2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(営業利益:前回19,000→今回20,000百万円、経常利益:18,500→20,000百万円、当期純利益:37,500→38,000百万円)。第3四半期累計の実績は会社予想に対して概ね上振れ(特に純利益は一時益計上で大幅上振れ)。
- 業績の方向性:増収増益(第3四半期累計:売上高87,594百万円(+7.5%)、営業利益14,933百万円(+26.4%)、経常利益15,245百万円(+15.5%))。ただし純利益の大幅増は一時的な特別利益の寄与が主因。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益が35,110百万円(+272.7%)と急増。主因は固定資産売却益等の特別利益(合計34,764百万円:うち固定資産売却益34,164百万円)。
- 今後の見通し:売上高見通しは据え置き(120,000百万円)だが、営業・経常利益と当期純利益を上方修正。営業利益進捗は約75%で通期達成は概ね見込めるが、純利益は一時益依存の面に注意。
- 投資家への示唆:電子材料事業が収益の主力(売上・営業益の大半を占める)で高成長。純利益の増加要因に一時項目の影響が大きいため、コア(営業)利益の推移を重視すべき。
基本情報
- 企業名:日東紡(正式:日東紡績株式会社)
- コード:3110
- 上場取引所:東証
- URL:https://www.nittobo.co.jp
- 主要事業分野:電子材料、メディカル、複合材、資材・ケミカル、断熱材、その他(グローバル・ニッチ製品の製造・販売)
- 代表者名:取締役代表執行役社長 多田 弘行
- 問合せ先:上席執行役 梶川 浩希(TEL 03-4582-5040)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向けオンライン)
- セグメント(報告区分と概略):
- 電子材料事業:スペシャルガラス等、AIサーバー・半導体パッケージ向け材料(高付加価値品)
- メディカル事業:体外診断用医薬品等
- 複合材事業:複合材料の製造・販売
- 資材・ケミカル事業:各種原材料・ケミカル製品
- 断熱材事業:住宅向け断熱材等
- その他事業:他の関連事業
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):37,723,012株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:1,317,248株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(第3四半期累計):36,406,389株
- 時価総額:–(未記載)
- 今後の予定:
- 次回決算発表:通期(2026年3月期)予想発表済み/通期開示は期末(2026年3月)に予定
- IRイベント:決算説明会実施済(オンライン)、今後のIR予定は別途案内
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期、以下は第3四半期累計実績と通期予想との比較)
- 売上高:87,594百万円。通期予想120,000百万円に対する進捗率73.0%(進捗は概ね順調)
- 営業利益:14,933百万円。通期予想20,000百万円に対する進捗率74.7%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:35,110百万円。通期予想38,000百万円に対する進捗率92.4%(ただし一時益影響)
- サプライズの要因:
- 第3四半期累計で特別利益34,764百万円(主に固定資産売却益34,164百万円)を計上。これにより税後で純利益が大幅に上振れ。
- コアの営業面では電子材料事業の高付加価値製品販売好調が寄与し、営業利益は前年同期比+26.4%と堅調。
- 通期への影響:
- 会社は営業/経常/当期利益を上方修正(営業利益+1,000百万円、経常+1,500百万円、当期純利益+500百万円)。売上は据え置き。
- 営業利益ベースの進捗は約75%で通期達成は現状で見込みやすいが、純利益は特別益の影響が大きいため、来期以降の継続性には注意が必要。
財務指標(要点)
(単位:百万円、%は前年同期比。前年=2025年3月期第3四半期累計)
- 売上高:87,594(+7.5% → 前年 81,520)
- 増減額:+6,074百万円
- 売上原価:52,898(前年 51,759)
- 売上総利益:34,696(前年 29,760)
- 販売費及び一般管理費:19,763(前年 17,949)
- 営業利益:14,933(+26.4% → 前年 11,811)
- 営業利益率:17.1%(14,933 / 87,594)
- 目安:業種により異なるが、15%台は高収益側
- 経常利益:15,245(+15.5% → 前年 13,196)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:35,110(+272.7% → 前年 9,421)
- 1株当たり四半期純利益(累計):964.42円(前年 258.77円)
- ROE(簡易表示、第3Q累計ベース):
- 自己資本(参考)164,923百万円に対する純利益35,110百万円 → 21.3%(第3Q累計ベース。目安:8%以上良好)
- 注:一時益を含む9か月累計ベースの比率のため年率化や継続性に注意
- ROA(簡易表示、第3Q累計ベース):
- 総資産272,589百万円に対する純利益35,110百万円 → 12.9%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率(通期予想に対する第3Q累計)
- 売上高進捗率:73.0%
- 営業利益進捗率:74.7%
- 当期純利益進捗率:92.4%(ただし一時的要因が大きい)
- 過去同期間との比較:営業基盤は改善傾向、純利益は一時益で大幅増
- キャッシュ関連(貸借対照表から)
- 現金及び預金:54,401(前期末28,546)→ +25,855百万円(+90.6%)
- コメント:現金増加が総資産増の主因
- 売掛金:38,856(前期末32,743)→ +6,113百万円(+18.7%)
- 棚卸資産(商品・仕掛品・原材料計):57,487(前期合計約51,013)→ 増加(在庫は増加傾向)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は未作成(開示なし)
- 減価償却費:6,821百万円(前年同期間 5,818 → +17.3%)
- 財務安全性:
- 総資産:272,589百万円(前期末223,105)
- 純資産:171,358百万円
- 自己資本比率:60.5%(前期末 58.1%)→ 60.5%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 負債合計:101,231百万円(前期末87,276)→ 増加(主に未払法人税等の増加)
- 四半期(QoQ)/季節性:
- 四半期ごとの明細は開示累計のみ。電子材料の需要が継続的に好調で季節変動の影響は限定的との記載。
特別損益・一時的要因
- 特別利益合計:34,764百万円
- 主な内訳:固定資産売却益34,164百万円、投資有価証券売却益450百万円、事業譲渡益107百万円 等
- 特別損失合計:580百万円
- 主な内訳:固定資産処分損382百万円、災害損失197百万円 等
- 一時的要因の影響:
- 特別利益の計上により税引後で当期純利益が大幅に増加(純利益の増加は実質的に一時的要因が主因)
- 継続性:固定資産売却益は一過性の利益のため、来期以降の継続的利益に依存しない点に留意
配当
- 配当実績(2025年3月期):年間106.00円(第2四半期末27.50円、期末78.50円)
- 2026年3月期(会社予想):中間 27.50円(既払)、期末 86.50円、年間 114.00円(変更なし)
- 配当利回り:–(株価未記載のため計算不可)
- 配当性向(予想):年間配当114.00円 ÷ 1株当たり当期純利益予想1,043.79円 = 約10.9%(低めの配当性向)
- 株主還元方針:特別配当や自社株買いの記載なし(現状は定常配当を継続)
設備投資・研究開発
- 設備投資額:明示なし(注記に建設仮勘定が増加:7,279 → 9,699百万円、継続的投資が進行中と推察)
- 減価償却費:6,821百万円(前年同期間5,818)
- 研究開発費:明示なし(R&D費は開示項目なし → 表示は –)
- コメント:建設仮勘定の増加は生産設備投資や施設投資の継続を示唆
受注・在庫状況(該当項目)
- 受注情報:開示なし(受注高・受注残は –)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:14,979(前期末13,212)→ +1,767百万円(+13.4%)
- 仕掛品:9,046(前期末7,751)→ +1,295百万円(+16.7%)
- 原材料及び貯蔵品:33,462(前期末30,050)→ +3,412百万円(+11.4%)
- 在庫増は売上増と設備稼働の反映。棚卸資産の増加は要注視(在庫回転の悪化がないか確認が必要)
セグメント別情報
(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31)
- 電子材料事業
- 売上高:36,087百万円(+19.5%)
- セグメント利益:13,827百万円(+39.6%)
- 構成比:売上の約41.2%(36,087/87,594)、営業利益の約92.6%(13,827/14,933)— 収益の中核
- 要因:AIサーバー向け、半導体パッケージ向けの高付加価値製品販売好調
- メディカル事業
- 売上高:10,322百万円(+0.1%)
- セグメント利益:1,856百万円(+7.1%)
- コメント:中国市場の国産優遇の影響はあるが、体外診断用医薬品等は堅調
- 複合材事業
- 売上高:10,040百万円(+0.2%)
- セグメント損失:△185百万円(前年は△731 → 損失幅改善)
- 資材・ケミカル事業
- 売上高:7,029百万円(△1.9%)
- セグメント利益:386百万円(△31.2%)
- コメント:値上げの寄与はあるが原材料コスト上昇の影響
- 断熱材事業
- 売上高:11,420百万円(△2.7%)
- セグメント利益:94百万円(△87.1%) — 住宅向け弱含みと定期修繕のコスト影響
- その他事業
- 売上高:12,694百万円(+5.0%)
- セグメント利益:435百万円(+34.5%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:『Big VISION 2030』および中期経営計画(2024–2027年度)を推進中
- 進捗:電子材料事業の成長は中期の重点分野(環境・エネルギー、デジタル化、健康等)と整合。固定資産売却などの一時施策は中期計画の資源配分刷新に関連する可能性があるが詳細は不明。
- KPI達成状況:明示的KPIの開示なし(進捗は事業別業績で判断)
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 電子材料:AIサーバー向け需要が旺盛で高付加価値製品の需要が拡大
- メディカル:中国市場の国産優遇政策が影響
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示なし(→ –)
今後の見通し
- 業績予想(通期・2025/4/1~2026/3/31、修正後)
- 売上高:120,000百万円(+10.1%)
- 営業利益:20,000百万円(+21.6%、前回19,000→修正20,000)
- 経常利益:20,000百万円(+13.8%、前回18,500→修正20,000)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:38,000百万円(+196.0%、前回37,500→修正38,000)
- 1株当たり当期純利益(予想):1,043.79円
- 予想の信頼性:
- 営業利益ベースは第3Q進捗約75%で実現可能性は比較的高い
- 当期純利益は第3Qに一時益を計上しており、通期予想に占める継続性は限定的 → 将来の純利益動向は一時益の有無で大きく変動
- リスク要因:
- 為替変動、原材料価格上昇、主要顧客の需要変化(特に半導体・AI関連需要)、中国の政策変化(メディカル市場)等
- 一時的な資産売却に依存した利益は再現性が低い点
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 四半期連結財務諸表に特有の会計処理:なし
- 添付資料に「当四半期決算に関する定性的情報」「連結業績予想などの将来予測情報」あり
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(開示なし)
- 監査等:四半期財務諸表に対する監査人レビューはなし
(注)
- 本要約は提出資料に基づく事実整理であり、投資助言ではありません。判断・投資はご自身の責任で行ってください。
- 表示の単位は特に明記ない限り百万円。未記載の項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3110 |
| 企業名 | 日東紡績 |
| URL | http://www.nittobo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。