2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信[IFRS](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想(公表値)に対して中間期で営業利益・税引前・当期利益が既に通期予想を上回っている(上振れ)。主因は新京都ビル等の固定資産売却益(約17,620百万円)等の特別要因。
  • 業績の方向性:売上収益は前年同期比△2.9%(減収)、だが営業利益は+86.5%(増益)と増益。利益率改善が顕著。
  • 注目すべき変化:営業利益の大幅増は「その他の収益」(固定資産売却益等)の増加(10,268→20,269百万円、+97.4%)による一時寄与が大きい点(当期の営業利益21,541百万円のうち約17,620百万円が固定資産売却益)。
  • 今後の見通し:会社は通期業績予想を修正しており(公表済み/修正有)、中間期で既に利益項目が通期予想を超過(営業利益進捗率約106.6%)しているが、一時益寄与の影響を考慮する必要あり。配当予想は修正なし(通期100円予想)。
  • 投資家への示唆:表面的な増益(営業利益増)は一時項目寄与が大きいため、基調的な営業力(事業利益・セグメント別持続性、EC成長など)と保険収入/将来の費用発生の精査が重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ワコールホールディングス
    • 主要事業分野:レディスインナーウェア等の企画・製造・販売(国内外のワコール事業、ピーチ・ジョン事業、その他事業)
    • 代表者名:代表取締役 社長執行役員 矢島 昌明
    • URL:https://www.wacoalholdings.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • ワコール事業(国内):国内ブランド・直営店・EC等
    • ワコール事業(海外):米国、欧州(Bravissimo組入)等
    • ピーチ・ジョン事業:同社ブランドのEC・直営店等
    • その他:AI事業等(ルシアン等の連結除外影響あり)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):52,500,000株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):50,898,654株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
    • 決算説明会実施:有(開催済/実施予定)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想をベースに中間実績の達成率を算出)
    • 売上収益:87,511百万円/通期予想173,800百万円 → 進捗率 50.3%
    • 営業利益:21,541百万円/通期予想20,200百万円 → 進捗率 106.6%(既に通期予想を超過)
    • 親会社帰属当期利益:12,418百万円/通期予想12,200百万円 → 進捗率 101.8%(既に通期予想を超過)
  • サプライズの要因:
    • 主因:固定資産売却益等の一時的な「その他の収益」の計上(固定資産売却益 約17,620百万円が大きく寄与)。
    • 他:各社でのコストコントロール、Bravissimo買収による欧州売上寄与。一方で持分法投資の減損(1,970百万円)等の負の要因もあり。
  • 通期への影響:
    • 中間で既に利益項目が通期予想を超過しているが、一時益依存のため通期の「質的」達成(継続的事業利益)を確認する必要あり。
    • 会社は通期予想を修正(有)しているため、最新の通期見通しは別途公表資料(修正通知)を参照すること。

財務指標(要点)

(単位:百万円、対前年同期増減率は明記)

  • 損益(中間累計:2025/4/1–2025/9/30)
    • 売上収益:87,511(△2.9%/△2,656)
    • 売上原価:36,756(△6.0%)
    • 売上総利益:50,755(△0.6%)
    • 販管費:47,710(△2.1%)
    • 事業利益(営業外・特別除く):3,045(+32.2%)
    • 営業利益:21,541(+86.5%)→ 営業利益率 24.6%(前期12.8%)
    • 税引前中間利益:20,166(+57.4%)
    • 親会社の所有者に帰属する中間利益:12,418(+41.5%)
    • 基本的1株当たり中間利益(EPS):243.98円(前期159.69円)
  • 収益性指標(算出方法=中間実績を年換算して記載。注記あり)
    • ROE(年換算目安):中間利益12,418 / 親会社帰属持分(期中平均 ≒196,293) → 半期ベース 6.33%、年換算(×2) ≒ 12.7%(目安:10%以上で優良)
    • ROA(年換算目安):中間利益12,332 / 総資産282,643 → 半期 4.36%、年換算 ≒ 8.7%(目安:5%以上で良好)
    • 営業利益率:24.6%(業種平均は下回る可能性あり。が、今回の高水準は一時益寄与の影響を含む)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:50.3%(通常は第2四半期で約50%が目安)
    • 営業利益進捗率:106.6%(通期目標を上回る。要因は一時益)
    • 純利益進捗率:101.8%(同上)
    • 備考:事業利益(本業ベース)は30,45百万円で、営業利益大幅増の多くは固定資産売却益等の「その他の収益」寄与。
  • キャッシュフロー(中間累計)
    • 営業活動CF:8,328(前年同期5,293、+3,035)
    • 投資活動CF:23,701(前年同期3,867、主に有形固定資産等の売却による収入)
    • 財務活動CF:△17,964(前年同期△4,196、自己株式取得や借入返済等)
    • フリーCF(営業CF − 投資CFの定義):8,328 − 23,701 = △15,373(百万円)
    • 現金同等物残高:38,838(期首23,419、増加15,419)
    • 営業CF/純利益比率:8,328 / 12,332 = 0.68(目安1.0以上で健全。現状は0.68)
  • 四半期推移(QoQ):四半期単独数値の詳細は短信に分解なし。季節性はあるが、今回の増益は中間期特有の売却益等の影響が大きい。
  • 財務安全性:
    • 親会社所有者帰属持分比率:71.0%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 総負債合計:79,165、資産合計:282,643 → 負債比率概算 28.0%
    • 流動比率:流動資産113,728 / 流動負債45,723 ≒ 249%(十分)
  • 効率性:
    • 棚卸資産:50,253(前期50,226、ほぼ横ばい)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産売却益 約17,620百万円(新京都ビル売却等、損益計上は当中間期に反映)→ 営業利益増に大きく寄与
  • 特別損失:持分法適用会社の減損損失 1,970百万円(営業外費用に計上)
  • 一時的要因の影響:営業利益・税引前利益・当期利益の増加の大部分は固定資産売却益等の一時的要因に起因。これらを除いた事業利益(3,045百万円)を見ると、ベースの営業力は限定的な伸び。
  • 継続性の判断:資産売却益は非継続的。保険金(英国物流倉庫火災)の補填等は将来精算の可能性があり、今後の計上額次第で変動。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(実績):50.00円(変更なし)
    • 期末配当(予想):50.00円(通期合計100.00円、直近公表の配当予想から修正なし)
  • 配当性向(目安計算):通期EPS予想 239.69円に対し年間配当100円 → 配当性向 ≒ 41.7%
  • 特別配当の有無:なし(直近発表に修正なし)
  • 株主還元方針:自己株式取得は中間期に実施(期中の自己株式取得支出あり、財務CFに反映)

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 有形固定資産等の取得による支出(中間期):2,552百万円
    • 減価償却費:5,571百万円(中間期)
  • 研究開発:
    • R&D費用:記載なし(–)
    • 主なR&Dテーマ等:記載なし(–)

受注・在庫状況

  • 受注状況:該当記載なし(–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産(期末):50,253百万円(前期50,226百万円、ほぼ横ばい)
    • 在庫回転日数等:記載なし(–)

セグメント別情報(中間累計)

  • 売上収益(百万円、前年同期比)
    • ワコール事業(国内):44,193(△1.8%/△813)
    • ワコール事業(海外):35,117(+1.6%/+568)
    • ピーチ・ジョン事業:5,543(+7.3%/+378)
    • その他:2,658(△51.2%/△2,789)
  • 営業利益(百万円、前年同期比)
    • ワコール事業(国内):18,632(+119.3%/+10,135)※固定資産売却益等が寄与
    • ワコール事業(海外):2,270(△18.4%/△513)※米国での仕入抑制が影響
    • ピーチ・ジョン事業:56(前年△44、+100)
    • その他:583(+85.1%/+268)
  • 地域別売上(外部):日本51,877、アジア・オセアニア8,227、欧米27,407(百万円)
  • セグメント動向のポイント:
    • 国内:ECは堅調、実店舗は来店客数減・店舗閉店影響で低調。主要ブランドで明暗。
    • 海外:米国は得意先の仕入抑制で厳しい。欧州はBravissimo買収が寄与するも英国で物流火災の影響あり(保険で補填見込み)。
    • ピーチ・ジョン:EC・直営が好調で増収増益。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中で「VISION2030」などの言及あり。なお、同日「次期中期経営計画の公表延期」についても案内(公表延期)。
  • KPI達成状況:ROIC導入やアセットライト化等の取り組みを継続中。短期では資産売却で効率化を推進(新京都ビル売却等)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内は雇用・所得は改善基調だが物価上昇で消費マインド下振れリスク。海外は米国の通商・景況不透明、中国は消費回復遅延で停滞。
  • 競合比較:同業他社比の明確な比較データは資料にないが、ECシフトや店舗再編は業界共通の潮流。
  • リスク要因:消費者マインド、為替変動(1USD=146.04円、1GBP=195.96円)、原材料・輸送コスト、保険精算の不確実性(英物流火災)など。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 直近公表の通期連結業績予想は修正有(詳細は別途「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)。
    • 本短信に記載の通期予想(要旨):売上収益173,800百万円(△0.1%)、営業利益20,200百万円(+514.4%)、親会社帰属当期利益12,200百万円(+69.0%)、1株当たり当期利益239.69円。
    • 会社前提条件の詳細は別資料参照(為替等の前提は公告参照)。
  • 予想の信頼性:中間期の利益超過は一時項目が大きく影響しているため、通期のベース収益力(事業利益)と保険収入の確定状況を確認することが重要。
  • 主なリスク要因:消費環境の悪化、得意先の仕入抑制、海外の物流トラブル・保険未確定要素、為替変動など。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(IFRS基準での変更なし)
  • レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外
  • その他:英国子会社の物流倉庫火災に関する保険金は一部計上済、残りは今後精算予定。連結業績予想は本日修正(詳細は別途公表資料)。

注:本まとめは提供資料(2026年3月期第2四半期決算短信)に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。不明な項目は「–」としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3591
企業名 ワコールホールディングス
URL http://www.wacoalholdings.jp
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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