 株主還元方針:自社株買い等は当期短信に特記事項なし(取得・処分に小額の自己株式取引はあるが広義の自社株買いは–)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産取得:当期累計で8,871百万円の支出(前年同期9,927百万円)
- 減価償却費(累計):16,205百万円
- 研究開発:
- 研究開発費:82,304百万円(売上比率は約22.8% = 82,304/360,684)。研究投資は高水準で継続。
- 主なテーマ:低分子創薬、HIV関連(S-365598等)、希少疾患領域の強化(Radicava買収、ALS等)
受注・在庫状況
- 在庫(棚卸資産):98,890百万円(前期末65,477百万円、増加。鳥居薬品連結化等が主因)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
- 受注状況:記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント:単一セグメント(医療用医薬品)。個別製品別・会社別の利益分析は行っているが、短信ではセグメント開示を省略。
- 製品・地域別のポイント:
- 国内医療用医薬品:867億円(前年同期比+9.8%)— 鳥居薬品連結化とゾフルーザ需要増が寄与
- 海外子会社および輸出:489億円(前年同期比+12.8%)— セフィデロコル(Fetroja/Fetcroja)の販売拡大
- ロイヤリティ収入:2,013億円(前年同期比+7.8%)— ViiV関連やRoche等
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:STS2030 Revision に基づく成長投資(M&A、出資、製品導入)を加速中。鳥居・JTの統合は中期ビジョンの一環であると説明。
- KPI達成状況:短信では具体KPIの数値開示なし(進捗は事業統合・ロイヤリティ成長で示唆)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較は短信に記載なし(–)。ただしロイヤリティ比率の高さやM&A積極化は同業内での特徴的戦略。
- 市場動向:インフル流行や抗感染症薬の需要拡大、HIVフランチャイズの成長が業績を後押し。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上収益500,000百万円(+14.1%)、営業利益185,000百万円(+18.1%)、親会社帰属当期利益188,000百万円(+10.3%)
- 次期予想:記載なし(–)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料(「今後の見通し」頁参照)。為替前提等は短信本文では明示なし(–)。
- 予想の信頼性:第3四半期までの進捗は良好であるが、M&A関連の一時的損益、投資CFの大幅流出、のれんや無形資産増加があり、将来の減損リスク等は継続点検が必要。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料・物流コスト、感染症流行の変動性
- M&A・出資(高額投資)によるキャッシュ消耗と統合リスク
- のれん・無形資産の減損リスク
- 規制・承認プロセスの遅延や競合薬の登場
重要な注記
- 会計方針の変更:なし(IFRS上の変更なし)
- 連結範囲の変更:有(鳥居薬品の連結子会社化、JT医薬事業の吸収分割承継、Akrosの子会社化)
- 追加の重要事項:
- ViiV Healthcare Ltd. への追加出資決定(21.7%へ持分増、出資額2,125百万米ドル=約334,793百万円)。2026年3月期への影響は軽微、2027年以降に利益貢献見込み。
- Radicava(エダラボン)事業の買収契約(対価最大2,500百万米ドル、Shionogi Inc.を通じ取得予定)— 2026年4月1日以降に完全子会社化予定、2026年3月期への影響は軽微。
- 重要な一時的利益:JT吸収分割により負ののれん発生益を計上(20,265百万円)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4507 |
| 企業名 | 塩野義製薬 |
| URL | http://www.shionogi.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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