2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社発表の「通期業績予想」と比べると、第3四半期累計で売上進捗は良好(達成率75.8%)で、営業利益はほぼ通期目標に到達(達成率約98.0%)。一方で通期の親会社株主に帰属する当期純利益予想(35百万円)に対しては累計95.3百万円で大幅に上振れ(達成率約272%)している(会社予想は下方に保守的)。
- 業績の方向性:増収増益ではなく「減収(△7.0%)・増益(営業利益+88.1%)」。売上は前年同期比で減少したが、原価率低下等で営業利益は大幅増。
- 注目すべき変化:売上は総じて減少(5,113百万円、△7.0%)する一方、粗利率・営業利益率が大幅改善(粗利率+約5.5ポイント、営業利益率約7.1%へ)。医療機器・食品容器・SP事業で売上減、精密機器事業が堅調で利益を牽引。固定資産の減損損失(当第3四半期累計で152.3百万円等)を計上。
- 今後の見通し:会社は通期予想を修正済み(公表済)。営業利益ベースでは通期達成可能性が高い(第3Q累計でほぼ達成)。通期純利益予想は保守的で、累計ベースでは既に上回っている。
- 投資家への示唆:短期的には精密機器事業の収益性改善がポジティブ。一方で医療機器(コンドーム製造停止影響)、SP/食品容器の構造改善と減損影響、配当性向(通期予想に対する配当水準)が示す財務配分方針に注意。特別損益の影響を除いた通常営業での改善が確認できる点が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:不二ラテックス株式会社
- 主要事業分野:医療機器事業、精密機器事業、SP事業(フィルムバルーン等)、食品容器事業(プラスチック等容器)
- 代表者名:代表取締役社長 近藤 安弘
- URL: https://www.fujilatex.co.jp/
- 問合せ先:取締役上席執行役員管理本部長 金原 辰弥 TEL 03-3293-5686
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(連結、2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント(報告セグメント):
- 医療機器事業:メディカル製品、ヘルスケア商品(コンドーム製造停止の影響あり)
- 精密機器事業:精密機器製造・販売(受注残堅調)
- SP事業:フィルムバルーン等
- 食品容器事業:食品向け容器製造販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,286,199 株
- 期末自己株式数:18,706 株
- 期中平均株式数(四半期累計):1,267,513 株
- 今後の予定:
- IRイベント:決算説明会の有無は記載なし(決算補足説明資料作成の有無も欄空欄)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(通期会社予想に対する第3四半期累計の到達率を表示)
- 売上高:実績 5,113 百万円、通期予想 6,744 百万円 → 達成率 75.8%
- 営業利益:実績 360.7 百万円、通期予想 368 百万円 → 達成率 97.9%(ほぼ到達)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 95.3 百万円、通期予想 35 百万円 → 達成率 約272%(通期予想を大きく上回る)
- サプライズの要因:
- 営業利益上振れ:売上減少にもかかわらず原価率低下(生産性改善、工場移転効果など)により粗利改善。精密機器事業の増収増益が大きく寄与。
- 当期純利益の通期上振れは、通期予想が相対的に保守的に設定されているためで、累計ベースで既に上回っている。一方、特別利益(投資有価証券売却益)が前年に比べ大幅に縮小している点は留意。
- 通期への影響:
- 営業ベース:通期目標は現状で達成可能性が高い(第3Qでほぼ到達)。
- 純利益ベース:通期予想は保守的であり、上振れの余地がある。だが減損等の特別損失動向や為替・支払利息などの営業外損益が通期でどう動くかで変動。
財務指標
- 貸借対照表(主なポイント、単位 百万円)
- 総資産:10,843 百万円(前期末 11,056 百万円、△212 百万円)
- 純資産:4,066 百万円(前期末 4,068 百万円、ほぼ横ばい)
- 自己資本比率:37.5%(前期 36.8%)(目安:40%で安定水準 → やや低め)
- 現金及び預金:2,216 百万円(前期末 2,339 百万円、△123 百万円)
- 損益計算書(累計/当第3四半期、単位 百万円)
- 売上高:5,113 百万円(前年同期 5,500 百万円、△7.0%/△386 百万円)
- 売上総利益:1,369 百万円(前年 1,168 百万円、+17.2% ※金額差約+201百万円)
- 営業利益:360.7 百万円(前年 191.8 百万円、+88.1%)
- 営業利益率:7.06%(前年 3.49%)→ 約+3.57ポイント(改善)
- 経常利益:303.5 百万円(前年 167.6 百万円、+81.1%)
- 四半期純利益(親会社株主帰属):95.3 百万円(前年 97.4 百万円、△2.2%)
- 1株当たり四半期純利益(潜在株式調整後):75.16 円(前年 76.83 円)
- 収益性指標(注:ROE / ROA 非開示のため算出不可)
- 営業利益率:7.06%(業種平均との比較は業種別に差異ありだが、目安として改善は明確)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:75.8%(通期残り1四半期で約24.2%)
- 営業利益進捗率:97.9%(ほぼ通期目標到達)
- 純利益進捗率:272%(通期予想が保守的のため累計で上回る)
- 過去同期間との比較:営業利益・粗利率の改善が際立つ(前年同期は営業利益率約3.5%)
- キャッシュフロー:
- 現金及び預金残高は2,215.6 百万円(前期末比減少)
- 財務安全性:
- 自己資本比率:37.5%(目安40%以上にやや届かない)
- 負債合計:6,778 百万円(前期末 6,988 百万円、△210)
- 流動負債合計:4,920.7 百万円(前期 4,812.2 百万円、増加)
- 短期借入金:2,857.0 百万円(高水準)
- 効率性:総資産回転率やその他指標の詳細は開示数値から算出可能だが明記された指標はなし
- セグメント別(当第3四半期累計)
- 医療機器:売上 1,643.8 百万円(△19.4%)、セグメント利益 59.4 百万円(+72.0%)
- 精密機器:売上 3,271.6 百万円(+11.4%)、セグメント利益 792.3 百万円(+53.6%)
- SP事業:売上 63.5 百万円(△82.5%)、セグメント損失 △43.8 百万円(前年 △4.0)
- 食品容器:売上 134.6 百万円(△17.8%)、セグメント損失 △79.9 百万円(前年 △15.5)
- 財務の解説:
- 売上は医療機器・SP・食品容器で減少したものの、精密機器の伸びと原価低減効果で全体として大幅な営業改善。減損等の特別損失計上が純利益の押し下げ要因となっているが、営業活動自体は改善している。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 投資有価証券売却益:2.8 百万円(前年 90.7 百万円 → 大幅縮小)
- 固定資産売却益:9.7 百万円
- 特別利益合計:12.5 百万円
- 特別損失:
- 減損損失:152.3 百万円(主に栃木工場関連の土地評価減等、医療機器セグメント中心)
- その他(固定資産除却損等):合計で特別損失 167.8 百万円
- 一時的要因の影響:
- 減損損失の計上で特別損失が拡大し、税引前利益に影響。投資有価証券売却益の前年大きかった反動で特別利益も減少。これら一時的要因を除くと営業ベースの業績改善が鮮明。
- 継続性の判断:
- 減損は固定資産の構造調整に伴うものであり、同規模の減損が継続するかは今後の事業再編・資産処分計画に依存する(継続性は低いと想定されるが、詳細は会社コメント参照)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(予想):期末 80.00 円、年間合計 80.00 円(会社発表による)
- 2025年3月期:期末 78.00 円、年間合計 78.00 円(表記)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 配当性向(会社通期予想ベース):通期EPS予想 27.98 円に対し年間配当 80 円 → 配当性向約286%(算式:80÷27.98)。※通期純利益予想が保守的であるため高率になっている点に注意
- 特別配当の有無:なし(記載なし)
- 株主還元方針:自社株買いの記載はなし
(注)配当性向が100%を超える計算は、通期純利益予想が低く抑えられていることによるもので、必ずしも継続的に高い配当性向を示すものではない。会社の配当方針や内部留保の使途を確認することが望ましい。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:216.2 百万円(当第3四半期累計、前年 213.6 百万円)
- 研究開発(R&D):明記なし(–)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:受注残に関する定量情報は開示されていないが、精密機器事業は受注残が堅調と記載あり。
- 在庫状況:
- 商品及び製品:600.2 百万円(前期 641.5 百万円、減少)
- 仕掛品:630.9 百万円(前期 565.1 百万円、増加)
- 在庫回転日の記載はなし(–)
セグメント別情報(要点再掲)
- 医療機器事業:売上 1,643.8 百万円(△19.4%)、セグメント利益 59.4 百万円(+72.0%)。コンドーム製造停止の減収影響あるが、ヘルスケア部門の生産コスト改善で利益改善。減損は主にこのセグメントで発生(土地等)。
- 精密機器事業:売上 3,271.6 百万円(+11.4%)、セグメント利益 792.3 百万円(+53.6%)。受注回復・生産性改善で牽引。
- SP事業:売上 63.5 百万円(△82.5%)、セグメント損失 △43.8 百万円(前期損失 △4.0百万円)。返品や品質改善コストが影響。
- 食品容器事業:売上 134.6 百万円(△17.8%)、セグメント損失 △79.9 百万円(前年 △15.5百万円)。主力先販売低調、設備稼働遅延が効率悪化の要因。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画・KPIに関する具体的記載は四半期短信に明示なし(進捗はセグメントごとの改善/課題で判断する必要あり)。→ 詳細は中期計画資料参照が必要(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社記載):世界経済はAI需要等で堅調な一方、欧州はエネルギー問題、中国は補助金で内需拡大。精密機器は市場回復で追い風。
- 競合比較:同業他社との比較データは本短信に記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)会社予想(修正後):売上 6,744 百万円(+6.3%)、営業利益 368 百万円(+76.8%)、経常利益 291 百万円(+70.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 35 百万円(△88.1%)、1株当たり当期純利益 27.98 円。
- 会社は当第3四半期の業績進捗を踏まえ、既に業績予想の見直し(修正)を行っている(詳細は「通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」参照)。
- 予想の信頼性:
- 営業利益目標は第3Q時点でほぼ達成済みであり、達成可能性は高い。ただし特別損益や営業外費用(支払利息増加、補助金収入剥落等)の動向で純利益は変動しやすい。過去の予想修正履歴も踏まえ、保守的に見積もられている可能性あり。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料価格、支払利息の増加(市場金利上昇の影響)、主要製品の需要動向(特に医療機器分野)、減損等の一時的会計処理、主要取引先の販売動向など。
重要な注記
- 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等の記載あり(詳細は注記参照)。
- 監査(レビュー):四半期連結財務諸表に対する期中レビューを実施(仰星監査法人の期中レビュー報告あり)で、重要な点で不整合はない旨の結論。
以上。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5199 |
| 企業名 | 不二ラテックス |
| URL | http://www.fujilatex.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – ゴム製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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