2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。中間実績は概ね会社想定の範囲内だが、営業利益進捗はやや低調(上振れ/下振れは無し、ほぼ予想通り)。
- 業績の方向性:中間期は減収減益(売上高33,741百万円:△2.3%、営業利益1,201百万円:△43.5%)。ただし中間純利益は804百万円(+192.3%)と大幅増益(前年同期に大きな特別損失があった反動)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上した製品保証損失など特別損失が減少(1,120百万円→527百万円)したため、営業利益は落ちる一方で親会社株主に帰属する中間純利益は大幅増(275百→804百)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上66,000百万円、営業利益3,000百円、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円)は修正無し。中間進捗は売上約51%、営業利益約40%、純利益約44.7%で、売上は概ね通期見通しの半分だが営業利益は未達傾向のため下期での利益改善が必要。
- 投資家への示唆:(1)営業面は自動車向けの生産調整や円高の影響で減収減益、(2)一方で特別損失の減少や為替差益の計上で当期純利益は改善、(3)短期借入金が増加している点や投資活動(有形固定資産取得)でCFが大きく出ている点は留意。さらに2025年11月に豊田合成による公開買付けが成立し親会社が変動(議決権比率が50%超)した点は中長期のガバナンス・戦略に影響する可能性あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:芦森工業株式会社(証券コード 3526)
- 主要事業分野:自動車安全部品事業(自動車向け安全部品の製造・販売)、機能製品事業(パルテム:管路更生、消防・防災、産業資材等)
- 代表者:取締役社長 財津 裕真
- URL:https://www.ashimori.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間):2025年4月1日~2025年9月30日(日本基準・連結)
- 決算説明会:無し(補足資料は作成有)
- セグメント:
- 自動車安全部品事業:自動車向け安全関連部品の製造販売
- 機能製品事業:パルテム(管路更生事業)、防災(消防用ホース等)、産業資材(物流・建設向け商品等)
- その他:売電・不動産等(規模小)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):6,056,939株(中間期)
- 期中平均株式数(中間期):6,024,659株
- 自己株式数:31,875株(中間期)
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 株主総会・IRイベント:–(決算説明会はなし、補足資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想からの中間期累計ベース比較は会社側公表の修正無しにつき、通期予想に対する進捗で評価)
- 売上高:33,741百万円。通期予想66,000百万円に対する進捗率 51.1%(達成率:51.1%)
- 営業利益:1,201百万円。通期予想3,000百万円に対する進捗率 40.0%(達成率:40.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:804百万円。通期予想1,800百万円に対する進捗率 44.7%(達成率:44.7%)
- サプライズの要因:
- 営業利益が通期ベースから見ると進捗がやや遅い主因は、売上減(自動車向けの生産調整や円高影響)および固定費の負担。
- 一方で中間純利益が大きく改善したのは、前年同期に計上された製品保証関連の特別損失(前期1,120百万円)が今期は527百万円にとどまったこと、さらに営業外で為替差益188百万円や受取保険金の増加(71百万円)などが寄与したため。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。中間の営業利益進捗が低い点は下期での回復が必要だが、特別損失の繰り延べ改善や為替動向によっては純利益面で通期予想達成の可能性はあると会社は判断している(但し為替・原材料・生産変動がリスク)。
財務指標(要点)
- 財務諸表の要点(中間期末:2025年9月30日)
- 総資産:54,123百万円(前期末54,271百万円、△147百万円)
- 純資産:24,856百万円(前期末24,955百万円、△99百万円)
- 自己資本比率:45.9%(前期末45.9%)(安定水準)
- 収益性(中間累計/前年同期)
- 売上高:33,741百万円(前年中間期34,523百万円、△2.3%/△781百万円)
- 営業利益:1,201百万円(前年中間期2,127百万円、△43.5%/△925百万円)
- 営業利益率:3.56%(前年中間期6.16% → 低下)
- 経常利益:1,400百万円(前年中間期1,747百万円、△19.9%/△347百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:804百万円(前年中間期275百万円、+192.3%/+529百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):133.60円(前年中間期45.81円、+191.6%)
- 収益性指標(中間期ベース参考値)
- ROE(当中間期ベース)=804 / 24,856 ≒ 3.24%(目安:8%以上で良好 → 低め。中間期ベースのため年換算で参考)
- ROA(当中間期ベース)=804 / 54,123 ≒ 1.49%(目安:5%以上で良好 → 低め)
- 営業利益率:3.56%(業種平均との比較は業種別で差があるが、前年同期から低下)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間期進捗)
- 売上高進捗率:51.1%(概ね半期想定値)
- 営業利益進捗率:40.0%(半期での達成率としてはやや遅れ)
- 純利益進捗率:44.7%(特別損失減少等により純利益は比較的順調)
- 過去同期間との比較:前年は中間営業利益率が高く(2,127百)、今期は営業面で圧迫
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:△165百万円(前年同期1,627百円 → 大幅悪化) 主因は棚卸資産増(△1,065百円)や法人税等の支払増(△759百円)、仕入債務の減少(△1,533百円)
- 投資CF:△2,025百万円(前年△824百円) 主に有形固定資産の取得支出 △2,096百円
- 財務CF:+2,121百万円(前年△512百円) 主に短期借入金の純増(+3,157百円)や長期借入れ等
- フリーCF(営業CF−投資CF):△2,190百万円(営業CF△165 − 投資CF△2,025)=マイナス(現金は借入で賄う構成)
- 現金及び現金同等物残高:6,046百万円(期首6,287百→△240百万円)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△165)/親会社中間純利益(804)=△0.21(目安1.0以上で健全 → 現状不足)
- 四半期・季節性(QoQ等):資料は中間累計での比較中心。季節性の明示は無しだが中間時点での受注進捗や繰越工事の進捗がセグメント差に影響。
- 財務安全性:
- 自己資本比率45.9%(安定水準)
- 流動比率(流動資産34,519 / 流動負債22,844)=約151%(良好)
- 短期借入金が期中に増加(4,098→7,304百円、+3,206百円)している点は要注視
- 効率性:
- 総資産回転率等の詳細はデータ不足のため–(必要なら計算可)
- セグメント別(後述参照)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計6百万円(投資有価証券売却益等0〜、製品保証引当金戻入5百万円等)
- 特別損失:合計527百万円(主に製品保証損失527百万円)
- 一時的要因の影響:前年同期(特別損失合計1,120百万円)が大きかったため、当期は特別損失が減少し純利益は改善。営業利益自体は構造的要因(売上減・円高)で低下しているため、特別損失を除いた実質業績では減益基調。
- 継続性の判断:製品保証関連は案件により変動する一時要因。為替は継続的リスク。
配当
- 中間配当:0.00円(2026年3月期 中間:0.00円)
- 期末配当(予想):0.00円(通期予想:年間0.00円)※配当予想の修正無し
- 前期実績:2025年3月期は期末に100.00円(中間0.00円)
- 配当利回り:–(株価データが資料に無いため)
- 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は0%(予想配当0のため)
- 株主還元方針:当面、配当は見送り(通期予想で0)。自社株買いは今回の中間で特に無し(自己株式数の変動は小幅)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(当中間期)
- 有形固定資産取得による支出:2,096百万円(前年中間期1,010百円 → 増加)
- 減価償却費:793百万円(前年864百円)
- 研究開発:
- R&D費用の明確な記載:–(資料に明示なし)
- 主な投資内容:土地増(5,655→6,504百円)や建設仮勘定増(244→388百円)等、設備・資産投資あり
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残高の明示データは無し(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・製品、仕掛品、原材料等)合計:増加(商品2,579、仕掛1,644、原材料9,224) → 原材料が増加(8,418→9,224百円、+806百円)、仕掛品も増加(1,468→1,644百円、+176百円)。総じて棚卸資産は増加(期末総額で前年比増)
- 在庫の増加は営業CFの悪化要因の一つ(棚卸資産増△1,065百円が営業CFを圧迫)
セグメント別情報
- 自動車安全部品事業:
- 売上高:25,026百円(前年同期25,713百、△687百、△約2.7%)
- 営業利益:989百円(前年同期1,798百、△809百、△約45.0%)
- 背景:豊田合成との協業による生産性向上や経費削減の効果はあるが、顧客生産計画に対応した生産調整と円高の影響で減収減益
- 機能製品事業(計:パルテム+防災+産業資材):
- 売上高:8,699百円(前年同期8,793百、△93百、△約1.1%)
- 営業利益:569百円(前年同期635百、△66百、△約10.4%)
- 内訳:
- パルテム(管路更生):売上4,756百(△48百)、営業利益633百(+50百、増益)
- 前期からの繰越工事が進捗。期初受注はやや低調だが経費圧縮で利益増。
- 防災:売上683百(+22百)、営業損失117百(前年より損失縮小△45百)
- 主力ホース販売は堅調。ただし排水ホースは前期ほどの需要なし。
- 産業資材:売上3,260百(△68百)、営業利益53百(△70百)
- 物流・自動車向けは堅調、地盤改良製品は前年に大型案件があり今期は減収減益。
- その他事業:売上15百、営業利益8百(規模小)
- セグメント戦略:インフラ老朽化や防災・建設領域に資源配分し、品質重視で収益力強化を図る旨を表明
中長期計画との整合性
- KPI達成状況:–(資料上の具体KPIは記載なし)
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)
- 市場動向:自動車部品は顧客の生産計画・為替・原材料価格に敏感。機能製品は下水道更新・防災需要など公共・インフラ関連が底堅い傾向と記載。
今後の見通し(会社予想)
- 通期業績予想(2026年3月期、既公表・修正無し)
- 売上高:66,000百円(前期比△9.1%)
- 営業利益:3,000百円(△35.0%)
- 経常利益:3,000百円(△28.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,800百円(△34.7%)/1株当たり当期純利益:298.95円
- 会社予想の前提条件:詳細は別添資料(P.3)参照とのこと。主なリスクとして為替、原材料価格、貿易関税、生産変動を挙げている。
- 予想の信頼性:中間実績の営業利益進捗がやや遅れている点は下期での改善が必要。過去の予想達成の傾向についての記載は特に無し。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の変更:なし
- 監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外
- 重要な後発事象:
- 豊田合成株式会社による当社普通株式等に対する公開買付けが実施され、2025年10月30日で成立。2025年11月6日の決済により公開買付者(豊田合成)が当社の議決権比率で50%超を取得し、新たに当社の親会社に該当。親会社の異動が発生(ガバナンス・経営方針への影響を注視)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3526 |
| 企業名 | 芦森工業 |
| URL | https://www.ashimori.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。