企業の一言説明
カイオム・バイオサイエンスは、理化学研究所発の創薬基盤技術型バイオベンチャー企業であり、独自の抗体作成技術「ADLibシステム」を核に、創薬事業と創薬支援事業を展開する日本の医薬品業界におけるユニークな企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 独自の抗体作成技術と高い創薬支援事業収益性: 理研発のADLibシステムは、新規抗体創薬における探索期間の短縮と成功確率向上に貢献。特に創薬支援事業は高い利益率を確保し、事業基盤の一部を支えています。
- 豊富なパイプラインと将来の成長期待: 抗体医薬候補を複数保有し、一部は臨床試験フェーズに進展中。開発が成功すれば、巨額のライセンス収入や売上が見込まれ、将来的な飛躍的な成長ポテンシャルを秘めています。
- 継続的な赤字と開発リスク: 創薬事業の先行研究開発投資により、長期間にわたり赤字が継続しています。臨床試験の長期化や失敗のリスク、それに伴う追加の資金調達の必要性は、重大な経営リスクおよび株価変動リスクとなります。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | D | 停滞・減少 |
| 収益性 | D | 極めて低位 |
| 財務健全性 | A | 良好 |
| バリュエーション | D | 割高 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 114.0円 | – |
| PER | — | 計算不能(赤字継続のため) |
| PBR | 7.05倍 | 業界平均5.1倍より割高 |
| 配当利回り | 0.00% | – |
| ROE | -65.08% | – |
1. 企業概要
カイオム・バイオサイエンスは、2005年設立の理化学研究所発バイオベンチャー企業です。主に「創薬事業」と「創薬支援事業」の二つのセグメントで事業を展開しています。主力は画期的な抗体作成技術「ADLib®システム」であり、この技術を用いて医薬品候補抗体を自社開発する創薬事業、および他社の創薬研究を支援する創薬支援事業を展開しています。ADLibシステムは、鳥由来の抗体遺伝子をヒト化する技術であり、幅広い標的に対して高機能な抗体を効率的に作成できる技術的独自性を持っています。
2. 業界ポジション
カイオム・バイオサイエンスは、日本の医薬品業界、特にバイオテクノロジー分野に位置するグロース市場上場企業です。独自の抗体作成技術を強みとし、特定のニッチ分野での技術的優位性を確立しています。しかし、創薬事業はまだ開発段階にあり、安定収益を確立するまでには至っていません。現在の収益の柱である創薬支援事業では、売上と利益率を堅調に伸ばしていますが、業界全体から見ると規模は小さいです。 PBR(株価純資産倍率)は7.05倍と、業界平均の5.1倍と比較して割高な水準にあり、これは将来の創薬成功への期待が株価に織り込まれている可能性を示唆しています。一方で、継続的な赤字状態であるため、PER(株価収益率)は算出できません。
3. 経営戦略
カイオム・バイオサイエンスは、創薬事業と創薬支援事業の二軸で成長を目指しています。
中期経営計画の要点は以下の通りです。
- 創薬事業: 複数の抗体医薬品候補を保有し、臨床試験フェーズへの進展を目指しています。特に「ADCT-701」(肝臓がん)、「CBA-1205」(肝臓がん、肺がん、神経芽細胞腫)、「CBA-1535」(悪性胸膜中皮腫、肺がん、トリプルネガティブ乳がん)などが臨床第1相試験を進行中です。
- 創薬支援事業: 安定的な収益基盤として位置づけられ、2025年12月期には売上高593.3百万円、セグメント利益率59.9%と目標(50%超)を上回る高収益を達成しました。2026年見通しでは、創薬支援事業の売上高600百万円を目指すとしています。
- 研究開発投資: 創薬事業の進展を加速させるため、研究開発費を継続的に投下しています。2025年12月期も776.5百万円を計上しました。
- 今後のイベント: パイプライン進展に関する発表は、バイオベンチャーにとって重要な株価材料となります。特に臨床試験のフェーズ進展や、大手製薬企業との提携・ライセンス契約の締結は、今後の成長を大きく左右するイベントとなるでしょう。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
Piotroski F-Scoreは、企業の財務健全性を評価する指標で、0点から9点で評価されます。7点以上が優良、5-6点が良好、3-4点が普通、1-2点がやや懸念、0点が要注意と判断されます。
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 3/9 | B: 普通(複数の改善点あり) |
| 収益性 | 0/3 | 純利益、ROA、営業CFいずれもマイナスまたは適切に評価できない状況です。 |
| 財務健全性 | 3/3 | 流動比率が高く、D/Eレシオが低く、株式希薄化もないため、財務基盤は非常に健全です。 |
| 効率性 | 0/3 | 営業利益率、ROE、四半期売上成長率がいずれも低く、効率性に課題があります。 |
解説:
カイオム・バイオサイエンスのF-Score総合スコアは3/9であり、「普通」と評価されます。収益性と効率性に関する指標はすべて0点と低く、これは継続的な赤字と売上成長の課題を示唆しています。一方で、財務健全性については満点の3/3を獲得しており、流動比率の高さや低負債比率、株式希薄化の抑制など、現在の財務基盤が比較的安定していることを示しています。この健全性は、今後の創薬研究開発を継続するための基盤として重要です。
【収益性】
- 営業利益率: 過去12か月で-78.05%と、大幅なマイナスを計上しています。これは、創薬事業への巨額な研究開発投資が先行し、その費用を上回る収益がまだ得られていない状況を示しています。
- ROE(自己資本利益率): (単)-65.08%(過去12か月 -73.45%)です。ROEは株主資本を効率的に活用して利益を上げているかを示す指標で、一般的に10%以上が良好とされますが、大幅なマイナスは株主資本が利益を生み出せていないどころか、減少させている状況を意味します。
- ROA(総資産利益率): 過去12か月で-35.27%と、こちらも大幅なマイナスです。ROAは会社の総資産がどれだけ効率的に利益を生んでいるかを示す指標で、一般的に5%以上が良好とされます。マイナスは、事業活動によって資産が効率的に活用されていない状況を示します。
【財務健全性】
- 自己資本比率: (単)64.2%(直近四半期64.1%)と非常に高く、一般的な目安とされる40%を大きく上回っています。これは、借入金などに依存せず、自社の資本で経営が行われていることを示し、財務基盤が強固であると評価できます。
- 流動比率: 直近四半期で5.59倍(559%)と極めて高く、理想とされる200%を大幅に超えています。流動比率は短期的な支払い能力を示す指標であり、高い水準は手元の資金や短期資産が豊富で、短期債務の支払いに全く問題がないことを意味します。
- 総負債/自己資本比率 (Total Debt/Equity): 直近四半期で23.32%と非常に低く、健全な財務状態を示しています。
【キャッシュフロー】
- 営業キャッシュフロー (営業CF): 2025年12月期は△936百万円、過去12か月では営業CFのデータはなかったものの、損益計算書上のOperating Incomeから営業損失が継続していることから、営業CFも継続して大幅なマイナスと推測されます。これは、本業での現金の流出が続いていることを示しており、事業活動で資金を生み出せていない状況です。
- フリーキャッシュフロー (FCF): 2025年12月期は△991百万円と、営業CFと同様に大幅なマイナスです。FCFは企業の事業活動で自由に使えるお金を示すため、マイナスは事業の維持・成長のために外部からの資金調達が必要であることを意味します。
【利益の質】
- 営業CF/純利益比率: 2025年12月期の純損失△983百万円に対し、営業CFは△936百万円でした。純利益と営業CFが共にマイナスである状況では、この比率の通常の解釈は難しいですが、営業CFの絶対値が純利益の絶対値に近いことから、発生した損失の大部分がキャッシュアウトを伴う費用であることが伺えます。バイオベンチャーの性質上、研究開発費が多額であることが反映されています。
【四半期進捗】
2025年12月期決算短信によると、以下の進捗となりました。
- 売上高: 593百万円(前期比△24.0%)と減少しました。
- 営業損失: △979百万円(前期△1,031百万円)と、赤字幅が約5.0%縮小しました。
- 純損失: △983百万円(前期△1,021百万円)と、赤字幅が約3.7%縮小しました。
特に、創薬支援事業は売上高593.3百万円(前期比+2.6%)、セグメント利益355.6百万円(前期比+14.7%)、セグメント利益率59.9%と好調を維持しています。2026年見通しでは、創薬支援事業売上600百万円が提示されています。
【バリュエーション】
- PER(株価収益率): —(計算不能)
- PERは株価が1株当たり利益の何倍かを示す指標です。カイオム・バイオサイエンスは継続的な赤字のため、1株当たり利益(EPS)がマイナスであり、PERは算出できません。これは、利益面から見た株価の適正水準を評価することが難しい状況であることを示します。
- PBR(株価純資産倍率): (単)7.05倍
- PBRは株価が1株当たり純資産の何倍かを示す指標で、会社の解散価値と比較して株価が割安か割高かを判断する目安となります。業界平均PBRが5.1倍であるのに対し、カイオム・バイオサイエンスのPBRは7.05倍と高水準です。これは、現在の純資産価値に比べて株価が割高に評価されていることを示唆しており、将来の創薬成功への期待が株価に織り込まれている可能性が高いと判断されます。業種平均PBR基準で算出した目標株価は94円であり、現在の株価(114.0円)はこれを上回っています。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: 0.46 / シグナル値: 0.22 | 短期トレンドに明確な上昇・下降のサインは出ていません。 |
| RSI | 中立 | 49.7% | 買われすぎでも売られすぎでもなく、中立の状況です。 |
【テクニカル】
- 52週高値・安値との位置: 現在の株価114.0円は、52週安値105.00円と52週高値256.00円の間で、非常に安値圏に位置しています(52週レンジ内位置: 7.5%)。これは、年間で見ると株価が大きく下落していることを示します。
- 移動平均線との関係: 最新の株価114.0円は、5日移動平均線(114.40円)と25日移動平均線(114.12円)を僅かに下回っていますが、ほぼ同水準で推移しており、短期的な方向感に乏しい状況です。75日移動平均線(117.88円)と200日移動平均線(132.25円)は大きく下回っており、中期から長期にかけて株価は下落トレンドにあることを示唆しています。
【市場比較】
- 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス:
- 1ヶ月リターン: 株式+0.00% vs 日経+7.64% → 7.64%ポイント下回る
- 3ヶ月リターン: 株式-10.69% vs 日経+14.65% → 25.33%ポイント下回る
- 6ヶ月リターン: 株式-21.48% vs 日経+42.15% → 63.62%ポイント下回る
- 1年リターン: 株式-51.25% vs 日経+45.87% → 97.12%ポイント下回る
カイオム・バイオサイエンスの株価は、短期・中期・長期のいずれの期間においても、日経平均やTOPIXといった市場全体の動きと比較して大幅に劣後しています。これは、市場全体の好調な地合いの恩恵を受けられず、個別銘柄として厳しい評価が続いていることを示しています。
【注意事項】
⚠️ 継続的な赤字でありPERが評価不能であることから、一般的な価値評価基準とは異なる点でリスクを抱えています。PBRが高水準であるため、バリュートラップの可能性がないか慎重な投資検討が必要です。信用倍率は0.00倍ですが、信用買残が480万株超と膨らんでおり、将来的な需給悪化(売り圧力)に注意が必要です。
【定量リスク】
- ベータ値 (5Y Monthly): 0.37
- ベータ値は市場全体の変動に対する個別銘柄の感応度を示します。0.37という低いベータ値は、市場全体(日経平均など)が1%変動した際に、この銘柄は0.37%変動する傾向があることを意味し、市場全体に対する感応度が低い、すなわち比較的値動きが市場全体とは独立しているか、安定していると解釈されがちです。しかし、バイオベンチャー特有の事業リスクが高いため、この数値のみで低リスクと判断するのは危険です。
- 年間ボラティリティ: 74.19%
- ボラティリティは株価の変動の激しさを示す指標です。74.19%という極めて高い年間ボラティリティは、株価が非常に大きく変動する傾向があることを示しており、投資のリスクが高いことを明確に表しています。
- シャープレシオ: 0.66
- シャープレシオは、リスク1単位あたりでどれだけのリターンが得られたかを示す指標です。一般的に1.0以上が良好とされますが、0.66はリスクに見合うリターンが十分に得られていない状況を示しています。
- 最大ドローダウン: -71.17%
- 過去の期間において、株価がピークから最も大きく下落した割合が71.17%であったことを意味します。これは、仮に100万円投資していた場合、最大で28.83万円まで減少するような状況が過去に発生しており、今後も同様の大きな下落が発生する可能性があることを示唆しています。
- 仮に100万円投資した場合、年間で±74万円程度の変動が想定されます。
【事業リスク】
- 創薬開発のリスク: 抗体医薬品の開発は長期にわたり、多額の研究開発投資を必要とします。臨床試験での効果不足や副作用の発覚、規制当局からの承認が得られないなど、様々な段階で失敗するリスクが高いです。開発が失敗した場合、これまでの投資が回収できず、業績に甚大な影響を及ぼします。
- 資金調達リスク: 創薬事業の継続的な研究開発費や臨床試験費を賄うため、恒常的に資金調達が必要です。市場環境や業績によっては、新規の資金調達が困難になったり、既存株主の希薄化が生じたりするリスクがあります。
- 競合環境と技術陳腐化リスク: 医薬品業界、特にバイオテクノロジー分野は競争が激しく、常に新しい技術や治療法が登場します。カイオム独自の抗体技術が陳腐化したり、競合他社がより優れた技術を開発したりした場合、当社の競争優位性が失われる可能性があります。
7. 市場センチメント
- 信用取引状況: 信用買残は4,991,800株と多く、信用売残は0株であるため、信用倍率は0.00倍となっています。これは信用取引において買い方が圧倒的に多いことを示しており、将来的に株式が返済のために売却される(需給悪化)ことで、株価の上値が重くなる可能性があります。
- 主要株主構成: 上位株主には個人投資家が多く名を連ねており、機関投資家の保有割合は0.23%と極めて低い水準です。これは、特定の大型機関投資家による大規模な買い支えや株価安定化の期待が低いことを示唆しています。ニュース動向は「ポジティブ」とされていますが、市場全体としての需給や関心はまだ限定的である可能性があります。
8. 株主還元
- 配当利回り: 0.00%
- 1株配当(会社予想): 0.00円
- 配当性向: 0.00%
カイオム・バイオサイエンスは、現在までの実績および会社予想においても無配の状態です。これは、創薬ベンチャーとして事業の成長を最優先し、得られた収益や資金を研究開発投資に再投資する戦略をとっているためと考えられます。したがって、配当収入を目的とする投資家には向かない銘柄です。
SWOT分析
強み
- 理研発の独自の抗体作成技術「ADLibシステム」は、広範な標的を対象とした抗体生成能力を持ち、高い技術競争力を有しています。
- 創薬支援事業は高いセグメント利益率(約60%)を維持しており、創薬事業の研究開発投資を一部支える安定的な収益源となっています。
弱み
- 創薬事業の先行投資による継続的な大幅な赤字を計上しており、収益性(ROE、ROA、営業利益率)が極めて低い状態です。
- 株価は日経平均やTOPIXを大幅にアンダーパフォームしており、市場からの評価が厳しい現状にあります。
機会
- 複数の抗体医薬品候補が臨床試験フェーズに進展しており、開発が成功すれば、ライセンス収入や上市による大幅な収益増が期待されます。
- 創薬支援事業の安定成長と高利益率を維持することで、創薬事業の資金調達負担を軽減し、事業継続の基盤を強化できる可能性があります。
脅威
- 医薬品開発は成功確率が低く、臨床試験の失敗や長期化は、業績悪化や資金繰りの逼迫に直結する重大なリスクです。
- 激しい競争環境下で、資金力のある大手製薬企業や競合バイオベンチャーの新技術開発により、当社の競争優位性が相対的に低下する可能性があります。
この銘柄が向いている投資家
- ハイリスク・ハイリターンを許容できる投資家: 成功すれば大きなリターンが期待できる反面、失敗すれば大きな損失となる可能性を理解している投資家。
- バイオベンチャーの成長に期待する長期投資家: 創薬開発には時間がかかるため、短期間での株価変動に一喜一憂せず、数年〜10年以上の長期的な視点で企業の成長を見守れる投資家。
- 理化学研究所発の技術力に魅力を感じる投資家: 特定の技術基盤やパイプラインの進捗を深く理解し、その将来性に賭けられる投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 開発パイプラインの進捗: 現在進行中の臨床試験(特に第1相試験)のフェーズ進展、または提携・ライセンス契約のニュースは重要です。これらの情報開示がない期間は、材料不足で株価が低迷する可能性があります。
- 資金繰り: 継続的な赤字と営業キャッシュフローのマイナスを補うための資金調達状況(第三者割当増資、借入金など)に常に注意を払う必要があります。新たな資金調達は、一時的に株価の希薄化を招く可能性もあります。
今後ウォッチすべき指標
- 開発パイプラインの進捗状況: 各抗体医薬候補の臨床試験フェーズ進行に関する適時開示。特に臨床第2相以降への移行が重要です。
- 創薬支援事業の売上高・利益率: 創薬事業の資金を賄うための安定した基盤として、創薬支援事業の売上高が目標値(2026年600百万円)を達成できるか、および利益率50%超を維持できるか。
- 新たな提携・ライセンス契約: 大手製薬企業との共同開発やライセンスアウト契約の有無。これが実現した場合、多額のマイルストン収入が見込まれます。
- 現金及び預金残高: 運転資金の状況を示す重要な指標。決算短信で開示される現金・預金残高が十分であるか、減少傾向が加速していないか。
成長性:D (停滞・減少)
- 根拠: 2025年12月期の売上高は593百万円と前期比△24.0%の減少を記録しました。また、過去の損益計算書を見ても、Total Revenueは年間で大きな成長は確認できず、赤字が継続している状況です。特に、創薬支援事業は成長しているものの、企業全体の収益を牽引するほどのインパクトには至っておらず、創薬事業からの収入がまだないため、成長性は低いと判断されます。
収益性:D (極めて低位)
- 根拠: ROEは-65.08%、営業利益率は-78.05%(過去12か月)と、いずれも大幅なマイナスです。これは、創薬ベンチャー特有の多額の研究開発投資が先行し、まだ収益化に至っていないため、利益を全く生み出せていないどころか、株主資本や総資産を減少させている状況であり、極めて収益性が低いと評価されます。
財務健全性:A (良好)
- 根拠: 自己資本比率は64.1%と高く、流動比率も5.59倍と非常に高水準です。また、Piotroski F-Scoreの財務健全性スコアは満点の3/3であり、負債比率も低く、短期・長期的な支払い能力に不安はありません。多額の赤字が続く中でも、現時点での財務基盤は非常に強固であると評価できます。
バリュエーション:D (割高)
- 根拠: PERは赤字のため計算不能であり、PBRは7.05倍と業界平均PBR5.1倍を大きく上回っています。これは、現在の純資産価値に対して株価が割高に評価されていることを示しており、将来の成長期待が先行している状態です。目標株価も現在の株価を下回る94円と算出されており、客観的なバリュエーション指標からは割高と判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 4583 |
| 企業名 | カイオム・バイオサイエンス |
| URL | https://www.chiome.co.jp |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.20)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。
企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。