2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想(修正なし)に対して第3四半期累計はおおむね想定内だが、四半期純利益は特別利益(受取精算金165百万円)計上により親会社株主帰属利益は91百万円となり、実態的な営業収益力は弱含み。市場予想との比較は不明(–)。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高:12,164百万円、前年同期比△7.2%、営業利益:120百万円、前年同期比△48.6%)。
  • 注目すべき変化:ダクタイル鋳鉄関連(主力)の受注・出荷低迷により同セグメントは前年から売上・利益ともに悪化。セグメント利益は前年62百万円→当期△6百万円に悪化。
  • 今後の見通し:通期予想は売上18,000百万円(+6.3%)、営業利益230百万円(△11.8%)で修正なし。第3四半期までの進捗は売上約67.6%、営業利益約52.2%で、通期達成は原材料・人件費の転嫁やコスト削減の行方に依存。
  • 投資家への示唆:第3四半期の黒字は一時金(受取精算金)に依存する面があり、基礎的な収益力は低下。債務増加(短期・長期借入金の増加)に伴う財務負担と、JV設立・電気炉稼働などの成長投資が今後の注目点。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:日本鋳鉄管株式会社
    • 主要事業分野:ダクタイル鋳鉄管の製造・販売(上下水道向け管材)、樹脂管・ガス関連製品、管路関連資材・サービス(管路診断ツール等)
    • 代表者名:代表取締役社長 石毛 俊朗
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年1月30日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
  • セグメント:
    • ダクタイル鋳鉄関連:主力製品(ダクタイル鋳鉄管)製造・販売
    • 樹脂管・ガス関連:樹脂管、ガス配管等および関連製品
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):3,293,074株
    • 期中平均株式数(四半期累計):3,213,010株
    • 時価総額:–(資料内に株価情報なしのため省略)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:通期の確報等の予定は資料に記載なし(必要に応じて開示)
    • IRイベント:決算説明会は「無」(資料記載)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較で第3四半期累計実績を評価)
    • 売上高:実績12,164百万円、通期予想18,000百万円に対する進捗率約67.6%(達成度は概ね妥当)
    • 営業利益:実績120百万円、通期予想230百万円に対する進捗率約52.2%(低めの進捗)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績91百万円、通期予想0百万円(通期予想はゼロのため進捗率算出不能)
  • サプライズの要因:
    • 下振れ要因:水道事業体向けのダクタイル鋳鉄管発注量が全国的に低調で売上減、部品・資材・人件費上昇が収益を圧迫。電気炉稼働に伴う一過性費用の発生。
    • 上振れ要因:製造合弁会社設立準備に伴う受取精算金165百万円を特別利益に計上(非継続的)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き(修正なし)。ただし第3四半期の営業利益進捗がやや弱く、販売価格の改定やコスト削減が進まない場合は通期達成はリスク。特別利益を除く実務的な利益ベースでの改善が必要。

財務指標(主要数値は単位:百万円、EPSは円)

  • 損益(第3四半期累計、2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上高:12,164(前年同期13,109、前年同期比△7.2%、差額△945)
    • 売上総利益:2,029(前年2,146)
    • 販管費:1,909(前年1,911)
    • 営業利益:120(前年234、前年同期比△48.6%)
    • 経常利益:91(前年245、前年同期比△62.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:91(前年△121、ただし前年は特別要因の影響)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):28.39円(前年△37.91円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:120/12,164 = 0.99%(約1.0%)(業種平均との比較は業種に依存だが低位)
    • ROE(簡易):親会社帰属利益91 / 株主資本8,385 = 約1.09%(目安:8%以上で良好 → 低い)
    • ROA(簡易):親会社帰属利益91 / 総資産25,653 = 約0.35%(目安:5%以上で良好 → 低い)
  • 財政状態(2025/12/31)
    • 総資産:25,653(前期末22,221、増加3,432)
    • 純資産:9,642(前期末9,639、増加3)
    • 自己資本比率:36.1%(前期41.8%、目安40%以上で安定 → やや低下)
    • 株主資本(株主資本合計):8,385
  • 流動性・資金調達
    • 現金及び預金:4,558(前期2,908、増加+1,650)
    • 流動資産合計:15,544、流動負債合計:9,248 → 流動比率(流動資産/流動負債)= 15,544/9,248 ≈ 1.68(一般に1.0以上は流動性確保)
    • 短期借入金:4,850(前期3,550、増加1,300)
    • 長期借入金:4,800(前期2,000、増加2,800)
    • 借入金増加により負債合計は16,010(前期12,582)
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料にて不作成)。ただし貸借対照表から現金増加が確認可能(現金及び預金 +1,650百万円)。
    • 減価償却費:577(前年356)→ 増加(設備稼働・投資反映)
    • フリーCF等の詳細は–(未開示)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期ごとの詳細数値は四半期CF未作成のため限定的。第3Q累計の前年同期比・セグメント別比較で季節性より需給低下が影響している旨記載あり。

財務安全性

  • 自己資本比率:36.1%(安定目安40%未満でやや弱い)
  • 流動比率:約1.68(短期支払能力は確保)
  • 負債の状況:総負債16,010に対し純資産9,642、負債資本比率はやや高め(借入依存度の上昇が懸念)

特別損益・一時的要因

  • 当期の特別利益:受取精算金165百万円(製造合弁会社設立準備に伴うもの、非継続的)
  • 当期の特別損失:固定資産除却損10百万円
  • 影響の評価:親会社帰属利益91百万円は受取精算金の寄与が大きく、受取精算金を除くと親会社帰属利益は概算で約△74百万円(91−165)となり、実質的な損益改善は限定的。従って非経常項目を除いたベースでの収益回復が重要。
  • 継続性:受取精算金は一時的収益であり今後継続する可能性は低い。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 第2四半期末(中間):0.00円(無配)
    • 期末予想:25.00円
    • 年間予想合計:25.00円(2026年3月期予想、修正なし)
  • 配当性向:通期予想当期純利益0百万円のため配当性向算出不可。ただし会社は配当予想を据え置き。
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 2025年7月稼働の電気炉を10月から100%電気炉化を実現。機械装置純額は前期1,131→当期2,230(増加1,099百万円)と固定資産が増加。
    • 減価償却費増加:356→577百万円(前年同期比増)
  • 研究開発:
    • R&D費の明細は開示なし(–)
    • 技術・製品面の投資は、管路診断(Fracta-AI)や接合工具・部品(オセール、楽ちゃく)等の製品化・販促を推進

受注・在庫状況

  • 受注状況:受注低迷(特に水道事業体向けダクタイル鋳鉄管の発注量が全国的に低調)
  • 在庫(棚卸資産):商品及び製品 3,134(前期2,571、増加563百万円)、仕掛品 799(前期699、増加100百万円)→ 在庫増加は需給調整や生産体制転換の影響か
  • 在庫回転日数等は開示なし(–)

セグメント別情報

  • 売上高(第3四半期累計)
    • ダクタイル鋳鉄関連:10,615百万円(前年11,426、前年同期比△7.1%)
    • 樹脂管・ガス関連:1,549百万円(前年1,683、前年同期比△8.0%)
    • 合計:12,164百万円(前年13,109、前年同期比△7.2%)
  • セグメント利益(第3四半期累計)
    • ダクタイル鋳鉄関連:△6百万円(前年62百万円 → 大幅悪化)
    • 樹脂管・ガス関連:123百万円(前年165百万円 → 減少)
    • 合計:117百万円(調整後営業利益120百万円)
  • 備考:主力のダクタイル部門で利益が出ていない点が収益性低下の主因

中長期計画との整合性

  • 中期施策:
    • 2026年12月設立目途で株式会社クボタとの製造合弁会社設立を予定(京葉工場生産品のOEM供給・久喜工場の製造部門分社化)。
    • CO2削減目標:2027年度に自社製品の50%でCO2排出量削減(対2013年度)を目指す(電気炉100%化等)。
  • KPI進捗:設備再編や脱炭素化は進展しているが、収益回復(営業利益率・ROE向上)は未達の状況。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:上下水道分野の更新需要はあるものの、業界全体で発注が低迷しており供給過剰感がある旨を会社が指摘。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料なし(–)。ただし主力市場の構造的需給悪化が業界全体の課題。

今後の見通し

  • 業績見通し:
    • 通期予想(未修正):売上高18,000百万円(+6.3%)、営業利益230百万円(△11.8%)、経常利益230百万円(△14.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益0百万円、1株当たり当期純利益0.00円。
    • 会社は「通期予想は現時点で変更なし」と表明、必要があれば速やかに修正すると記載。
  • 予想の信頼性:第3四半期累計の営業利益進捗が低めである点、ならびに特別利益に依存した純利益水準である点から、原材料・人件費圧力の転嫁やコスト削減の確度が通期達成の重要な論点。
  • リスク要因:為替・原材料価格(鉄・部品等)の上昇、公共投資の動向、受注低迷、借入金増加による金利負担増、JV設立等の実行リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更等:特記事項なし(会計方針変更・見積りの変更なし)。
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計期間のCF計算書は作成していない(資料に明記)。
  • 監査:四半期レビューは実施されていない(公認会計士等によるレビュー 無)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5612
企業名 日本鋳鉄管
URL http://www.nichu.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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