2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が12月23日に公表した通期業績予想に対する修正はなし。四半期累計は会社予想との齟齬を受けた修正発表はなく、概ね会社想定どおり(市場予想は–)。
- 業績の方向性:増収(売上高8,796百万円、前年同期比+0.5%)・損失縮小(営業損失187百万円 → 前年同期359百万円の損失から改善)で「増収減損縮小」の状況。
- 注目すべき変化:前第3四半期では「金属缶製造販売事業」で減損損失593百万円を計上していたが、当期は該当の減損はなく、特別損失は工場閉鎖損44百万円等にとどまる一方、投資有価証券売却益137百万円を計上し、損益が大幅に改善。親会社株主に帰属する当期累計純損失は78百万円(前年同期は827百万円の大幅損失)。
- 今後の見通し:通期の会社予想(売上高12,259百万円、営業損失318百万円、親会社株主に帰属する当期純損失267百万円)に対し、売上高進捗は約71.8%と高め。営業損失・純損失はいずれも通期予想の損失幅に対して累計の損失は小さい(損失縮小が進行)ため、現時点で通期予想の達成可能性は低くないと読み取れる(会社は予想修正なし)。
- 投資家への示唆(中立的観点):業績改善は一時的要因(有価証券売却益等)や前期の大規模減損の反動でもあるため、今後の需給(油糧・食糧向け需要)、18L缶中心の採算、設備稼働状況(美術缶の新設備稼働開始)およびキャッシュ状況の推移を注視すべき。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:日本製罐株式会社(証券コード 5905)
- 主要事業分野:金属缶の製造販売(主力:18L缶、業務用美術缶等)、不動産賃貸事業
- 代表者:代表取締役社長 西尾 文隆
- 上場市場:東証(東)
- 報告概要
- 提出日(決算短信公表日):2026年1月30日(資料内)
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント
- 金属缶製造販売事業:18L缶、美術缶、その他(主力セグメント)
- 不動産賃貸事業:賃貸収入等
- 発行済株式等(資料より)
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):1,392,000株(2026年3月期第3Q)
- 期中平均株式数(第3四半期累計):1,347,075株
- 今後の予定
- 決算(通期)発表:通期は期末(2026年3月)に実施(詳細日程は別途)
- 株主総会、IRイベント等:–(資料に具体日程の記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31、単位:百万円)
- 売上高:8,796(前年同期8,755、+0.5%)
- 通期会社予想12,259に対する進捗率:8,796/12,259 ≒ 71.8%(進捗は高め)
- 営業利益(損失):△187(前年同期△359、損失縮小)
- 通期会社予想△318に対する累計は損失規模で約58.8%(絶対値で187/318)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(損失):△78(前年同期△827、損失大幅縮小)
- 通期会社予想△267に対する累計は約29.4%(絶対値で78/267)
- サプライズの要因
- プラス要因:投資有価証券売却益137百万円の計上(特別利益)が収益改善に寄与。美術缶の新設備稼働(5月開始)で売上寄与。18L缶は塗料・化学分野が好調。
- マイナス/抑制要因:油糧・食糧分野の需要低迷により一部販売が弱含み。前期に比べ減価償却費が減少している(減価償却費 283,289千円 vs 前年332,607千円)が、前年は大規模減損(593,352千円)を計上しており、前年との比較で一時要因の反動がある。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。累計ベースの売上進捗は高く、損失幅は縮小しているため通期予想達成の可否は経営側の想定内という扱い。ただし、特別益(証券売却益)や前期の減損反動の影響があるため、継続的な営業改善の確認が必要。
財務指標(要点)
- 主要数値(当第3四半期末または累計、単位:百万円)
- 売上高(累計):8,796(前年同期比 +0.5% / +40)
- 売上総利益:865(前年695、+24.6%)
- 営業損失:△187(前年△359、損失縮小)
- 経常損失:△160(前年△301、損失縮小)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△78(前年△827、損失大幅縮小)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△58.21円(前年同期 △616.29円)
- 収益性指標
- 営業利益率:△187 / 8,796 ≒ △2.13%(マイナス。業種平均との比較は業種により異なる)
- ROE(親会社株主資本ベース):△78 / 3,060 ≒ △2.6%(親会社株主に帰属する資本3,059.6百万円を分母、負の数)※目安8%以上良好 → 現状は未達
- ROA(総資産ベース):△78 / 13,158 ≒ △0.6%(目安5%以上で良好 → 未達)
- 進捗率分析(通期会社予想比、累計ベース)
- 売上高進捗率:約71.8%(通常:高い進捗)
- 営業利益進捗(損失ベース):累計損失は通期想定損失の約58.8%(損失の発生はあるが損失幅は縮小)
- 純利益進捗:累計損失は通期想定損失の約29.4%(現時点で純損失は通期想定より小さい)
- キャッシュ・流動性(貸借対照表より、単位:千円 / 百万円換算可)
- 現金及び預金:914,754千円(前期末1,901,368千円 → 減少986,614千円)
- 流動資産合計:7,312,242千円、流動負債合計:5,773,777千円 → 流動比率 ≒ 126.7%(流動資産/流動負債)
- 総資産:13,158,427千円(前期12,966,663千円)
- 負債合計:8,240,369千円 → 自己資本比率 30.1%(前連結会計年度末31.4%、目安40%以上で安定 → やや低め)
- 有利子負債(概算):短期借入金200,000 + 1年内返済予定の長期借入金940,717 + 長期借入金1,646,858 ≒ 2,787,575千円(利子負債の目安)
- キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。ただし現金預金の大幅減少が確認されるため、CF動向は注視が必要。
- 四半期推移(QoQ)・季節性:資料は累計中心のためQoQ詳細は–。美術缶の新設備稼働(5月)など季節・設備投資の影響は示唆あり。
特別損益・一時的要因
- 前年同期間(資料:前第3四半期)に計上された固定資産に係る減損損失:593,352千円(当期は該当なし)
- 当期の主な特別損益:
- 特別利益:投資有価証券売却益 137,106千円(当期の業績改善に寄与)
- 特別損失:工場閉鎖損失 43,702千円、固定資産除却損 25千円等(合計43,727千円)
- 一時的要因の影響:有価証券売却益の寄与で税引前損失が大幅に縮小。前期の大規模減損の反動で前年との比較が大きく改善している点は留意が必要。
- 継続性の判断:有価証券売却益は一時的収益である可能性が高く、継続的な営業収益の改善を確認する必要あり。
配当
- 配当実績と予想(資料)
- 2025年3月期(実績):年間20円(期末20円、期中0)
- 2026年3月期(会社予想):年間30円(期末30円、期中0)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:マイナス(当期は純損失のため、比率算出不可)
- 株主還元方針:特別配当・自己株買いの記載なし。年度当初の配当方針に変更はない旨(配当予想の修正なし)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:明示の投資金額は四半期資料に記載なし。ただし建設仮勘定(工事中)が前期末785,980千円→当期57,634千円に減少(建設中の設備が完成へ移行したと推察)。美術缶の新規生産設備は5月稼働開始と明記。
- 減価償却費:第3四半期累計で283,289千円(前年同期332,607千円)に減少。
- 研究開発費:資料に明確な記載なし(–)。
受注・在庫状況
- 受注:資料に受注高・受注残の記載なし(–)
- 在庫(期末):商品及び製品123,124千円、仕掛品164,855千円、原材料及び貯蔵品1,087,073千円。前年同期比では大きな増減はなく、在庫水準はおおむね安定。
- 在庫回転日数等:資料に記載なし(–)。
セグメント別情報
- 金属缶製造販売事業
- 売上高:8,673百万円(前年同期比 +0.5%)
- 営業損失:△250百万円(前年同期は△421百万円→損失幅縮小)
- 製品内訳(百万円、構成比):18L缶6,753(77.9%)、美術缶1,586(18.3%)、その他333(3.8%)
- 不動産賃貸事業
- 売上高:123百万円(前年同期比 +0.7%)
- 営業利益:63百万円(前年同期比 +2.8%)
- セグメント戦略・状況:金属缶が主力。美術缶の新規設備稼働は中長期で販路拡大やコスト改善に寄与する可能性。油糧・食糧分野の需要低迷が金属缶の一部に影響。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の記載は本短信に詳細なし(–)。
- KPIの進捗も開示なし(–)。ただし設備稼働と収益改善が中期目標達成の重要要素と見なされる。
競合状況や市場動向
- 市場動向(資料抜粋):国内は雇用・所得の改善等で緩やかな回復基調。ただし米国通商政策の影響や物価上昇に伴う個人消費下振れリスク等不確実性あり。
- 業績への影響:18L缶は塗料・化学分野が好調だが油糧・食糧向けで弱含み。競合との相対比較は本資料に記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想:会社は2025年12月23日公表の通期予想を変更せず(売上高12,259百万円、営業損失△318百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△267百万円、1株当たり当期純利益△198.31円)。通期予想の前提条件の詳細(為替等)は短信に明記なし(–)。
- 予想の信頼性:前期に大規模減損があり今期は一時的利益(有価証券売却益)で改善しているため、継続的な営業改善の確認が必要。会社は保守的に据え置いている模様。
- リスク要因:為替・原材料価格、主要顧客(油糧・食糧分野)の需要変動、米国通商政策等の外部環境、設備稼働・生産性の実績、手元資金の減少(現金預金の減少)等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし。
- 継続企業の前提:該当なし。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:作成していない(注記あり)。
- 株主資本の大幅変動:該当なし。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5905 |
| 企業名 | 日本製罐 |
| URL | http://www.nihonseikan.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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