2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー(要点 3–5点)
- 決算サプライズ:特段の業績予想修正はなし。四半期累計の業績は会社の通期見通しと整合的で、目立った上振れ/下振れのサプライズは無し(=ほぼ予想どおり)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+1.6%、営業利益+4.0%、経常利益+3.9%)。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は△20.1%(前年に比べ減少)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上した遊休地売却による特別利益(8,686百万円)が前年側にあり、これが純利益の前年超過要因を作っている。営業面では値上げやマーケティング強化により販売は堅調。
- 今後の見通し:通期予想は据え置き(通期:売上高424,000百万円、営業利益21,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,200百万円)。第4四半期にかけて為替・原材料・物流コストや消費者の節約志向がリスク要因。
- 投資家への示唆:営業利益は堅調に推移しており、設備投資(知多工場・冷凍食品工場等)で固定資産が増加している点は中長期の供給力・コスト改善につながる可能性がある。一方、前年の一時利益が外れたことと財務(長期借入金の増加等)を勘案して、純利回りやROEは注意して見る必要あり。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ニップン(ニップン / nippn)
- 主要事業分野:製粉事業、食品事業(家庭用・業務用・冷凍食品等)、その他(ペットフード、外食、エンジニアリング、不動産賃貸等)
- 代表者:代表取締役社長 前鶴 俊哉
- 報告概要
- 提出日:2026年2月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結、会計基準:日本基準)
- セグメント(報告セグメント)
- 製粉事業:小麦粉等の製粉・販売(業務用・家庭用原料供給)
- 食品事業:家庭用食品(麺類等)、冷凍食品、業務用食品等
- その他:ペットフード、外食、エンジニアリング、不動産賃貸等
- 発行済株式等
- 期末発行済株式数(自己株式含む):84,727,163株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:1,021,823株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):83,082,359株(当第3四半期)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定
- 決算説明会:今回「無」
- 配当支払開始予定日:該当無し(中間配当は実施済/期末は予定)
- その他IRイベント:特記なし
決算サプライズ分析
(単位:百万円。比較は会社公表の通期予想に対する進捗)
- 予想 vs 実績(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高:通期予想 424,000 → 第3Q累計 317,446(達成率 74.9%)
- 営業利益:通期予想 21,500 → 第3Q累計 17,768(達成率 82.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:通期予想 20,200 → 第3Q累計 15,577(達成率 77.1%)
- サプライズ要因(上振れ/下振れ)
- 営業面は値上げと販売施策により堅調で進捗は良好(特に営業利益の進捗は高め)。
- 純利益が前年同期を下回った主因は、前年に計上された遊休地売却益(固定資産売却益8,686百万円)が前年側にあり、これが比較上のマイナス影響。特別損益は当期は小幅(特別利益合計 2,590百万円、特別損失 267百万円)。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を据え置き。第4四半期における原材料・物流費、消費者需要の動向が最終確定要因となる。現時点では通期達成は合理的と判断している(会社見解)。
財務指標(要点)
(数値は原資料のまま、単位:百万円/%は前年同期比)
- 損益(当第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:317,446(+1.6%、増加額 +4,932)
- 売上総利益:79,736(--)
- 販管費:61,967(--)
- 営業利益:17,768(+4.0%、増加額 +690)→ 営業利益率 5.6%(17,768/317,446)
- 経常利益:20,631(+3.9%、増加額 +781)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:15,577(△20.1%、減少額 △3,912)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):187.50円(前年同期 249.79円)
- 収益性指標(参考)
- ROE(当第3Q累計実績ベース):約5.7%(=15,577 / 自己資本273,534)※第3Q累計の利益を分母の期末自己資本で割った簡便計算(注:9か月累計ベースのため参考値)
- 目安比較:8%以上が良好 → 現状はやや低い(ただし通期見通しで計算すると約7.4%程度)
- ROA(当第3Q累計実績ベース):約3.5%(=15,577 / 総資産448,097)
- 営業利益率:5.6%(業種平均との比較は業種別データ参照)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:74.9%
- 営業利益進捗率:82.6%
- 純利益進捗率:77.1%
- 備考:営業利益の進捗が高く、年度後半にかけて利益確保の余地があるが、原材料等の価格変動がリスク
- 貸借対照表(主要項目、2025/12/31)
- 総資産:448,097(百万円) ← 前期末 399,226(増加 +48,870)
- 流動資産:176,946(前期159,014、増 +17,932)
- 固定資産:271,150(前期240,210、増 +30,939)
- 負債合計:166,928(前期152,742、増 +14,186)
- 流動負債:85,900(前期104,407、減 △18,506)
- 固定負債:81,027(前期48,334、増 +32,693)
- 純資産:281,168(前期246,484、増 +34,684)
- 自己資本比率:61.0%(安定水準、前期60.7%)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていない(注記により作成していない)。ただし現金及び預金は41,408(前期 44,945、減少 △3,537)。
- 減価償却費:8,030(百万円、前年8,027)
- 建設仮勘定(工事中資産)の増加(13,022 → 32,604)等から、投資支出が増えていることが示唆される。
- 主要動向:固定資産・投資有価証券の増加、長期借入金の増加により資金調達と投資が進行
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率 61.0%(安定水準。目安:40%以上で安定)
- 長期借入金の増加(14,685 → 41,473)に注意(設備投資等の資金調達による増加)
- 流動比率:流動資産176,946 / 流動負債85,900 ≒ 206%(流動性は良好)
特別損益・一時的要因
- 当第3四半期累計の特別利益:2,590(内訳:固定資産売却益 830、投資有価証券売却益 1,759 等)
- 当第3四半期累計の特別損失:267(災害による損失 140 等)
- 前年同期の特別利益:8,787(固定資産売却益 8,686 等)→ これが前年純利益を押し上げていたため、単純比較で当期純利益が減少している
- 一時的要因の影響:前年の大型固定資産売却益の反動が純利益減少の主因であり、営業本業の実力は営業利益の増加から堅調と判断可能
- 継続性の判断:前年の遊休地売却は一時的要因で継続性は低い
配当
- 配当実績・予想
- 中間配当(第2四半期末):33円(2026年3月期)
- 期末配当(予想):33円(据え置き)
- 年間配当(予想):66円(変更無し)
- 配当性向(通期予想ベース):66円 × 発行株数 / 純利益 → 会社開示の配当性向は明示されていないため算出は保留(–)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 株主還元方針:特別配当なし、配当計画は変更無し。自社株買いの記載は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資(開示状況)
- 建設仮勘定(工事中資産):13,022 → 32,604(増 +19,582百万円)→ 大型投資が進行中(知多工場、畑中食品の新冷凍食品工場等)
- 減価償却費:8,030(百万円、前年同水準)
- 主な投資内容(定性)
- 知多工場(国内製粉の基盤強化)建設は最終局面。大型穀物船接岸等で原料調達コスト低減、自動化・DX導入で生産効率向上。
- 株式会社畑中食品(新規連結1社)の冷凍食品工場建設(2026年度末竣工予定)。
- Utah Flour Milling, LLC(米国)の工場が本格稼働し生産拡大中。
- 研究開発:R&D費用の明示数値は記載なし(–)。製品開発・マーケティング強化の記載あり。
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残高の明示は無し(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:26,626 → 29,287(増 +2,661百万円)
- 原材料及び貯蔵品:22,687 → 22,347(微減)
- 在庫回転日数等は記載なし(–)
セグメント別情報
(当第3四半期累計 2025/4–12)
- 製粉事業
- 売上高:91,825(百万円、前年同期比 99.0%)
- 営業利益:7,496(百万円、前年同期比 105.8%)
- コメント:販売は堅調だが、政府売渡価格改定等の影響で売上高はやや減(価格改定の影響)。業務用小麦粉の価格改定実施。
- 食品事業
- 売上高:185,855(百万円、前年同期比 102.3%)
- 営業利益:7,919(百万円、前年同期比 102.0%)
- コメント:業務用・中食は堅調。家庭用は一部製品の販売増がある一方で節約志向の影響で一部減収。冷凍食品等の伸長あり。
- その他事業
- 売上高:39,765(百万円、前年同期比 104.5%)
- 営業利益:2,390(百万円、前年同期比 104.3%)
- コメント:ペットフードや外食が好調。価格改定の実施も寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画に関する詳細の記載は今回資料では限定的。だが大型設備投資(知多工場、冷凍食品工場、米国工場拡大)は中長期の収益基盤強化に資する投資と位置付けられる。
- KPI達成状況:公表KPIの個別数値がないため詳細は–。設備稼働・販売拡大により中期目標へ寄与する見込みとの記載。
競合状況や市場動向(資料に基づく要点)
- 市場環境:国内はインバウンド回復・外食の持ち直しにより緩やかな回復。ただし原材料価格・物流費の高騰、物価上昇に伴う消費者の節約志向、米国の通商政策・金融市場変動が不透明要因。
- 競合比較:同業他社との明確な比較データは資料に記載無し(–)。ただし製粉・食品の主要プレーヤーとして価格改定と供給体制強化が競争力維持のポイント。
今後の見通し
- 業績予想
- 通期予想(据え置き):売上高 424,000百万円(+3.2%)、営業利益 21,500百万円(+0.1%)、経常利益 24,500百万円(+0.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益 20,200百万円(△18.4%)
- 会社想定の前提条件等:詳細は添付資料参照(為替等の想定は資料に明示、必要に応じて参照)。
- 予想の信頼性:会社は通期予想を据え置いており、第3Q累計の進捗は総じて順調。過去の予想達成傾向に関する記載は限定的(–)。
- リスク要因:原材料(小麦)価格、物流費、人件費の上昇、消費マインドの悪化、為替変動、政策リスク、設備投資に伴う費用・稼働リスク 等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無し
- 連結範囲の変更:有(新規 1社:株式会社畑中食品 を連結)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計期間の作成は行っていない(注記あり)
- その他:添付資料に通期前提や業績予想の前提条件の説明あり。実際の業績は様々な要因で変動する旨の通常の免責文言あり。
注意事項・補足
- 本資料は提供された決算短信(会社発表)を基に整理した要約であり、投資勧誘・助言を目的とするものではありません。判断に必要な追加情報(株価、業界比較、CF詳細等)がある場合は当該情報を参照してください。
- 不明項目・非開示項目は「–」と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2001 |
| 企業名 | ニップン |
| URL | https://www.nippn.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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