企業の一言説明
NSユナイテッド海運(証券コード:9110)は、鉄鋼原料やLPGなどの輸送を主力とする国際・内航海運事業を展開する、日本製鉄を筆頭株主とする国内海運準大手の企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 安定的な主要荷主と事業基盤: 日本製鉄が筆頭株主であり大口荷主であることから、安定した貨物輸送需要と強固な事業基盤を持つ。内航事業も安定的な収益源となっている。
- 堅固な財務健全性と株主還元: 自己資本比率が高く、流動性も良好であり、Piotroski F-Scoreも「良好」判定。安定した高い配当利回りと配当性向を維持しており、株主還元への姿勢も評価できる。
- 海運市況と燃料・為替リスク: 世界経済や海運市況(バルチック海運指数など)の変動に業績が大きく左右される。また、燃料油価格や為替レートの変動も収益に影響を与える主要なリスク要因である。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | C | 中程度の成長 |
| 収益性 | A | 良好 |
| 財務健全性 | S | 優良 |
| バリュエーション | C | やや割高 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 7,380円 | – |
| PER | 8.36倍 | 業界平均7.8倍 (やや高め) |
| PBR | 0.97倍 | 業界平均0.8倍 (やや高め) |
| 配当利回り | 3.59% | – |
| ROE | 11.92% | – |
1. 企業概要
NSユナイテッド海運は、主に鉄鉱石、石炭、鋼材などのばら積み貨物、LPG(液化石油ガス)や石油製品などの液体貨物の国際・国内海上輸送サービスを提供する海運会社です。主力事業は外航海運であり、収益の大部分を占めています。日本製鉄を筆頭株主とし、同社を大口荷主とすることで安定的な輸送需要を確保しており、これが強固な事業基盤となっています。特にばら積み船運航における長年の経験とノウハウが技術的独自性であり、大型船を効率的に運航することで競争力を維持しています。
2. 業界ポジション
NSユナイテッド海運は、日本の海運業界において国内外の海上輸送を担う準大手の一角を占めています。日本製鉄を筆頭株主とし、日本郵船も主要株主であることから、大手製鉄会社や大手海運グループとの強固な連携を背景に、安定した荷主基盤を持っている点が競合に対する大きな強みです。特に鉄鋼原料輸送においては、国内トップクラスの輸送力を誇ります。
業界平均との比較では、PER (株価収益率) が8.36倍と業界平均7.8倍をやや上回り、PBR (株価純資産倍率) も0.97倍と業界平均0.8倍を上回っています。これは、現時点では業界平均と比較して、株価が利益や純資産に対してやや割高に評価されている可能性を示唆しています。ただし、PBRは1倍をわずかに下回っており、依然として解散価値を下回る水準で評価されているとも解釈できます。
3. 経営戦略
NSユナイテッド海運は、安定的な荷主基盤を背景に、効率的な船舶運航とコスト管理を重視した経営を進めています。具体的な中期経営計画に関するデータは提供されていませんが、決算短信からは市況変動への対応力と収益基盤の強化を模索する姿勢が見受けられます。
直近の重要な適時開示として、2026年3月期第3四半期決算短信では、通期連結業績予想の上方修正を発表しました。売上高、営業利益、純利益ともに前回の予想を上回る見込みであり、特に純利益は+1,900百万円から+20,800百万円へと大幅に修正されています。これは、計画に対し順調な進捗を示しており、特に特別利益として固定資産売却益7,035百万円を計上したことが純利益の上方修正に大きく寄与しています。
今後のイベントとしては、2026年3月30日に配当権利落ち日(Ex-Dividend Date)が予定されており、株主還元への期待が高まります。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
NSユナイテッド海運の財務品質は、Piotroski F-Scoreを用いると「良好」と評価できます。
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 6/9 | A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり) |
| 収益性 | 2/3 | 純利益がゼロを上回り、ROA(総資産利益率)もプラスであり、事業による収益が確保されています。 |
| 財務健全性 | 3/3 | 流動比率が高く、D/Eレシオ(負債資本倍率)が1.0未満、株式の希薄化もないため、財務基盤は非常に安定していると評価できます。 |
| 効率性 | 1/3 | ROE(自己資本利益率)は10%を超えており、株主資本の活用効率は良好ですが、営業利益率が10%をわずかに下回り、四半期売上高成長率がマイナスであった点で改善の余地があります。 |
【収益性】
NSユナイテッド海運の収益性は以下の通りです。
- 営業利益率(過去12か月): 9.76% (ベンチマーク: 良好の目安10%以上に対して僅かに下回るものの、概ね高い水準)
- ROE(実績): 11.92% (過去12か月では13.11%) (ベンチマーク: 10%以上で良好とされ、これを上回る優れた水準)
- ROA(過去12か月): 3.96% (ベンチマーク: 5%以上で良好とされるが、それをやや下回る水準)
ROEは株主資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示しており、非常に良好な水準です。営業利益率も高く、本業での稼ぐ力が強いことを示唆しています。一方でROAはベンチマークにわずかに届かず、総資産全体での効率性には若干の改善余地があるかもしれません。
【財務健全性】
財務健全性は非常に高い水準を維持しています。
- 自己資本比率(実績): 56.5% (一般的に40%以上が望ましいとされる中で、非常に堅固な財務基盤を示唆)
- 流動比率(直近四半期): 2.51倍 (一般的に200%(2倍)以上が安全とされる中で、短期的な支払い能力に全く問題がない非常に高い水準)
自己資本比率の高さは、負債に依存しない安定した経営基盤があることを示します。流動比率も極めて高く、短期債務の返済能力も十分であり、財務面でのリスクは低いと言えます。
【キャッシュフロー】
営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローの具体的な数値は提供されていません。
- 営業CF: データなし
- FCF: データなし
ただし、Piotroski F-Scoreの収益性スコアで営業キャッシュフローに関する項目は「データなし」とされており、これは分析上の制約となります。
【利益の質】
営業キャッシュフローのデータが提供されていないため、営業CF/純利益比率の算出はできません。
- 営業CF/純利益比率: データなし
【四半期進捗】
2026年3月期 第3四半期(12月31日時点)の決算短信によると、通期連結業績予想(期初予想が修正されたもの)に対する進捗状況は以下の通りです。
- 売上高: 171,264百万円(通期予想224,000百万円に対し進捗率76.4%)
- 営業利益: 15,073百万円(通期予想18,900百万円に対し進捗率79.7%)
- 純利益: 18,153百万円(通期予想20,800百万円に対し進捗率87.3%)
売上高は前年同期比で9.6%減、営業利益も10.6%減となりましたが、純利益は特別利益(固定資産売却益7,035百万円)の計上により前年同期比で24.5%増と大幅な増加を達成しました。通期予想に対する進捗率は全項目で概ね順調ですが、特に純利益の進捗が先行しています。
直近3四半期の売上高・営業利益の具体的なデータは直接の提供がないため、判断できません。
【バリュエーション】
NSユナイテッド海運の株価バリュエーションは以下の通りです。
- PER(会社予想): 8.36倍
- PBR(実績): 0.97倍
業界平均PERが7.8倍、PBRが0.8倍であるのに対し、同社のPERは業界平均より約7.2%高く、PBRも業界平均より約21.3%高い水準にあります。PER、PBRともに業界平均を上回っており、現時点では株価が利益や純資産に対してやや割高に評価されている可能性が示唆されます。
提供された業種平均PER基準の目標株価は6,793円、業種平均PBR基準の目標株価は6,091円であり、現在の株価7,380円と比較すると、バリュエーションの面では割高と判断できます。ただし、PBRが1倍を下回っているため、解散価値を下回るという見方もできます。
【テクニカルシグナル】
直近の株価動向を示すテクニカルシグナルは以下の通りです。
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値:231.8 / シグナルライン:200.22 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 買われすぎ | 73.7% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | +3.13% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | +9.31% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | +20.73% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | +48.16% | 長期トレンドからの乖離 |
RSIが73.7%と「買われすぎ」水準にあり、短期的な株価の過熱感を示唆しています。ただし、MACDシグナルは中立であり、明確な上昇・下降トレンド転換は示していません。
【テクニカル】
株価は年初来高値7,390円に迫る7,380円で推移しており、52週レンジ内での位置は99.8%と最高値圏にあります。これは、過去1年間の価格レンジにおいて、現在の株価が非常に高い水準にあることを示しています。
移動平均線との関係を見ると、現在の株価は5日移動平均線 (7,156.00円) 、25日移動平均線 (6,751.20円) 、75日移動平均線 (6,112.93円) 、200日移動平均線 (4,973.55円) の全てを上回っており、特に長期の移動平均線から大きく乖離しています(200日線乖離率は+48.16%)。これは強い上昇モメンタムが継続していることを示しますが、一方で短期的な調整圧力が高まる可能性も秘めています。
【市場比較】
NSユナイテッド海運の株価は、市場全体と比較して非常に優れたパフォーマンスを示しています。
- 日経平均比:
- 1ヶ月: 株式+16.40% vs 日経+4.41% → 11.99%ポイント上回る
- 3ヶ月: 株式+28.12% vs 日経+5.35% → 22.77%ポイント上回る
- 6ヶ月: 株式+84.50% vs 日経+32.10% → 52.40%ポイント上回る
- 1年: 株式+89.72% vs 日経+37.12% → 52.59%ポイント上回る
- TOPIX比:
- 1ヶ月: 株式+16.40% vs TOPIX+5.34% → 11.06%ポイント上回る
- 日経平均、TOPIXいずれと比較しても、1ヶ月から1年までの全ての期間で大幅に市場平均を上回るパフォーマンスを達成しています。これは、同社が市場の注目を集め、期待以上の株価上昇を記録していることを示しています。
【定量リスク】
NSユナイテッド海運の定量的なリスク指標は以下の通りです。
- ベータ値(5Y Monthly): 0.62 (市場全体に対する株価の変動の度合いを示す。1.0未満であるため、市場全体の変動と比較して株価の変動が小さい、すなわち市場リスクが低い傾向にあります。)
- 年間ボラティリティ: 33.48% (株価の年間の変動幅の目安であり、比較的高い水準です。)
- 最大ドローダウン: -52.86% (過去の一定期間における株価の最大下落率。仮に100万円投資した場合、過去の経験から年間で最大約52.86万円の損失を被る可能性があったことを示唆しており、この程度の下落は今後も起こりうる点に注意が必要です。)
- シャープレシオ: -0.48 (リスクに見合ったリターンが得られているかを示す指標。マイナスであることは、無リスク資産に対する超過リターンがマイナスであったことを意味し、リターンがリスクに見合っていない状態を示唆します。)
ベータ値は低いものの、年間ボラティリティや最大ドローダウンは決して低くなく、特にシャープレシオがマイナスである点は、過去のリターンがリスクに見合っていなかった期間があったことを示しており、投資を検討する上での注意点となります。
【事業リスク】
- 国際海運市況の変動: NSユナイテッド海運の主要事業である外航海運は、世界経済の動向、地政学リスク、船舶需給バランス、貨物需要の変動により、運賃が大きく変動します。特にばら積み船市況(バルチック海運指数など)の下落は、同社の業績に直接的な悪影響を及ぼします。
- 燃料油価格の変動: 船舶の運航に必要な燃料油の価格は、原油市場の需給や地政学リスクによって大きく変動します。燃料費は海運会社の主要なコストの一つであり、価格高騰は収益を圧迫する要因となります。
- 為替変動リスク: NSユナイテッド海運は国際事業を展開しており、運賃収入や燃料費の支払いなどにおいて米ドル建ての取引が多く発生します。円安は増収要因となる一方で、円高に転じた場合には収益が減少するリスクがあります。
- 特定荷主への依存: 日本製鉄が大口荷主かつ筆頭株主であることは安定性を与える強みである一方で、同社の生産計画や業績変動がNSユナイテッド海運の収益に影響を及ぼす可能性があります。
7. 市場センチメント
NSユナイテッド海運の市場センチメントは、提供されたニュース動向分析から「中立」と評価されており、市場での注目度は低く安定した動きが続いているとあります。しかし、直近の株価パフォーマンスは非常に良好であり、投資家の関心が高まっている可能性も考えられます。
- 信用取引状況:
- 信用買残: 68,600株
- 信用売残: 22,400株
- 信用倍率: 3.06倍
信用倍率3.06倍は、売り残に比べて買い残が多い状態を示していますが、極端に高い水準ではなく、現状では将来の大きな売り圧力となるほどの懸念材料ではないと判断できます。ただし、信用買いが積み上がることで、株価が下落に転じた場合に担保維持率の悪化などから投げ売りを誘発する可能性も潜在的なリスクとして存在します。
- 主要株主構成:
- 日本製鉄: 32.79%
- 日本郵船: 18.04%
- 日本マスタートラスト信託銀行(信託口): 7.56%
上位株主として事業会社(日本製鉄、日本郵船)が多数の株式を保有しており、安定株主が比較的多い構造です。特に日本製鉄が筆頭株主であることは、事業連携の強固さを示すとともに、経営の安定性にも寄与しています。内部者保有比率も54.09%と高く、経営陣と株主との利害一致を期待できるでしょう。
8. 株主還元
NSユナイテッド海運は、積極的な株主還元策を実施しています。
- 配当利回り(会社予想): 3.59% (現在の株価7,380円、1株配当265円に基づくもので、比較的高い水準です。)
- 配当性向: 26.42% (会社予想ベースでは30.5%) (利益のうちどれだけを配当に回すかを示すもので、約30%台で安定しており、利益を内部留保と配当のバランスを考慮した健全な水準と言えます。)
配当性向は過去数年にわたり30%前後で安定しており、企業の成長と株主への還元を両立する方針がうかがえます。自社株買いに関する直近の情報は提供されていません。
SWOT分析
強み (Strengths)
- 日本製鉄を筆頭株主とする安定した主要荷主基盤と輸送需要がある。
- 自己資本比率56.5%などの堅固な財務健全性と高い流動性。
- 実績ROE11.92%に代表される良好な収益性と安定した株主還元(高配当利回り)。
- 直近1年間の株価が日経平均・TOPIXを大幅に上回る好パフォーマンス。
弱み (Weaknesses)
- 海運市況(運賃、需要)や燃料油価格、為替の変動に業績が大きく左右される。
- Piotroski F-Scoreの効率性(営業利益率10%未満、四半期売上高成長率マイナス)に改善の余地がある。
- 特定荷主(日本製鉄)への依存度が高い側面があり、同社の業績変動がリスクになり得る。
機会 (Opportunities)
- 世界経済の回復やインフラ投資の活発化によるばら積み貨物需要の増加。
- 環境規制強化(GHG排出削減など)に対応した環境配慮型船舶への投資による競争優位性の確立。
- 国内および国際社会におけるサプライチェーンの再編に伴う新たな輸送ニーズの獲得。
脅威 (Threats)
- 世界的な景気減速や地政学リスクの高まりによる海運需要の低迷。
- 燃料油価格の高騰や為替の急速な円高方向への変動。
- 国際的な環境規制のさらなる強化とそれに伴う船舶投資・維持費用の増大。
- 競合他社との価格競争激化による運賃下落圧力。
この銘柄が向いている投資家
- 安定した事業基盤と配当収入を重視する中長期投資家: 日本製鉄との強固な関係による事業の安定性、堅固な財務基盤、そして安定的に維持されている高い配当利回りが魅力です。
- 海運市況回復局面での業績改善と株価上昇を期待する投資家: 海運市況変動の影響は大きいものの、市況回復期には高いリターンが期待できる特性を持ちます。PBRが1倍を下回る水準であり、バリュー投資の視点も持ち合わせます。
この銘柄を検討する際の注意点
- 海運市況の変動リスク: 世界経済の動向や地政学リスク、原材料需要の変動が直接業績に影響するため、これらマクロ経済指標の動向を常に注視する必要があります。
- 株価の過熱感と調整リスク: 直近1年間で株価は大幅に上昇しており、RSIが買われすぎ水準にあるなど短期的な過熱感が示唆されています。短期的な調整局面に入る可能性も考慮し、慎重なエントリーが求められます。
- 燃料油価格と為替の動向: これらコスト要因が業績に与える影響は大きく、事前の情報収集とリスク評価が重要です。
今後ウォッチすべき指標
- バルチック海運指数(BDI): ばら積み船市況の動向を示す代表的な指標であり、NSユナイテッド海運の業績に直結する。
- 燃料油価格: 船舶運航コストの大部分を占めるため、原油価格の動向は重要。
- 為替レート(特にドル円): 売上・費用に影響するため、為替変動の推移を注視。
- 日本製鉄の業績動向: 大口荷主の動向はNSユナイテッド海運の安定的な貨物需要に影響を及ぼす。
- EPS(1株あたり利益)成長率: 持続的な収益成長力を判断するために重要。
成長性
スコア: C (中程度の成長)
根拠: 直近12ヶ月の売上高成長率は-1.50%とマイナスであり、2026年3月期の通期予想売上高も前回決算期(2025年3月期)と比較して減少が予想されています(247,408百万円から224,000百万円)。四半期売上高成長率も前年比で-1.50%とマイナスです。純利益は特別利益の計上により増加していますが、本業の売上高ベースでは成長が鈍化していると判断できます。
収益性
スコア: A (良好)
根拠: 過去12ヶ月のROEは13.11%であり、一般的な目安とされる10%を大きく上回っています。営業利益率も9.76%と良好な水準です(ベンチマーク10%に僅差で届かないが、F-Scoreの判断基準では厳密に10%以上が必要とされているため「❌」とされた)。この高いROEは、株主資本を効率的に活用し利益を生み出す能力が高いことを示しており、収益性は良好と評価できます。
財務健全性
スコア: S (優良)
根拠: 自己資本比率は56.5%と非常に高く、負債に過度に依存しない堅固な経営基盤を確立しています。流動比率も2.51倍と極めて高く、短期的な支払い能力に全く問題がありません。Piotroski F-Scoreの財務健全性スコアも3/3と満点であり、財務面では非常に優良な状態にあると評価できます。
バリュエーション
スコア: C (やや割高)
根拠: PER(会社予想)は8.36倍で業界平均7.8倍を上回り、PBR(実績)も0.97倍で業界平均0.8倍を上回っています。現在の株価が業種平均PER/PBR基準の目標株価(6,793円/6,091円)よりも高いため、相対的には割高感があります。ただし、PBRは1倍を下回っているため、絶対的に割高とは言い切れないものの、業界平均との比較ではやや高めと判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 9110 |
| 企業名 | NSユナイテッド海運 |
| URL | http://www.nsuship.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 海運業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 7,380円 |
| EPS(1株利益) | 882.64円 |
| 年間配当 | 3.59円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 18.6% | 9.6倍 | 19,903円 | 22.0% |
| 標準 | 14.3% | 8.4倍 | 14,395円 | 14.3% |
| 悲観 | 8.6% | 7.1倍 | 9,466円 | 5.2% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 7,380円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 7,171円 | △ 3%割高 |
| 10% | 8,955円 | ○ 18%割安 |
| 5% | 11,300円 | ○ 35%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.20)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。
企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。