2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(有)。第3四半期累計(2025/4–12)は会社想定の範囲内と見られ、特段の想定外サプライズはない。
- 業績の方向性:減収減益(売上収益 979,349 百万円:△1.2%、調整後営業利益 92,592 百万円:△11.4%)。
- 注目すべき変化:調整後営業利益率が前年同期から低下(約10.5%→約9.5%)し、EPSも290.92円→264.21円(△9.2%)と減少。セグメントでは建設機械が減収減益、スペシャライズド事業は増収だが大幅減益。
- 今後の見通し:会社は2026年3月期通期予想を上方修正(売上収益 1,320,000→1,370,000 百万円、調整後営業利益 132,000→137,000 百万円、親会社株主帰属当期利益 74,000→78,000 百万円)。為替前提は USD=150円、EUR=178円 等。
- 投資家への示唆:利益率改善の鍵は販売価格改定と原価低減の継続、米国関税・円高の影響管理。キャッシュ創出力は堅調(第3四半期累計で営業CF・フリーCFは増加)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日立建機株式会社
- 主要事業分野:建設機械(油圧ショベル等)の製造・販売および部品・サービス(スペシャライズド・パーツ・サービス)事業
- 代表者:執行役社長兼 COO 先崎 正文
- その他:商号・ブランドを2027/4/1に「ランドクロス株式会社」「LANDCROS」に変更予定
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家等向け)
- セグメント:
- 建設機械ビジネス:油圧ショベル、超大型油圧ショベル、ホイールローダ等の製造・販売・部品サービス
- スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス:マイニング用部品・サービス(Bradken等を含む)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):215,115,038 株
- 期末自己株式数:2,378,491 株
- 第3四半期累計の期中平均株式数:212,730,291 株
- 時価総額:–(資料非記載)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)公表済み
- 株主総会:–(本資料に記載なし)
- IRイベント:決算説明会(機関投資家・アナリスト向け、開催済)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(第3四半期累計/会社予想は通期のみ提示のため達成率は通期予想に対する進捗で示す)
- 売上高:979,349 百万円。通期予想 1,370,000 百万円 に対する進捗率 71.5%(通常9か月で約75%が目安)。
- 調整後営業利益:92,592 百万円。通期予想 137,000 百万円 に対する進捗率 67.6%(前年同期比で進捗やや鈍化)。
- 親会社株主に帰属する四半期利益:56,206 百万円。通期予想 78,000 百万円 に対する進捗率 72.1%。
- サプライズの要因:
- マイナス要因:米国関税によるコスト増、地域・製品構成差の悪化、円高の下押し、成長投資コスト増。
- プラス要因:販売価格引き上げ、原価低減、欧州・一部アジア地域での堅調な販売、金融収支の改善。
- 通期への影響:
- 会社は第3四半期実績を踏まえ通期見通しを上方修正(売上+3.8%、調整後営業利益+3.8%、親会社帰属当期利益+5.4%)。現時点で通期達成可能性は高いと会社は見ているが、米国関税や為替リスクは注視が必要。
財務指標
- 主要財務諸表(要点)
- 売上収益(第3四半期累計):979,349 百万円(前年同期 991,277 百万円、△1.2%)
- 調整後営業利益:92,592 百万円(前年同期 104,488 百万円、△11.4%)
- 税引前四半期利益:91,972 百万円(前年同期 100,226 百万円、△8.2%)
- 四半期利益(親会社株主帰属):56,206 百万円(前年同期 61,878 百万円、△9.2%)
- EPS(1株当たり):264.21 円(前年同期 290.92 円、△9.2%)
- 収益性指標
- 調整後営業利益率(第3四半期累計):92,592 / 979,349 = 約9.5%(前年同期 約10.5% → 低下)
- ROE(試算、通期予想利益ベース):78,000 / 871,221 = 約8.95%(目安:8%以上で良好 → おおむね良好)
- ROA(試算、通期予想ベース):78,000 / 1,853,946 = 約4.2%(目安 5%で良好 → やや低め)
- 備考:上記ROE/ROAは簡易試算(通期予想利益 ÷ 第3四半期末基盤)であり近似値
- 進捗率分析(通期見通しに対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:71.5%(前年同期同時点:72.3% → やや遅れ)
- 調整後営業利益進捗率:67.6%(前年同期同時点:72.1% → 遅れ)
- 親会社株主帰属当期利益進捗率:72.1%(前年同期同時点:72.3% とほぼ同等)
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF:1,006.9 億円(100,693 百万円、前年同期 831.5 億円 → 増加)
- 投資CF:△333.7 億円(△33,371 百万円、主に有形固定資産取得 289.5 億円)
- フリーCF:673.2 億円(67,322 百万円)
- 財務CF:△984.8 億円(△98,484 百万円、社債・借入金返済、配当支払等)
- 現金同等物残高:127,417 百万円(前年期末 147,136 百万円、減少)
- 営業CF/純利益比率:約100,693 / 63,169 = 約1.59(1.0以上で健全)
- 四半期推移(QoQ の詳細は四半期別資料参照)
- 傾向:営業CFの改善、フリーCF創出は良好。利益は季節性や地域差により変動。
- 財務安全性
- 総資産:1,853,946 百万円
- 親会社株主持分:871,221 百万円
- 親会社株主持分比率(自己資本比率に相当):47.0%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産 1,026,579 / 流動負債 609,708 = 約168%(流動性は良好)
- 社債・借入金(期末):流動社債及び借入金 315,566 百万円 + 非流動社債及び借入金 210,246 百万円 = 525,812 百万円
- 単純ネットデット(概算):525,812 − 127,417 = 約398,395 百万円(概算)
- 効率性
- 総資産回転率や売上高営業利益率は前年同期比で若干悪化。詳しい業種比較は別途必要。
特別損益・一時的要因
- 特別利益・損失:第3四半期累計の大きな特別利益・損失の記載は特になし(減損損失は15 百万円と小額)。
- 会計上の表示:2024年3月期第4四半期よりスペシャライズド・パーツ・サービスのノンコア事業を非継続事業に分類(比較数値に影響)。
- 継続性判断:今回の損益動向は主に事業構成・為替・関税等の継続的要因によるものと説明されている。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(2026年3月期):75 円(第2四半期末)
- 期末配当(予想):100 円(通期合計 175 円/株)→ 前期と同額(175 円、修正なし)
- 配当性向:予想親会社株主帰属当期利益 78,000 百万円、年間配当 175 円ベースの想定配当性向は資料で明示されていないため –(計算参考:年間配当総額は要株数換算で別途算出可能)
- 株主還元方針:安定配当を基本とし、当期も前年同等の175円を維持。自社株買いは今回の資料に記載なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(第3四半期累計):有形固定資産取得 28,954 百万円(前年同期 25,988 百万円)
- 減価償却費:減価償却費 51,683 百万円(前年同期 48,317 百万円)
- 研究開発(R&D):明確なR&D費の内訳は資料に記載なし(無形資産取得 5,826 百万円 を投資の一部として計上)。
受注・在庫状況(該当情報)
- 棚卸資産(期末):588,440 百万円(前期末 531,183 百万円、増加。前年同期比増加は資料参照)
- 在庫回転等の詳細指標は資料に記載なし(在庫回転日数:–)。
セグメント別情報
- 建設機械ビジネス:
- 売上収益(第3四半期累計):881,841 百万円(前年同期比△2.0%程度)、調整後営業利益:84,953 百万円(△9.9%)
- コメント:欧州・アジア・北米の独自展開は堅調だが、米国関税・円高・製品構成差が利幅を圧迫
- スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス:
- 売上収益:103,711 百万円(+6.0%)、調整後営業利益:7,639 百万円(△24.8%)
- コメント:買収(Brake Supply 等)取り込みで売上は伸長するも、円高・一部顧客の投資抑制、競争激化で利益を圧迫
- 地域別売上:
- 欧州:108,953 → 133,226 百万円(+22.3%)
- アジア:84,325 → 89,755 百万円(+6.4%)
- 北米/米州合計:251,593 → 237,866 百万円(△5.5%)
- オセアニア:203,298 → 181,659 百万円(△10.6%)
- 中国:23,754 → 17,977 百万円(△24.3%)
- 日本:156,762 → 156,545 百万円(ほぼ横ばい)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画「BUILDING THE FUTURE 2025 未来を創れ」(最終年度 2026年3月期)に沿って、販売価格引き上げ、バリューチェーン拡充、米州拡大、企業力強化を継続。
- 第3四半期の実績は原価低減や価格改定の効果を示す一方、米国関税など外部要因で利益率回復が限定的。中期目標達成には引き続きコスト管理と需給の安定が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:第3四半期時点で油圧ショベルの年間需要見通しを上方修正(約216,000 台、前年度比△2%)。マイニング分野は銅・金は堅調だが石炭や鉄鉱石は低水準で、新車需要は引き続き減少見込み。
- 競合比較:同業他社との具体比較データは資料に記載なし(–)。
今後の見通し
- 通期業績予想(修正後・2025/4/1–2026/3/31)
- 売上収益:1,370,000 百万円(前回 1,320,000、+3.8%)
- 調整後営業利益:137,000 百万円(前回 132,000、+3.8%)
- 税引前当期利益:128,000 百万円(前回 121,000、+5.8%)
- 親会社株主に帰属する当期利益:78,000 百万円(前回 74,000、+5.4%)
- 1株当たり当期利益(予想):366.66 円
- 前提条件:第4四半期の為替前提 USD=150 円、EUR=178 円、CNY=21.3 円、AUD=99 円
- 予想の信頼性:会社は今回の上方修正の理由を説明(需要堅調、原価低減、為替変動等)。ただし米国関税や資源価格、為替の不確実性は引き続きリスク。
- リスク要因:米国関税影響の拡大、円高、顧客の投資抑制(特にマイニング)、原材料価格変動、地政学的リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし(IFRSに基づく)。ただし、スペシャライズド・パーツ・サービスのノンコア事業を非継続事業に分類したため比較数値に調整あり。
- 監査・レビュー:添付の四半期連結財務諸表に対する監査法人によるレビューは実施されていない(レビュー:無)。
注記・留意事項
- 本資料は日立建機の公表資料に基づき要約したもので、投資助言を目的とするものではありません。数値は百万円未満四捨五入表記のため端数差があります。資料に記載のない項目は “–” としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6305 |
| 企業名 | 日立建機 |
| URL | https://www.hitachicm.com/global/ja/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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