2026年3月期第3四半期 決算説明補足資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 新国際海底ケーブル「Candle」プロジェクトがMeta・ソフトバンク等との共同建設で本格始動、ルソン島東岸のBaler陸揚局建設も推進。フィリピン事業の拡大を中核に先行投資を継続する姿勢を強調(資料日:2026年2月6日、代表取締役社長 宮下幸治が主導)。
  • 業績ハイライト: 第3四半期累計で増収増益。売上高11,725百万円(+4.4%)、営業利益3,695百万円(+15.0%)。メディカル&ヘルスケア事業の黒字化が利益改善に寄与。
  • 戦略の方向性: 国際通信(フィリピン中心)のネットワーク構築・IRU契約拡大を成長エンジンとし、Candle/Baler等の海底ケーブル関連でハイパースケーラー等へのサービス拡大を狙う。国内はソリューション(AmeyoJ等)に注力、フィリピンでの営業拠点拡大(Subic等)。
  • 注目材料: Baler陸揚局建設に対しJBICが300万米ドルの融資枠設定(公的支援)。DITOとの光ファイバー共有パートナーシップ締結。Candle商用化は2028年3月予定で、それまでキャッシュアウトが先行する点に注意。
  • 一言評価: 先行投資+国際通信の受注拡大で成長フェーズ、だがCandle/Baler完成までのキャッシュフロー管理が短期リスク。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社アイ・ピー・エス(東証プライム 4390)。主要事業:国際通信事業(海底ケーブル・ホールセール/エンタープライズ向け回線等)、国内通信事業(ソリューション/AmeyoJ等)、メディカル&ヘルスケア事業(人間ドック、レーシック等)。代表者:代表取締役社長 宮下 幸治。
  • 説明会情報: 開催日時:2026年2月6日(決算説明補足資料の日付)。説明会形式:–。参加対象:投資家向け(資料は投資家向け公開)。
  • 説明者: 発表者:宮下 幸治(代表取締役社長)。発言概要:Candle/Baler等海底ケーブル関連の進捗と財務影響、フィリピンでのパートナー拡大、業績概況(増収増益、事業別の状況)、今後の中期計画の方向性。
  • セグメント:
    • 国際通信事業:PDSCN(国内海底ケーブル)、C2C、AAG等を活用したホールセール/エンタープライズ向け回線提供・ネットワーク構築。
    • 国内通信事業:AmeyoJ等のソリューションサービス、音声接続等。
    • メディカル&ヘルスケア事業:人間ドック、レーシックなど医療サービス。

業績サマリー

  • 主要指標(第3四半期累計)
    • 営業収益(売上高): 11,725百万円、前年同期比 +4.4%(+491百万円) — 増収(良)
    • 営業利益: 3,695百万円、前年同期比 +15.0%(+481百万円)、営業利益率 約31.5%(資料では進捗・セグメント別比率提示) — 増益(良)
    • 経常利益: 3,884百万円、前年同期比 +15.0%(+507百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2,729百万円、前年同期比 +12.5%(+303百万円)
    • 1株当たり利益(EPS): –(資料に未記載)
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(通期予想に対する進捗): 売上高進捗率 65.1%、営業利益進捗率 70.4%(ともに期初予想に対する累計進捗)— 通期見通しは変更なし。
    • サプライズの有無: 会社予想の修正は無し。特段の下方サプライズは示されていない(増収増益で予想通り)。
  • 進捗状況:
    • 通期(2026年3月期)予想に対する進捗率: 売上 65.1%、営業利益 70.4%(第3四半期累計)。(目安:進捗70%前後は計画寄与が良好)
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 次期中期(2028–2030)目標は営業利益倍増を掲げており、現状は先行投資期で進捗はフェーズ依存(数値進捗は未提示)。
    • 過去同時期との進捗比較: 前年同期比で増収増益(売上+4.4%、営業利益+15.0%)。
  • セグメント別状況(第3四半期累計)
    • 国際通信事業: 売上高 8,676百万円(+11.1%)、営業利益 3,322百万円(+12.6%)。構成比高く約8割はホールセール。増収増益で成長エンジン。
    • 国内通信事業: 売上高 1,874百万円(▲18.7%)、営業利益 367百万円(+9.9%)。売上は減少、利益は改善(ソリューション中心へ注力)。
    • メディカル&ヘルスケア事業: 売上高 1,173百万円(+5.3%)、営業利益 4百万円(前年は▲80)— 人間ドック等の伸長で黒字転換。

業績の背景分析

  • 業績概要: 国際通信での大口IRU契約の入金やネットワーク構築サービス拡大、メディカル&ヘルスケアの人間ドック黒字化が収益改善を牽引。人件費増はあったが吸収。
  • 増減要因:
    • 増収の主因: 国際通信の大口契約入金、PDSCN/C2C等を用いた地方通信事業者向けネットワーク構築サービスの堅調な拡大、法人向けインターネット接続の課金顧客増(2,004件時点)。
    • 減収の主因(国内通信): 音声相互接続の市場構造変化に伴う接続料水準の保守的見通し、その他の需要変動。子会社が提供したIP番号の不正利用事案の業績影響は限定的と報告。
    • 増益の主因: ネットワーク構築の収益性向上、人間ドックの単月黒字化、全社的な収益改善。
  • 競争環境: 海底ケーブル市場はハイパースケーラーや大手通信事業者が関与。IPSはフィリピン国内基盤(PDSCN、InfiniVAN)とIRU契約で差別化を図る。競合にはNTT、SoftBank、米通信事業者や海底ケーブル建設企業(Ciena、SubCom等)。
  • リスク要因:
    • キャッシュフロー面: Candleの商用開始(2028年)までは建設キャッシュアウトが先行し、B/S上で前受金等の処理が発生。資金調達・建設コスト管理が重要。
    • 為替変動、工期遅延、建設コスト上振れ、規制(フィリピン法制度)や地政学リスク、海底ケーブル断線等物理リスク。
    • 国内での不正利用問題等コンプライアンスリスク(対策は実施・報告済み)。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 海底ケーブル(C2C、PDSCN、Candle)への先行投資によりフィリピンをアジアのデジタルハブ化し、ホールセール/エンタープライズ/ハイパースケーラー向けを拡大。国内ではソリューション事業を強化。
  • 進行中の施策:
    • Candle共同建設プロジェクト参画(Meta、ソフトバンク等と共同、2028年3月商用開始予定)。
    • Baler陸揚局建設プロジェクトの推進(JBICの融資枠設定あり)。
    • DITOとの光ファイバー共有パートナーシップ契約締結(相互アクセスで全国規模の冗長性向上)。
    • フィリピン国内でInfiniVANの営業拠点拡大(Subicオフィス開設)や工業団地とのパートナー契約拡大。
  • セグメント別施策:
    • 国際通信:PDSCN/C2C回線と通信機器販売を組み合わせたネットワーク構築サービスを拡大。大口IRU、地方向け小口提供を並行。
    • 国内通信:AmeyoJを中心としたライセンス販売強化、ソリューション提供に注力。
    • メディカル&ヘルスケア:人間ドックの品質向上と法人向け拡大、レーシックのマーケ手法見直し。
  • 新たな取り組み: ハイパースケーラー等向けの陸揚げサービスで商機拡大(Baler、San Fernandoでの商談あり)。JPYC等との連携(過去開示)の言及あり(資料に一部記載)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(2026年3月期 通期、変更なし)
    • 売上高:18,000百万円(通期、前年比 +17.9%)
    • 営業利益:5,250百万円(通期、前年比 +18.9%)
    • 経常利益:4,900百万円(通期、前年比 +20.3%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:3,000百万円(通期、前年比 +17.9%)
    • 予想の前提条件:下期も国際通信でネットワーク構築サービスが好調に推移。コネクタドン・ピノイ法成立(追い風)等の市場環境を織り込む。為替動向・新規案件の進捗は不確定要素と明記。
    • 経営陣の自信度:現時点で通期見通し据え置き、進捗は良好(売上65.1%、営業利益70.4%)。ただし「今後の環境変化や案件確定を見極めながら必要に応じて見直しを検討する」と留保。
  • 予想修正:
    • 通期予想の修正有無:なし(期初公表数値から変更なし)。
    • 修正理由/影響:–(該当なし)。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 次期中期(2028年3月期~2030年3月期)で営業利益倍増を目指すと明記。Candleの商用化(2028年)以降に収益化を見込む。
    • 売上高目標(現行通期=180億円/予定)。中期目標の具体数値は「営業利益倍増」等の方針提示のみ。
    • KPI(ROE、配当性向等)の明示的目標は資料に記載なし。
  • 予想の信頼性: 当期は既に増収増益で進捗が良く、通期据え置き。過去の予想達成傾向に関する明言は資料に無し。
  • マクロ経済の影響: 為替、世界の通信トラフィック増減、ハイパースケーラーの投資動向、フィリピンの規制・法改正(コネクタドン・ピノイ法)等が影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料上の明確な配当方針説明は無し。
  • 配当実績:
    • 中間配当/期末配当/年間配当:–(資料未記載)
  • 特別配当: 無し(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし。

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • AmeyoJ:インド開発のコールセンターシステムを国内販売(ライセンス中心のソリューション)。
    • InfiniVAN:フィリピン国内回線・法人向け接続サービス(ホールセール/エンタープライズ)。
    • PDSCN、C2C、Candle:国内外海底ケーブルによる回線提供、IRU契約等。
    • Baler陸揚局:国際海底ケーブルの陸揚げ・O&M等サービス(建設中)。
  • 協業・提携: Meta、ソフトバンクらとのCandle共同建設、DITOとの光ファイバー共有パートナーシップ、AFPSLAI(フィリピン軍・警察向け)との提供等。
  • 成長ドライバー: 国際海底ケーブル(Candle含む)による大容量需要、フィリピンのデジタル化(法律整備による参入拡大)、ハイパースケーラー向け陸揚げ需要、地方通信事業者向けネットワーク構築。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答:
    • IP電話番号の不正利用事案について:子会社が提供した番号の不正利用に関して警察庁・総務省に再発防止策を提出、業績影響は限定的と説明。
    • Candle/Balerの財務影響:建設段階はキャッシュアウトが先行、完成後に前受金・O&M/IRUによる収益化を見込む旨説明。
  • 経営陣の姿勢: 透明性を意識した説明と先行投資推進の強い姿勢。リスクは認識しつつ成長向け投資を継続するトーン。
  • 未回答事項: 詳細なCapEx総額や段階別の資金調達スケジュール、EPS/配当方針の中期目標等は明確化されていない(資料に未記載)。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立〜やや強気。先行投資を継続する一方、為替や案件進捗を理由に必要に応じて見直す余地を残す表現。
  • 表現の変化: 前回説明会と比較した具体的変化は資料内に明示なし。今回の重点はCandle/Baler進捗とフィリピン事業拡大。
  • 重視している話題: 海底ケーブル(Candle/Baler)、フィリピン国内ネットワーク強化、パートナーシップ拡大、営業拠点強化。
  • 回避している話題: 配当・株主還元の詳細、公表されていないCapEx全体像や短期の資金調達詳細。

投資判断のポイント(情報整理)

  • ポジティブ要因:
    • 国際通信(フィリピン)での増収増益(売上+11.1%、営業利益+12.6%)と大口IRU契約の実績。
    • Baler陸揚局に対するJBIC等の公的支援(300万米ドル枠)による財務面サポート。
    • メディカル事業の黒字化(人間ドック伸長)が利益に寄与。
    • DITO等との戦略的パートナーシップで全国的冗長性を強化。
  • ネガティブ要因:
    • Candle(2028年商用開始)までキャッシュアウトが先行する点(建設資金負担)。
    • 国内通信の売上減(▲18.7%)や音声接続料の構造変化。
    • 建設遅延・工費上振れ、為替変動、海底ケーブル固有の物理リスク。
  • 不確実性:
    • Candle/BalerプロジェクトにおけるIRU受注状況と商談成約のタイミング。
    • 為替動向やハイパースケーラーの投資方針変化。
  • 注目すべきカタリスト:
    • Candleの建設進捗およびIRU受注公表(商談→受注→前受金計上のタイミング)。
    • Baler陸揚局の自治体許認可・完成・陸揚げ受注。
    • 大口IRU契約の追加やハイパースケーラーとの商談成立。
    • 次期中期(2028–2030)計画での具体的数値提示や進捗発表。

重要な注記

  • 会計方針: 別段の記載がない限り、日本基準で表示(資料上の注記)。会計方針変更の記載は無し。
  • リスク要因: 資金繰り(先行投資)、為替、建設リスク、規制・法改正等が業績に影響する旨を明記。
  • その他: 第3四半期関連の公開情報や過去の開示(IP不正利用対応、AFPSLAIへの提供開始、JBIC融資枠設定等)は資料末尾に一覧で掲載。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4390
企業名 IPS
URL https://ipsism.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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