企業の一言説明
クニミネ工業は、ベントナイト(特殊粘土鉱物)の採掘・製造・販売において国内最大手の企業です。土木、鋳物、産業廃棄物向けを主力とする他、農業関連や高機能製品分野にも展開しています。
投資判断のための3つのキーポイント
- 市場での圧倒的な優位性: ベントナイト分野で国内最大の市場シェアを持ち、長年の経験と技術力に裏打ちされた安定した事業基盤と高い参入障壁を誇ります。
- 極めて高い財務健全性: 自己資本比率83.4%、流動比率7.75と非常に高く、Piotroski F-Scoreも6/9点(良好)であり、財務体質は磐石です。
- 成長期待と収益性改善: アグリ事業が大幅な増収増益を達成し、全体の収益性を牽引。低レベル放射性廃棄物埋設センター向け受注など、新規需要開拓も積極的で、業績は回復・拡大基調にあります。一方で、PBRは業界平均と同水準ですが、PERは業界平均と比較して割高感があり、ROEも改善途上にあります。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | A | 成長基調 |
| 収益性 | A | 利益率良好 |
| 財務健全性 | S | 極めて健全 |
| バリュエーション | C | やや割高 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 1,316.0円 | – |
| PER | 12.58倍 | 業界平均7.3倍 |
| PBR | 0.74倍 | 業界平均0.7倍 |
| 配当利回り | 3.04% | – |
| ROE | 5.55% | – |
1. 企業概要
クニミネ工業(5388)は、1943年設立の老舗企業で、粘土鉱物であるベントナイトの採掘、製造、販売を中心に事業を展開しています。主力用途は土木・建設、鋳物、産業廃棄物処理向けですが、化粧品やペット用品、農業関連、水処理など幅広い分野で高機能製品を提供しています。国内ベントナイト市場において最大手の地位を確立しており、長年の技術蓄積と豊富な鉱山資源が他社に対する技術的独自性と高い参入障壁となっています。
2. 業界ポジション
同社は、特殊粘土鉱物であるベントナイト分野において国内で圧倒的な市場シェアを持つ最大手です。主要な競合他社と比較して、長年にわたる採掘・精製技術のノウハウと安定した供給体制が強みとなっています。特に、品質の均一性が求められる工業用途や、特殊な機能性が要求される高機能製品市場において、その優位性を発揮しています。
業界平均との財務指標を比較すると、同社株価のPBR(実績)は0.74倍であり、業界平均PBR0.7倍とほぼ同水準にあります。一方、PER(会社予想)は12.58倍と、業界平均PER7.3倍と比較して約1.7倍高く、収益力に対する株価は業界平均より割高と評価できます。
3. 経営戦略
クニミネ工業は、「ベントナイト事業」「クレイサイエンス事業」「アグリ事業」の3つのセグメントを柱としています。同社は基幹事業であるベントナイトの安定供給と多角的な用途展開を推進しつつ、高機能化が求められるクレイサイエンス分野、そして今後の成長ドライバーと位置付けるアグリ事業に注力しています。
2026年3月期第3四半期決算では、アグリ事業が売上高前年同期比+23.8%、セグメント利益同+104.9%と大幅な成長を遂げ、全体の業績を牽引しています。また、低レベル放射性廃棄物埋設センターの覆土工事におけるベントナイト製品の受注など、環境関連分野での新規大型受注も獲得しており、強みであるベントナイトの用途拡大を積極的に進めています。これらは同社の培ってきた技術と資源が新たな需要に対応できることを示しており、持続的な成長に向けた戦略が着実に実行されていると判断できます。
今後のイベントとしては、2026年3月30日に予定されている配当落ち日(Ex-Dividend Date)が確認されています。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 6/9 | A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり) |
| 収益性 | 2/3 | 純利益がゼロを上回り、総資産利益率(ROA)もプラスを維持していることは評価できます。 |
| 財務健全性 | 2/3 | 流動比率が基準値を大きく上回り、株式の希薄化も発生していない点で財務基盤が強固です。 |
| 効率性 | 2/3 | 営業利益率が良好な水準にある一方で、自己資本利益率(ROE)が基準値を下回っており、資本効率の改善が今後の課題と言えます。 |
Piotroski F-Scoreは、企業の財務体質を収益性、財務健全性、効率性の3つの側面から9つの基準で評価する指標です。クニミネ工業の総合スコアは6/9点と「良好」な判定です。
内訳を見ると、収益性では純利益とROAがプラスである点で2点、財務健全性では流動比率が高く株式希薄化もない点で2点、効率性では営業利益率が基準を上回り四半期売上成長率もプラスである点で2点を獲得しています。しかし、営業キャッシュフローのデータがないため「営業キャッシュフローチェック」の評価がN/Aとなっています。また、ROEがベンチマーク(10%)を下回っているため、効率性の項目で満点に至っていません。この通り、同社は強固な財務基盤を持つものの、資本を効率的に活用して利益を創出する能力にはまだ改善の余地があることを示唆しています。
【収益性】
- 営業利益率(過去12か月): 11.69%
- 売上高に対する営業利益の割合で、本業の収益力を示します。10%を超えているため、良好な水準にあると言えます。
- ROE(実績): 5.04%(過去12か月では5.55%)
- 「株主のお金(自己資本)でどれだけ効率的に利益を上げたか」を示す指標です。一般的な目安である10%には届いておらず、資本効率の改善が課題となります。
- ROA(過去12か月): 3.52%
- 「会社の総資産を使ってどれだけ効率的に利益を上げたか」を示す指標です。一般的な目安である5%には達しておらず、ROEと同様に総資産を有効活用する効率性には改善の余地があります。
【財務健全性】
- 自己資本比率(実績): 83.4%
- 総資産に占める自己資本の割合です。一般的に40%以上が安全圏とされる中、80%を超える非常に高い水準であり、財務基盤が極めて安定していることを示します。負債が非常に少ないため、外部環境の変化や不測の事態にも耐えうる強固な財務体質です。
- 流動比率(直近四半期): 7.75倍 (775%)
- 短期的な支払い能力を示す指標です。一般的に200%(2倍)以上が望ましいとされる中で、775%という極めて高い水準であり、短期的な負債に対する支払能力は非常に高いと言えます。
【キャッシュフロー】
- 営業CF、FCFの状況: 提供データなし
- 企業の経営活動によって生み出される現金の流れを示す営業キャッシュフロー、および投資活動に必要な資金を差し引いたフリーキャッシュフローの定量的データは提供されていません。
【利益の質】
- 営業CF/純利益比率: 提供データなし
- 営業キャッシュフローのデータがないため、この比率の算出はできません。この比率は、企業の利益がどの程度現金に裏付けられているかを示す重要な指標です。
【四半期進捗】
2026年3月期第3四半期(4~12月期)の決算短信では、以下の進捗が報告されています。
- 売上高: 12,399百万円(前年同期比+7.9%)。通期予想16,921百万円に対する進捗率73.3%。
- 営業利益: 1,008百万円(前年同期比+19.1%)。通期予想1,616百万円に対する進捗率62.5%。
- 経常利益: 1,252百万円(前年同期比+9.6%)。通期予想1,840百万円に対する進捗率68.0%。
- 四半期純利益(親会社株主): 852百万円(前年同期比+13.2%)。通期予想1,274百万円に対する進捗率67.0%。
売上高は順調に進捗している一方、営業利益の進捗率が62.5%と、売上高や純利益に比べてやや低い水準にあります。これは、売上原価や販管費の増加が利益を圧迫している可能性も考えられますが、前年同期比では19.1%の増益を確保しており、収益性は改善傾向にあります。
セグメント別では、主力のベントナイト事業が売上高・利益ともに堅調に推移し、特にアグリ事業が売上高+23.8%、セグメント利益+104.9%と大幅な成長を遂げ、業績全体を牽引しています。一方で、クレイサイエンス事業は売上高、セグメント利益ともに前年同期比で減少しており、今後の回復が注目されます。
直近3四半期の売上高・営業利益の推移については、具体的なデータは提供されていません。
【バリュエーション】
- PER(株価収益率): 12.58倍(会社予想)
- 株価が1株当たり利益(EPS)の何倍かを示す指標で、「株価が利益の何年分か」と解釈できます。業界平均PERが7.3倍であることと比較すると、同社のPERは1.7倍近く高く、割高感があると判断できます。これは、今後の成長期待が株価に織り込まれている可能性も示唆します。
- PBR(株価純資産倍率): 0.74倍(実績)
- 株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍かを示す指標で、「株価が会社が持つ純資産の何倍か」と解釈できます。PBRが1倍未満ということは、会社の純資産を株価が下回っている状態であり、PBRの業界平均0.7倍とほぼ同水準であるため、相対的な割安感は薄いです。解散価値を下回っている状態とも言えますが、これは自己資本比率の高さや、PBRが低い企業群に注目が集まっている最近の傾向とも関連します。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: 23.76 / シグナル値: 29.87 | MACDラインがシグナルラインを下回っており、短期的な下降トレンドまたは調整局面にある可能性を示唆しています。 |
| RSI | 中立 | 34.5% | 70%以上で「買われすぎ」、30%以下で「売られすぎ」とされる中、34.5%は「売られすぎ」の水準に近く、過熱感がないことを示します。 |
| 5日線乖離率 | – | -0.12% | 直近の株価が5日移動平均線をわずかに下回っており、短期的な上値の重さを示唆しています。 |
| 25日線乖離率 | – | +1.08% | 株価が25日移動平均線を上回っており、短期的な上昇トレンドが維持されています。 |
| 75日線乖離率 | – | +9.73% | 株価が75日移動平均線を大きく上回っており、中期的な上昇トレンドを示唆しています。 |
| 200日線乖離率 | – | +16.85% | 株価が200日移動平均線を大きく上回っており、長期的な上昇トレンドが顕著であることを示唆しています。 |
【テクニカル】
現在の株価1,316.0円は、52週高値1,375円と安値977円のレンジにおいて、85.2%の位置にあり、比較的高値圏で推移しています。ただし、MACDがシグナルラインを下回り、RSIも34.5%と過熱感が低いことから、短期的な調整局面または横ばいの動きが示唆されます。しかしながら、株価は25日、75日、200日移動平均線を全て上回っており、特に75日線および200日線からの乖離率が高いことから、中期から長期にかけては明確な上昇トレンドが継続していると考えられます。主要なサポートラインが1ヶ月レンジの1,230.00円付近、レジスタンスラインが52週高値の1,375.00円付近と見られます。
【市場比較】
過去1ヶ月のリターンは株式が+5.03%に対し、日経平均が+4.41%と、日経平均を0.62%ポイント上回っています。3ヶ月のリターンでは、株式が+18.03%に対し、日経平均が+5.35%と、12.67%ポイントもの大幅なアウトパフォームを記録しています。これは直近の業績回復や市場からの注目度上昇を反映している可能性があります。しかし、6ヶ月および1年といった中期・長期視点では、同社のリターンは日経平均やTOPIXを下回っており、市場全体の大きな上昇トレンドには乗り切れていない状況が見られます。特に1年リターンでは、株式が+29.66%に対し、日経平均が+37.12%と7.47%ポイント下回っています。
【注意事項】
⚠️ 信用倍率が84.5倍と高水準であるため、将来の売り圧力に注意が必要です。信用買い残が非常に多く、もし株価が下落に転じた場合、利益確定売りや追証による投げ売りが発生し、さらなる下降圧力がかかる可能性があります。
【定量リスク】
- ベータ値(5年月次): 0.53
- 市場全体の動きに対する個別銘柄の株価の変動のしやすさを示す指標です。ベータ値が1.0を下回る0.53であるため、市場全体が1%変動した際に、同社株価は約0.53%変動する傾向があることを示唆しています。これは、市場全体と比較して株価の変動(ボラティリティ)が低い、ディフェンシブな特性を持つ銘柄と言えます。
- 年間ボラティリティ: 21.61%
- 過去1年間の株価の変動の激しさを示します。年間21.61%の変動が想定されるため、例えば100万円投資した場合、年間で±21万6,100円程度の変動が想定され、短期間で大きな価格変動リスクがあることを念頭に置く必要があります。
- シャープレシオ: -0.47
- リスク(ボラティリティ)1単位あたりにどれだけ超過リターンが得られたかを示す指標です。マイナス値であることは、リスクを取ったにもかかわらず、リスクフリーレートを下回るリターンであったことを意味します。この数値は過去のリターンに基づいたものであり、リスクに見合うリターンが十分に得られていなかったことを示します。
- 最大ドローダウン: -31.15%
- 過去の期間において、高値からどれだけ最大で下落したかを示す指標です。「過去最悪の下落率」と解釈でき、仮に100万円投資した場合、過去には最大で31万1,500円程度の評価損を経験する可能性があったことを示します。この程度の下落は今後も起こりうるリスクとして認識しておくべきです。
【事業リスク】
- 原材料の供給と価格変動リスク: ベントナイトの採掘量や品質は自然条件に左右される他、採掘・加工に必要なエネルギーコストの変動も業績に影響を与える可能性があります。
- 主要顧客産業の動向: 同社の主要な顧客は土木・建設、鋳物(自動車、建機など)産業であり、これらの産業の景気変動や需要構造の変化が、ベントナイト製品の販売量に直接的な影響を及ぼす可能性があります。
- 為替変動リスク: 海外市場開拓を進める中で、為替レートの変動が海外売上高や輸入コストに影響を与え、連結業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
7. 市場センチメント
信用買残が84,500株、信用売残が1,000株であり、信用倍率は84.50倍と非常に高い水準にあります。これは、多くの投資家が株価の上昇を期待して買い持ちしている状態を示しますが、一方で将来的にこれらの信用買いが決済される際には、大きな売り圧力となる可能性があります。
主要株主構成を見ると、「クニミネエンタープライズ(株)」が33.97%、「自社(自己株口)」が15.72%を保有しており、特定株主による保有比率が高いことが分かります。これは安定した株主構成と言える一方で、市場に流通する株式(浮動株)が少ないことを意味し、出来高が比較的少ない中で株価が大きく変動しやすい要因となる可能性もあります。インサイダー(企業関係者)による保有比率が48.95%と高いことも、この傾向を裏付けています。
8. 株主還元
- 配当利回り(会社予想): 3.04%
- 現在の株価に対して、1年間で受け取れる配当金の割合です。3%を超える利回りは、安定的な配当収入を求める投資家にとって魅力的な水準と言えます。
- 1株配当(会社予想): 40.00円
- 配当性向(過去12か月): 43.40%(会社予想では45.4%)
- 会社の純利益のうち、どのくらいを配当として株主に還元しているかを示す指標です。40%台は、企業の成長投資と株主還元をバランス良く行っている水準と言えます。同社は過去にも安定して配当を続けており、株主還元への意識が高いことが伺えます。
- 自社株買いの状況: 明示的な自社株買いの発表はデータにありませんが、「自社(自己株口)」として15.72%の株式を保有していることから、過去に自社株買いを実施した実績があることが伺えます。
SWOT分析
強み
- ベントナイト分野における国内圧倒的市場シェアと技術的優位性
- 自己資本比率83.4%に代表される極めて高い財務健全性と安定性
- 多岐にわたる用途展開と新規需要(アグリ、環境関連)の開拓力
弱み
- ROE5.55%と資本効率が低く、株主資本の有効活用に課題がある
- PER12.58倍が業界平均7.3倍と比較して割高感があり、株価評価の重荷となる可能性
- クレイサイエンス事業の直近の業績不振
機会
- 農業分野での需要の高まりとアグリ事業の継続的な成長
- 環境・廃棄物処理分野におけるベントナイトの新たな用途拡大
- 高機能製品開発による付加価値向上と海外市場での展開余地
脅威
- 建設・土木業界など主要顧客の景気変動による需要減少リスク
- 原材料調達コストやエネルギー価格の変動が利益を圧迫する可能性
- 信用倍率の高さが将来の売り圧力となり、株価下落を招くリスク
この銘柄が向いている投資家
- 安定した財務基盤と配当を重視する長期投資家: 極めて高い自己資本比率と安定した配当実績は、リスクを抑えつつ長期的に保有したい投資家にとって魅力的です。
- 個別分野での優位性を評価する投資家: ベントナイトという特定分野で国内最大手の地位を確立しており、その技術力と市場支配力に将来性を見出す投資家に向いています。
- ディフェンシブな特性を求める投資家: ベータ値が低い(0.53)ため、市場全体の大きな変動から影響を受けにくい銘柄を求める投資家にも適しています。
この銘柄を検討する際の注意点
- バリュエーションの割高感: PERが業界平均を大きく上回っているため、今後の成長が見通し通りに進まなかった場合、株価に調整が入る可能性があります。現在の株価が将来の成長期待を十分に織り込んでいるかを慎重に見極める必要があります。
- 信用倍率の高さ: 信用買残が非常に多く、株価が思惑通りに上昇しなかった場合には、信用買いの解消売りが株価にネガティブな影響を与える可能性があります。信用取引の動向には常に注意が必要です。
- ROEの改善状況: 財務健全性は高いものの、ROEが低い点は課題です。資本効率の改善に向けた具体的な経営戦略の進捗を継続的に確認することが重要です。
今後ウォッチすべき指標
- アグリ事業の売上高・セグメント利益成長率: 今後の成長ドライバーとなる事業であり、その拡大ペースは引き続き注視すべきです。特に、年間を通して大幅な成長を維持できるかを確認します。
- 全社的な利益率(営業利益率、純利益率)の推移: ROE改善のためには、まず利益率の向上が不可欠です。コスト管理の徹底や高付加価値製品の拡販による利益率の改善をウォッチします。
- 信用残高と出来高の動向: 信用買残の解消状況や出来高の推移は、短期的な株価の需給バランスを示す重要な指標です。信用倍率が高止まりしていないか、売り圧力がどこかで解消される兆候があるかを確認します。
10. 企業スコア
- 成長性: A (成長基調)
- Quarterly Revenue Growth(前年比)が13.5%、Quarterly Earnings Growth(前年比)が14.0%と、直近の売上高と利益の高い成長率を示しています。2026年3月期の会社予想EPS成長率も18.7%と15%を超える見込みであり、一時的な落ち込みから回復し、再び成長軌道に乗っていると評価できます。
- 収益性: A (利益率良好)
- 営業利益率は過去12ヶ月で11.69%と、一般的に良好とされる水準(10%以上)を維持しています。一方で、ROE(実績)は5.55%と、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す能力にはまだ改善の余地がありますが、営業利益率の高さが全体的な収益性を「良好」と評価する根拠となります。
- 財務健全性: S (極めて健全)
- 自己資本比率は83.4%と非常に高く、流動比率も7.75と圧倒的な水準を誇ります。Piotroski F-Scoreも6/9点と良好であり、負債が極めて少なく、短期・長期的な支払い能力に全く問題がない磐石な財務基盤を有しています。これは企業としての存続安定性が非常に高いことを意味します。
- バリュエーション: C (やや割高)
- PER(会社予想)が12.58倍と、業界平均の7.3倍を大きく上回っており、収益性に対する株価には割高感があります。PBR(実績)は0.74倍と業界平均の0.7倍とほぼ同水準であり、解散価値を下回っているものの、PERの割高感が強く、市場平均と比べて十分に割安とは言えない状況です。
企業情報
| 銘柄コード | 5388 |
| 企業名 | クニミネ工業 |
| URL | http://www.kunimine.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,316円 |
| EPS(1株利益) | 104.61円 |
| 年間配当 | 3.04円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 8.9% | 14.5倍 | 2,320円 | 12.2% |
| 標準 | 6.9% | 12.6倍 | 1,834円 | 7.1% |
| 悲観 | 4.1% | 10.7倍 | 1,369円 | 1.0% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 1,316円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 921円 | △ 43%割高 |
| 10% | 1,150円 | △ 14%割高 |
| 5% | 1,451円 | ○ 9%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
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証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.20)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。