2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:売上・営業利益は概ね会社予想と整合(進捗良好)、四半期累計の親会社株主に帰属する純利益は通期会社予想を既に上回る(上振れ)。通期業績予想自体は未修正。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+9.4%、営業利益+9.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益+32.2%)
  • 注目すべき変化:売上総利益率が53.4%(前年同期比+0.4ポイント)と改善、在庫が増加(+4,478百万円)した一方で、繰延税金資産が増加(+815百万円)し純利益押上げに寄与
  • 今後の見通し:通期予想は修正なしだが、連結子会社(株式会社コーエン)の全株式譲渡に伴う第4四半期の譲渡損が発生見込みで、金額は精査中。第4四半期で一時的な損失計上の可能性あり。
  • 投資家への示唆:中核事業の売上伸長・粗利率改善で営業利益は通期目標にほぼ到達。だがコーエン譲渡による第4四半期の影響(譲渡損・債権放棄)が通期業績やフリーCFに影響を与える可能性があるため、第4四半期の詳細発表を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ユナイテッドアローズ
    • 主要事業分野:衣料品小売(自社ブランド・セレクトショップ等の企画・製造・販売、国内外店舗、EC等)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員CEO 松崎 善則
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月5日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:衣料品小売事業(グループ全体で単一セグメント扱い)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式)(自己株式含む):30,213,676株
    • 期末自己株式数:2,593,396株
    • 期中平均株式数(第3四半期累計):27,615,332株
    • 時価総額:–(資料に株価情報なし)
  • 今後の予定:
    • 通期見通しの修正:現時点では無し(ただしコーエン譲渡に伴う影響を精査中)
    • その他イベント:四半期決算説明会(実施済/予定の有無は資料参照)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
    • 売上高:123,638百万円/通期予想165,677百万円 → 進捗率 74.7%
    • 営業利益:8,764百万円/通期予想9,000百万円 → 進捗率 97.4%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:6,696百万円/通期予想5,084百万円 → 進捗率 131.7%(既に通期予想を上回り)
  • サプライズの要因:
    • 売上は既存店とネット通販が好調(単体既存店売上高前年同期比106.5%)。粗利率改善(価格設定精緻化、秋冬商品の定価販売好調、コーエンの在庫評価損反動)により営業利益は進捗良好。
    • 純利益上振れは、連結子会社コーエンの全株式譲渡決議に伴い繰延税金資産を計上した影響が大きい(税効果で当期純利益を押上げ)。
  • 通期への影響:
    • 通期予想は現時点で修正なし。ただしコーエン譲渡に伴う譲渡損(第4四半期に発生見込み)、および譲渡時の債権放棄等の影響額は未確定であり、通期実績に下押しリスクが存在。

財務指標(主要数値は百万円、%は前年同期比)

  • 損益要点(第3四半期累計)
    • 売上高:123,638(+9.4% / +10,650)
    • 売上総利益:66,070(+10.3%) 売上総利益率 53.4%(前年同期比 +0.4pt)
    • 販売費及び一般管理費:57,306(+10.5%) 販管費率 46.4%(前年同期比 +0.4pt)
    • 営業利益:8,764(+9.1%)
    • 経常利益:8,922(+1.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:6,696(+32.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):242.49円(前年同期183.44円)
  • 収益性指標(第3四半期時点、簡易算出)
    • 営業利益率:8,764 / 123,638 = 7.09%(前年同期ベースは約7.11%相当)
    • ROE(簡易):6,696 / 42,665 = 15.7%(※第3四半期累計ベース;目安:8%以上が良好)
    • ROA(簡易):6,696 / 79,163 = 8.5%(※同上;目安:5%以上が良好)
  • 進捗率分析(通期会社予想に対する第3Q累計)
    • 売上高進捗率:74.7%(通常の9か月進捗として高水準)
    • 営業利益進捗率:97.4%(非常に高い進捗)
    • 純利益進捗率:131.7%(既に通期計画を上回っているが一時要因含む)
  • キャッシュフロー(第3四半期累計)
    • 営業CF:670百万円(前年同期4,351百万円 → 大幅減少)。主因は棚卸資産の増加等による運転資金の増加および法人税等支払増。
    • 投資CF:△6,468百万円(前年同期△5,317百万円)。主な支出:有形固定資産取得(5,262百万円)、無形固定資産取得(907百万円)。
    • 財務CF:+5,379百万円(前年同期+1,361百万円)。主因は短期借入金の純増(+7,172百万円)と配当金支払(△1,792百万円)。
    • フリーCF(営業CF−投資CF):670 − 6,468 = △5,798百万円(マイナス)
    • 現金同等物残高:6,253百万円(期首6,655百万円 → △401百万円)
    • 営業CF/純利益比率:670 / 6,696 ≒ 0.10(目安1.0以上が健全。今回は1.0を下回る)
  • 四半期推移(QoQ等)
    • 四半期別の詳細は開示資料参照。季節性として冬物商戦や期末の調整が存在。第3四半期累計は売上・営業利益ともに前年同期比増。
  • 財務安全性・効率性
    • 総資産:79,163百万円(前期末70,142百万円)
    • 純資産:42,665百万円(前期末37,821百万円)
    • 自己資本比率:53.9%(安定水準)
    • 流動資産:51,763 / 流動負債:31,666 → 流動比率 ≒ 163%(流動性は良好)
    • 負債合計:36,498百万円 → 負債/純資産比 ≒ 85.6%
  • セグメント別:単一セグメント(衣料品小売)につき、セグメント別開示は省略。

特別損益・一時的要因

  • 特別損失(第3Q累計):合計734百万円(固定資産除却損92、減損損失571、その他)
  • 特別利益:該当明示なし
  • 一時的要因の影響:繰延税金資産の計上(貸借対照表の繰延税金資産が+815百万円)は純利益を押上げた主要因の一つ。ただしコーエン株式譲渡に伴う譲渡損や債権放棄費用が第4Qに発生見込みのため、一時的要因が通期に割り込む可能性あり。
  • 継続性の判断:繰延税金資産の計上は当該譲渡に伴う処理で一時要因と判断される可能性がある(将来継続的ではない)。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当(第2四半期末):20.00円(2026年3月期)
    • 期末配当(予想):54.00円
    • 年間配当予想:74.00円(前期63.00円→増配)
    • 直近公表の配当予想に修正は無し
  • 配当性向(概算):年間配当74円 / 通期EPS予想184.11円 ≒ 40.2%(会社の算出方法によるが概算)
  • 株主還元方針:特別配当や自社株買いの記載無し(現状は通常配当)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資CF内訳/第3Q累計)
    • 有形固定資産の取得による支出:5,262百万円(前年同期1,932百万円)
    • 無形固定資産の取得:907百万円
    • 主な投資内容:店舗出店・改装、IT/システム投資(新商品管理基幹システム稼働中)
  • 減価償却費:有形固定資産減価償却 1,327百万円、無形固定資産償却 982百万円(第3Q累計)
  • 研究開発費:該当記載なし(衣料品小売業のためR&D明細は無し)

受注・在庫状況

  • 在庫(棚卸資産):28,668百万円(前期末24,191百万円、+4,478百万円、前年同期比増)
    • 在庫増は新規出店・商品構成調整・シーズン前一時的要因等が想定される
    • 在庫回転日数等の詳細は未記載

セグメント別情報

  • 単一セグメント(衣料品小売)にて、既存事業の売上拡大・ブランド強化が奏功。海外出店(中国・台湾・タイ等)や越境ECの拡大を進行中。
  • 店舗数(連結・第3Q末):小売店舗229、アウトレット含む総店舗257、グループ全体店舗348(新規出店28、退店2)
  • 子会社状況:株式会社コーエンは減収だが売上総利益率は改善。コーエンは譲渡予定(2026/3/2予定)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(最終年度2026年3月期):「新しい価値提供を加速する」を方針にUA CREATIVITY / MULTI / DIGITALの3戦略を推進。第3Qの実績は中期計画の収益改善施策(価格設定、OMO、サプライチェーン最適化等)と整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内消費は緩やかに回復する一方、物価上昇や気候変動(猛暑)が商品構成や販売に影響。原材料・人件費上昇がコスト要因。
  • 競合比較:同業他社との定量比較は資料に無し。粗利率53.4%は衣料小売として良好な水準。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上高165,677百万円(+9.8%)、営業利益9,000百万円(+12.7%)、経常利益9,034百万円(+5.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,084百万円(+18.7%)
    • 会社側前提:第4四半期にコーエン譲渡損が発生見込みだが、譲渡損の確定額は現在精査中のため通期予想は据え置き
  • 予想の信頼性:第3Qの進捗は良好だが、コーエン譲渡に関する未確定要素があるため第4Qの発表内容次第で通期実績は変動し得る
  • リスク要因:譲渡損や債権放棄の影響、為替・原材料・人件費上昇、消費マインドの変化、気候要因(猛暑等)

重要な注記

  • 会計方針の変更等:無し
  • セグメント:単一セグメント(衣料品小売)
  • 重要な後発事象:連結子会社 株式会社コーエンの全株式をジーイエット株式会社へ譲渡する株式譲渡契約を2026年1月29日に締結。譲渡価額は200百万円、譲渡日2026年3月2日予定。譲渡に伴う債権放棄や連結除外時の純資産確定が未完で、通期業績への影響を精査中。

(注)

  • 不明項目や市場予想等の数値は「–」で表記しました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7606
企業名 ユナイテッドアローズ
URL http://www.united-arrows.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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