2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想は10月発表分から修正(売上収益を下方修正:530,000→500,000百万円、営業利益は上方修正:175,000→185,000百万円)。中間実績自体は会社予想との直接比較は不存在だが、通期修正を踏まえると「売上の下振れ・利益の上振れ」の修正。
- 業績の方向性:売上収益は前年同期比△0.5%(212,965→212,965百万円,ほぼ横ばい)、営業利益は△1.4%(74,771百万円、やや減少)、税引前・純利益は増益(税引前+4.9%、親会社帰属中間利益+0.5%)。全体では増収は無しだが利益は堅調。
- 注目すべき変化:鳥居薬品の連結子会社化(連結範囲の変更)が大きなトピック。のれん・無形資産の増加(のれん 23,865百万円 暫定)、買収関連費用の計上、投資・貸付によるキャッシュフローへの大きな影響。国内医療用医薬品売上の減少(COVID-19収束に伴うゾコーバ減)と、ロイヤリティー収入の増加(ViiVやRoche等)が明確な構造変化。
- 今後の見通し:通期は売上を下方修正する一方でコスト管理等により利益予想を上方修正。中間実績の通期進捗率は売上42.6%、営業利益40.4%、親会社帰属当期利益44.5%で、売上・営業利益は概ね通期目標に対してやや遅れ気味。
- 投資家への示唆:国内製品の進捗遅れとM&Aによる財務(現金)影響が注目点。利益はロイヤリティーや配当等の金融収益も寄与しており、収益構造の変化(国内販売依存度低下 vs ロイヤリティ/海外収益増)が中期での注視ポイント。
基本情報
- 企業名:塩野義製薬株式会社(Shionogi & Co., Ltd.)
- 主要事業分野:医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売及び付随業務(単一事業セグメントとして開示省略)。
- 代表者:代表取締役会長兼社長 CEO 手代木 功
- 問合せ先:コーポレートコミュニケーション部長 京川 吉正(TEL 06-6202-2161)
- 報告概要:提出日 2025年10月27日、対象会計期間 2025年4月1日~2025年9月30日(2026年3月期 第2四半期・中間期、IFRS・連結)
- 決算説明会:有(アナリスト向け、2025年10月28日開催予定、資料は同社HP掲載)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日、配当支払開始予定日:2025年12月1日
セグメント
- 単一セグメント:医療用医薬品(研究開発〜販売)。社内で製品別や会社別の分析は行うが、セグメント別開示は省略。
発行済株式等
- 期末発行済株式数(普通株式):889,632,195株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:38,655,226株
- 期中平均株式数(中間期):850,850,157株
- 時価総額:–(提示なし)
今後の予定(決算関連)
- 半期報告書提出:2025年11月7日
- 決算説明会(アナリスト向け):2025年10月28日(資料掲載あり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想に対する中間進捗として算出)
- 売上高:中間売上 212,965百万円 / 修正通期予想 500,000百万円 = 42.6%(通期達成ベースでやや遅れ、50%目安に対し低め)
- 営業利益:中間営業利益 74,771百万円 / 修正通期予想 185,000百万円 = 40.4%(やや進捗遅れ)
- 親会社帰属当期利益:83,542百万円 / 修正通期予想 188,000百万円 = 44.5%(比較的良好)
- サプライズの要因(中間実績の主要因)
- 売上下振れ:国内医療用医薬品が前年同期比△22.8%(368億円)と大きく減少(COVID-19関連製品縮小等)。
- 売上押上げ:海外子会社・輸出の増(306億円、前年同期比+8.1%)、ロイヤリティー収入の増加(1,293億円、前年同期比+6.4%)。
- 費用面:研究開発費は減少したが、販売費及び一般管理費が増加(米国販売関連費用、鳥居薬品連結化に伴う費用計上等)。金融収益(配当等)増加で税引前利益は上振れ。
- 通期への影響:会社は通期売上を下方修正したが、全社コスト管理とその他収益の増加を見込み営業利益等は上方修正。現時点では通期利益予想は修正済み(上方)で、利益面の達成可能性は会社見通しでは向上。
財務指標(要点)
(単位:百万円、前年比%は会社記載)
- 売上収益:212,965(△0.5%)
- 営業利益:74,771(△1.4%)
- コア営業利益:75,667(△0.9%)
- 税引前中間利益:98,384(+4.9%)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:83,542(+0.5%)
- EPS(1株当たり中間利益、株式分割調整後):基本98.19円、希薄化後98.16円
- EBITDA:85,838(△1.0%)
- 営業利益率:74,771 / 212,965 = 35.1%(高水準。業種平均とは性質が異なるため慎重な比較が必要)
- R&D費用:52,437(前年56,826→△7.7%)、対売上比 ≒24.6%(高比率)
財政状態(中間期末 2025/9/30)
- 資産合計:1,616,703(前期末 1,535,349)
- 親会社所有者に帰属する持分:1,432,875(前期末 1,361,924)
- 親会社所有者帰属持分比率:88.6%(安定水準)
- のれん:39,309(前期 15,748)※鳥居薬品連結化による増加(暫定)
- 流動資産内訳:現金及び現金同等物 233,864(前期末 374,795、減少)、営業債権 146,955(増)、棚卸資産 92,656(増)
主要収益性指標(簡易計算)※注:中間期間数値を年率換算した場合
- 仮算ROE(中間期を単純年換算):年間化純利益 ≒83,542×2 = 167,084 → 年間化ROE ≒167,084 / 平均自己資本(≈1,397,400) = 約11.9%(目安:10%以上で優良)
- 仮算ROA(年間化):167,084 / 1,616,703 ≒10.3%(目安:5%以上で良好)
- (注)上は単純年率換算の参考値。評価の際は通期ベース・非継続項目等を考慮すること。
進捗率(通期修正予想 2026/3、Bベース)
- 売上進捗率:212,965 / 500,000 = 42.6%(通常50%が目安 → やや遅れ)
- 営業利益進捗率:74,771 / 185,000 = 40.4%(やや遅れ)
- 親会社帰属当期利益進捗率:83,542 / 188,000 = 44.5%(比較的良好)
キャッシュフロー
- 営業CF:91,491(前年78,797、+12,694百万円)→ 営業CF/純利益比率 = 91,491 / 83,532 = 1.095(1.0以上で健全)
- 投資CF:△202,988(前年 △108,479)→ 鳥居薬品連結化に伴う持分取得、持分法適用会社株式の取得(76,656)、貸付(45,000)等が主因
- 財務CF:△30,360(配当支払増等)
- フリーCF(簡易):91,491 − 202,988 = △111,497(中間でマイナス、投資フェーズ)
- 現金及び現金同等物:233,864(中間期末、前年同期303,405)→ 大幅減(△140,930百万円)
流動性・安全性
- 自己資本比率(親会社持分比率):88.6%(安定水準)
- 流動比率:流動資産 849,831 / 流動負債 131,893 ≒ 644%(十分な流動性)
- 負債合計 176,344(前期172,852、やや増)
四半期推移(QoQ等)
- 四半期別の詳細は注記省略。製品・季節性の影響として中間期の国内製品減が確認される。
セグメント別(注記)
- 事業は単一セグメントのため詳細開示省略。ただし内訳説明として:国内医療用医薬品 36.8bn円(△22.8%)、海外子会社・輸出 30.6bn円(+8.1%)、ロイヤリティー収入 129.3bn円(+6.4%)。
特別損益・一時的要因
- 企業結合関連:鳥居薬品の子会社化に伴う取得対価の配分(暫定)、のれん 23,865百万円(暫定)、無形資産(販売権等)9,077百万円認識。取得関連費用 1,263百万円(販売費及び一般管理費に含む)。
- 投資・貸付:鳥居薬品の自己株式取得資金としての貸付 45,000百万円(投資CFに計上)。
- その他包括利益:為替差額の大幅なプラス(+12,767百万円)等により中間包括利益が増加(98,557百万円、+19.8%)。
- 一時的要因の継続性:M&A関連ののれんは継続的影響(減損リスクあり)、貸付や有価証券の取得は一時的なCF影響だがシナジー創出が前提。
配当
- 中間配当(実績):33.00円(注:株式分割前の表記あり)
- 期末予想:33.00円(会社予想)
- 年間配当予想(通期):66.00円(修正なし)
- 配当性向(会社予想ベース):年間DPS 66.00 / 1株当たり当期利益(220.94円) ≒ 29.9%(目安:30%前後)
- 特別配当/自社株買い:なし(今回発表無し)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内):有形固定資産取得 7,282百万円(当中間期)
- 減価償却費:10,170百万円(当中間期)
- 研究開発費:52,437百万円(対売上比約24.6%、前年同期比△7.7%)
- 主な投資内容:鳥居薬品関連の持分取得・有価証券取得・貸付等(M&A関連が投資CFを大きく押し上げ)
受注・在庫状況
- 棚卸資産:92,656百万円(前期 65,477 → +41.5%)→ 在庫増は留意点(製品在庫や仕掛かの増加が示唆)。在庫回転日数等の詳細は記載なし。
- 営業債権:146,955百万円(前期 120,553 → +21.9%)→ 売上構成の変化や海外売上の増加に伴う債権増の可能性。
セグメント別情報
- 単一事業のため細分化開示無し。製品別の動向は:
- 国内医療用医薬品:368億円(前年同期比△22.8%)— 主因:COVID-19関連品の縮小、ゾコーバ売上減。
- 海外子会社・輸出:306億円(+8.1%)— セフィデロコル(Fetroja/Fetcroja)が堅調。
- ロイヤリティー収入:1,293億円(+6.4%)— ViiV、Roche等の拡大が寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:STS2030 Revisionの下で、JT医薬事業の取得と鳥居薬品の完全子会社化により「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創る」ことを目指す。今回のM&Aは中期戦略(製造・販売の統合、パイプライン拡大、国内外でのシナジー創出)と整合。
- KPI進捗:R&D投資は継続、高収益源としてのロイヤリティー・海外展開が進捗。
競合状況・市場動向(開示情報に基づく要点)
- 国内市場での一部製品売上縮小(COVID-19関連の落ち着き)という市場変化が見られる一方、海外市場(米国・欧州)やロイヤリティー収入により収益のバランスが変化。競合他社比較データは開示無し(–)。
今後の見通し(会社発表)
- 通期連結業績予想(修正後、2025/4/1–2026/3/31、百万円):
- 売上収益:500,000(前回 530,000 → △5.7%)
- 営業利益:185,000(前回 175,000 → +5.7%)
- 税引前利益:232,000(前回 222,000 → +4.5%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:188,000(前回 180,000 → +4.4%)
- 1株当たり当期利益(EPS):220.94円
- 修正理由:海外事業やHIV事業の堅調を見込む一方、国内急性呼吸器感染症薬等の進捗遅れで売上を下方修正。費用削減とその他収益の増で利益は上方修正。
- 予想の前提・リスク要因:資料P.3に前提条件の記載あり(為替等の前提を参照)。主なリスクとして国内製品の進捗、M&Aの統合リスク、為替・原料価格変動等。
重要な注記
- 連結範囲変更:当中間期に鳥居薬品を連結子会社化(取得日 2025/9/1)。取得対価の配分は暫定(取得原価配分未完了)。
- 会計上の見積り・方針変更:無し(IFRS要求の変更も無し)。
- 第2四半期決算短信は監査法人のレビュー対象外(注記あり)。プロフォーマ数値は監査受審外のものあり。
- 重要なキャッシュ項目:鳥居薬品の自己株式取得資金としての貸付 45,000百万円(投資CFに計上)。
(注)不明な項目は「–」で記載しています。本要約は開示資料に基づく事実整理であり、投資助言は行いません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4507 |
| 企業名 | 塩野義製薬 |
| URL | http://www.shionogi.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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