2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期連結業績予想は「合理的算定困難」のため未公表(会社予想との比較:該当なし)。市場予想も提示がないため比較不能(–)。
- 業績の方向性:売上収益はほぼ横ばい(前年同期比 △0.6%)だが、研究開発費の増加等で営業損失が拡大(増収・減益の構図ではなく「増収寄与ある項目と大型費用のぶれで損益悪化」)。コア営業利益は前年の4,425百万円の黒字から986百万円の損失へ転落。
- 注目すべき変化(前年同期比):研究開発費が+2,683百万円(+31.5%)、マイルストン収入が大幅減(△3,840百万円、△45.2%)といった「収益の変動性」と「研究投資増」の同時進行が最も重要。
- 今後の見通し:会社は通期の総合予想を公表せず。ただし主要個別前提(ピヴラッツ売上13~14億円、クービビック4~5億円、研究開発費12~14億円、販管費15~17億円)を提示。YTDベースではR&D支出が既にガイダンスに近い水準にあり(下限比約93%)、費用面の執行が通期実績に与える影響は大きい。
- 投資家への示唆:売上はパイプライン関連マイルストンや既販品が支えるが、マイルストンは不規則で変動が大きい。R&D投資が高止まりしており、マイルストン受領状況やコスト低減施策(クービビックの生産体制拡充等)の進捗が業績改善の鍵。キャッシュは潤沢(約285億円)があるものの、有利子負債も大きく(社債・借入の合計約536億円)、借入返済やマイルストンのタイミングに注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ネクセラファーマ株式会社
- 主要事業分野:創薬(NxWave™プラットフォームを用いたGPCR等の低分子医薬品創出)〜前期臨床を英国子会社が実施、後期臨床〜販売を日本・韓国子会社が実施。加えて他社向けライセンス/ロイヤリティ収入あり。
- 代表者名:代表執行役社長CEO クリストファー・カーギル
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(第3四半期累計、IFRS・連結)
- セグメント:
- 医薬品事業(単一セグメント)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):90,496,735株(2025年9月30日)
- 期中平均株式数(四半期累計):90,203,295株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無
- 株主総会/IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想(連結通期):合理的算定困難のため未提示(該当なし)。
- 市場予想:–(提示なし)
- 実績(第3四半期累計、単位:百万円):
- 売上収益:21,848(前年同期21,983、達成率:会社予想該当なし)
- コア営業利益:△986(前年同期+4,425)
- 営業利益:△5,907(前年同期△2,846)
- 税引前損失:△6,838(前年同期△2,293)
- 四半期損失(親会社帰属):△4,809(前年同期△3,503)
- サプライズの要因:
- 主因は研究開発費増(+2,683百万円)および金融収益・費用の逆転(条件付対価評価損拡大による金融費用化)。一方でピヴラッツ売上やクービビックの新規収益は増加したが、前年に比べマイルストン収入の金額が減少(件数は増加も受領額が小さかった)したことが利益悪化に寄与。
- マイルストン等の一時性収益は認識タイミングの影響が大きく、年度間のばらつきがある。
- 通期への影響:
- 通期業績の総額予想が未公表のため確定的評価は不可。ただしR&Dと販管費のガイダンス(R&D 120~140億円、販管費150~170億円)とYTD実績(R&D 112億円、販管費114.1億円)を勘案すると、費用は通期でガイダンス範囲内に収まる可能性はあるが、マイルストン収入の受領状況次第で業績の上下幅が大きい。
財務指標(要点)
- 損益(当第3四半期累計:2025/1/1–9/30、単位:百万円)
- 売上収益:21,848(前年同期21,983、△0.6%/△135百万円)
- 売上原価:△6,146(前年△5,489、増加△657)
- 研究開発費:△11,200(前年△8,517、+2,683;+31.5%)
- 販売費及び一般管理費:△11,410(前年△11,717、△307)
- 営業損失:△5,907(前年△2,846)
- 税引前損失:△6,838(前年△2,293)
- 四半期損失:△4,809(前年△3,503)
- EPS(基本):△53.31円(前年△39.06円)
- 収益性指標(YTDベース)
- ROE(YTD, 親会社帰属四半期損失/期末持分):△4,809 / 65,656 = △7.3%(目安:8%以上が良好 → 未達)
- ROA(YTD):△4,809 / 144,178 = △3.3%(目安:5%以上で良好 → 未達)
- 営業利益率:△5,907 / 21,848 = △27.0%(マイナス)
- コア営業利益率:△986 / 21,848 = △4.5%
- R&D比率:11,200 / 21,848 = 51.3%(高水準)
- 進捗率分析(通期予想が総括未提示のため、会社が示した個別前提に対する進捗)
- ピヴラッツ(通期見込み13,000–14,000百万円):YTD 8,965 → 進捗 64.0%~69.0%
- クービビック(通期見込み4,000–5,000百万円):YTD 3,149 → 進捗 62.9%~78.7%
- 上記2製品合計(通期想定 17,000–19,000):YTD合計 12,114 → 進捗 約63.8%~71.3%(中央値想定18,000に対して約67.3%)
- 研究開発費(通期想定12,000–14,000):YTD 11,200 → 進捗 80.0%~93.3%
- 販管費(通期想定15,000–17,000):YTD 11,410 → 進捗 67.1%~76.1%
- キャッシュ・フロー(単位:百万円)
- 営業CF:△2,543(支出、前年はプラス3,252)
- 投資CF:+3,466(主に定期預金満期による振替)
- 財務CF:△5,024(主に長期借入金の返済)
- フリーCF(営業CF+投資CF):+923(当期はプラス、営業はマイナスだが投資回収で相殺)
- 営業CF/純利益比率:△2,543 / △4,809 = 約0.53(目安1.0以上が健全 → 未達)
- 現金及び現金同等物:28,461(前期末32,268、△3,807)
- 貸借対照表(2025/9/30)
- 総資産:144,178(△7,320)
- 親会社帰属持分:65,656(△2,862)
- 親会社所有者帰属持分比率:45.5%(目安40%以上で安定 → 45.5%(安定水準))
- 有利子負債(社債31,055 + 借入金22,555)= 53,610
- ネット有利子負債=53,610 − 現金28,461 = 25,149(Net debt / Equity = 25,149 / 65,656 = 38.3%)
- 流動比率(流動資産51,327 / 流動負債16,341)= 314%(流動性は高い)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):21,848 / 144,178 = 0.151(年換算等の比較は業種で差異大)
- セグメント別:単一セグメント(医薬品)。セグメント内の主な売上内訳:
- 上市済製品:13,784(+3,782、+37.8%)=ピヴラッツ8,965(+7.1%)、クービビック3,149(前年同期は無し)
- 研究・開発収益:8,064(△3,917、△32.7%)=マイルストン収入減が主因
特別損益・一時的要因
- 主要一時要因(売上寄与)
- 複数の提携先からのマイルストン収入を計上(例示:NeurocrineのNBI-1117568に関する15百万USD、Centessaからの2.7百万ポンド/4.8百万USD、AbbVieの10百万USDのマイルストン等。内訳の多くは資料中で非開示)
- 一時的なマイルストンの受領は売上に算入されるが変動性が高く業績を不安定化させる要因
- 特別損失等
- 条件付対価(contingent consideration)の公正価値増加に伴う評価損を計上し、金融費用化(金融収益・費用が前年から大きく悪化)
- 実質業績評価:一時性のマイルストン収入を除いたコア営業損益は依然マイナス(△986百万円)であり、非現金項目や一時項目調整後でも収益性改善は限定的
- 継続性:マイルストンは基本的に非継続的。一方でR&D投資や販売体制投資は継続的な費用負担。
配当
- 中間配当:0.00円(2025期も配当支払予定なし)
- 期末配当(予想):0.00円(会社の直近配当方針に変化なし)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(配当0のため算出不要)
- 配当性向:–(純損失のため該当性なし)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内訳)
- 有形固定資産取得:301百万円(YTD)
- 無形資産取得:156百万円(YTD)
- 減価償却費(営業CF調整):約1,203(有形)+2,080(無形)=3,283百万円(YTD)
- 研究開発
- R&D費用(損益計算書):11,200百万円(YTD、売上に対する比率51.3%)
- 主な研究開発の進捗:複数のフェーズ2/3開始(例:Neurocrineのフェーズ3開始でマイルストン受領等)、新規GLP-1系や肥満領域パイプライン立ち上げ、HTL0039732のフェーズ2a開始等
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫(棚卸資産):9,632百万円(前期末8,838、増加)
セグメント別情報
- 単一セグメント(医薬品)
- 上市済製品売上増(ピヴラッツ+7.1%、クービビック計上開始)
- 研究・開発収益減(マイルストンの金額変動が主因)
- 地域別売上:国内(日本)とAPAC中心に展開、詳細地域比率は資料に記載の一部(日本・韓国・APACでの活動言及)
中長期計画との整合性
- 中期/長期目標:2030年ビジョン(売上高500億円以上、利益率30%以上)
- 今回の決算との整合性:コスト削減(クービビックの原価低減プロジェクト)の進捗が2030目標達成に寄与する見込み。短期的には高投資フェーズであり、マイルストン収入の受領タイミングで業績変動が大きい。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:資料に同業他社比較はなし(–)
- 市場動向:GPCR創薬や肥満/代謝、神経疾患等ハイニーズ領域で提携・マイルストン中心の収益化モデル。マイルストン依存の収益構造は業界共通の特徴。
今後の見通し
- 業績予想:
- 連結通期の総括予想:開示なし(合理的算定困難のため)
- 会社が示した主要前提(据え置き表記)
- ピヴラッツ売上:13,000~14,000百万円(据え置き)
- クービビック売上:4,000~5,000百万円(据え置き)
- 研究開発費:12,000~14,000百万円(据え置き、想定為替 USD:JPY=152、GBP:JPY=193)
- 販管費:15,000~17,000百万円(据え置き)
- 予想の信頼性:マイルストン等の受領は提携先の開発進捗等に左右され変動が大きいため、通期の把握は困難(会社の説明と整合)。
- リスク要因:
- マイルストン収入の不確実性
- 研究開発の臨床リスク(試験結果による成功/失敗)
- 為替(USD/GBPの影響:会社はUSD:JPY=152, GBP:JPY=193を前提)
- 借入金返済負担と金利動向
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期レビュー:公認会計士等によるレビュー無し
- その他特記事項:
- 企業結合関連の条件付対価評価による金融費用計上が損益に影響
- 配当方針に変更なし(直近配当予想からの修正は無し)
(不明な項目は「–」で表示しています。出典:提出資料「2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」および添付説明)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4565 |
| 企業名 | ネクセラファーマ |
| URL | https://www.nxera.life/jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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