2025年12月期 第1四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 顔料・エレクトロニクス関連の高付加価値製品の拡販と販売価格の徹底により収益性が改善しており、2025年通期見通し(売上高1兆1,100億円、営業利益480億円)を据え置く。米国関税の直接影響は限定的と見ており、影響は販売価格転嫁で対応する方針。
  • 業績ハイライト: 2025年1Qは売上高2,621億円(前年同期比 +2.5%:良い)、営業利益131億円(前年同期比 +54.0%:良い)、営業利益率5.0%に改善(良い)。四半期親会社株主に帰属する純利益は61億円で前年同期の28億円の赤字から黒字化。
  • 戦略の方向性: 高付加価値製品(エレクトロニクス/モビリティ)へのシフト、スプレッド重視の価格設定、構造改革によるコスト削減、ケミトロニクス事業への経営資源集中(2026年度営業利益100〜110億円目標)。
  • 注目材料: 年間配当100円に加え約100億円の追加株主還元の予定を維持。米国関税は通期見通しに織り込まず(現時点で影響限定と判断)。Sapici社ポリマ事業をファンクショナルプロダクツ海外へ移管(開示区分変更)。
  • 一言評価: 価格転嫁と高付加価値製品の拡大で収益回復を確認(堅調な回復局面)。

基本情報

  • 企業概要: DIC株式会社(東証プライム 4631)、主要事業分野:顔料・インキ等のパッケージング&グラフィック、表示材料のカラー&ディスプレイ、機能材料のファンクショナルプロダクツ(各セグメント参照)。代表者名:–(資料に未記載)。
  • 説明者: 発表者(役職):–(資料に個別の登壇者名・役職は記載なし)。発言概要は資料記載のハイライト(上記参照)。
  • セグメント:
    • パッケージング&グラフィック:包装材料・印刷インキ等(地産地消型のインキ事業を含む)
    • カラー&ディスプレイ:顔料(ディスプレイ・塗料・化粧品等)
    • ファンクショナルプロダクツ:エポキシ樹脂、工業用テープ、PPSコンパウンド等(エレクトロニクス・モビリティ寄与)

業績サマリー

  • 主要指標(2025年1Q、単位:億円/%):
    • 売上高:2,621(前年同期比 +2.5%)→ 262.1億円。良い:増収。
    • 営業利益:131(前年同期比 +54.0%)→ 営業利益率 5.0%(前年1Qは85億、3.3%)。良い:大幅改善。
    • 経常利益:99(前年同期比 +48.6%)。良い。
    • 四半期純利益(親会社株主帰属):61(前年同期は△28 → 黒字化)。良い。
    • 1株当たり利益(EPS):–(Q1のEPSは資料に明示なし)。
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(通期見通しとの比較):売上進捗 約23.6%(2,621/11,100);営業利益進捗 約27.3%(131/480)。会社は進捗を「営業利益で27%」と評価(良い)。
    • サプライズ:四半期ベースでの黒字化はポジティブ(前年同期の特別損失剥落やリストラ関連損失減少が寄与)。市場想定を上回るかは個別アナリスト差異だが、業績改善が明確。
  • 進捗状況:
    • 通期予想進捗(売上/営業利益/純利益):売上 約23.6%(やや良)、営業利益 約27.3%(良)、純利益は会社期見通し240億に対しQ1で61億(約25.4%)。
    • 中期計画に対する達成率:ケミトロニクスなど中期成長ドライバーへの投資段階で、短期評価は「進捗中」。
    • 過去同時期との進捗比較:営業利益率は前年同期3.3%→5.0%へ改善(良い)。
  • セグメント別状況(2025年1Q、単位:億円、前年同期比%は資料記載通り):
    • パッケージング&グラフィック:売上 1,340(△0.3%)、営業利益 67(△1億)。地域別:日本307(+3.5%)、米州・欧州864(△1.3%)、アジア205(△3.4%)。
    • 備考:ジェットインキは出荷増。米州では為替・新興国通貨安の影響。
    • カラー&ディスプレイ:売上 689(+8.6%)、営業利益 28(黒字化)。日本89(+19%)、海外651(+9.4%)。
    • 備考:顔料の価格改定と需要回復で黒字化達成。
    • ファンクショナルプロダクツ:売上 708(+4.0%)、営業利益 51(+22.0%)。日本438(+4.9%)、海外346(+2.0%)。
    • 備考:エレクトロニクス/モビリティ向け高付加価値製品の寄与。

業績の背景分析

  • 業績概要: 高付加価値製品の出荷増・品目構成改善、スプレッド重視の販売価格実行、構造改革によるコスト削減が主因。前年同期の関係会社株式売却損(45億)やリストラ関連損失(23億)がなくなったことで特別損失が大幅減。
  • 増減要因:
    • 増収要因:顔料・エレクトロニクス関連製品、ジェットインキ増販、価格改定の実施(販売価格転嫁)。
    • 減益要因(前年対比):一部コスト転嫁の遅れ(特に米州のパッケージングで2Q改善見込)、原料価格や為替の影響(ただしQ1は為替影響がマイナス要因)。
    • 特別損益:2024年1Qに計上した関係会社株式売却損45億やリストラ関連23億が今回は剥落→特別損失大幅減(2024Q1: △74 → 2025Q1: △8)。
  • 競争環境: 顔料・インキ市場は需要の地域差あり。カラー&ディスプレイはディスプレイ需要回復(パネル稼働向上)が追い風。ファンクショナルはスマホ/半導体・生成AIサーバー向け需要や自動車関連回復が鍵。
  • リスク要因:
    • 米国の関税政策(直接的コスト増は販売価格へ転嫁する方針だが、中長期では供給網再編が必要)
    • マクロ(グローバル景気、最終需要の弱含み)
    • 自動車生産台数の変動(ファンクショナルの約25%がモビリティ関連)
    • 為替変動(実績:USD平均152.46円/ドル、会社前提通期145円/ドルに変更)
    • 原料価格(WTI・ナフサ前提に依存)

戦略と施策

  • 現在の戦略: 高付加価値製品拡販(特にエレクトロニクス・モビリティ)、価格転嫁の徹底(スプレッド重視)、構造改革によるコスト削減、グローバル生産ネットワークの活用による関税影響低減。
  • 進行中の施策: 顔料での価格改定実施、ジェットインキ・エレクトロニクス製品の販売拡大、構造改革(費用削減)。
  • セグメント別施策:
    • パッケージング&グラフィック:米国内での内製化・米国産原料切替の検討。販売価格維持に注力。
    • カラー&ディスプレイ:価格改定+構造改革で黒字化を達成。
    • ファンクショナルプロダクツ:ケミトロニクス事業本部に経営資源を集中し、早期収益化を図る(2026年度営業利益100〜110億円目標)。
  • 新たな取り組み: Sapici社ポリマ事業のセグメント移管(開示変更)、米国子会社による食用藻類培養工場新設(持続可能なスマート農業関連)、アート・建築分野での協業。

将来予測と見通し

  • 業績予想(会社公表の2025通期見通し、単位:億円):
    • 売上高:11,100(前年比 +3.6%)前提為替 USD/円 145.00、EUR/円 158.00
    • 営業利益:480(前年比 +7.8%)、営業利益率 4.3%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:240(前年比 +12.6%)
    • EBITDA:1,020
    • 設備投資:492、減価償却等:565
  • 予想の前提条件: 為替(USD/円 145.00)、原油・ナフサ想定(WTI 通期70-75ドル/バレル、国産ナフサ 72,000-75,000円/kl等)。
  • 予想修正: 2月12日開示の見通しから変更なし(為替・原料前提のみ更新)。米国関税影響は通期見通しに織り込まず。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • ケミトロニクス事業本部の収益化(2026年目標)に資源を集中。
    • ROIC見通し 4.2%、ROE 6.0%、ネットD/E 1.03倍(通期見通し)。
  • 予想の信頼性: 会社は現時点の前提で見通しを提示。過去の実績から四半期の変動や特別損益の有無でブレるため、短期では変動リスクあり。
  • マクロ経済の影響: 米関税/世界景気・最終消費需要、為替・原料価格が主要影響因子。

配当と株主還元

  • 配当方針: 安定的配当を継続、2025年度は年間配当100円を維持し、加えて約100億円の追加株主還元を実施予定(会社公表)。
  • 配当実績(2025見通し):
    • 年間配当/株:100円(維持)
    • 配当性向:39.5%(見通し。前期44.4%)
  • 特別配当: 特別配当の記載なし(なし)。
  • その他株主還元: 追加の株主還元(総額約100億円)を予定。株主優待制度は廃止(2025年2月のトピックス)。

製品やサービス

  • 主要製品(スライドより抜粋):
    • パッケージング&グラフィック:パッケージ用インキ、ジェットインキ、多層フィルム、ポリスチレン等
    • カラー&ディスプレイ:ディスプレイ用顔料、塗料用顔料、化粧品用顔料等
    • ファンクショナルプロダクツ:エポキシ樹脂、PPSコンパウンド、工業用テープ、UV硬化型樹脂、中空糸膜モジュール等
  • 成長ドライバー: エレクトロニクス(ディスプレイ・半導体関連)、生成AIサーバー向け樹脂、スマートフォン向け工業用テープ、モビリティ関連材料。
  • 協業・提携: 国際文化会館とのアート・建築分野での協業(トピックス)。その他技術テーマの社内再編により開発の加速。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 保守的に通期見通しを据え置きつつ、価格転嫁と構造改革で収益改善を重視する姿勢。
  • 未回答事項: 資料上での詳細なQ&Aは無し。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立~やや強気。通期見通しを変更せず、黒字化や各セグメントでの改善を強調。
  • 表現の変化: 前回(2月)から見通し据え置きで方針継続。米関税への直接影響は限定的と説明。
  • 重視している話題: 高付加価値製品の拡販、価格転嫁(スプレッド重視)、ケミトロニクス事業への資源集中、株主還元の継続。
  • 回避している話題: 個別の詳細Q&Aや短期の顧客別・製品別の受注見通しなどは深掘りされていない。

投資判断のポイント(情報整理)

  • ポジティブ要因:
    • 収益性改善(営業利益率 5.0%へ上昇)
    • 高付加価値製品(エレクトロニクス/モビリティ)拡大
    • 構造改革によるコスト削減、特別損失剥落
    • 株主還元(年間配当100円+追加約100億円)
  • ネガティブ要因:
    • 米国の関税動向・貿易政策によるコスト上昇リスク
    • マクロの弱含み(最終需要、特に自動車・欧米化粧品市場の一部の低調)
    • 為替・原料価格の変動
  • 不確実性: 関税の波及効果(間接的な需要減退)、自動車生産の回復時期、生成AIや半導体関連の需要継続性。
  • 注目すべきカタリスト:
    • ケミトロニクス事業の収益化進捗(2026目標の進捗)
    • 米国関税の動向および企業の価格転嫁状況
    • 四半期ごとの特別損益(大きなブレ要因)
    • 追加株主還元の実施タイミング・方法

重要な注記

  • 会計方針: セグメント編成の開示変更(Sapici社ポリマ事業をパッケージング&グラフィック→ファンクショナルプロダクツ海外へ移管)。資料では変更後の2024年実績を記載。
  • リスク要因(資料明記): 為替・原料価格の前提変更、米国関税の不透明性、最終需要の変動等。
  • その他: 株主優待制度の廃止、千葉の美術館運営終了、米国での食用藻類培養工場新設等トピックスあり。

注記:本まとめは提供資料に基づく整理であり、投資助言ではありません。資料に記載のない項目は“–”としています。数字については会社資料の単位(億円)を基に表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4631
企業名 DIC
URL https://www.dic-global.com/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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