2026年3月期 第2四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 外航(特に中央アジア向け建機)で想定を下回る取り扱い、燃料・傭船費等のコスト上昇を踏まえ通期予想を下方修正。部門横断での総合サービス提案と採算重視の営業で収益基盤拡大を図る。
  • 業績ハイライト: 第2四半期売上高は6,646百万円(前年同期比97.0%、△3.0%)でほぼ同水準を確保。営業利益は220百万円(前年同期比53.9%、△46.1%)と大幅減益。営業利益率は3.3%(2Q)。
  • 戦略の方向性: 部門間連携による一貫輸送提案、積み合わせによる積載率向上、価格転嫁と業務効率化、船員確保・安全投資、ヤマト工業グループとの資本業務提携を通じた海上輸送比率向上(自社運航分拡充)。
  • 注目材料: 大和工業グループの持分法適用関連会社化(資本業務提携)、ヤマトスチールの新造内航船「Yamato80」の運航管理受託(海上輸送比率を約6割へ向上目標)。
  • 一言評価: 外部環境とコスト上昇で利益が圧迫される一方、港運・倉庫は堅調、戦略的提携で将来的な収益機会を模索する慎重な決算。

基本情報

  • 企業概要: 兵機海運株式会社(証券コード:9362)— 内航海運、外航海運、港湾運送、倉庫、通関、3PL等を提供する総合物流会社。
  • 代表者名: 代表取締役社長 大東 慶治
  • 説明者: 発表者(役職)–(資料中の経営メッセージを要約)
    発言概要:上期は売上維持もコスト上昇で各段階利益が悪化、下期の見通しと顧客動向を踏まえ通期予想を修正、部門連携・収益性重視で対応。
  • セグメント:
    • 海運事業(内航海運、外航海運)— 鉄鋼・建機等の海上輸送(内航は鉄鋼物中心、外航は大型貨物・輸出入)
    • 港運・倉庫事業 — 港湾荷役、倉庫保管、通関、3PL等

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円)
    • 売上高: 6,646(対前年同期比 97.0% / △3.0%)
      進捗:通期予想13,500に対し進捗率49.2%(通期予想は期中に修正)
    • 売上総利益: 1,249(売上高比 18.8%)前年同期比比率 90.2%(△9.8%相当)
    • 営業利益: 220(対前年同期比 53.9% / △46.1%)営業利益率 3.3%
      進捗:通期予想410に対し進捗率53.9%
    • 経常利益: 258(対前年同期比 57.3% / △42.7%)進捗率54.9%(通期470)
    • 中間純利益: 178(対前年同期比 57.8% / △42.2%)進捗率49.5%(通期360)
    • EPS(1株当たり当期純利益): 実績(前期)364.26円 → 予想(今期)300.48円(予想は通期、△63.78円、比率82.5%)
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(第2四半期実績):売上 49.2%、営業利益 53.9%、純利益 49.5%(通期予想は2025年10月30日公表値13,500百万円等)
    • サプライズの有無:通期予想の修正(当初計画14,000 → 修正13,500)を実施。第2四半期は計画進捗は概ね半期想定の範囲だが利益は想定より低め。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(売上 49.2%、営業利益 53.9%、中間純利益 49.5%)→ 下期は上期と同レベルの売上・利益を見込む。
    • 過去同時期(前期)との比較:売上ほぼ同水準だが各段階利益は低下。
  • セグメント別状況(第2四半期、単位:百万円)
    • 海運事業(売上構成57%)
    • 内航海運 売上 3,403(前年同期比 101.7% / +1.7%)、セグメント利益 97(対前年同期比 44.4%)
    • 外航海運 売上 408(前年同期比 48.6% / △51.4%)、セグメント利益 41(対前年同期比 27.0%)
    • 背景:内航は鉄鋼需要低迷・コスト増で採算圧迫、外航は中央アジア向け建機輸送が想定下回る一方、韓国・台湾向けやスポット案件は堅調。
    • 港運・倉庫事業(売上構成43%)
    • 港運事業 売上 1,991(前年同期比 107.8% / +7.8%)、セグメント利益 59(対前年同期比 146.7%)
    • 倉庫事業 売上 842(前年同期比 103.4% / +3.4%)、セグメント利益 23(前年同期比 +25百万円改善、前年同期は-1)

業績の背景分析

  • 業績概要: 上期は売上高をほぼ維持したが、燃料費・傭船費・賃金等のコスト上昇と外的要因(特に外航での一部貨物低迷)で粗利~営業利益が低下。港運・倉庫は輸入食料品・通関取扱い増や米国向け駆け込み需要で堅調。
  • 増減要因:
    • 増収要因:港運(輸出入増、インフラ貨物増)、倉庫(ODA貨物や大型特殊貨物受注)、内航の一部顧客との関係強化(大和工業グループ提携)。
    • 減収/減益要因:外航の中央アジア向け建機輸送の伸び悩み、鉄鋼製品の国内需要低迷による出荷調整、傭船費・燃料費・賃金改定によるコスト上昇、価格転嫁の遅れ。
    • 一時的要因:特定の大型受注(倉庫)により売上に寄与する一方、海運段階でのコスト負担増。
  • 競争環境: 建機輸送や鉄鋼輸送は受注競争が激化。自社は鉄鋼輸送で既存の顧客基盤・ニッチ航路ノウハウを有するが、外航では地域・貨種依存が課題。
  • リスク要因: 為替(影響は限定的に記載)、地政学・貿易摩擦(関税引上げ)、船員不足・高齢化、サプライチェーンの混乱、燃料・傭船相場の上振れ、価格転嫁の難航。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 収益基盤拡大、部門間連携、採算重視の営業(情報共有・総合サービス提案)、適正運賃の収受と継続的な運賃改定交渉。
    • 人材投資(船員育成、女性船員採用)、安全投資(無事故無災害維持)、環境対応(規制適合燃料、低CO2基準のエンジン等)。
    • 大和工業グループとの資本業務提携を活用した事業拡大。
  • 進行中の施策:
    • 積み合わせ貨物の集荷営業強化(外航)、一貫輸送提案による受注拡大(陸上輸送・通関含む)、倉庫での高付加価値貨物取扱い強化。
    • 船員育成船等への設備投資、バース予約システム導入等で待機時間軽減。
  • セグメント別施策:
    • 内航:適正運賃収受、船員・艀員不足対策、設備投資で稼働維持。
    • 外航:積み合わせで積載率向上、1航海あたり利益率向上。
    • 港運:モーダルシフト提案、大型貨物荷役提案で需要取り込み(関西地区のIR関連等を想定)。
    • 倉庫:危険品・定温貨物・重量貨物等高付加価値貨物の設備投資・人材確保。
  • 新たな取り組み: 大和工業グループ連携による自社運航比率向上(Yamato80運航管理)、海上輸送比率約6割目標。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期、2026年3月期予想)
    • 売上高: 13,500百万円(前期比98.3% / △1.7%)
    • 営業利益: 410百万円(前期比74.8% / △25.2%)
    • 経常利益: 470百万円(前期比76.0% / △24.0%)
    • 当期純利益: 360百万円(前期比82.7% / △17.3%)
    • EPS(予想): 300.48円(前期364.26円 → 82.5%)
  • 予想の前提条件: 国内の生活必需品価格上昇、個人消費は改善傾向で設備投資に波及する可能性を織り込みつつ、米国の関税・地政学リスク等の不確定要素を考慮。
  • 予想修正:
    • 通期予想は当初計画(参考14,000)から修正し13,500を計上(売上・利益の下方修正)。理由は内航の鉄鋼需要低迷と外航の一部貨物取扱いの想定下振れ。
    • 修正の主要ドライバー:内航の鉄鋼出荷調整、外航の中国・中央アジア向けの取扱い減。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 明示的な中期数値目標(売上・利益KPIなど)の提示は資料上なし(–)。ただし船舶運航比率向上や事業拡大を通じた収益基盤強化を掲げる。
  • 予想の信頼性: 経営は保守的に下方修正を行っており、外部リスクを考慮した見直しが行われている(過去の達成傾向に関する記載は資料に明記なし)。
  • マクロ経済の影響: 貿易摩擦・地政学リスク、国内賃金・物価動向、燃料価格・傭船相場の変動が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 「企業業績および今後の事業展開を勘案した安定的かつ積極的な配当」。EPSが100円を上回る場合は配当性向30%以上または1株50円のいずれか高い基準を適用。
  • 配当実績 / 予想:
    • 2025年3月期(実績): 115円(配当性向31.6%)
    • 2026年3月期(予想): 110円(配当性向36.6%)※配当性向は予想ベース
    • 過去推移(抜粋): 2022:92円、2023:115円、2024:130円、2025:115円、2026予想:110円
  • 特別配当: なし(資料に記載なし)
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)

製品やサービス

  • 主要製品/サービス: 内航海運(鉄鋼材等の海陸一貫輸送)、外航海運(大型貨物輸送)、港運(荷役・通関)、倉庫保管(危険品・定温・重量貨物)、3PL(荷捌き・梱包・仕分け)、トラック輸送・コンテナ輸送・小口配送。
  • 提携・協業: 大和工業グループ(ヤマトスチール)との資本業務提携、ヤマトスチール新造船運航管理受託。
  • 成長ドライバー: 港運・倉庫の輸出入増、大型特殊貨物・ODA受注、高付加価値貨物取扱い拡大、積み合わせによる航海収益率向上、総合物流提案による顧客・商流の拡大。

Q&Aハイライト

  • 説明会資料内にQ&A記載なし(–)

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 全体として「慎重中立」—売上維持や提携等のポジティブ施策は示す一方で、外部リスクを理由に通期を下方修正し慎重姿勢を示す。
  • 表現の変化: 前回説明会との比較データは資料に記載なし(–)。
  • 重視している話題: 収益性(採算重視の営業)、部門間連携、安全・人材(船員育成)、資本業務提携(大和工業グループ)。
  • 回避している話題: 細かなセグメント別価格交渉の詳細や為替感応度の定量開示は限定的。

投資判断のポイント(情報整理)

  • ポジティブ要因:
    • 港運・倉庫事業は増収・増益(輸出入増、特需案件)。
    • 自己資本比率が40.5%に上昇し財務健全性を維持。
    • 大和工業グループとの提携で安定的な荷主・船舶運航機会の拡大。
    • 配当方針は安定的で、2026予想も110円(配当性向30%以上)。
  • ネガティブ要因:
    • 外航の一部貨種低迷と内航(鉄鋼)需要の弱さにより営業利益が大幅減少。
    • 燃料・傭船費・賃金上昇などコスト圧力。
    • 船員不足や地政学的リスクなど運航リスク。
  • 不確実性:
    • 建設需要回復の時期、国際需給(中国・中央アジア向け需要)の回復、燃料価格や傭船相場の変動。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 大和グループとの連携成果(荷量拡大・自社運航比率の向上)とYamato80の稼働状況。
    • 下期での価格転嫁の進捗・採算回復、ODAや大型特殊貨物等の受注継続。
    • 次回四半期の業績推移(通期見通しの達成度合い)。

重要な注記

  • 会計方針: 変更の記載なし(–)。
  • リスク要因: 資料末尾に記載のとおり、将来見通しはマクロ環境・業界動向で変動する可能性あり。
  • その他: 資料中の金額は百万円単位で切捨て、比率は四捨五入による表示。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9362
企業名 兵機海運
URL http://www.hyoki.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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