企業の一言説明
みずほリースは、みずほフィナンシャルグループおよび丸紅を主要株主とする総合リース企業です。設備機器を中心としたリース・割賦事業とファイナンス事業を展開し、国内だけでなく国際市場でも成長を続ける業界大手の一角を占めます。
投資判断のための3つのキーポイント
- みずほFG・丸紅グループの強固な顧客基盤と事業連携: 親会社であるみずほフィナンシャルグループおよび丸紅との連携により、安定的かつ広範な顧客基盤からの案件獲得や、多様な金融・商流サービスとのシナジーが期待でき、事業成長の強力な推進力となっています。これにより、金融機関としての信用力と商社としての事業ノウハウを融合した独自のビジネスモデルを確立しています。
- 持続的な収益成長と安定した株主還元: 過去数年間にわたり売上高・利益ともに着実な成長を達成しており、特にリース・割賦事業の堅調な拡大が業績を牽引しています。ROEは10%を超える水準を安定的に維持し、株主資本の効率的な活用が認められます。また、配当利回りも3%台半ばで推移し、継続的な増配傾向は株主還元への積極的な姿勢を示唆しています。
- リース業特有の財務構造と信用倍率の高さ: リース業は大量の設備投資を伴うビジネスモデルであり、多額の借入を行うため、自己資本比率が低い傾向にあります。これは業界の特性として理解が必要ですが、Piotroski F-Scoreの財務健全性スコアが低い点は留意すべきです。また、現在の信用倍率が17.48倍と高水準であり、将来的に信用取引の決済に伴う売り圧力が株価に影響を与える可能性があります。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | A | 良好な拡大 |
| 収益性 | A | 高水準維持 |
| 財務健全性 | C | やや不安 |
| バリュエーション | B | 適正水準 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 1455.0円 | – |
| PER | 9.06倍 | 業界平均10.3倍(割安) |
| PBR | 0.99倍 | 業界平均0.9倍(ほぼ同水準) |
| 配当利回り | 3.44% | – |
| ROE | 12.15% | – |
1. 企業概要
みずほリースは、みずほフィナンシャルグループおよび丸紅を主要株主とする総合リース企業です。主に設備投資を必要とする企業や官公庁に対し、産業機械、情報通信機器、自動車、航空機、不動産などのリース・割賦サービスを提供し、収益の93%を占めます。残りの6%は、企業への直接的な資金提供を行うファイナンス事業で構成されています。技術的な独自性としては、幅広い産業への対応力と、親会社グループが築き上げた強固な顧客基盤および資金調達力を強みとしており、これが高い参入障壁となっています。
2. 業界ポジション
日本のリース業界において、みずほリースは大手金融グループを背景に持つ主要プレイヤーの一角を占めています。みずほフィナンシャルグループの広範な顧客ネットワークと丸紅のグローバルな商流を活用できる点が、他の独立系リース会社や他行系リース会社に対する最大の強みです。また、持分会社としてリコーリースを擁するなど、業界内での戦略的連携も進めています。
競合他社と比較して、安定した顧客基盤と多様なファイナンスニーズに対応する総合力で優位に立ちますが、金利変動リスクやリース物件の陳腐化リスクは共通の弱みです。
財務指標では、PERが9.06倍と業界平均10.3倍より割安に評価されている一方、PBRは0.99倍と業界平均0.9倍とほぼ同水準に位置しています。
3. 経営戦略
みずほリースは、既存のリース・割賦事業とファイナンス事業を基盤としつつ、成長性の高いインフラ分野や海外事業への積極的な投資を通じて事業ポートフォリオの多様化と収益基盤の強化を図っています。直近の決算短信では、第3四半期累計の契約実行高が前年同期比21.0%増、特にファイナンスセグメントでは同47.8%増と著しい成長を見せており、積極的な営業戦略が奏功しています。重要後発事象として「完全子会社によるジャパン・インフラファンド投資口の公開買付け成立(66.92%取得)」があり、再生可能エネルギー等インフラ分野への本格参入は、安定的な収益確保とESG(環境・社会・ガバナンス)への貢献を両立させる戦略的意義を持っています。新規連結子会社2社(エムエル・ITADソリューション(株)、ピー・シー・エス(株))の追加も、事業領域拡大への意欲を示しています。
今後のイベント
- 2026年2月5日 6:30 AM UTC: 決算発表日(Mizuho Leasing Company, Limited Earnings Date)
- 2026年3月30日 12:00 AM UTC: 配当権利落ち日(Ex-Dividend Date)
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 5/9 | A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり) |
| 収益性 | 2/3 | 純利益がプラスかつROAがプラスで良好だが、営業キャッシュフローのデータがなく、営業利益率が10%未満のため満点ではない。 |
| 財務健全性 | 1/3 | 流動比率が基準未満、D/Eレシオが1.0を大幅に超えている点で課題がある。株式希薄化は発生していない。 |
| 効率性 | 2/3 | ROEは10%を超えて良好だが、営業利益率が10%未満。四半期売上成長率はプラスで好調。 |
Piotroski F-Scoreは5/9点と「良好」な評価です。収益性と効率性において一定の評価を得ているものの、財務健全性の項目で改善の余地が見られます。特に、流動比率の低さとD/Eレシオ(総負債自己資本比率)の高さが課題として指摘されており、これらはリース業という多額の資産を保有し、借入を事業基盤とする特性に起因する側面も大きいですが、注視すべき点です。
【収益性】
- 営業利益率(過去12か月): 5.64%
- ROE(実績): 12.15% (ベンチマーク: 10% → 良好)
- ROA(過去12か月): 0.76% (ベンチマーク: 5% → 低い)
みずほリースのROEは12.15%と、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す力が高いことを示しており、一般的な企業の目安である10%を上回る良好な水準です。これは、株主にとって魅力的なリターンの源泉となり得ます。一方、ROAは0.76%とベンチマークの5%を大きく下回っていますが、これはリース業が多額のリース資産(総資産)を保有するビジネスモデルであるため、資産効率性を示すROAが相対的に低くなる傾向は業界特有のものです。営業利益率5.64%も、金融費用が収益に与える影響が大きいリース業界においては、堅実な水準と言えます。損益計算書を見ると、Total Revenue(売上高)は過去数年で着実に増加しており、それに伴いGross Profit(売上総利益)およびOperating Income(営業利益)も成長しています。特にOperating Incomeは2022年3月期の17,894百万円から直近12ヶ月で48,248百万円へと大きく伸長しており、収益力の改善が見られます。
【財務健全性】
- 自己資本比率(実績): 9.8%
- 流動比率(直近四半期): 1.23
自己資本比率9.8%は一般的な事業会社と比較すると低い水準ですが、リース業や金融業では多額の借入が事業運営に不可欠であるため、この水準が直ちに危険というわけではありません。業界特性を考慮して評価する必要があります。ただし、流動比率1.23は短期的な支払能力を示す指標であり、一般的に200%(2.0以上)が理想とされる中では、やや余裕が少ないと判断されます。これは直近の自己資本の増強や借入金の返済能力を継続的に監視する必要があることを示唆しています。D/Eレシオ(有利子負債対自己資本比率)が799.86%と極めて高い点も、リース業の特性によるものです。
【キャッシュフロー】
- 営業CF: データなし
- FCF: データなし
提供されたデータには営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)およびフリーキャッシュフロー(FCF)の具体的な数値は記載されていません。しかし、損益計算書における継続的な利益成長と、第3四半期累計の契約実行高の増加は、事業活動を通じてキャッシュを生み出す力が堅調であることを示唆しています。リース事業の拡大は、リース債権の増加という形で資産を増やすため、営業キャッシュフローの項目は注意して分析する必要があります。
【利益の質】
- 営業CF/純利益比率: データなし
上記の通り、営業キャッシュフローのデータがないため利益の質を測るこの指標は算出できません。一般的に、営業キャッシュフローが純利益を上回る比率(1.0以上)であることが、会計上の利益だけでなく実態としてのキャッシュが伴っている健全な経営状態を示します。
【四半期進捗】
- 通期予想に対する第3四半期累計進捗率(2026年3月期):
- 営業利益: 78.4% (35,267百万円 / 45,000百万円)
- 経常利益: 84.7% (50,843百万円 / 60,000百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 90.5% (40,707百万円 / 45,000百万円)
- 直近3四半期の売上高・営業利益の推移(損益計算書より、概算):
- 2023年3月期 Total Revenue: 529,700百万円、Operating Income: 31,756百万円
- 2024年3月期 Total Revenue: 656,127百万円、Operating Income: 39,512百万円
- 2025年3月期 Total Revenue: 695,423百万円、Operating Income: 48,966百万円
- 過去12か月 Total Revenue: 827,611百万円、Operating Income: 48,248百万円
2026年3月期第3四半期累計の業績は、通期予想に対して営業利益、経常利益、純利益のいずれもが高い進捗率を示しています。特に親会社株主に帰属する当期純利益は90.5%に達しており、通期目標の達成が視野に入っているだけでなく、上方修正の可能性も期待できる好調な進捗です。セグメント別では、主力のリース・割賦事業の営業利益が前年同期比+8.1%と堅調に推移し、その他事業も+29.0%と大きく成長しています。一方でファイナンス事業は-19.8%と減益ですが、これは特別利益(投資有価証券売却益 4,250百万円)の計上や本社移転費用など一時的な特別損益が発生しているため、全体としては非常に良好な状況です。
【バリュエーション】
- PER(会社予想): 9.06倍
- PBR(実績): 0.99倍
- 業界平均PER: 10.3倍
- 業界平均PBR: 0.9倍
みずほリースのPER(株価収益率)は9.06倍であり、これは株価が1株当たり利益の約9年分であることを示しています。業界平均PERが10.3倍であることと比較すると、みずほリースの株価は利益に対してやや割安感があると言えるでしょう。一方、PBR(株価純資産倍率)は0.99倍で、これは株価が1株当たり純資産の約0.99倍、つまり企業が解散した場合の価値をわずかに下回る水準であることを意味します。業界平均PBR0.9倍とほぼ同じであり、純資産価値から見ると適正水準に近い評価です。目標株価は業種平均PER基準で1,662円、業種平均PBR基準で1,328円となっており、現在の株価1,455.0円はこれらの中間に位置します。PERからの評価は上値余地を示唆しますが、PBRからの評価は現在の水準が妥当であるか、あるいはやや高めに評価されている可能性も示唆しています。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: 7.69 / シグナルライン: 9.8 | MACDがシグナルラインを下回って推移しており、短期的な上値の重さや調整局面を示唆していますが、両者ともゼロラインに近く、明確なトレンドは形成されていません。 |
| RSI | 中立 | 48.2% | RSIが50%を下回る水準で推移しており、買われすぎでも売られすぎでもない、中立的な状態を示しています。市場心理はバランスが取れていると解釈できます。 |
| 5日線乖離率 | – | +1.06% | 現在株価が5日移動平均線をわずかに上回っており、直近の購買意欲がやや優勢である短期的モメンタムを示します。 |
| 25日線乖離率 | – | +0.81% | 現在株価が25日移動平均線をわずかに上回っており、短期的な上昇トレンドが持続している状況を表します。 |
| 75日線乖離率 | – | +6.72% | 現在株価が75日移動平均線を比較的大きく上回っており、中期的な上昇トレンドが堅調であることを示唆します。 |
| 200日線乖離率 | – | +18.34% | 現在株価が200日移動平均線を大幅に上回っており、長期的な上昇トレンドが非常に強く、強い買いの勢いが続いていることを示します。 |
【テクニカル】
現在株価1,455.0円は、52週高値1,482円に非常に近い水準で推移しており、過去1年間で高値圏にあることを示しています。これは市場がみずほリースの業績や将来性を高く評価していることの表れと捉えられます。一方、52週安値886円からは大きく乖離しており、株価は堅調な上昇トレンドに乗っていることがわかります。移動平均線を見ると、5日、25日、75日、200日の全ての移動平均線を上回っており、短期から長期に至るまで明確な上昇トレンドが形成されています。特に200日移動平均線からの乖離率がプラス18.34%と大きいことは、長期的な上昇モメンタムの強さを示唆しており、市場からの評価が継続的に高まっている状況を反映しています。直近1ヶ月のレンジは1,386円~1,482円、3ヶ月レンジは1,222円~1,482円となっており、現在株価はレンジ高値圏に位置しています。
【市場比較】
- 日経平均比:
- 1ヶ月: 株式+1.11% vs 日経+4.41% → 3.30%ポイント下回る
- 3ヶ月: 株式+17.43% vs 日経+5.35% → 12.08%ポイント上回る
- 6ヶ月: 株式+28.88% vs 日経+32.10% → 3.23%ポイント下回る
- 1年: 株式+44.35% vs 日経+37.12% → 7.22%ポイント上回る
- TOPIX比:
- 1ヶ月: 株式+1.11% vs TOPIX+5.34% → 4.23%ポイント下回る
- 3ヶ月: 株式+17.43% vs TOPIX+5.35% → 12.08%ポイント上回る
- 6ヶ月: 株式+28.88% vs TOPIX+32.10% → 3.23%ポイント下回る
- 1年: 株式+44.35% vs TOPIX+38.30% → 6.05%ポイント上回る
みずほリースの株価パフォーマンスは、長期的に見ると(1年スパン)、日経平均およびTOPIXといった市場主要指数を大きく上回っています。これは、堅調な業績成長と市場からの高い評価が株価に反映されていることを示唆しています。特に3ヶ月リターンでは市場を大幅にアウトパフォームしており、中期的な投資家からの関心が高まっている可能性が考えられます。一方で、直近1ヶ月では市場指数を下回っており、短期的な調整局面にあるか、あるいは市場全体の動きに一時的に遅れている可能性がありますが、これまでの好調な推移を考慮すると一時的なものと解釈することもできます。6ヶ月リターンも日経平均よりわずかに下回っていますが、ほぼ同水準であり、比較的良好なパフォーマンスを維持していると言えます。
【注意事項】
- ⚠️ 信用倍率が17.48倍と高水準です。これは将来的に信用買い残の決済に伴う売り圧力が株価に影響を及ぼす可能性があり、動向を注視する必要があります。
【定量リスク】
- 年間ボラティリティ: 24.30%
- シャープレシオ: -0.66
- 最大ドローダウン: -40.42%
- 年間平均リターン: -15.46%
年間ボラティリティが24.30%であるため、仮に100万円投資した場合、年間で±24.3万円程度の価格変動が想定されます。これは市場平均のリスク水準と比較して中程度のリスクと言えます。過去の最大ドローダウンは-40.42%であり、将来的に同程度かそれ以上の下落が起こりうる可能性があり、投資 capital の一時的な大幅な減少に備える必要があります。シャープレシオが-0.66であることは、過去一定期間においては、リスクを取って得られたリターンが、リスクがない資産(例えば無リスク金利)のリターンを下回っていたことを示唆しています。これは過去における投資効率の課題を意味する場合があります。年間平均リターンが-15.46%という数値も、これらのリスク状況と整合的であり、過去の期間において必ずしも高いリターンが得られていたわけではないという側面を浮き彫りにしています。ただし、これは過去の特定の期間のリターンとリスクを合わせた指標であり、将来を完全に予測するものではありません。
【事業リスク】
- 金利変動リスク: リース事業は多額の資金調達を金利市場に依存しており、金利が上昇した場合、資金調達コストが直接的に増加します。これによりリース料収入との差が縮小し、収益を圧迫する可能性があります。変動金利型契約の割合や、金利ヘッジ戦略の状況が重要となります。
- 経済状況と設備投資動向の影響: リース事業の成長は、企業の設備投資意欲に大きく左右されます。景気後退期には企業の設備投資が抑制される傾向にあり、新規リース契約の減少や既存契約の解約、リース物件の需要低下などが、みずほリースの業績に直接的な悪影響を及ぼす可能性があります。
- 資産価値の変動と陳腐化リスク: リース物件の多くは汎用的な設備機器、情報通信機器ですが、技術革新のサイクルが速い分野では、リース期間満了時の物件価値が当初想定よりも低下するリスク(陳腐化リスク)があります。これにより、物件の売却益が減少したり、損失が発生したりする可能性があります。また、特に中古市場の需要変動も影響します。
7. 市場センチメント(簡潔に)
信用買残が489,500株に対し信用売残が28,000株と少なく、信用倍率は17.48倍と高水準です。これは将来的に信用買いの決済に伴う売り圧力となるリスクを抱えています。主要株主はみずほフィナンシャルグループ(23.09%)と丸紅(20.00%)であり、両社が安定大株主として経営を支える一方で、市場に流通する株式の割合は比較的低い状況です。ニュースセンチメントは、第3四半期の増収増益や契約実行高の順調な推移を報告するポジティブな内容が多く、全般的にポジティブな評価が目立ちます。
8. 株主還元(簡潔に)
みずほリースは株主還元に積極的な姿勢を示しており、会社予想の配当利回りは3.44%と比較的高い水準です。2026年3月期の年間配当は50円を予想しており、前期(47円)からの増配傾向が維持されています。配当性向は31.1%を予定しており、これは利益を成長投資と株主還元の適切なバランスを保っている妥当な水準と言えるでしょう。提供データには自社株買いに関する明確な記載はありませんが、継続的な増配傾向は長期的な株主価値向上へのコミットメントを示しています。
SWOT分析(各2項目以内で簡潔に)
強み
- みずほFGと丸紅による強固な顧客基盤と高い信用力、安定的な事業連携。
- 多角的なリース・ファイナンス事業展開と海外事業における成長余地。
弱み
- リース業特有の自己資本比率の低さ(業界特性を考慮してもF-Scoreで示される財務健全性への課題)。
- 多額の資産保有によるROAの低さ、資産効率性改善への継続的な取り組みが必要。
機会
- インフラファンドへの投資など、社会インフラや脱炭素関連といった成長分野への事業拡大。
- DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を通じた業務効率化と新規サービス創出。
脅威
- 金融引き締めや市場金利上昇による資金調達コストの増加と収益圧迫。
- 世界経済の減速や地政学的リスクによる設備投資の冷え込み、貸倒リスクの増大。
この銘柄が向いている投資家
- 安定したビジネスモデルと継続的な増配傾向を評価する、中長期的なインカムゲイン志向の投資家。
- 金融グループ傘下企業の安定性と、インフラ投資など新たな成長戦略を評価する投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- リース業に特有の財務構造(低自己資本比率、高D/Eレシオ)を理解し、他業種との単純比較を避ける必要がある。
- 信用倍率が比較的高い水準にあるため、短期的な需給バランスの悪化による株価変動リスクに注意する。
今後ウォッチすべき指標
- 営業利益率の安定的な向上と、ROAの改善状況。
- インフラファンド投資など、新規事業分野における具体的な収益貢献度と進捗状況。
10. 企業スコア(詳細)
- 成長性: A (良好)
- 根拠: 第3四半期累計の親会社株主に帰属する純利益が前年同期比+13.7%と堅調に成長しており、さらに契約実行高も前年同期比+21.0%と大幅な伸びを示しています。通期予想も高い進捗率で推移しており、継続的な事業拡大に対する期待は高いです。
- 収益性: A (良好)
- 根拠: ROEは12.15%と、一般的な目安である10%を上回る水準で推移しており、株主資本の効率的な活用ができています。営業利益率は5.64%と特段高いわけではないものの、リース業の特性と堅調な利益成長を考慮すれば良好な収益性を維持していると言えます。
- 財務健全性: C (やや不安)
- 根拠: 自己資本比率が9.8%と低く、流動比率も1.23とベンチマーク(1.5倍)を下回る水準です。Piotroski F-Scoreにおいても財務健全性スコアが1/3に留まっており、多額の有利子負債を抱えるリース業の特性を考慮しても、財務構造にはやや改善の余地があると言えます。
- バリュエーション: B (普通)
- 根拠: PER9.06倍は業界平均10.3倍と比較してやや割安感がある一方、PBR0.99倍は業界平均0.9倍とほぼ同水準であり、資産価値から見ると適正な評価がされています。PER基準での目標株価とPBR基準での目標株価の間に開きがあるため、総合的には適正と判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 8425 |
| 企業名 | みずほリース |
| URL | https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/index.html |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,455円 |
| EPS(1株利益) | 160.68円 |
| 年間配当 | 3.44円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 6.7% | 10.4倍 | 2,311円 | 9.9% |
| 標準 | 5.1% | 9.1倍 | 1,869円 | 5.4% |
| 悲観 | 3.1% | 7.7倍 | 1,440円 | 0.0% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 1,455円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 939円 | △ 55%割高 |
| 10% | 1,173円 | △ 24%割高 |
| 5% | 1,480円 | ○ 2%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
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証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.20)」によって自動生成されました。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。