2025年11月期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 投資銀行事業(自己勘定の不動産投資)で得た物件売却益と賃貸収益の伸長を主力に、慎重な投資姿勢を維持しつつ高利回り賃貸不動産の取得・売却を機動的に行っていく(資本コスト意識の強化を明示)。
- 業績ハイライト: 2025年11月期は連結売上総利益78.33億円(前年同期比 +53.5%:良い)、営業利益52.95億円(前年同期比 +86.6%:良い)、経常利益44.33億円(前年同期比 +102.1%:良い)、親会社株主に帰属する当期純利益17.49億円(前年同期比 +23.5%:良い)。ただし施設運営事業の減損が特別損失として計上され、純利益の伸びは抑制。
- 戦略の方向性: 保有→改善→売却→再投資のサイクルで含み益を顕在化しつつ、賃貸収益ベースの安定収益を拡大。大型案件の取得競争が激しいため、当面は機関投資家主体案件の受託や、自社保有の高利回り物件に注力。資本コストを基準にした売却判断ルールを更に強化。
- 注目材料: (1)4Qに大型物件の売却を複数実施して想定以上の売却益を獲得、(2)賃貸収益(特にホテル等の変動賃料)が継続増、(3)施設運営子会社での減損計上(特別損失)により当期純利益の伸びが限定的。
- 一言評価: 売却益と賃貸収益の両輪で収益拡大が確認される一方、資本コスト意識から保有/売却の判断基準を厳格化する姿勢が示され、業績の「再現性」と市場評価改善が今後の鍵。
基本情報
- 企業概要: 会社名 ファーストブラザーズ株式会社(証券コード:3454 東証スタンダード)。主要事業分野:賃貸不動産の保有運用、不動産アセットマネジメント(機関投資家向け)、施設運営(ホテル・旅館等)、再生可能エネルギー開発。代表者名:–(資料に記載なし)。
- 説明会情報: 開催日 2026.01.09(決算説明資料日付)。説明会形式:資料のみ(オンライン/オフラインの形式記載なし)。参加対象:投資家・ステークホルダー想定。
- 説明者: 発表者(役職)と発言概要:資料中に個別の発表者名・役職は明記されていないが、経営企画/IRの立場で(事業戦略、業績、株主還元方針等)を説明。
- セグメント:
- 投資銀行事業:自己資金(借入)で中小型(概ね取得価格50億円以下)賃貸不動産等へ直接投資し、賃料収入と売却益を得る事業。
- 投資運用事業:機関投資家の資産運用(大型物件100億円超等)を受託し手数料を得る事業。
- 施設運営事業:自社グループ保有のホテル・旅館等を自ら運営する事業。
- その他事業:再生可能エネルギー等。
業績サマリー
- 主要指標(2025年11月期 実績、単位:百万円/%)
- 売上高(営業収益): 19,063百万円(前年同期比 +13.0%)(増収:良い)
- 営業利益: 5,295百万円(前年同期比 +86.6%)(営業利益率 ≒ 27.8%)(高い:良い)
- 経常利益: 4,433百万円(前年同期比 +102.1%)(増益:良い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,749百万円(前年同期比 +23.5%)(増益:良い。ただし減損計上で伸び幅限定)
- 1株当たり利益(EPS): –(資料に未記載)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率: –(資料に期中公表の通期予想達成率の明示なし)
- サプライズの有無: 4Qで想定以上の大型物件売却益を確保した点がポジティブサプライズ。ただし施設運営子会社の減損が純利益に影響。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(売上・営業利益・純利益):–(四半期ベースの計画進捗は資料に未提示)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:–(明示なし)
- 過去同時期との進捗率比較:売上総利益等は過去期比で大幅改善(売上総利益 +53.5%等)。
- セグメント別状況(売上総利益ベース、単位:百万円/構成比)
- 投資銀行事業(主力): 7,449 百万円(構成比 約95.1%)(前年同期比 +55.3%:良い)。内訳:不動産売却粗利 3,867 百万円(+114.6%:良い)、不動産賃貸粗利 3,585 百万円(+16.4%:良い)。
- 施設運営事業: 319 百万円(構成比 約4.1%)(前年同期比 +25.2%:良い)。但しのれん償却・減損により営業利益は未達(営業損失圧縮は進む)。
- 投資運用事業: 39 百万円(構成比 約0.5%)(前年同期比 ▲23.3%:悪化)。受託残高減少に伴うフィー減少。
業績の背景分析
- 業績概要: 4Qで複数の大型物件売却を実施し売却益が先行、併せて賃貸収益(特に宿泊系の変動賃料連動物件)が増加したことが売上総利益・営業利益を押し上げた。一方、施設運営子会社の減損が特別損失として計上され、当期純利益の伸びは抑制。
- 増減要因:
- 増収の主要因: 投資銀行事業での物件売却益の増加、保有物件からの賃貸収益増(変動賃料が好調)。
- 増益の主要因: 売却益により粗利が拡大。4Qの高利益率案件の売却が寄与。
- 減損・費用要因: 施設運営事業で減損計上(特別損失)。また金利上昇により営業外費用(支払金利等)が増加。
- 競争環境: 大型優良物件は取得競争が激化(投資運用事業の新規受託が慎重)。J-REIT市場拡大や海外投資家の関心継続がプラス材料だが、都心部での過熱・利回り低下には警戒。
- リスク要因: 金利上昇・リファイナンスリスク(借入残高は長期が中心だが変動金利比率高く金利スワップで一部固定化)、需給・景気循環(宿泊需要の地震風評等による外需弱含み)、資産価格の下振れリスク、個別物件の流動性リスク。
戦略と施策
- 現在の戦略: 自己勘定中心の投資銀行事業で「安定収益(賃貸)×ポートフォリオ成長」を目指す。高利回りの中小型物件(首都圏+地方都市)を選別取得し、改修・運営改善の上で売却により含み益を顕在化して再投資。投資運用(ファンド)については過熱懸念から当面は慎重姿勢。
- 進行中の施策: 2026.11期1Qも複数の物件取得が進行中。4Qに利益率の高い大型売却を実施。保有物件の収益改善施策(運営改善・改修)を継続。
- セグメント別施策:
- 投資銀行事業: 高利回り物件の選別取得、変動賃料系ホテルの活用、地域戦略(東日本不動産/東北での情報ネットワーク活用)。
- 投資運用事業: 投資家主体による取得案件のアセットマネジメント受託を継続検討。自社保有物件を対象としたファンド組成は利益相反等で慎重判断。
- 施設運営事業: 運営効率改善・収益回復策を実行。ただし一部減損が発生。
- 新たな取り組み: 資本コスト(期待リターン)を基準とした厳格な売却ルールの導入・運用(期待IRRと保有期間のモニタリング、期待リターンが資本コストを下回れば即売却方針)。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社計画:2026年11月期)
- 売上高: 177億円(=17,700百万円、資料表記:177億円)
- 経常利益: 29億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 26億円
- 予想の前提条件: 次期も先行き不透明で慎重な投資姿勢を継続。長期保有想定で固定資産計上していた不動産を一部売却する計画があり、売却利益は特別利益で計上見込み。為替や具体的為替前提は未提示。金利は想定上昇を織り込みつつ機動的に対応。
- 経営陣の自信度: 慎重姿勢を繰り返し表明(中立~慎重)。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:資料内に当期着地が「修正業績予想に対してプラスで着地」との記載あり(減損に伴う税効果会計の見直しが寄与)。ただし数値の修正前後比較の明示はなし。
- 修正の主要ドライバー:物件売却タイミング、減損処理・税効果の見直し。
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期的には賃貸収入基盤の拡大により安定収益化を図る。ROE推移は変動する(資料で23.11期13.9%→25.11期6.9%等を示す)。PBR改善のため売却益依存度低下と安定収益比率向上を目指す。
- KPI:株主資本配当率(DOE)2.0%を目安、資本効率(期待IRR>資本コスト)でのポートフォリオ運用。現状の達成率は流動的。
- 予想の信頼性: 当社は物件売却により業績が大きく変動する特性を持つと自己分析。したがって短期的な業績の再現性に市場は懐疑的(資料もその点を指摘)。
- マクロ経済の影響: 長期金利上昇、銀行融資姿勢、訪日需要(観光)等が業績に影響。地震予知の風評で一時的に観光需要に影響が出た事例あり。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向ではなく株主資本配当率(DOE)2.0%を目安に年1回期末配当を基本。直前期の当期純利益が20億円を超過した場合は、超過分の40%を中間配当に充当する制度(2024年11月期から導入)。
- 配当実績:
- 2024年11月期:(実績)年間計 67円(中間33円+期末34円)※直前期(2023年)の当期純利益が20億円超だったため中間配当実施。
- 2025年11月期:期末配当 35円(前期 34円→+1円、増配:良い)。中間配当の有無は直前期利益が20億円超かどうかで決定(2024実績は14.1億円のため中間は適用外の可能性)。
- 2026年11月期(計画):期末配当 37円(資料予想)。年間配当(中間の有無で変動)。
- 配当利回り・配当性向:具体的利回り・配当性向数値は資料に未記載(–)。
- 特別配当: なし(資料に記載なし)。
- その他株主還元: 株主優待(ポイント制)を実施。条件に応じてAmazonギフト等と交換可能。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- 保有賃貸不動産の賃貸運用(オフィス・商業施設・ホテル等)、賃料収入および売却益獲得。
- 不動産アセットマネジメント(機関投資家向け運用受託、フィー収入)。
- 施設運営(自社グループ保有物件のホテル・旅館運営)。
- 再生可能エネルギー(地熱等)の開発・運営。
- サービス提供エリア・顧客層: 首都圏・東北(東日本不動産経由)・その他主要都市。顧客はテナント、宿泊利用者、機関投資家等。
- 協業・提携: 投資運用分野での機関投資家との協業受託が主。ファンド組成については利益相反を踏まえ慎重に検討。
- 成長ドライバー: 変動賃料連動の宿泊物件の回復、地方都市(東北等)での高NOI利回り物件取得、保有物件のバリューアップ→売却サイクル。
Q&Aハイライト
- 注記: 提供資料にQ&Aセッションの記載はなし。よって重要な質疑応答は記載不能(–)。
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 保守的かつ資本コスト重視の姿勢。利益の一過性を認め、市場の評価(PBR改善)に向けた説明責任を果たす姿勢を示す。
- 未回答事項: 個別の資産別期待IRRや詳細な投資判断基準の数値開示、EPSや株主還元の確定的な年間見通し等は未提示(–)。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 中立~慎重。賃貸収入成長には自信を示しつつ、金利上昇等の外部環境に対しては慎重姿勢を強調。
- 表現の変化: 前期に続き「保有→改善→売却→再投資」サイクルを継続すると明言、加えて資本コストを明確に意識した運用に言及。
- 重視している話題: 資本効率(期待IRR vs 資本コスト)、賃貸収益の安定化、含み益の顕在化と再投資。
- 回避している話題: 個別資産の詳細な取得・売却スケジュールやEPS・進捗率の詳細数値は提示を回避。
投資判断のポイント(情報整理:投資助言ではない)
- ポジティブ要因:
- 投資銀行事業の売却益と賃貸粗利の同時増加(2025年売上総利益 +53.5%)。
- 賃貸収益のストック化により安定的なキャッシュフロー基盤が強化。
- 地方(東北)での競争優位(情報ネットワーク)により高利回り物件の確保可能性。
- 配当方針(DOE 2.0%目安)や中間配当ルールの導入で株主還元の明確化。
- ネガティブ要因:
- 業績が物件売却に依存しており期ごとの変動が大きい(PBR割れ要因)。
- 金利上昇と変動金利比率の高さが営業外費用増(リファイナンスリスク)。
- 施設運営事業での減損計上は、同事業の収益回復が不確実であることを示唆。
- 不確実性:
- 物件売却タイミングや買主属性による利益再現性(個別性が強い不動産の特性)。
- マクロ金利動向、訪日需要(観光)等の外生要因。
- 注目すべきカタリスト:
- 次期以降の大型売却実施や大型取得発表(売却益・簿価変化に直結)。
- 金利・融資環境の改善または悪化(営業外費用とCFへの影響)。
- 投資運用事業の新規受託・ファンド組成の動向(フィー収入拡大)。
重要な注記
- 会計方針: 賃貸不動産の取り扱いについて、原則は販売用不動産(流動資産)として計上するものの、高利回り物件は長期保有を想定して固定資産として計上する運用がある。売却時の計上科目(売上/特別損益)により期次の損益影響が変動する点に留意。
- リスク要因(特記事項): 減損や時価評価の変動が損益に大きく影響する点、変動金利比率の高さと借入残高の大きさ(レバレッジは2025期末で75.8%)に起因する金利リスク。
- その他: ネットD/Eレシオは2025期末で1.87(2024:2.05→改善)。現金及び現金同等物は2025期末で68億円(前期末比 +20億円)。投資は基本的に借入を活用し取得が先行すると営業CFがマイナスとなる傾向あり。
(不明な項目は「–」で記載しています。ここにまとめた内容は提供資料を整理したものであり、個別の投資助言ではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3454 |
| 企業名 | ファーストブラザーズ |
| URL | http://www.firstbrothers.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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