2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。第3四半期累計(9か月)実績は会社予想に対して進捗が高く、サプライズ要素は限定的(会社予想に対してほぼ順調—上振れというより予定内の好調)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高291,607百万円、前年同期比+6.9%、営業利益20,832百万円、同+20.2%)。第3四半期累計として過去最高業績を更新。
  • 注目すべき変化:その他有価証券評価差額金の増加により包括利益が大幅増(23,073百万円、前年同期比+74.6%)となった点と、営業利益率の改善(約7.14%←前年同期約6.36%)が重要。セグメントでは電設資材・産業機器がともに前年同期比+8.1%、自社製品が+2.7%で堅調。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上高392,000百万円、営業利益26,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益19,400百万円)は変更なし。第3四半期累計の進捗(売上進捗約74%、営業利益進捗約78%、純利益進捗約81%)は通期達成可能性を示唆。ただし原材料価格・物流コスト・市場需要の先行きリスクは残る。
  • 投資家への示唆:営業利益率改善と高い純資産比率(自己資本比率65.4%)は財務の安定性を示す。一方で配当方針は高水準で、予想ベースの配当性向(後述)が高く、利益動向とキャッシュフロー動向(CF明細は未作成)が今後の注目点。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:因幡電機産業株式会社
    • 主要事業分野:電設資材の販売・関連機器販売、産業機器販売、自社製品(空調配管関連製品、被覆銅管など)および関連機器(連結子会社にパトライト等)
    • 代表者名:代表取締役社長 玉垣 雅之
    • URL: https://www.inaba.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年1月30日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
    • 決算説明資料作成の有無:無
    • 決算説明会の有無:無
  • セグメント:
    • 電設資材事業:配線・配電設備・空調設備関連などの流通販売(大型物件向け納入好調)
    • 産業機器事業:制御機器類、電子部品等(半導体在庫調整の影響縮小)
    • 自社製品事業:被覆銅管、空調配管化粧カバー(スリムダクト)、ルームエアコン関連製品等(連結子会社の海外販売含む)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、分割後算定):113,659,600株(2026年3月期3Q)
    • 期中平均発行済株式数(四半期累計):112,473,287株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較、通期予想は修正なし)
    • 売上高:通期予想392,000百万円に対し第3Q累計291,607百万円 → 進捗率 約74.4%
    • 営業利益:通期予想26,700百万円に対し第3Q累計20,832百万円 → 進捗率 約78.0%
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:通期予想19,400百万円に対し第3Q累計15,736百万円 → 進捗率 約81.1%
  • サプライズの要因:
    • 主たるドライバーは需要面(大都市再開発・データセンター向け納入、ルームエアコン出荷堅調)と商品市況(銅価格高騰が電線・ケーブル類の売上寄与)。販売価格の上昇分が売上・利益に寄与した側面あり。その他有価証券の時価上昇が包括利益を押し上げた(営業外ではなくOCI)。
  • 通期への影響:
    • 第3Q累計の進捗は通期予想達成に十分な水準。会社は通期予想を据え置き。今後の為替・資材価格・物流費の動向が下振れリスク要因。

財務指標

  • 財務諸表ハイライト(単位:百万円)
    • 総資産:282,809(前期末278,983、+3,826)
    • 純資産(その他有価証券評価差額金含む):185,371(前期173,023、+12,347)
    • 流動資産:206,232(現金及び預金63,879、受取手形等60,341、商品24,553)
    • 流動負債:87,375(買掛金67,874、未払法人税1,779)
    • 自己資本比率:65.4%(安定水準)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:291,607百万円(前年同期比+6.9%、増収)
    • 営業利益:20,832百万円(前年同期比+20.2%、営業利益率 約7.14%)
    • 経常利益:22,572百万円(前年同期比+22.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:15,736百万円(前年同期比+24.0%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計):139.92円(前年同期112.87円、株式分割考慮後)
  • 収益性指標(参考)
    • ROE(第3Q累計/期末自己資本ベースの簡易値):約8.5%(15,736 / 184,854) → 目安(8%以上で良好)を満たす(注:9か月累計ベースの簡易算出)
    • ROA(同様の簡易値):約5.6%(15,736 / 282,809) → 目安(5%以上で良好)を満たす
    • 営業利益率:約7.14%(業種平均は業態で差あり。電設資材商社はマージンが薄いケースが多く、本社は良化)
  • 進捗率分析(第3Q累計→通期予想比較)
    • 売上高進捗率:約74.4%(通常ペースよりやや高め。下期に弱まらなければ通期達成可能)
    • 営業利益進捗率:約78.0%
    • 純利益進捗率:約81.1%
    • 過去同期間との比較:進捗・マージンとも前年同期より改善
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は「当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません」。ただし貸借対照表上で現金預金は63,879百万円(前期末62,062百万円、+1,817百万円)と増加。
    • 投資有価証券が19,974→31,832百万円と増加(時価上昇・取得等で増加)。減価償却費は1,432百万円(前年1,252百万円)。
    • フリーCF等詳細は不明(→ –)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期ごとの詳細なQoQ数値は開示スライスに限りあり(累計ベースのみ提示)。季節性:下期に設備投資や大型案件の影響あり得るが今回は累計進捗高め。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:65.4%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 短期借入金:231百万円(小さい)
    • 流動比率:流動資産206,232 / 流動負債87,375 ≒ 236%(十分)
  • 効率性
    • 総資産回転率等の詳細は計算可能だが、累計売上291,607 / 総資産282,809 ≒ 1.03回(資産効率は良好)
  • セグメント別(第3Q累計:単位百万円・前年同期比)
    • 電設資材事業:売上199,726(+8.1%)、セグメント利益11,056 → 利益率約5.54%
    • 産業機器事業:売上30,254(+8.1%)、セグメント利益1,460 → 利益率約4.82%
    • 自社製品事業:売上61,626(+2.7%)、セグメント利益12,942 → 利益率約21.0%(高利益率)
    • セグメント合計利益25,459、連結税引前調整後22,649(調整額△2,809)
  • 財務の解説:売上・利益の増加は主に需要回復(大型案件・空調製品)と商品市況(銅等)の影響。投資有価証券の時価上昇で純資産と包括利益が大きく増加。流動性は高く、借入依存度は低い。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益等で当第3Q累計79百万円(前年191百万円)と小幅。
  • 特別損失:当第3Q累計2百万円(前年173百万円の減損計上あり)。今回は特別損失の影響は限定的。
  • 一時的要因の影響:前年は減損173百万円が計上されていたが本期間はほぼ発生せず、業績比較上は本業の改善が実態。包括利益の大幅増は有価証券評価差額金の増加による一時的評価益である点に留意(実現損益ではない)。
  • 継続性:有価証券評価差額金は市場評価に依存するため将来継続性は不確実。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間 60.00円、期末 80.00円(うち特別配当10円を含む、合計140円)
    • 2026年3月期(会社表示、株式分割考慮後):第2四半期末配当 70.00円(支払済)、期末(予想) 35.00円(表示上)。同社注記:2025年12月1日の1→2株分割を踏まえない場合の期末は70円、年間合計は140円(従来水準)。
  • 配当利回り:–(株価情報は資料に無し)
  • 配当性向(推計):年間配当(140円相当)/EPS(通期予想172.85円) ≒ 81.0%(高水準)。また、金額ベースで概算配当支払総額 ≒ 15,746百万円(112,473,287株×140円)に対し当期純利益予想19,400百万円 → 配当性向 ≒81%。
  • 特別配当の有無:今期予想に特別配当の明示なし。
  • 株主還元方針:自己株式取得(第3Qに自己株式1,494,900株取得、約3,546百万円)等を実施。継続的な株主還元は示唆されているが将来方針は必要情報を注視。

設備投資・研究開発

  • 減価償却費:1,432百万円(前年同期1,252百万円、増加)
  • コメント:固定資産はほぼ横ばい。投資有価証券の増加が目立つ(時価上昇/取得)。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:24,553百万円(前期末22,680百万円、+1,873百万円)
    • 在庫の質:仕掛品250百万円、原材料等2,469百万円(明細のみ)

セグメント別情報

  • 売上高・利益(第3Q累計、単位:百万円)
    • 電設資材事業:売上199,726(+8.1%)、セグメント利益11,056
    • 産業機器事業:売上30,254(+8.1%)、セグメント利益1,460
    • 自社製品事業:売上61,626(+2.7%)、セグメント利益12,942
  • 前年同期比較:電設資材・産業機器で+8.1%と高成長、自社製品は堅調だが成長率はやや低め(+2.7%)。
  • セグメント戦略・注記:自社製品は高い利益率を確保。電設資材は大型案件(再開発、データセンター)で売上拡大。資料では自社製品に関する売却予定資産の減損(前期に173百万円)が示され、今期は該当無し。

中長期計画との整合性

  • KPI達成状況:当四半期の業績は中長期の成長施策に沿って重点施策を推進した旨の記載あり。具体KPIは不明。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内の個人消費回復や大都市圏の再開発、企業の設備投資需要、空調(ルームエアコン)出荷の堅調さ(国内748万台、前年同期比+4.0%)が追い風。
  • リスク要因:物流コスト・原材料価格上昇(銅等)、金融市場変動、米国の通商政策等の外部リスクが引き続き存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上高392,000百万円(+2.1%)、営業利益26,700百万円(+4.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益19,400百万円(+3.3%)、1株当たり当期純利益172.85円(分割考慮後)
    • 会社の前提条件や注意事項は別添資料に記載(為替等の前提は当該箇所参照)。
  • 予想の信頼性:第3Q累計の高い進捗率は通期達成を示唆するが、原材料価格・物流費・大型案件の進捗に左右されるため引き続き注視が必要。
  • リスク要因:為替変動、銅等原材料価格、物流費、設備投資案件の採算性や納期、金融市場の変動等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(当四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用も無し)
  • 企業行動:
    • 株式分割:2025年12月1日付で普通株式1株→2株の分割実施(報告数値は分割後に換算)。
    • 自己株式取得:当第3Q累計期間に自己株式1,494,900株取得(約3,546百万円)。ストック・オプション行使による処分もあり自己株式残高の増減あり。
  • 四半期CF計算書:当第3四半期連結累計期間のCF計算書は作成していない(詳細CFは開示されていない)。

(注意事項)

  • 本まとめは提出資料に基づく事実・数値の整理であり、特定の投資行動を勧誘するものではありません。
  • 不明な項目は「–」と記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9934
企業名 因幡電機産業
URL http://www.inaba.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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