2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想の修正はなし(据え置き)。ただし第3四半期累計の親会社株主に帰属する当期純利益は7,660千円で、通期予想70,000千円に対する進捗率は約10.9%にとどまり、通期予想達成に向けた遅れ懸念がある(会社は第4四半期の季節要因や保険金計上の可能性等を理由に据え置き)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+3.2%、営業利益は前年同期比△71.5%)。
  • 注目すべき変化:個人情報漏洩に伴うシステム障害対応費用の特別損失23,465千円およびM&A関連費用31,200千円の計上で利益が大幅悪化。デジタル雑誌関連の売上比率が高まり(グループ売上の約42.0%)第2の柱化が進行。EdTech事業は売上拡大(+454.7%)も一過性コストでセグメント赤字。
  • 今後の見通し:会社は通期予想(売上5,800百万円、営業利益140百万円、親会社株主純利益70百万円)を維持。第4四半期の予約・年度末需要や保険金の計上期待を理由とするが、カード決済エラー増加や事故対応費用の影響が残る点は注意。
  • 投資家への示唆:短期では第4四半期の受注回復と保険金計上の有無が業績回復の鍵。M&Aの統合費用やカード決済問題、個人情報事故の影響(再発防止策・追加費用の可能性)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社富士山マガジンサービス(証券コード 3138)
    • 主要事業分野:雑誌販売支援事業(定期購読取次、配送、広告・PR等)、デジタル雑誌関連事業(読み放題サービス等)、EdTech(学習塾運営)
    • 代表者名:代表取締役会長CEO 西野 伸一郎
    • CFO/問合せ先:取締役CFO 佐藤 鉄平、TEL 03-5459-7076
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年12月期 第3四半期累計(2025年1月1日~2025年9月30日、連結・日本基準)
  • セグメント:
    • 雑誌販売支援事業:雑誌定期購読取次、配送支援、マーケティング、デジタル雑誌取次等(グループ売上の主力)
    • EdTech事業:学習塾運営(Fujisan Academia 等)、グループ会社取得による展開
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:3,315,620 株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(第3四半期累計):3,302,401 株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会の有無:決算補足資料作成の有無・説明会開催の有無は資料参照だが本短信には明記なし(–)
    • 株主総会:–(期末後予定等の記載なし)
    • IRイベント:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期ベース、以下は第3四半期累計実績 vs 通期予想に対する進捗)
    • 売上高:4,266,302千円(前年同期比+3.2%)/通期予想5,800,000千円に対する進捗率 73.6%
    • 営業利益:60,757千円(前年同期比△71.5%)/通期予想140,000千円に対する進捗率 43.4%
    • 経常利益:65,155千円(前年同期比△68.6%)/通期予想144,000千円に対する進捗率 45.2%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:7,660千円(前年同期比△93.5%)/通期予想70,000千円に対する進捗率 10.9%(会社記載)
  • サプライズの要因:
    • マイナス要因:2025年6月の個人情報漏洩に伴うシステム障害対応費用23,465千円(特別損失計上)および7月の外部攻撃による注文減と対応費用、クレジットカード本人確認強化による課金エラー増で決済手数料増加、M&A(クリエイト研究会、シーズ・ファクトリー等)に伴う取得関連費用31,200千円等で販売費及び一般管理費が増加。
    • プラス要因:デジタル雑誌(読み放題等)の拡大で売上構成比の改善(デジタル関連がグループ売上の42.0%に到達)、EdTechの売上急増(ただし一過性コスト有)。
  • 通期への影響:
    • 会社は現時点で通期予想を据え置き。根拠は第4四半期の購読申込増や保険金の特別利益計上可能性、EdTechの冬期講習需要等。ただし親会社帰属利益の進捗が低く、保険金計上の可否・時期、決済手続き問題の解消状況、追加費用発生の有無が通期達成の重要変数。

財務指標(主要数値・分析)

  • 要約(第3四半期累計:2025/1/1-9/30、単位:千円)
    • 売上高:4,266,302(前年同期比+3.2%、増加額 +132,719)
    • 売上総利益:1,128,408(前年同期 1,241,823、△9.1%)
    • 販売費及び一般管理費:1,067,651(前年同期 1,028,340、+3.8%)
    • 営業利益:60,757(前年同期 213,483、△71.5%)
    • 経常利益:65,155(前年同期 207,671、△68.6%)
    • 四半期純利益(連結):22,338(前年同期 131,440、△83.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:7,660(前年同期 117,537、△93.5%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):2.32円(前年同期 35.85円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:60,757 / 4,266,302 = 1.42%(低水準。業種平均との比較は記載なし)
    • ROE(親会社帰属当期純利益ベース):7,660 / 2,340,282 ≒ 0.33%(目安:8%以上で良好 → 低い)
    • ROA(連結純利益ベース):22,338 / 5,509,251 ≒ 0.41%(目安:5%以上で良好 → 低い)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計の進捗)
    • 売上高進捗率:73.6%(通常の進捗:第3Q累計で約75%想定。ほぼ通常ペース)
    • 営業利益進捗率:43.4%(やや遅れ)
    • 親会社株主純利益進捗率:10.9%(大きく遅れ)
  • キャッシュ・流動性(貸借対照表より)
    • 現金及び預金:2,857,223千円(前期末 3,200,978千円、△343,755千円)
    • 流動資産合計:4,606,739千円(前期末 5,112,032千円、△505,293千円)
    • 流動負債合計:3,009,352千円(前期末 3,368,798千円、△359,446千円)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):約153%(流動性は確保されている水準)
    • 自己資本比率:42.5%(前期末 40.6% → 安定水準)
  • キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず詳細CFは非提示。ただし現金残高は期末で約344百万円減少。
    • 減価償却費(のれん除く無形含む):233,002千円(前年同期 191,804千円)
    • のれん償却:10,333千円(前年同期 2,297千円)
  • 四半期推移(QoQ):個別の四半期別値は本短信の第3Q累計比較のみ。第3四半期での季節性は第4四半期に購読申込増が見込まれると記載。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率 42.5%(安定水準)
    • 短期借入金:550,000千円(変動なし)、長期借入金:10,725千円(新規計上)
    • 負債合計は前期末比で減少(3,030,051千円)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細数値は記載なし(計算に必要な年間データが限定的なため –)。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:負ののれん発生益 3,332千円(当期)
  • 特別損失:システム障害対応費用(個人情報漏洩対応) 23,465千円(当期)
  • 一時的要因の影響:特別損失とM&A取得関連費用(31,200千円)が営業利益・当期純利益を大きく圧迫。保険金が特別利益として計上される可能性がある旨会社は注記しているが、確定ではない。
  • 継続性の判断:システム対応費用や一部M&A関連費用は一過性要因とされるが、クレジット決済の運用負荷増は中長期で影響を与える可能性あり。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年:年間合計 16.00(表記の内訳不明:資料上の表記を参照)
    • 2025年予想(通期):年間配当 30.00円(うち期末:普通配当21円、記念配当9円)
  • 配当性向(目安):通期会社予想EPS 21.19円に対し配当30円 → 配当性向(概算)=約141.5%(EPS比)。記念配当を含むため高水準であり継続性は要確認。
  • 自社株買い:記載なし(なし)。
  • コメント:2025年の高配当は記念配当を含むため特別なケース。継続的な還元政策の確認が必要。

設備投資・研究開発

  • 設備投資・減価償却:
    • 有形固定資産が増加(16,636千円 → 49,599千円、増加分主に設備投資等)
    • 減価償却費(第3Q累計):233,002千円(前年同期 191,804千円、増加)
  • 研究開発費:明確な記載なし(–)
  • 備考:固定資産の増加およびのれん発生(複数の企業買収による)のれん償却負担が増加。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:契約負債(前受金的項目)が1,009,742千円(前期末 984,667千円、増加)
  • 在庫状況:商品(棚卸資産) 85,402千円(前年同期 39,578千円、大幅増加)→ 増加理由は取得企業の在庫計上や流通在庫の変動が考えられる(会社説明での詳細はなし)。

セグメント別情報

  • セグメント売上・利益(第3四半期累計)
    • 雑誌販売支援事業:売上 4,151,098千円(前年同期比+1.0%)、セグメント利益166,567千円(前年同期比△45.5%)
    • EdTech事業:売上 115,204千円(前年同期比+454.7%)、セグメント損失△23,638千円(前年同期は△36,444千円、改善)
    • セグメント計:売上 4,266,302千円、セグメント合計利益142,928千円、全社調整△82,171千円 → 営業利益60,757千円
  • 備考:
    • デジタル雑誌関連が売上の約42.0%を占めるまで成長(デジタル比率の上昇は中長期の構造変化を示唆)。
    • EdTechはM&Aで規模拡大中。一過性のM&A費用を除くと黒字化という注記あり。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に中期数値目標の詳細は記載なし(–)
  • KPI達成状況:総登録ユーザー数4,407,425名、継続課金ユーザー数512,714名。デジタル比率拡大は計画方向と整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:雑誌市場は縮小傾向(2025年7–9月で雑誌全体の販売約△9.8%)、返品率上昇(44.4%、前年同期比+0.8pp)。一方インターネット・ブロードバンド環境は拡大(デジタル消費拡大が追い風)。
  • 競合比較:同業他社比較データは本短信に記載なし(–)。デジタル化対応の遅れはリスクだが、同社はデジタル雑誌・読み放題に注力している。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(会社予想、2025/1/1-2025/12/31):売上高 5,800,000千円(+3.2% 前期比)、営業利益 140,000千円(+54.6%)、経常利益 144,000千円(+51.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 70,000千円(+59.1%)、EPS 21.19円
    • 会社は2025年7月31日の予想から修正なし(据え置き)。前提として第4四半期の購読申込増、保険金計上の可能性、EdTechの冬期需要等を挙げる。
  • 予想の信頼性:第3四半期の利益進捗が低い(特に親会社純利益)ため、第4四半期の需要回復と保険金の計上が無ければ達成は不確実。過去の予想達成傾向は本短信では言及なし(–)。
  • リスク要因:決済処理エラーの継続、個人情報漏洩の追加費用・信用不安、雑誌市場の縮小継続、M&A統合の不確実性、保険金の支払可否とタイミング。

重要な注記

  • 会計方針:法人税等に関する会計基準改正を適用(期中適用に伴う影響なしとのこと)。のれんは取得企業ごとに5年で償却(例:CSファクトリーののれん61,945千円、償却期間5年)。
  • 連結範囲の変更:クリエイト研究会、シーズ・ファクトリー等を新規連結(取得対価・のれん等を計上)。
  • 監査:四半期財務諸表に対して東陽監査法人による期中レビューあり。重要な点での不適合はない旨。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3138
企業名 富士山マガジンサービス
URL http://www.fujisan.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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