2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対して第3四半期累計で営業利益(3,549百万円)・経常利益(3,717百万円)・親会社株主帰属四半期純利益(2,544百万円)が既に通期予想を上回っている(営業利益達成率101.4%、経常利益103.3%、純利益103.8%)。会社は通期予想の修正を行っていない(予想との乖離は上振れ)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高30,499百万円、前年同期比+2.0%;営業利益3,549百万円、前年同期比+26.2%)。
- 注目すべき変化:販売数量の増加(総販売数量は前年同期比+3.8%)を背景に、主原料価格低下で売上原価が前年同期比△0.5%と改善し、利益率が大幅に改善。
- 今後の見通し:第3四半期時点で主要利益項目が通期予想を上回る進捗。会社は業績予想を据え置いているが、通期見通しの達成可能性は高いと推定される一方、年末商戦や輸出市況、原材料・エネルギー動向等のリスクに注意が必要。
- 投資家への示唆:業績の好転は数量増と原価改善が主因。配当方針の変更・期末配当予想修正(年間予想135円)や株式分割の発表があり、株主還元を強化する方針が示されている点は注目に値する。ただし、今後の上振れ継続は外部環境(為替、関税、地政学、原材料費)に左右されやすい。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:かどや製油株式会社
- 主要事業分野:ごま油事業(家庭用・業務用・輸出)および食品ごま事業(ねりごま等高付加価値商品の製造販売)
- 代表者名:代表取締役社長 北川 淳一
- その他:2025年4月にパーパス・ビジョン・バリューを策定し「ファンベース経営」を推進
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:無し
- セグメント:
- ごま油事業:家庭用・業務用・輸出を含むごま油製品の製造販売
- 食品ごま事業:ねりごま等の食品素材の製造販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):9,400,000株
- 期中平均株式数(四半期累計):9,203,791株
- 時価総額:–(株価情報が提示されていないため省略)
- 今後の予定:
- IRイベント:決算補足資料をTDnetおよび自社サイトで開示(説明会は未実施)
- その他:配当方針変更、期末配当予想修正、株式分割に関するお知らせあり
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想との比較は通期ベースでの進捗率)
- 売上高:第3Q累計30,499百万円。通期予想40,500百万円に対する進捗率75.3%(通常の進捗よりやや高め)
- 営業利益:第3Q累計3,549百万円。通期予想3,500百万円に対する達成率101.4%(通期予想を既に超過)
- 純利益:第3Q累計親会社株主に帰属する四半期純利益2,544百万円。通期予想2,450百万円に対する達成率103.8%(通期予想を既に超過)
- サプライズの要因:
- 販売数量増(ごま油事業:販売数量↑4.0%、食品ごま事業:販売数量↑1.2%)による増収
- 主原料価格の低下により売上原価が前年同期比で微減(△0.5%)し、製品単価あたりの収益性が改善
- 販管費は将来投資(R&D、人材)で微増したが、広告宣伝費の低下が寄与
- 通期への影響:
- 第3Q時点で主要利益項目が通期予想を上回っているため、通期業績の上振れ余地があるが、会社は予想を据え置き(修正なし)。年末の需給や輸出市況、原材料・物流費などのリスクを踏まえた慎重姿勢と考えられる。
財務指標
- 財務諸表(主要点、金額は百万円)
- 売上高(第3Q累計):30,499(前年同期29,885、対前年+2.0%=+614)
- 売上原価:21,959(前年同期22,083、対前年△0.5%=△124)
- 売上総利益:8,540(前年同期7,801)
- 販売費及び一般管理費:4,990(前年同期4,989)
- 営業利益:3,549(前年同期2,811、対前年+26.2%=+738)
- 経常利益:3,717(前年同期3,047、対前年+21.9%=+669)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,544(前年同期2,075、対前年+22.6%=+469)
- 一株当たり四半期純利益(累計):276.43円(前年同期225.47円)
- 収益性指標(第3Q累計ベース)
- 営業利益率:3,549 / 30,499 = 11.6%(前年同期は9.4%)
- 経常利益率:3,717 / 30,499 = 12.2%
- EPS(累計):276.43円(前年同期比+22.6%)
- ROE(推定、当期純利益/平均自己資本):約7.0%(目安:8%以上で良好 → 若干未達)。計算根拠:2,544 / 平均自己資本(35,265+37,056)/2=36,161
- ROA(推定、当期純利益/平均総資産):約5.8%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:75.3%(30,499 / 40,500)
- 営業利益進捗率:101.4%(3,549 / 3,500)
- 純利益進捗率:103.8%(2,544 / 2,450)
- コメント:利益が通期予想を既に上回る一方、売上は約75%で、Q4の季節性次第で最終着地に変動の余地あり
- キャッシュフロー(第3Q累計)
- 営業CF:+3,722百万円(前年同期 △1,502百万円)— 大幅改善(主因:棚卸資産の増減が前年と逆方向)
- 投資CF:△471百万円(前年同期△195百万円)— 有形固定資産取得等(累計約294百万円)あり
- 財務CF:△918百万円(前年同期△923百万円)— 配当金支払が主因(約920百万円)
- フリーCF(概算):3,722 – 471 = +3,251百万円
- 営業CF / 純利益比率:3,722 / 2,544 = 1.46(目安1.0以上で健全 → 良好)
- 現金及び現金同等物残高:10,214百万円(前期末7,881百万円、増加)
- 四半期推移(QoQは明細非表示のため累計比較ベースで)
- 棚卸資産は前年は大幅増加でマイナス影響だったが、本期は増加要因が解消されキャッシュが改善
- 季節性:食品メーカーとして年末需要や輸出動向がQ4に影響する可能性あり
- 財務安全性
- 総資産:44,862百万円、純資産:37,056百万円
- 自己資本比率:82.6%(安定水準。目安40%以上で安定)
- 流動比率(概算):流動資産32,117 / 流動負債5,481 = 約5.86(非常に高い流動性)
- 負債比率(負債/純資産):7,806 / 37,056 = 約21.1%(低い)
- 効率性
- 総資産回転率(簡易):売上高30,499 / 総資産44,862 = 0.68回(業種特性に依存)
- 売上高営業利益率のYoY改善(9.4%→11.6%)が注目点
特別損益・一時的要因
- 特別利益:当第3四半期累計で該当なし(前年は固定資産売却益0)
- 特別損失:当期該当なし(前年は固定資産除売却損7百万円)
- 一時的要因の影響:特別損益の影響はほぼ無く、業績は本業の数量増・原価改善が主因
- 継続性の判断:原料価格低下や販売数量増は一時的要因ではあるが、継続性は市場環境次第(為替・関税等の外部要因に注意)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:期末100.00円(年間100.00円)
- 2026年3月期(予想・修正後):中間0.00円、期末135.00円、年間135.00円(修正あり)
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースで 2,450百万円の純利益に対し配当総額は(中間0 + 期末135円 × 発行済株式数9,400,000 ≒ 1,269百万円)→ 配当性向予想 ≒ 1,269 / 2,450 = 51.8%(概算、注:発行済株式と自己株式の調整等により若干差異あり)
- 特別配当の有無:無し(今回の変更は期末配当増および株式分割等)
- 株主還元方針:配当方針変更と株式分割を発表し、株主還元の強化を示唆
設備投資・研究開発
- 設備投資(第3Q累計):有形固定資産の取得による支出 約294百万円(前年201百万円)
- 減価償却費(第3Q累計):820百万円(前年855百万円)
- 研究開発費:明示値なしだが文中で「脱脂ごまのアップサイクル事業を含む研究開発体制の強化」と記載(費用増で販管費に反映)
- 主な投資内容:生産設備等の取得(詳細は注記にて)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:–(決算短信に受注高・受注残高の明示なし)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:2,505→2,314百万円(前期末→当第3Q、減少)
- 仕掛品:1,723→1,489百万円(減少)
- 原材料及び貯蔵品:8,677→8,474百万円(減少)
- コメント:棚卸資産の期中変動が前年と異なり、営業CF改善に寄与
セグメント別情報
- ごま油事業(主力)
- 売上高:23,852百万円(前年同期比+489百万円、販売数量+4.0%)
- セグメント利益:3,174百万円(前年同期比+746百万円)
- 主因:家庭用でのブランド施策、業務用での既存取引拡大、輸出での指名買い等。数量増と原価改善が利益を押し上げ
- 食品ごま事業
- 売上高:6,630百万円(前年同期比+194百万円、+3.0%)
- セグメント利益:366百万円(前年同期比+29百万円)
- 主因:ねりごま等高付加価値商品の販売拡大が寄与
- 地域別売上:明細なし(国内/海外の比率は開示されていないが輸出の記載あり)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2025年4月に策定したパーパス・ビジョン・バリューを基に「ファンベース経営」を推進
- 進捗状況:第3Qの数量増・収益性改善は中期計画の収益向上に整合するが、KPIの詳細進捗は開示なし
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は消費者の節約志向・物価高が継続。外食はインバウンド回復等で堅調な面もあるが、中国団体客の減少や輸出先の関税政策などの不確実性あり
- 競合比較:同業他社との定量的比較データは開示なし(業界では原材料コスト・物流費が競争力に影響)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上高40,500百万円(+2.6%)、営業利益3,500百万円(+10.5%)、経常利益3,600百万円(+6.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,450百万円(+3.9%)
- 会社は2025年11月公表の予想から修正なし
- 予想の前提事項:詳細は添付資料参照(為替、原料前提等の明示は別紙参照)
- 予想の信頼性:第3Q時点で利益項目は通期予想を上回っており、通期達成は現状高いが、管理上は外部リスクを重視し予想据え置き
- リスク要因:為替・原材料価格の変動、米国の関税政策、地政学リスク(紅海情勢等)、消費者の節約志向、外食向け需要の変動
重要な注記
- 連結範囲の変更:当四半期連結累計期間における連結範囲の重要な変更あり(新規1社:Kadoya America Inc.)
- 会計方針の変更・見積りの変更:なし
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:なし
- 添付の決算補足説明資料参照のこと(TDnetおよび会社HPで開示)
(注記)
- 不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2612 |
| 企業名 | かどや製油 |
| URL | http://www.kadoya.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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