2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:第3四半期(累計)は会社が8月8日に想定した進捗を上回る実績(上振れ)であったが、親会社アスクルのランサムウェア感染(10月19日発生)の影響を受け、会社は通期業績予想を一部下方修正(業績は一部下方修正、配当は上方修正)。市場予想との差異は記載無し(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+6.1%、営業利益+22.6%、親会社株主に帰属する四半期純利益+20.7%、前年同期比)。
- 注目すべき変化:MRO事業が売上・粗利ともに好調(MRO売上+11.5%、セグメント利益+64.7%)で全体牽引。対照的にFM事業は改装案件の後ろ倒し等で売上減(FM売上−10.3%、セグメント利益−58.9%)。
- 今後の見通し:通期予想は当第3四半期時点の進捗は良好だったが、親会社のサイバーインシデントによる下振れリスクを踏まえ通期予想の一部を下方修正済み。配当は期末に記念配当を含め上方修正。
- 投資家への示唆:MROの収益性改善が業績を牽引している一方で、FMの回復時期が不確実。親会社の外部ショック(ランサムウェア)は短期的な売上・収益の下振れリスクとなりうるため、取引先依存度と顧客動向の確認が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アルファパーチェス
- 主要事業分野:間接材購買支援(MRO事業:電子カタログ「無限カタログ」、物品販売等)、商業施設向けサービス(FM事業)、ソフトウェア関連等(その他)
- 代表者:代表取締役 社長 田辺 孝夫
- 上場コード:7115(東証)
- IR URL:https://www.alphapurchase.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
- 決算説明会:有(個人投資家向け)
- セグメント:
- MRO事業:間接材(工具、消耗品、安全用品、文房具等)向けの購買システム提供と物品販売。電子カタログ「無限カタログ」等。
- FM事業:商業施設向けのサービス(改装案件等)。
- その他:主に子会社のソフトウェア事業(MDM等の外販・システム開発運用支援等)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2025年12月期3Q 9,812,500株
- 期末自己株式数:2025年12月期3Q 87,512株(役員株式給付信託保有分含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):9,697,064株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(2025/11/13)にて実施済み
- IRイベント:決算補足説明資料および説明会(個人投資家向け)あり。詳細は同社Web参照。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する進捗=達成率)
- 売上高:第3Q累計 42,822 百万円 / 通期予想 59,500 百万円 → 進捗 72.0%
- 営業利益:第3Q累計 1,033 百万円 / 通期予想 1,500 百万円 → 進捗 68.9%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3Q累計 717 百万円 / 通期予想 1,050 百万円 → 進捗 68.3%
- サプライズの要因:
- 上振れ:MRO事業が大企業向けの粗利率改善および中小事業所向け販売の回復で売上・利益を牽引。IT機能(自動置き換え推奨等)による購買行動の変化で粗利額増。
- 下振れリスク:FM事業の改装案件減少、親会社アスクルのランサムウェア感染による間接的影響で通期見通しを下方修正。
- 通期への影響:
- 第3Q時点の進捗は良好だが、外的ショック(アスクルのインシデント)により会社は通期予想を一部下方修正済み。通期達成可能性は顧客側の復旧・案件実施タイミング次第。
財務指標
- 財務諸表(要点、金額は百万円未満切捨て)
- 貸借対照表(2025/9/30)
- 総資産:15,784 百万円(前期末 18,381 百万円、−2,596)
- 流動資産:13,175 百万円(現金及び預金 3,978、売掛金 7,914、在庫 573)
- 固定資産:2,609 百万円(無形固定資産の増加が主因)
- 負債合計:9,393 百万円(前期末 12,309、−2,916)
- 純資産合計:6,392 百万円(前期末 6,072、+319)
- 自己資本比率:40.5%(前期末 33.0%)(安定水準)
- 損益計算書(第3四半期累計:2025/1〜9)
- 売上高:42,822 百万円(前年同期比+6.1%)
- 売上総利益:4,535 百万円(前年同期比+13.7%)
- 販管費:3,502 百万円(前年同期比+11.4%、IT投資・人件費増等)
- 営業利益:1,033 百万円(前年同期比+22.6%)
- 経常利益:1,037 百万円(前年同期比+25.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:717 百万円(前年同期比+20.7%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):73.97円(前年同期 61.66円)
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF:−667 百万円(前年同期は+78 百万円)→ 営業CFがマイナスに転じる
- 投資CF:−703 百万円(無形固定資産(ソフトウェア)取得 659 百万円等)
- 財務CF:−414 百万円(配当支払 262、自己株取得 226 等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):−1,370 百万円(負)
- 現金及び現金同等物残高:3,971 百万円(前期末 5,759、−1,787)
- 収益性指標(第3Q累計ベース、期末純資産ベースで算出)
- 営業利益率:1,033 / 42,822 = 約2.4%
- ROE(累計ベース、期末純資産を分母):717 / 6,391 = 約11.2%(目安:8%以上で良好)
- ROA(累計ベース):717 / 15,784 = 約4.5%(目安:5%以上で良好 → やや未達)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
- 売上高進捗率:72.0%(通常期の伸びだが第4Qの季節性を考慮する必要あり)
- 営業利益進捗率:68.9%
- 純利益進捗率:68.3%
- 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益、進捗はやや良好だが外部リスクがある
- キャッシュフロー詳細
- 営業CFの悪化要因:仕入債務の減少(支出要因)2,822 百万円、法人税等支払 394 百万円、棚卸資産増加 246 百万円等
- 投資CF:主に無形固定資産(ソフトウェア)取得 659 百万円
- 財務CF:配当 262 百万円、自己株式取得(株式給付信託開始)225 百万円
- 営業CF/純利益比率:営業CF(−667)/四半期純利益(717) = −0.93(1.0以上が健全の目安に対し劣後)
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率:40.5%(安定水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):13,175 / 9,336 ≒ 1.41(141%、短期支払い余力あり)
- 有利子負債:ほぼ小額(長短借入金合計は小さいため財務レバレッジ低い)
- セグメント別(第3Q累計)
- MRO事業:売上 33,968 百万円(前年同期比+11.5%)、セグメント利益 875 百万円(同+64.7%)
- FM事業:売上 8,841 百万円(同−10.3%)、セグメント利益 103 百万円(同−58.9%)
- その他:売上(外販)低下、セグメント利益 54 百万円(同−7.3%)
特別損益・一時的要因
- 会計方針変更:法人税等に関する会計基準改正を第1四半期より適用(四半期連結財務諸表への影響はなし)。
- 特別損益:目立った大型の特別利益・損失は記載なし(固定資産除却損 1,581 千円等小額)。
- 一時的要因の影響:親会社のランサムウェア感染は一時的かつ継続的な影響の両面があり得る(会社は業績見通しを下方修正)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年:年間 27.00円(期末 27円)
- 2025年予想:年間 37.00円(中間 0.00円、期末 32円+記念配当5円)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:会社の通期予想(EPS 107.80円)に対する配当性向 = 37 / 107.80 ≒ 34.3%(会社予想ベース)
- 株主還元:期中に自己株式取得(株式給付信託)を実施(自己株式取得 225 百万円、役員株式給付引当金設定等)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 無形固定資産(ソフトウェア)取得:658 百万円(第3Q累計)
- 有形固定資産取得:7 百万円程度
- 減価償却費:526 百万円(第3Q累計)
- 研究開発(R&D):明確なR&D費摘要は記載なし(ソフトウェア投資は増加)。
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残高の明示なし(–)
- 在庫状況:
- 商品(棚卸資産):572 百万円(前期末 392、増加)
- 在庫の増加は棚卸資産の増加(246 百万円の増加)が営業CF悪化要因の一つ。
セグメント別情報(補足)
- MRO事業:大企業向けの「無限カタログ」機能活用で購買単価が低下するが、売れ筋集中による粗利率改善で粗利額が拡大。中小向けは親会社(アスクル)による拡販で回復。
- FM事業:インバウンド等で集客は好調も改装案件の先送りで売上減。建設部門の分社化等に伴う販管費移管により費用負担増。
- 地域別売上:記載なし(国内が主と思われるが詳細は–)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明記なし(–)
- KPI達成状況:セグメント別利益改善(MRO)は進捗良好だが、FMの回復が遅れており中期目標の進捗はセグメント依存。
競合状況や市場動向
- 市場動向:MRO領域は大企業向けで好調継続、中小向けは景気敏感だが回復傾向。FMはインバウンド堅調でも改装は後ろ倒しの傾向。
- 競合比較:同業他社との具体的比較データは記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年1月1日〜12月31日)予想:売上 59,500 百万円(+6.3%)、営業利益 1,500 百万円(+20.7%)、経常利益 1,500 百万円(+22.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,050 百万円(+21.3%)、1株当たり当期純利益 107.80円
- 直近(11/13)の発表で「一部下方修正」を実施(詳細は「2025年12月期連結業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ」を参照)。
- 会社予想の前提条件:親会社の営業復旧状況や改装案件の実施タイミング等に依存。
- 予想の信頼性:第3Q時点では進捗良好だったが、親会社のサイバーインシデントが短期的に業績へ影響を与える可能性があるため不確実性が高まっている。
- リスク要因:親会社(重要顧客)依存、サイバー攻撃等の外的ショック、消費動向(中小向け販売の感応度高い)、改装案件の周期性・延期。
重要な注記
- 会計方針:法人税等に関する会計基準改正を適用(影響なし)。また、FMセグメントの一部費用表示方法を期首から変更(売上原価→販管費へ組替、営業利益への影響はなし)。
- その他:親会社アスクルのランサムウェア感染(2025/10/19)が業績見通しに影響し、11/13に通期予想の一部修正と配当予想の上方修正を実施。決算補足資料は同社Webに掲載予定。
(注記)
- 不明項目は「–」で記載しています。
- 数値は会社資料(決算短信)に基づく。計算上の比率は小数点第3位以下切捨ての概算。
- 本資料は情報整理を目的とした要約であり、投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7115 |
| 企業名 | アルファパーチェス |
| URL | https://www.alphapurchase.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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