2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対して第3四半期累計の営業利益・当期純利益ともに上振れ(営業利益は会社通期予想8,100百万円に対し累計8,706百万円で達成率107.5%、親会社株主帰属当期純利益は通期予想13,000百万円に対し累計14,222百万円で達成率109.4%)
- 業績の方向性:増収増益(売上高239,518百万円:前年同期比+4.7%、営業利益8,706百万円:同+2.8%、親会社株主に帰属する四半期純利益14,222百万円:同+47.4%)
- 注目すべき変化:特別利益(投資有価証券売却益)が大幅増(12,263百万円)となり税引前純利益を押し上げた点、及び連結範囲にRenown Transport社を追加(のれん約2,690百万円増)した点
- 今後の見通し:通期予想の修正は無し。進捗率は売上75.7%、営業利益・純利益は既に通期予想を超過しているため、会社予想達成の可能性は高いが、物価・需給、為替、労働規制等の外部要因に注意
- 投資家への示唆:営業面では運賃改定や効率化で収益性改善に取り組む一方、特別利益の寄与が大きく純利益が押し上げられている点に留意(実質的な営業キャッシュ創出力と継続性を確認することが重要)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:福山通運株式会社
- 主要事業分野:貨物自動車運送業を中核に、貸切事業、流通加工、国際物流、物品販売・不動産賃貸等(その他)
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 熊野 弘幸
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日〜2025年12月31日)
- 決算補足資料:作成有、決算説明会は無
- セグメント(報告セグメント):
- 運送事業:一般貨物輸送等(第3四半期累計 売上185,105百万円、営業利益6,437百万円)
- 貸切事業:貸切輸送等(売上20,598百万円、営業利益1,904百万円)
- 流通加工事業:倉庫・加工・一貫輸送等(売上17,746百万円、営業利益2,972百万円)
- 国際事業:フォワーディング等(売上10,708百万円、営業利益445百万円)
- その他:不動産賃貸・物品販売等(売上5,358百万円、営業利益722百万円)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):40,770,363株
- 期末自己株式数:3,973,556株
- 期中平均株式数(四半期累計):37,371,007株
- 時価総額:–(開示無し)
- 今後の予定:
- 通期の業績予想は2025年5月公表分から修正無し(決算短信記載)
- 株主総会・IRイベント等:–(決算短信に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社通期予想との進捗/達成率)
- 売上高:通期予想316,300百万円に対して累計239,518百万円=進捗率75.7%
- 営業利益:通期予想8,100百万円に対して累計8,706百万円=達成率107.5%(上振れ)
- 純利益(親会社株主帰属):通期予想13,000百万円に対して累計14,222百万円=達成率109.4%(上振れ)
- サプライズの要因:
- 営業面:運賃改定、新店オープンに伴う受注増、共同配送等で売上拡大・効率化が進展
- 特別要因:投資有価証券売却益が12,263百万円と前年から大幅増加し税引前利益を押し上げた(特別利益寄与が大きい)
- 非営業面:為替差益の増加等も営業外収益を押上げ
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを据え置き。営業利益・純利益は既に通期計画を上回る水準に到達しているが、残り期間の需給動向や一時的な証券売却の有無により通期実績は変動し得る
財務指標(主要数値・分析)
(単位:百万円、前年比%は必ず併記)
- 損益の主要数値(第3四半期累計:2025/4/1〜2025/12/31)
- 売上高:239,518(前年同期 228,829、+4.7%)
- 売上総利益:16,040(前年 15,475、+3.6%)
- 営業利益:8,706(前年 8,469、+2.8%)
- 経常利益:10,551(前年 10,907、△3.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:14,222(前年 9,649、+47.4%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):380.58円(前年239.43円)
- 収益性指標(簡易算出、累計ベース)
- 営業利益率:8,706 / 239,518 = 3.63%(業種平均との比較は業種により異なるが、一般貨物運送業ではやや低〜中程度)
- ROE(簡易)=親会社株主純利益14,222 / 自己資本286,868 = 約4.96%(目安:8%以上が良好 → 現状は低め)
- ROA(簡易)=親会社株主純利益14,222 / 総資産510,956 = 約2.78%(目安:5%以上が良好 → 現状は低め)
- 注:上記ROE/ROAは累計期間の利益を分母(期末自己資本・総資産)で簡易計算したもので、年率換算・平均資本ベースでは値が変わる
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:75.7%(通常ペース:第3Q累計で約75%は概ね想定内)
- 営業利益進捗率:107.5%(想定以上)
- 純利益進捗率:109.4%(想定以上)
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF:16,959百万円(前年 15,919百万円、増加) — 営業CFはプラスで安定的(営業CF/純利益比:16,959 / 14,316 ≈ 1.18、目安1.0以上で健全)
- 投資CF:△5,644百万円(前年 △25,385百万円) — 有形固定資産取得支出16,399百万円、子会社株式取得支出2,666百万円、投資有価証券売却収入15,135百万円等
- 財務CF:△10,270百万円(前年 +8,032百万円) — 借入の返済増や自己株式取得(9,381百万円)・配当支払が主な要因
- フリーCF(営業CF − 投資CF):+22,603百万円(16,959 − (△5,644)=22,603)※投資CFがマイナスなので符号に注意(実務的には営業CF + 投資CF = 16,959 − 5,644 = 11,315百万円?)→ 決算表の符号に基づく確認が必要。 (短信では投資CFが△5,644、営業CF16,959なので純増は11,315百万円)
- 現金同等物残高:30,643百万円(前期末29,626百万円、+1,016百万円)
- 財政状態(第3Q末)
- 総資産:510,956百万円(前期末500,674、+102.81億円)
- 純資産:288,858百万円(前期末287,773、+10.85億円)
- 自己資本:286,868百万円(参考)
- 自己資本比率:56.1%(安定水準;40%以上が安定目安)
- 負債合計:222,098百万円(前期末212,901、増加)
- 流動比率:流動資産83,496 / 流動負債75,648 ≈ 110%(流動比率の目安は業種により異なるが100%超は短期流動性確保)
- 債務構成・資金動向
- 短期借入金・1年内返済予定の長期借入金の増減動向あり(短期借入15,200百万円、1年内返済予定長期借入金11,772百万円に減少、長期借入金85,059百万円に増加)
- 自己株式取得を実施(期中支出:9,381百万円)により財務CFに影響
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 投資有価証券売却益 12,263百万円(前年 6,525百万円)— 第3四半期累計の特別利益増加が税引前利益を大きく押し上げ
- その他固定資産売却益 113百万円
- 特別損失:
- 減損損失等合計 850百万円(前年 409百万円)
- 貸倒引当金繰入 308百万円等
- 一時的要因の影響:
- 純利益の大幅増は投資有価証券売却益による寄与が大きく、継続性は限定的(売却益が今後も継続するかは不確定)
- 継続性の判断:
- 営業利益自体は増益だが、純利益押上げの主要因が特別利益である点は留意すべき(実質業績は営業利益・営業CFの動向を重視)
配当
- 配当実績と予想:
- 期中(第2四半期)中間配当:38.00円(2026年3月期)
- 期末配当(予想):38.00円
- 年間配当予想:76.00円(前期70.00円 → 増配)
- 直近公表配当予想の修正:無
- 配当性向・利回り:配当性向は通期予想ベースで約(配当合計/当期純利益)=76円、通期当期純利益予想13,000百万円→配当性向はおおむね(13,000百万円に対する現金配当総額の割合)を計算可能だが、短信に配当性向の明示は無し
- 自社株買い:期中に自己株式取得(支出9,381百万円)実施
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動の主要項目):
- 有形固定資産の取得による支出:16,399百万円(第3四半期累計)
- 建設仮勘定の増加などで固定資産が増加(有形固定資産合計359,834百万円)
- 減価償却費:15,540百万円(累計)
- 研究開発:R&D費用の明示無し(–)
受注・在庫状況
- 受注・在庫に関する記載:短信に詳細記載無し(–)
セグメント別情報(要点)
- 運送事業:売上185,105百万円(前年同期比+4.1%)、営業利益6,437百万円(同△1.2%)— 全社営業利益の主力(約74%を占める)
- 貸切事業:売上20,598百万円(+4.1%)、営業利益1,904百万円(+11.6%)
- 流通加工事業:売上17,746百万円(+5.6%)、営業利益2,972百万円(+18.0%)
- 国際事業:売上10,708百万円(+20.3%)、営業利益445百万円(+69.2%)— M&A(Renown Transport社)等が寄与
- その他:売上5,358百万円(△3.6%)、営業利益722百万円(△16.8%)— 物品販売事業の不振が影響
- セグメント戦略・動向:運賃改定による収益改善、共同配送や協業で効率化、倉庫拡充で流通加工拡大、国際事業は買収による規模拡大
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の進捗:短信内での中期計画進捗の詳細記載は無し(KPI別の進捗は–)
- M&A:Renown Transport社の取得により国際事業ののれんが増加(増加額 約2,690百万円、暫定算出)
競合状況や市場動向
- 市場動向:個人消費の弱さ、労働時間規制による輸送効率低下、人件費・外注費上昇が続く厳しい環境
- 競合比較:同業他社との相対評価は短信に記載無し(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)会社予想:売上316,300百万円(+4.6%)、営業利益8,100百万円(+10.0%)、経常利益9,700百万円(△2.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益13,000百万円(+48.6%)、1株当たり当期純利益352.59円
- 予想修正:現時点で修正無し(短信記載)
- 会社予想の前提条件:短信添付資料P.3「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照(為替・原油等の前提は同資料に記載)
- 予想の信頼性:第3四半期累計で営業利益・純利益は既に通期予想を上回っているが、特別利益の継続性や下期の需要動向が予想実績に影響を与える
- リスク要因:個人消費の低迷、労働規制と人件費上昇、外注費・燃料費変動、為替・金利変動、M&A後の統合作業リスク等
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:Renown Transport Co., Ltd.を取得し連結子会社化(連結範囲に変更あり)
- 監査/レビュー:四半期連結財務諸表に対する任意の期中レビュー有(あずさ監査法人の期中レビュー報告書あり)
- その他:のれんの金額は取得原価配分が未完了のため暫定表示
(備考)
- 数値は提出された決算短信の表示(単位:百万円)に基づく。未記載項目は“–”で示した。
- 財務比率は短信に記載された数値を基に簡易算出した値であり、厳密な年率換算や平均資本ベースの算出とは異なる場合がある。
- 本資料は情報整理を目的とした要約であり、投資判断や投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9075 |
| 企業名 | 福山通運 |
| URL | http://www.fukutsu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 陸運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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