2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の進捗率(公表資料記載)で見ると、売上高は通期予想の50.4%で概ね計画どおり、営業利益は当社の中間目標を上回る進捗(進捗率109.8%)となった。市場コンセンサスとの比較は記載なし(市場予想:–)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高 17,148百万円:前年同期比+0.8% / 営業利益 1,097百万円:前年同期比△29.4%)。
  • 注目すべき変化:為替差損の縮小により経常利益が大幅改善(経常利益 366百万円、前年同期16百万円 → 大幅改善)。一方で販売分野の内訳では戦略分野(半導体・エネルギー・ヘルスケア)が減収、主力の自動車排ガス浄化触媒が販売数量増で全体を支えた(同分野売上 10,567百万円、前年同期比+1.9%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想の修正は直近日の公表で済んでおり(公表欄は「修正の有無:無」だが10/31に修正の開示ありとの注記)、会社は下期に自動車関連は弱含みを想定する一方、ベトナム子会社の本格稼働・原価低減・有価証券売却益で通期増益を見込む。通期見通し(売上 34,000百万円、営業利益 2,400百万円、当期利益 1,000百万円)は上半期の進捗を踏まえ概ね達成可能との姿勢。
  • 投資家への示唆:主力領域(自動車触媒)に依存する構造が継続。半導体・エネルギー等の戦略分野の需要変動や為替動向、下期予定の有価証券売却の実現性が通期業績の鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:第一稀元素化学工業株式会社
    • 主要事業分野:希土類系材料等の製造・販売(自動車排ガス浄化触媒向け材料、半導体・エレクトロニクス、エネルギー、ヘルスケア等)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 國部 洋
    • 上場市場:東(コード 4082)
    • URL:https://www.dkkk.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間:2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料:作成有、決算説明会:無
  • セグメント(報告上の分野別表示)
    • 戦略分野(半導体・エレクトロニクス、エネルギー、ヘルスケア):成長領域だが今回は総じて減収
    • 自動車排ガス浄化触媒分野:主力分野、販売数量が高い
    • 基盤分野:ブレーキ、ブレージング等の汎用製品群
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):24,400,000株
    • 期中平均株式数(中間期):24,235,278株
    • 時価総額:–(注:株価情報は提供なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月1日
    • IRイベント等:決算説明会は未開催(該当期)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の進捗率・資料記載を使用)
    • 売上高:実績 17,148百万円。会社通期予想 34,000百万円に対する進捗率 50.4%(会社比:ほぼ計画どおり)。
    • 営業利益:実績 1,097百万円。資料記載の進捗率 109.8%(会社が公表した中間目標に対して上振れ)。通期予想 2,400百万円に対する進捗は(1,097/2,400)= 約45.7%。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 41百万円。会社通期予想 1,000百万円に対する進捗率 27.6%(資料記載)。
  • サプライズの要因:
    • 為替差損が大幅に縮小(為替差損 営業外費用:626百万円 → 前年1,734百万円)し経常利益が改善。これが利益面でのポジティブ要因。
    • 一方で販売費・一般管理費が増加(人的投資・新基幹システム稼働費用等)し営業利益を圧迫しているが、ベトナム子会社立ち上げ費用は減少。
  • 通期への影響:
    • 上半期は会社想定を上回る需要と原価低減で良好。下期は自動車関連の弱含みを想定するが、ベトナム子会社本格稼働や原価低減、有価証券売却益見込みにより会社は通期予想達成を見込む。主要リスクは下期需要動向および想定為替(1米ドル=145円)に依存。

財務指標(中間期:2025/4/1–2025/9/30、単位:百万円)

  • 財務諸表の要点
    • 売上高:17,148(前年同期 17,012、+0.8%)
    • 売上総利益:4,557(売上総利益率 26.6% vs 前年25.8%)
    • 営業利益:1,097(前年同期 1,555、△29.4%)
    • 経常利益:366(前年同期 16、大幅改善)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:41(前年同期 △450 → 黒字化)
    • 総資産:62,622(前期末 64,754、△2,132)
    • 純資産:36,618(前期末 38,483、△1,865)
    • 自己資本比率:57.6%(前期末 58.6%:安定水準)
  • 収益性(前年同期比)
    • 売上高:17,148百万円(+0.8%)
    • 営業利益:1,097百万円(△29.4%)、営業利益率 6.4%(前年 9.1%)
    • 経常利益:366百万円(前年 16百万円、為替差損縮小等で大幅改善)
    • 親会社株主帰属純利益:41百万円(前年 △450百万円)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):1.71円(前年 △18.54円)
  • 収益性指標(中間期ベース、注:半期ベースの割合)
    • ROE(中間期ベース):約0.11%(親会社株主帰属中間利益41 / 自己資本36,056)※中間期単純計算(目安:8%以上が良好 → 現状低い)
    • ROA(中間期ベース):約0.07%(中間利益41 / 総資産62,622)※目安 5%以上で良好 → 現状低い
    • 営業利益率:6.4%(業種により評価差あり)
  • 進捗率分析(会社資料記載)
    • 売上高進捗率:50.4%(通期34,000に対して)
    • 営業利益進捗率:資料記載 109.8%(会社が公表した中間目標比。通期比は約45.7%)
    • 純利益進捗率:27.6%(通期1,000に対して、資料記載)
    • 過去同期間との比較:売上は微増、営業利益は減少(販管費増が要因)、経常利益は為替改善で大幅改善
  • キャッシュフロー(中間期)
    • 営業CF:+1,041百万円(前年同期は△1,220百万円 → 劇的改善)
    • 投資CF:△1,230百万円(前年同期 △841百万円、主に有形固定資産取得1,149百万円)
    • 財務CF:△293百万円(前年同期 +129百万円、長期借入金の純返済が主因)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):約△189百万円(マイナス)
    • 営業CF / 純利益比率:営業CF 1,041 に対し親会社帰属純利益 41 → 約25.4(好転。営業CFが純利益を上回る健全な傾向)
    • 現金及び現金同等物残高:8,406百万円(期首 8,920、△514百万円)
  • 四半期推移(QoQ等)
    • 前四半期との比較データ詳細は四半期報告参照だが、売上・営業利益は上半期累計で概ね計画どおり。エネルギー等は前四半期比の回復が記載あり(SOFC用途等で前期比大幅増)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:57.6%(安定水準。目安:40%以上で安定)
    • 長期借入金:15,130百万円(うち1年内返済予定5,203百万円)
    • 流動負債合計:9,405百万円、流動資産合計:32,342百万円(流動比率良好)
  • 効率性
    • 減価償却費(中間期):1,625百万円(償却前営業利益対比でのキャッシュ生成力に寄与)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:2百万円(償却債権取立益等、小額)
  • 特別損失:12百万円(固定資産除却損等)
  • 一時的要因の影響:当中間期は大きな特別損益は無し。前年同期は減損損失227百万円等があり比較して特別項目は軽微。
  • 継続性の判断:為替差損の縮小は一時的要因と見るべきではなく市場為替動向に依存。下期の為替前提は1米ドル=145円。

配当

  • 中間配当:14円(2026年3月期中間、前年は12円)
  • 期末配当(予想):14円(通期予想合計 28円、前期合計26円)
  • 配当利回り:–(株価情報未提供のため計算不可)
  • 配当性向:通期予想の指標で計算すると通期当期純利益1,000百万円、年間配当総額(仮に発行済株式24,400,000株×28円=683.2百万円)→ 配当性向約68.3%(概算)。ただし会社は配当性向方針の詳細開示無し。※注意:ここは株数と利益予想で概算。
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載無し(直近修正なし)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:当中間期の有形固定資産取得支出 1,149百万円(前年中間 435百万円、増加)。主には生産設備等(詳細は注記参照)。
  • 減価償却費:1,625百万円(中間期)
  • 研究開発:R&D費用の明示額なし(資料では個別のR&D明細記載無し → R&D費:–、対売上比:–)

受注・在庫状況

  • 受注状況:受注高/受注残等の記載なし(–)
  • 在庫状況(中間期末)
    • 製品:6,711百万円(前期末 7,006百万円、減少)
    • 仕掛品:2,785百万円(前期末 1,946百万円、増加)
    • 原材料及び貯蔵品:5,786百万円(前期末 4,661百万円、増加)
    • コメント:仕掛品・原材料が増加しており、在庫回転や需給バランスの注視が必要。

セグメント別情報

  • 売上高(中間期)
    • 戦略分野合計:2,636百万円(構成比15.4%、前年同期比△11.9%)
    • 半導体・エレクトロニクス:856百万円(△13.2%)
    • エネルギー:695百万円(△15.1%)
    • ヘルスケア:1,083百万円(△8.7%)
    • 自動車排ガス浄化触媒分野:10,567百万円(構成比61.6%、前年同期比+1.9%)
    • 基盤分野:3,945百万円(構成比23.0%、前年同期比+8.1%)
  • セグメント戦略・見立て:
    • 戦略分野はサプライチェーン変化や顧客需要の変動で減収が続く分野がある。半導体ではコンデンサやセンサーは堅調だがSiCウエハ関連の需要変化で研磨材は減少。
    • 自動車触媒は販売数量増で堅調だが販売単価は原料価格影響で低下し売上の伸びは限定的。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に明示的な中期数値目標の進捗表は記載無し。戦略分野の成長取り込みと原価低減による収益改善が方針。
  • KPI達成状況:特定KPIの記載無し(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較:資料に同業比較データは無し(–)。
  • 市場動向:自動車市場は世界で堅調な新車販売増(資料:世界新車販売台数+4.2%)だが、当社の内燃機関搭載車適用領域は微増(0.3%)。半導体・エネルギー分野は顧客・サプライチェーンの構造変化が影響。

今後の見通し

  • 業績予想(通期):売上 34,000百万円(+1.1%)、営業利益 2,400百万円(+5.1%)、経常利益 1,200百万円(+89.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,000百万円(+26.2%)、1株当たり当期純利益 41.26円。
  • 会社予想の前提条件:為替前提 1米ドル=145円(注記)、下期は自動車関連販売弱含みを想定、下期に投資有価証券売却益の計上を見込む。
  • 予想の信頼性:上半期は想定を上回る実績。ただし下期は顧客需要動向(自動車・半導体等)と為替、原料価格の影響、また投資有価証券売却の実行が通期達成に影響。
  • リスク要因:為替変動(USD/JPY)、原材料(希土類等)価格変動、主要顧客の需要動向(特に戦略分野)、下期の有価証券売却の実現性。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • 監査:第2四半期決算短信は監査法人のレビュー対象外(注記あり)
  • その他:業績予想の前提や注意事項は添付資料参照。通期業績予想に関する修正開示が2025年10月31日に行われている点に留意(本短信では「直近の公表から修正無し」と記載)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4082
企業名 第一稀元素化学工業
URL http://www.dkkk.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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