2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が開示している通期予想に修正はなく、今回の第3四半期累計(1-9月)は会社予想との乖離は特段の記載なし(会社予想との整合性:ほぼ予想通り)。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高192,045百万円、前年同期比+5.3%、営業利益11,904百万円、前年同期比+8.8%)。
- 注目すべき変化:米州(印刷インキ(米州))の売上が76,387百万円で前年同期比+17.9%と大幅増。買収子会社の業績寄与や販売数量増が寄与。一方、アジア・欧州の売上は為替や連結除外の影響等で減少。
- 今後の見通し:通期予想(売上268,000百万円、営業利益15,500百万円、親会社株主帰属当期純利益10,800百万円)に変更はなし。進捗は売上71.6%、営業利益76.8%、純利益90.6%と概ね順調(下段参照)。
- 投資家への示唆:第3四半期までの進捗は総じて良好で、特に米州の成長と販売価格改定が業績を押し上げている。一方、為替や一部地域の構造的調整(例:中国子会社の持分譲渡)や一時項目の影響を踏まえ、通期達成は地域別の販売動向と為替動向に左右されやすい。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:サカタインクス株式会社
- 主要事業分野:印刷インキおよび関連機材、機能性材料(インクジェットインキ、顔料分散液、トナー等)、ブランド保護ソリューション等
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 上野 吉昭
- 上場:東証プライム(コード 4633)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月17日(期中レビュー完了の報告)
- 対象会計期間:2025年12月期 第3四半期累計(連結、2025年1月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明会:無(決算補足説明資料は有)
- セグメント(報告セグメントの名称と概要)
- 印刷インキ・機材(日本):国内向けパッケージ、印刷情報関連等
- 印刷インキ(アジア):アジア地域でのパッケージ向け等
- 印刷インキ(米州):北米・南米向けパッケージ、メタルインキ等
- 印刷インキ(欧州):欧州向け製品
- 機能性材料:インクジェットインキ、カラーフィルター用顔料分散液、トナー等
- その他:化成品事業、ディスプレイサービス事業、ブランド保護ソリューション等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):54,172,361株(2025年12月期3Q)
- 期末自己株式数:5,043,864株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):49,416,178株(2025年12月期3Q)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料が第3四半期決算短信。通期予想は2月14日公表のまま修正なし。
- 株主総会/IRイベント:記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較:会社は通期予想の修正なし、四半期単独の会社予想差異の記載なし)
- 売上高:実績192,045百万円(通期予想268,000百万円に対する進捗71.6%)
- 営業利益:実績11,904百万円(通期予想15,500百万円に対する進捗76.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績9,780百万円(通期予想10,800百万円に対する進捗90.6%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:米州での販売数量増加、買収した米国子会社の寄与、販売価格改定の効果、原材料価格の安定による収益性改善(海外)。
- 下振れ要因:為替(円高)のマイナス影響、アジアでの連結除外(中国子会社の持分譲渡)、人件費・諸経費の増加。
- 一時的要因:投資有価証券売却益1,611百万円が特別利益に計上されている(第3Q累計)。
- 通期への影響:通期予想は変更なし。第3Q累計の進捗は特に純利益が高めであり、通期予想達成の見込みは現時点で合理的だが、為替・地域別需要・一時損益の反動等に注意。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 資産合計:215,802百万円(2025/9/30)
- 負債合計:97,051百万円(2025/9/30)
- 純資産合計:118,750百万円(2025/9/30)
- 自己資本(参考):111,917百万円(資料記載)
- 現金及び預金:16,694百万円(前期末15,717百万円 → +977百万円増)
- 収益性(第3四半期累計:2025/1–9)
- 売上高:192,045百万円(前年同期182,430百万円、+5.3%=+9,615百万円)
- 営業利益:11,904百万円(前年同期10,939百万円、+8.8%=+965百万円)
- 営業利益率:6.20%(11,904 / 192,045)(前年同期 約6.00%)
- 経常利益:13,113百万円(前年同期11,530百万円、+13.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:9,780百万円(前年同期8,350百万円、+17.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):197.92円(前年同期167.24円)
- 収益性指標
- ROE(参考、第3Q累計ベース):9,780 / 111,917 = 8.7%(9か月ベース。目安8%以上で良好)。年率換算だと約11.6%相当。
- ROA(参考、第3Q累計ベース):9,780 / 215,802 = 4.53%(9か月ベース)。年率換算で約6.0%相当。目安5%以上が良好(年率換算で達成)。
- 営業利益率:6.20%(業種平均は業種により差が大きいが、前年から改善)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:192,045 / 268,000 = 71.6%(通常ペース:第3Q時点で70%台は概ね順調)
- 営業利益進捗率:11,904 / 15,500 = 76.8%(順調)
- 純利益進捗率:9,780 / 10,800 = 90.6%(高進捗)
- 過去同期間との比較:前年同期に比べ増収増益で進捗は良好
- キャッシュフロー
- 現金同等物残高(現金及び預金):16,694百万円(前期末15,717百万円、増加)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細なQoQは添付PDFに単四半期の1Q/2Q/3Q EPS等はあるが、ここでは累計比較を重視。業績は第3四半期での米州回復が顕著。
- 財務安全性
- 自己資本比率:51.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 負債合計:97,051百万円(負債比率:負債/純資産 ≒0.82倍)→ 過度なレバレッジではない
- 流動負債:60,320百万円、流動資産:119,573百万円 → 流動比率 ≒ 198%(健全)
- 効率性
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 1,611百万円(主な項目)
- 特別損失:投資有価証券評価損 359百万円、本社移転費用 110百万円 等、合計 497百万円
- 一時的要因の影響:特別利益の寄与により当該期間の税引前利益が押し上げられているため、特別項目を除いた実質的な営利力は通常の営業活動・セグメント収益を確認する必要あり。
- 継続性の判断:投資有価証券売却益は一時的な要素(政策保有株式縮減方針に基づく売却)で継続性は低い。
配当
- 中間配当:45.00円(2025年12月期、第2四半期末。前年は25.00円→増配)
- 期末配当(予想):45.00円(変更なし)
- 年間配当予想:90.00円(前期70.00円 → 増配)
- 配当性向(予想):予想EPS(通期)217.67円に対し配当90円 → 配当性向 ≒ 41.4%(目安:高めの還元)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式取得実績あり(第3Q累計で490,800株取得、譲渡制限付株式報酬等の処分あり)。将来の自社株買い等は都度公表。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:資料に明示なし(–)
- 減価償却費:4,455百万円(第3Q累計、前年4,008百万円)
- 備考:建設仮勘定の増加(5,153百万円)などにより固定資産は増加。
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注高/受注残高:資料に記載なし(–)
- 棚卸資産(商品・製品原材料等):商品及び製品 19,126百万円(前期19,302百万円)、原材料及び貯蔵品 17,015百万円(前期18,839百万円)→ 在庫は減少傾向
- 在庫回転日数:記載なし(–)
セグメント別情報(第3四半期累計)
- 印刷インキ・機材(日本):売上 37,238百万円(前期38,859、△4.2%)、営業利益 901百万円(前期693、+30.0%)
- 特記事項:販売数量減の中で販売価格改定が寄与、利益率改善
- 印刷インキ(アジア):売上 41,507百万円(前期43,631、△4.9%)、営業利益 5,067百万円(前期4,334、+16.9%)
- 特記事項:ベトナム・タイ堅調。昨年の中国子会社持分譲渡の影響あり
- 印刷インキ(米州):売上 76,387百万円(前期64,786、+17.9%)、営業利益 4,405百万円(前期4,283、+2.8%)
- 特記事項:北米・南米で拡販、買収効果・販売数量増。関税コスト反映の価格調整あり
- 印刷インキ(欧州):売上 16,030百万円(前期16,482、△2.7%)、営業利益 174百万円(前期215、△19.1%)
- 機能性材料:売上 15,157百万円(前期14,519、+4.4%)、営業利益 1,933百万円(前期2,020、△4.3%)
- 特記事項:インクジェットは堅調、画素用顔料は一部需要低下、トナーは海外拡販で増収
- その他:売上 10,619百万円(前期9,119、+16.4%)、営業利益 257百万円(前期125、+104.4%)
- 調整・全社費用:全社費用配分基準の見直しにより比較の注記あり
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:『中期経営計画2026 (CCC-Ⅱ)』の2年目。資料では環境配慮型製品(ボタニカルインキ等)の拡販やグローバル連結経営推進を掲げる。
- KPI達成状況:通期進捗は良好であり、特に海外拡販と価格改定が計画に沿った成果を示している。詳細KPIは別資料参照(–)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との具体的比較数値は資料に記載なし(–)。業界はパッケージ市場が成長する地域と印刷情報関連の構造縮小が混在。
- 市場動向:米州の需要回復、アジア一部での回復、欧州はやや不安定。為替・通商政策(関税等)が影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上 268,000百万円(+9.1%)、営業利益 15,500百万円(+17.8%)、経常利益 16,000百万円(+24.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 10,800百万円(+19.9%)、1株当たり当期純利益 217.67円
- 会社予想の前提:為替や原材料について具体レートは添付資料参照(本文には平均為替等の注記あり)。
- 予想の信頼性:第3Q累計の進捗は良好(特に純利益)。ただし一時的な特別利益や為替の影響を考慮する必要あり。
- リスク要因:
- 為替(円高の進行は売上の為替換算負荷)
- 原材料価格の急変
- 地政学的リスク・通商政策(関税など)
- M&Aや連結範囲変更の影響
- 主要顧客の需要動向
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)の適用に伴う会計方針変更あり。ただし四半期連結財務諸表への影響はないと記載。
- 連結範囲の変更:当四半期累計期間に新規2社を連結(サカタブランドソリューションズ株式会社、SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.)。
- 監査(レビュー):四半期連結財務諸表に対する公認会計士等による期中レビューが完了(有限責任あずさ監査法人、大阪事務所)。レビュー上の異常はない旨の結論。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4633 |
| 企業名 | サカタインクス |
| URL | http://www.inx.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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