2025年12月期第3四半期 決算説明補足資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 親会社アスクルのランサムウェア被害による一時的な受発注・物流停滞の影響を受けるが、代替策(サプライヤー直送、PB品の直接入庫等)を実施・協議中で通期業績見通しは最小限の下方修正にとどめ、配当は増配(+2円)とする旨を表明。
- 業績ハイライト: 売上高428億円(対前年+6.1%、良い)、営業利益1,033百万円(対前年+22.6%、良い)、経常利益1,037百万円(対前年+25.4%、良い)、当期純利益717百万円(対前年+20.7%、良い)、EBITDA1,559百万円(対前年+19.7%、良い)。営業利益率は約2.4%(前年2.1%から改善、良い)。
- 戦略の方向性: MRO事業の拡大(大企業向け直販強化、無限カタログ導入による販路拡大と粗利改善)を継続、FM事業は改装案件の回復を想定しつつ固定費管理を進める。アスクル問題に対しては即時の代替サプライチェーン運用と段階的なアスクル復旧対応を組み合わせる。
- 注目材料: 親会社アスクルのランサムウェア被害による取引一時停止(アスクル経由売上は2024年度比で約12.2%を占める等の依存あり)と、その復旧・代替策の進捗が通期業績に直接影響しうる点。通期売上見通しを595億円(前回比▲4.0%)へ下方修正、営業利益見通しは1,500百万円(小幅下方修正)に修正。配当見通しは37円/株(支払年ベース)へ2円増(普通配当は配当性向30%方針)。
- 一言評価: MROの粗利改善が寄与し増益を確保する一方、親会社のサイバーインシデントによる短期の販売・調達リスクが業績に影を落とす決算。
基本情報
- 説明者: 発表者(役職):–。発言概要:アスクル影響の説明、1-3Q実績の報告、通期見通し・配当修正の発表、代替策の説明。
- セグメント:
- MRO事業:大企業向け直販・中小事業所向け卸を含む消耗品・資材販売(2025年1-3Q 売上の約73.7%を占める)。
- FM事業:商業施設等の改装、清掃、保守・点検など(2025年1-3Q 売上の約26.2%)。
業績サマリー
- 主要指標(2025年1-3Q累計/前年同期比):
- 営業収益(売上高):428億円、+6.1%(良い)
- 営業利益:1,033百万円、+22.6%(良い)/営業利益率:約2.4%(前年約2.1% → 改善、良い)
- 経常利益:1,037百万円、+約25.4%(良い)
- 純利益(当期純利益):717百万円、+約20.7%(良い)
- EBITDA:1,559百万円、+19.7%(良い)
- 1株当たり利益(EPS):–(当該期間のEPS数値非開示。通期予想EPSは107円80銭(期末予想))
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(修正後通期見通しに対する進捗):売上高進捗72%(428/595、良い)、営業利益進捗69%(1,033/1,500、良い)、当期純利益進捗68%(717/1,050、良い)。
- サプライズの有無:第3四半期累計は8月公表の想定を大幅に上回る進捗(利益面で上振れ)。ただし通期売上はアスクル影響を織り込み下方修正。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率:売上72%、営業利益69%、純利益68%(上記)。
- 過去同時期との進捗率比較:前年比で増収増益(上記のYoY%)。
- セグメント別状況(2025年1-3Q vs 2024年1-3Q、前年同期比):
- MRO事業:売上339億円、+11.5%(良い)。営業利益875百万円(前年531百万円 → +64.7%、良い)。EBITDA 1,384百万円(前年966百万円、+43.3%)。粗利率改善が寄与。
- FM事業:売上88億円、▲10.3%(悪い)。営業利益103百万円(前年252百万円 → ▲58.9%、悪い)。売上減と組織変更等による販管費増が影響。
業績の背景分析
- 業績概要: MROは無限カタログ施策等で顧客獲得・粗利率改善が進み大幅増益。FMは改装案件の先送り等で売上減、固定費が相対的に増加し利益圧迫。全社では営業利益率が改善し増益を確保。
- 増減要因:
- 増収の主因(MRO):大企業向け直販中心に売上拡大、無限カタログで販路拡大。粗利率改善により営業利益大幅増。
- 減収の主因(FM):顧客の改装案件が来期へ後ろ倒し、期初に人員・在庫を多めに確保した分の固定費増。
- 増益の主因:MROの粗利増が各種費用増(人件費増、IT費用増、物流費増、業績賞与引当等)を吸収。
- 主な費用増要因(対前年、百万円):人件費+124、IT費用+109、物流費+78、その他費用+37、子会社ソフト外販粗利減▲18(資料のウォーターフォール参照)。
- リスク要因:
- 親会社アスクルのランサムウェア被害による受発注・物流の停止(アスクル経由売上は2024年度連結売上比で約12.2%等の依存)。この復旧状況により通期数字が変動する可能性。
- FM事業の季節性(第4四半期集中)と改装案件の時期ズレ。
- サプライチェーンの集中リスク、IT・サイバーリスク、顧客のコスト削減動向。
戦略と施策
- 現在の戦略: MRO事業の拡大(大企業直販強化、中小事業所向け販路の復調)、デジタルカタログ戦略による販路拡大と粗利最適化。FM事業は改装案件獲得準備と効率化による固定費吸収。アスクル依存リスクへの即時代替策導入。
- 進行中の施策:
- アスクル以外のサプライヤーからの代替品推奨(トラブル直後より実施)。
- アスクルは11月12日より直送品の受注を段階的に再開(当社のサプライヤーから顧客へ直送)。
- アスクルPB品をメーカーから当社のカスタム品用外部委託倉庫へ直接入庫(協議中)。
- セグメント別施策:
- MRO:無限カタログ等で単価は下がるが顧客拡大および粗利率改善を実現。大企業向けの契約増(サービス開始翌年以降に売上貢献)が継続。
- FM:改装案件の回復を見込みつつ、組織再編や費用管理で利益率回復を図る。
- 新たな取り組み: アスクル問題に対して外部倉庫直接入庫やサプライヤー直送等の運用変更を導入・検討。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期・修正後、2025年12月期):
- 売上高:595億円(59,500百万円、前回61,975百万円→▲4.0%修正)
- 営業利益:1,500百万円(最新見通し、前回1,510百万円→▲10百万円修正)
- 経常利益:1,500百万円(変更なし)
- 当期純利益:1,050百万円(変更なし)
- 予想の前提条件:アスクル向け売上は年内に徐々に回復する想定、アスクル物流センターの復旧は12月以降想定。為替等の前提は資料に明示なし→。
- 経営陣の自信度:利益見通し(経常・純)は据え置きとし、営業面の下振れはアスクル影響を織り込んだ表現。全体として慎重かつ実務的な姿勢。
- 予想修正:
- 売上・営業利益のみ下方修正(売上▲24億円、営業利益▲10百万円)。経常利益・当期純利益は営業外損益改善を見込み変更なし。
- 修正の主因:FMの改装案件ずれ込み、アスクル向け売上一時停滞等を織り込んだため。
- 中長期計画とKPI進捗: 中期経営計画の具体数値・KPIは資料に明示なし→–。過去の見通し達成傾向については「今回の利益進捗は8月想定を大幅に上回る」との言及あり。
- 予想の信頼性: 四半期財務諸表は監査法人によるレビュー未実施であり、前提(アスクル復旧等)に依存。過去の予想達成傾向は資料中に限定的記載のみ(保守的か楽観的かの一貫指標は–)。
- マクロ影響: 為替・金利等の具体前提は示されていない。需要動向として顧客のコストダウン意識(大企業向け)が売上に影響している点に留意。
配当と株主還元
- 配当方針: 普通配当は配当性向30%を方針とする。
- 配当見通し(支払年ベース、最新11月公表): 年間37円/株(うち普通配当32円+記念配当5円等の扱いに関する表示あり)。今回見通しは前回(35円)から2円増配。(良い:株主還元強化)
- 配当実績: 2021実績6.6円、2022実績12.4円、2023実績15円、2024実績22円、2025実績27円(資料の表記)。今回の見通し(支払年2026)では37円を見込む。
- 特別配当: 25周年記念配当等、過去に記念配当の実績あり。今回見通しの一部に記念要素を含む可能性が示唆される(資料参照)。
製品やサービス
- 製品(概要): MRO事業の主要製品は工場備品・消耗品、作業工具・作業用品、安全用品、研究備品・試薬部品、事務用品・OA機器等。無限カタログ等の販売チャネルを活用。
- サービス(概要): FM事業は店舗内装・看板・購買代行、改装工事、清掃・保守等を提供。提供先は小売・サービス・建設・製造業など大手顧客群。
- 協業・提携: アスクルとの取引関係が重要(ただしアスクル側のシステム/物流停止の影響あり)。メーカーとの直接入庫等の協議を実施中。
- 成長ドライバー: MROの大企業向け直販拡大、無限カタログによる顧客獲得・粗利改善、既存顧客の市場浸透(サービス開始の翌年以降に売上寄与する契約構造)。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aセッションの記載は資料に無し→–。ただし投資家が注目すべき点は「アスクル復旧の想定時期」「代替物流の運用実績」「第4四半期にずれ込んだFM改装案件の回復見込み」。
- 経営陣の姿勢: 実務的・対処重視(代替供給策や段階的受注再開の説明)、慎重に前提を置きつつ配当増額で株主還元も重視する姿勢。
- 未回答事項: アスクル復旧が想定通り進まなかった場合の詳細シナリオや、中長期のコスト削減計画の数値目標などは明確化されていない→。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 全体として「中立~やや強気」。MROの業績改善に自信を示しつつ、アスクル事象には慎重(具体的代替策を提示しながらも復旧状況に依存する旨を強調)。
- 表現の変化: 前回(8月)時点の利益見通しを大幅に上回る進捗を強調。今回、売上見通しの下方修正を行ったが利益見通し(経常・純)は据え置くなど、結果に対する説明は整然。
- 重視している話題: MROの成長・粗利改善、アスクル事象の影響と対応、配当方針。
- 回避している話題: 詳細な人数・コスト構造の定量的な長期改善目標や、Q&Aでの具体的な代替物流コストインパクトの定量化は限定的。
投資判断のポイント(情報整理)
- ポジティブ要因:
- MRO事業:売上+11.5%、営業利益+64.7%と高い成長と粗利改善(良い)。
- EBITDA・営業利益の改善が継続し通期進捗が良好(売上進捗72%、営業利益進捗69%)。
- 配当見通しの増配(+2円、年間37円)で株主還元強化。
- ネガティブ要因:
- 親会社アスクルのサイバーインシデントによる短期的な受注・物流停止(アスクル経由売上比は一定比率あり)、FM事業の改装案件の先送りによる利益圧迫(FM営業利益▲58.9%)。
- 第4四半期に売上が集中する事業構造(FM)による季節リスク。
- 不確実性: アスクルの復旧遅延、代替策の実効性、顧客のコストダウン継続度合い、Q4の改装案件回復タイミング。
- 注目すべきカタリスト:
- アスクルの物流・受発注機能の復旧状況(12月以降の物流復旧見込みの進捗)。
- 2025年12月期第4四半期実績(改装案件の回復度合い)。
- 次回の四半期/通期修正(アスクル影響の確度が上がれば追加修正の可能性)。
- 配当・株主還元の正式決定(2026年3月総会付議)。
重要な注記
- 会計方針: 四半期連結財務諸表に対する監査法人によるレビューは受けていない旨の記載あり。
- リスク要因: アスクルのランサムウェア被害のリカバリ進捗により数値が変動する可能性が高いと明記。季節性(FMは第4四半期集中)も注意点。
- その他: 本資料は将来見通しを含み、前提に基づくものであり、実現を保証するものではない旨の免責記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7115 |
| 企業名 | アルファパーチェス |
| URL | https://www.alphapurchase.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。