2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は創薬事業の通期業績を合理的に算定できないとして、創薬支援事業の売上高見通し(売上高600百万円)のみ開示。フル開示が限定的なため外部予想との比較による大きな“サプライズ”は限定的。
  • 業績の方向性:売上高は減収(593百万円、前期比△24.0%)、営業・経常・当期はいずれも赤字だが赤字幅は縮小(営業損失 △979百万円 → 前期比赤字幅縮小約5.0%)。
  • 注目すべき変化:創薬支援事業が主力で安定化。創薬支援事業売上は593百万円(前期比+2.7% ※金額ベースは前期577.9百万円→593.3百万円)、セグメント利益率59.9%(目標50%)。研究開発費は776.5百万円(前期比△17.1%)と減少し、赤字幅改善に寄与。
  • 今後の見通し:創薬事業は複数の第1相試験(CBA-1205、CBA-1535)を進行中で、導出(ライセンスアウト)による収益化を目指す。創薬支援事業の2026年見通しは売上600百万円(創薬事業は合理的算定困難のため未提示)。現金残高と現状のキャッシュ消費ペースから短期的な資金需要に注意が必要。
  • 投資家への示唆(事実ベース):創薬パイプラインの臨床進捗と導出/提携の有無が中長期価値の鍵。短期では創薬支援事業の収益安定化、IDD/バイオシミラー等新規事業の収益化進捗、及び資金調達の状況を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社カイオム・バイオサイエンス(コード 4583、東証上場)
    • 主要事業分野:抗体創薬(創薬事業)および創薬支援サービス(ADLib®等を用いた抗体作製、タンパク質調製等)
    • 代表者:代表取締役社長 小池 正道
    • URL: https://www.chiome.co.jp
  • 報告概要
    • 提出日:2026年2月10日
    • 対象会計期間:2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日、非連結)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け。2026年2月25日開催予定)
  • セグメント
    • 創薬事業:自社での抗体医薬の探索・臨床開発と導出(ライセンス)活動
    • 創薬支援事業:抗体作製・タンパク質調製等の受託サービス、バイオシミラー開発支援、IDD(プラットフォーム型)等
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):68,453,800株(2025年12月期末)
    • 期中平均株式数:67,899,501株(2025年)
    • 時価総額:–(本資料に記載なし)
  • 今後の予定
    • 定時株主総会:2026年3月27日(予定)
    • 有価証券報告書提出予定日:2026年3月27日
    • 決算説明会(機関投資家・証券アナリスト向け):2026年2月25日

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績
    • 会社予想との比較:会社は創薬事業の合理的算定が困難として、創薬支援事業のみ2026年12月期見通し(売上高600百万円)を提示。したがって2025年全体実績と会社の通期予想との直接比較は限定的。
    • 売上高:593百万円(実績)。会社の創薬支援事業見通し600百万円(2026)と比べると前期の創薬支援売上は593百万円でほぼ同水準。
    • 営業利益:△979百万円(実績)。会社の全社通期予想は非開示のため達成率算定不可。
    • 純利益:△983百万円(実績)。会社予想の全社数値なし。
  • サプライズの要因
    • 売上の減少(△24.0%)は主に創薬事業での一時的な収益構成変化。研究開発費の減少(前期比△17.1%)により赤字幅縮小。創薬支援事業は増収・高い利益率で貢献。特別損益等の一時的要因は限定的(新株予約権戻入益 9.6百万円等)。
  • 通期への影響
    • 会社は創薬事業の業績予想を示しておらず、臨床進捗・導出・外部提携等の結果次第で業績が大きく変動する。創薬支援事業のみの公表(600百万円)は現状の売上水準と整合的。

財務指標(主要数値)

※金額は会社表記(千円)を百万円単位で概算(百万円未満切捨ての同社表記に準拠)

  • 損益(2025年)
    • 売上高:593百万円(前期780百万円、前期比 △24.0%)
    • 売上総利益:356百万円(前期433百万円)
    • 営業損失:△979百万円(前期△1,031百万円、赤字幅縮小 約5.0%)
    • 経常損失:△989百万円(前期△1,019百万円)
    • 当期純損失:△983百万円(前期△1,021百万円、赤字幅縮小 約3.7%)
    • 研究開発費:776.5百万円(前期936.7百万円、前期比△17.1%)
    • 1株当たり当期純損失(EPS):△14.47円(前期△17.54円、改善)
  • 収益性指標(概算)
    • 営業利益率:△165.1%(売上に対する営業損失、会社数値)
    • ROE(概算、平均純資産ベース):約△64.6%(大幅マイナス)
    • ROA(概算、平均総資産ベース):約△46.9%(大幅マイナス)
    • 備考:当期は赤字のため上記指標はマイナス
  • 財政状態(貸借対照表)
    • 総資産:1,727百万円(前期2,469百万円、前期比 △30.0%)
    • 純資産(純資産合計):1,122百万円(前期1,920百万円、前期比 △41.6%)
    • 自己資本比率:64.1%(前期77.4%)→ 64.1%(安定水準)と同社は評価
    • 現金・預金:1,205百万円(前期2,063百万円、前期比 △41.6%)
  • 発行済株式・EPS関連
    • 期末発行済株式数:68,453,800株(2025年12月期)
    • 期中平均株式数:67,899,501株(2025年)
    • EPS(1株当たり当期純損失):△14.47円(改善)
  • 進捗率分析(注:会社通期予想は限定的)
    • 創薬支援事業の2026年見通し:売上600百万円(会社提示)→ 2025年の同事業売上593百万円とほぼ同水準
  • キャッシュフロー(2025年)
    • 営業CF:△936百万円(前期△1,001百万円、キャッシュ使用額縮小)
    • 投資CF:△55百万円(有形固定資産取得等)
    • 財務CF:+133百万円(新株予約権行使等による調達)
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):△991百万円(概算、マイナス)
    • 現金及び現金同等物期末残高:1,205百万円(前期2,063百万円)
    • 営業CF/当期純利益比率:営業CF(△936)に対し当期純損失△983 → 比率約0.95(目安1.0以上が望ましい)
  • 四半期/QoQ:–(決算短信は通期のみ、四半期推移の詳細は補足資料参照)
  • 財務安全性・効率性
    • 自己資本比率64.1%(安定水準)
    • 短期借入金は大幅圧縮(281.5百万円→86.7百万円、△69.2%)、一方で社債を発行(175百万円計上)により固定負債増加。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:新株予約権戻入益 9,588千円(当期)
  • 特別損失:該当主要項目なし(報告上は特別損失の大きな計上なし)
  • 一時的要因の影響:特別利益は小額で、業績改善の主要因ではない。主要因は研究開発費減少等の通常の営業費用動向。
  • 継続性の判断:R&D費減少は臨床フェーズやプロジェクト活動に依存するため継続性は非確定。

配当

  • 配当実績(2024・2025):中間・期末とも0.00円(無配)
  • 2026年予想:未定(会社は配当見込みを開示せず)
  • 配当性向:–(当期赤字のため算出不可)
  • 株主還元方針:現状、自社株買い等の記載なし。資金は主に研究開発・事業運営に充当の模様。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資CF)
    • 有形固定資産取得による支出:約40.1百万円(投資CF合計55.5百万円の主因)
    • 敷金・保証金増加等:約15.4百万円
  • 研究開発
    • R&D費(損益計算書上):776.5百万円(前期936.7百万円、前期比△17.1%)
    • 主な研究テーマ:CBA-1205(肝細胞がん・メラノーマ・小児がんへの第1相)、CBA-1535(多重特異性抗体の第1相)、Tribody®関連(多重特異性抗体)、PTRY/PCDC/PXLR等(導出候補)
    • 備考:臨床進捗に伴う試験費用等が変動要因

受注・在庫状況

  • 受注状況:–(明細開示なし)
  • 在庫(棚卸資産):49,412千円(期末、前期46,171千円、前期比+7.0%)
  • 在庫回転日数等:–(開示なし)

セグメント別情報

  • 創薬事業(報告)
    • 売上高(2025年):0(当期は創薬支援事業に集約、創薬事業の売上計上なし)
    • セグメント損失:△776.5百万円(研究開発費主体)
    • 主な動き:CBA-1205、CBA-1535の第1相試験進行、Tribody®を用いた共同研究開始、導出活動の継続
  • 創薬支援事業
    • 売上高:593.3百万円(前期577.9百万円、前期比+2.6%)
    • セグメント利益:355.6百万円(前期309.9百万円、前期比+14.7%)
    • セグメント利益率:59.9%(会社目標50%超)
    • 主な動き:新規顧客獲得(例:日東紡績等)、IDDビジネス収益計上、バイオシミラー開発協働等
  • 地域別売上:–(開示なし)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:明示的な中期数値は本短信に記載なし。ただし戦略的方向は「創薬(導出)+創薬支援(収益基盤)」の二本柱と明記。
  • KPI達成状況:創薬支援事業の利益率目標(50%)は達成(59.9%)。創薬事業は臨床進捗と導出で価値化を目指す段階。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対比較データは記載なし。一般論として、バイオ創薬は臨床成功・導出が企業価値を大きく左右。
  • 市場動向:多重特異性抗体やADC、mRNAエンコード抗体などの新領域で提携・導出の好機。バイオシミラーについては国内製造体制構築の公的支援採択等で注目。

今後の見通し

  • 業績予想
    • 2026年12月期:創薬事業は合理的算定困難のため非開示。創薬支援事業売上高見通し:600百万円。全社通期業績数値は未提示。
    • 会社予想の前提:添付資料で示す前提(為替等)は別紙参照とのこと。創薬事業は臨床進捗・導出状況等が主要な不確定要素。
  • 予想の信頼性:過去は研究開発投資や導出イベントにより業績の変動幅が大きく、創薬フェーズの不確実性は高い(会社自身も開示を限定)。
  • リスク要因(主なもの)
    • 臨床試験の結果(安全性・有効性)に関する不確実性
    • 導出(ライセンス)や共同開発の成否・条件
    • 研究開発投資に伴う資金需要(キャッシュバーン)
    • 規制/承認プロセス、市場競争(類似抗体や新技術)
    • 為替・原材料等の一般的な外部要因(開示ベースの特段の前提は限定的)

重要な注記

  • 会計方針の変更:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示ともに「無」。
  • 継続企業の前提に関する重要事象等:該当事項なしと記載。
  • 重要な後発事象:
    • 第23回新株予約権の一部行使により2026年1月31日時点で普通株式が1,000,000株増加、資本金・資本準備金が各約51.63百万円増加(結果:発行済株式数69,453,800株に増加)。
    • 第2回無担保社債の一部(115,000千円)を繰上償還(行使資金による)。

注意事項(再掲)

  • 不明な項目は“–”で表記しています。
  • 表示の金額・割合は決算短信記載値を基に簡便に計算したものであり、端数処理等により若干の差異が生じる可能性があります。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4583
企業名 カイオム・バイオサイエンス
URL https://www.chiome.co.jp
市場区分 グロース市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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