2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を修正(有)。当中間期に連結子会社株式の減損処理に伴うのれん償却として特別損失2,700百万円を計上し、これを受けて2026年3月期通期予想を修正(下方)。市場予想との比較は本資料に示されていないため「会社予想修正(下振れ)」と記載。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」:売上高は前年同期比△1.8%(減収)、営業利益は△47.8%(大幅減益)。
- 注目すべき変化:アニメ・実写映像事業で大型作品の二次収益が弱く、セグメントで営業損失に転落(営業損失8.95億円)。一方、ゲームは売上減ながら営業増益、Webサービス・教育事業は増収増益。のれん(のれん償却)関連の特別損失計上が純利益を押し下げた点が重要。
- 今後の見通し:通期予想は修正済(2025年11月6日公表)。中間期の進捗を見ると売上・営業利益は通期予想に対しておおむね半期での進捗だが、親会社株主に帰属する当期純利益の進捗が低く(約30%)、特別損失等の影響で達成リスクがある点に留意が必要。
- 投資家への示唆:IPポートフォリオの多様化でセグメント間の業績ばらつきが発生。のれんの償却・減損リスクとサイバー攻撃等の一時要因が業績変動を拡大させるため、今後の四半期での二次収益回復(アニメ)や新作の継続的な販売動向(ゲーム)に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社KADOKAWA
- 主要事業分野:出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech、MD/レクリエーション等
- 代表者名:取締役 代表執行役社長 CEO 夏野 剛
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算補足説明資料:作成有
- 決算説明会:開催(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント(主な6区分):
- 出版・IP創出:書籍・雑誌、電子書籍、権利許諾等
- アニメ・実写映像:企画・製作・配給、権利許諾、パッケージ等
- ゲーム:ゲームソフト・ネットワークゲーム企画・開発・販売
- Webサービス:動画コミュニティ運営、イベント企画運営等
- 教育・EdTech:専門校運営・通信制高校向けコンテンツ等
- その他:キャラクターグッズ(MD)、施設運営(ところざわサクラタウン)等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):148,990,296株(中間期)
- 期末自己株式数:2,016,092株(中間期)
- 中間期平均株式数:146,669,022株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 決算説明会(機関投資家・アナリスト向け):開催(詳細はIR参照)
- その他IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期」修正が発表済のため、中間期実績の達成率は下記参照)
- 売上高:中間実績133,933百万円。通期修正後予想278,200百万円に対する達成率 約48.2%。
- 営業利益:中間実績5,550百万円。通期予想10,300百万円に対する達成率 約53.9%。
- 親会社株主に帰属する中間純利益:中間実績1,491百万円。通期予想4,900百万円に対する達成率 約30.4%。
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主因):
- 下振れ要因:出版・IP創出のタイトル小型化による効率低下や、アニメ事業での1タイトル当たり収益低下(一次・二次利用の減少)、連結子会社の減損によるのれん償却(2,700百万円)計上。
- 上振れ要因:ゲームセグメントでの新作『ELDEN RING NIGHTREIGN』販売が想定超で好調、Webサービスや教育事業は増収増益。
- 通期への影響:
- 2025年11月6日に通期予想の修正を実施(のれん償却など特別損失織り込み)。中間の進捗自体は売上・営業利益で概ね半期進捗だが、純利益の進捗が低く、特別損失等を除く実力値での回復が必要。達成可能性は修正後予想の前提に依存。
財務指標
- 要旨(百万円)
- 売上高(中間):133,933(前年同期136,320、△1.8%)
- 営業利益(中間):5,550(前年同期10,626、△47.8%)
- 経常利益(中間):6,778(前年同期9,771、△30.6%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,491(前年同期3,096、△51.8%)
- EBITDA(中間):9,976(前年同期14,307、△30.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):10.17円(前年同期23.03円)
- 総資産:384,539(前期末410,029、△6.2%)
- 純資産:276,410(前期末277,408、△0.4%)
- 自己資本比率:64.3%(安定水準。前期 60.9%)
- 現金及び預金(B/S):113,876百万円(当中間期末)
- 現金及び現金同等物(CF表):94,032百万円(当中間期末)
- 主要収益性指標
- 営業利益率(中間):5,550 / 133,933 = 約4.1%(前年同期:10,626/136,320 ≒7.8%)
- ROE:–(自己資本利益率は資料に明示なし。目安:会社は中長期でROE12%目標)
- ROA:–(資料に明示なし)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:48.2%
- 営業利益進捗率:53.9%
- 純利益進捗率:30.4%
- EBITDA進捗率:51.2%
- コメント:営業利益・EBITDAはおおむね半期進捗だが、純利益は特別損失の影響で低い。
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:△3,570(前年同期 △2,765) → 営業CF/純利益比率は低下(目安1.0以上が健全だが、今回はマイナス)。
- 投資CF:△10,640(前年同期 +2,847)。主な支出:有形・無形固定資産取得、子会社持分取得等(Edizioni BDの取得対価等)。
- 財務CF:△21,082(前年同期 △4,849)。主な支出:長期借入金の返済(△15,331)や配当支払(△4,428)。
- フリーCF(営業CF−投資CF):△14,210(百万円)=営業CF(△3,570)−投資CF(△10,640)。
- 現金同等物残高(中間期末):94,032百万円(前期末129,674百万円、△35,641)
- 四半期推移(QoQ):四半期ごとの詳細は本短信の四半期分解表参照。季節性は製作スケジュールや公開スケジュールに左右される(映像・ゲーム等)。
- 財務安全性
- 自己資本比率64.3%(安定水準、会社目標50〜60%を上回る)
- 長期借入金は大幅に減少(期首10,946 → 728百万円、返済実施)
- 流動負債は101,971百万円、流動資産244,862百万円で流動比率はおおむね健全
- 効率性
- 棚卸資産:38,165百万円(前年同期34,757、+9.8%)
- 総資産回転率などの詳細は資料に明示なし
- セグメント別(中間):売上高・セグメント利益(百万円、前年同期比は本文に記載の%を併記)
- 出版・IP創出:売上 72,316百万円(△0.2%)、セグメント利益 258百万円(△94.1%)
- アニメ・実写映像:売上 21,030百万円(△20.4%)、セグメント損失 △895百万円(前年同期は営業利益3,640百万円)
- ゲーム:売上 16,594百万円(△8.6%)、セグメント利益 6,662百万円(+9.7%)
- Webサービス:売上 11,106百万円(+33.3%)、セグメント利益 1,569百万円(前年同期は営業損失1,007百万円)
- 教育・EdTech:売上 8,610百万円(+12.4%)、セグメント利益 1,667百万円(+15.2%)
- その他:売上 6,928百万円(△11.0%)、セグメント損失 △2,090百万円(前年同期 △2,422)
- コメント:ゲーム・Web・EdTechが寄与する一方、アニメ事業の弱含みが顕著。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益等 768百万円(当中間期)
- 特別損失:
- のれん償却額(連結子会社株式の減損処理に伴うのれん償却):2,700百万円(当中間期)
- その他(固定資産除却損、投資有価証券評価損等):合計3,152百万円の特別損失計上
- 一時的要因の影響:のれん償却は一時的だが発生源が子会社の業績や減損判断であり、継続性はケースバイケース。前年同期はサイバー攻撃に伴うシステム障害対応費用(2,332百万円)等が特別損失として計上されており、一時要因により純利益が大きく変動している点に注意。
- 継続性の判断:のれん関連は今後の業績見通しに依存するため、追加の減損リスクが残る可能性あり。
配当
- 配当実績・予想:
- 第2四半期末(中間)配当:0.00円(2026年3月期中間)
- 2026年3月期通期予想:年間合計30.00円(期末30.00円想定)
- 直近公表からの配当予想修正:無
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は資料に明示なし(簡易計算:予想当期純利益4,900百万円に対する年間配当総額は配当×発行株式数で算出可だが資料指示により算出省略)
- 株主還元方針:特記事項なし(自己株式取得は中間期で一部保有減少。自己株式数の変化あり)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出、当中間期)
- 有形固定資産の取得による支出:1,395百万円(当中間期、前年1,789)
- 無形固定資産の取得による支出:3,563百万円(当中間期、前年3,218)
- 合計(主要):約4,958百万円
- 減価償却費:4,049百万円(当中間期)
- 研究開発(R&D):明細は記載なし(R&D費用項目の明示なし)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:受注高・受注残高等の記載なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:38,165百万円(当中間期)→ 前期末34,757百万円(+9.8%)
- 在庫回転日数等:記載なし
- 備考:棚卸資産の増加は主に事業運営上の在庫増等に起因
セグメント別情報(要点)
- 出版・IP創出:売上はアジア好調で海外増収。ただし電子書籍が前年同期の計上効果剥落で減収。新規IP創出数は前年同期比+9.6%(タイトル数増)。利益は電子書籍減収と人件費増で大幅減益。
- アニメ・実写映像:ラインナップに初のアニメ化作品の比率が高く、1作品当たり売上低下で減収・減益、セグメントで営業損失。
- ゲーム:新作の国内外販売好調で営業増益(売上は前年同期比減だが費用低下で増益)。
- Webサービス:前年のサイバー攻撃影響から回復、イベントが好調で増収・増益。
- 教育・EdTech:生徒数増加と拠点拡大で増収・増益。
- 地域別売上:国内が大半(106,953百万円)、米国14,563百万円、アジア9,114百万円。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(〜2028年3月期)の財務基本方針:自己資本比率50〜60%を維持、ROE中長期で12%以上目標。現状自己資本比率64.3%と基準を上回っているが、ROEは目標に遠い可能性(詳細数値は開示なし)。
- KPI達成状況:のれんの増減や子会社業績により一部KPIリスクあり。IP創出数は増加(新規IP数+9.6%)している点は中長期にはプラス。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較は本資料に記載なし(–)。
- 市場動向:出版国内市場は縮小継続。海外展開やメディアミックスによるIP収益化が重要。サイバー攻撃等の運営リスクが業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後)連結業績予想(2025/4/1〜2026/3/31、百万円)
- 売上高:278,200(+0.1%)
- 営業利益:10,300(△38.1%)
- 経常利益:12,400(△30.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,900(△33.7%)
- EPS(通期予想):33.34円
- EBITDA(通期予想):19,500(△21.7%)
- 直近公表業績予想からの修正:有(のれん償却等を反映)
- 会社予想の前提条件:詳細は4ページの説明参照(為替等の具体数値は短信本文に明記のため該当部分を参照)
- 予想の信頼性:中間期での一時損失やIPのヒット依存度が高く、短期の予想変動リスクがある旨の注記あり(過去の特別損失例:サイバー対応費用等)。
- リスク要因:IPの当たり外れ、サイバー攻撃、子会社業績の推移(のれん減損リスク)、海外市況・為替、原価・人件費の変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:有(新規連結:Edizioni BD S.r.l. を取得、取得日2025年5月23日、取得持分率70%)
- 取得によりのれん2,427百万円発生(暫定)
- 継続企業の前提:該当事項無し
- その他:当中間期の決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。中間連結財務諸表・業績予想の前提等は短信本文(4ページ)参照。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9468 |
| 企業名 | KADOKAWA |
| URL | https://www.kadokawa.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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