2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は第3四半期(累計)について四半期別の確定予想を開示しておらず、通期はレンジ開示。第3四半期累計の実績は会社の通期レンジに対して整合的であり、特段の予想修正はなし(ほぼ想定範囲内)。
  • 業績の方向性:累計では前年同期比で減収減益(売上収益△1.8%、営業利益△34.0%(IFRS))。ただし四半期ベース(Q3:2025/10–12)は前四半期比で増収増益(販売単価・出荷増・為替寄与で改善)。
  • 注目すべき変化:平均販売単価(ASP)の回復がQ3に寄与し四半期ベースで大幅改善。累計での業績悪化は主に年度前半の単価低下による。
  • 今後の見通し:通期業績は会社が開示したレンジ(売上収益2,179,776~2,269,776百万円等)を維持。第4四半期の見通しは増収増益(データセンター向けの販売単価大幅上昇を前提)で、通期達成の可否は第4四半期パフォーマンス次第。現時点で予想修正はなし。
  • 投資家への示唆(事実ベース):(1)メモリ市況の短期変動で業績は大きく変わる点に留意、(2)Q3で販売単価が回復しつつありQ4が業績回復の鍵、(3)キャッシュポジション・資本比率は改善(現金増加、親会社帰属持分比率30.6%)しており財務は安定化傾向。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:キオクシアホールディングス株式会社(Kioxia Holdings Corporation)
    • 主要事業分野:半導体メモリ(フラッシュメモリ)及び関連製品の研究開発・製造・販売(単一セグメント:メモリ事業)。売上は用途別に「SSD & ストレージ」「スマートデバイス」「その他」に区分。
    • 代表者名:代表取締役社長 早坂 伸夫
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
    • 決算説明資料・決算説明会:有
  • セグメント:
    • 単一セグメント(メモリ事業)。アプリ別実績(累計):SSD & ストレージ、スマートデバイス、その他(リテール等およびSandisk関連売上含む)。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):544,468,150株(2026年3月期3Q末)
    • 期中平均株式数(四半期累計):540,196,228株
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:開催(詳細は会社IR)
    • 株主総会/IRイベント等:–(該当情報は添付資料参照)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期レンジに対する進捗で評価)
    • 売上収益(累計):1,334,776百万円(前年同期比△1.8%)
    • 通期下限2,179,776 → 進捗率 ≒ 61.2%(1,334,776 / 2,179,776)
    • 通期上限2,269,776 → 進捗率 ≒ 58.8%
    • 営業利益(IFRS、累計):273,574百万円(前年同期比△34.0%)
    • 通期下限717,031 → 進捗率 ≒ 38.2%
    • 通期上限807,031 → 進捗率 ≒ 33.9%
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益(累計):146,756百万円(前年同期比△41.8%)
    • 通期下限459,691 → 進捗率 ≒ 31.9%
    • 通期上限519,691 → 進捗率 ≒ 28.2%
  • サプライズの要因(上振れ/下振れした主な理由)
    • 累計で前年割れとなった主因:2024年後半のPC・スマートフォン向けの在庫調整に伴う販売単価下落の影響が当期前半にも持ち越したため。出荷量(記憶容量ベース)は増加したが平均販売単価が前年同期に及ばず。
    • Q3(単四半期)では平均販売単価の上昇、出荷量増、為替(ドル)影響により前四半期比で大幅改善(増収増益)。
    • 期中の一時要因:2025年7月の資本負債構成再構築に伴う金融費用増の影響(主に前四半期に計上)。PPA影響や株式報酬費用は小幅。
  • 通期への影響
    • 会社は第4四半期にデータセンター向け需要を背景に販売単価の大幅上昇を見込み、通期での増収増益を想定(レンジで開示)。第3四半期累計の進捗は売上面で約60%と順調だが営業利益・当期利益の進捗は低く、通期レンジ上限を狙うには第4四半期の大幅改善が必要。現時点で会社は予想修正なし。

財務指標(要点)

  • 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上収益:1,334,776百万円(△1.8% YoY、前期1,359,366)
    • Non‑GAAP営業利益:277,031百万円(△33.3% YoY)
    • 営業利益(IFRS):273,574百万円(△34.0% YoY)
    • 営業利益率(IFRS)= 273,574 / 1,334,776 ≒ 20.5%(業界断面は変動大だが比較的高水準)
    • Non‑GAAP営業利益率 ≒ 20.8%
    • 税引前利益:205,750百万円(△42.1% YoY)
    • 四半期(当期)利益:146,757百万円(△41.8% YoY)
    • EPS(基本):271.67円(前年同期485.94円、△214.27円)
  • 収益性指標(簡便算出、累計利益ベース)
    • ROE(親会社帰属、単純計算:累計当期利益 / 期末親会社持分)=146,756 / 978,502 ≒ 15.0%(※9か月利益を分母期末資本で割った参考値。年率化/比較には注意)
    • 目安:8%以上が良好。参考値は高めだが期間・分母の性質に留意。
    • ROA(単純)=146,756 / 3,194,842 ≒ 4.59%(目安5%以上が良好。若干未達)
  • 進捗率分析(通期レンジ下限ベース)
    • 売上進捗 ≒ 61.2%
    • 営業利益進捗 ≒ 38.2%
    • 親会社当期利益進捗 ≒ 31.9%
    • コメント:売上は通期レンジの過半を占めるが、利益の進捗が低くQ4での利益率改善が必要。
  • キャッシュフロー(累計)
    • 営業CF:3,222億円(322,167百万円、前年同期3,726億円、前年同期比減少)
    • 投資CF:△1,682億円(△168,192百万円、主に有形固定資産取得による支出)
    • 財務CF:△436億円(△43,634百万円、前年同期△2,723億円)
    • フリーCF(概算)= 営業CF − 投資CF = 322,167 − 168,192 = +153,975百万円(約1,539.8億円)
    • 現金同等物残高:281,527百万円(前期末167,932百万円、増加)
    • 営業CF/純利益比率:322,167 / 146,756 ≒ 2.20(目安1.0以上は健全)
  • 財政状態(期末:2025/12/31)
    • 資産合計:3,194,842百万円(前期末2,919,679、+2,752億円)
    • 負債合計:2,216,195百万円(前期末2,181,983、+342億円)
    • 資本合計:978,647百万円(前期末737,696、+2,410億円)
    • 親会社所有者帰属持分比率:30.6%(前期末25.3%)→ 安定化・改善(目安40%以上が安定的だが改善傾向)
  • 流動性・安全性
    • 自己資本比率(親会社帰属持分比率)30.6%(改善中だが業種・事業投資に依存)
    • 流動比率:–(流動資産1,059,602 / 流動負債986,360 → ≒107%:短期流動性は確保)
    • 負債構成において、米ドル建て無担保普通社債の発行等で社債が増加。優先株式は償還/取得消却済(2025年7月)。
  • 四半期推移(QoQ)
    • 第1Q(実績):売上 342.8億円、Non‑GAAP営業利益 452億円
    • 第2Q:売上 448.3億円、Non‑GAAP営業利益 872億円
    • 第3Q:売上 543.6億円、Non‑GAAP営業利益 1,447億円
    • Q3は前四半期比で大幅改善(販売単価上昇、出荷増、為替の寄与)
  • セグメント別(累計・対前年)
    • SSD & ストレージ:762,345百万円(△136億円)
    • スマートデバイス:422,631百万円(+11億円)
    • その他:149,800百万円(△121億円)

特別損益・一時的要因

  • PPA影響額等:△8百万円(累計、小幅損失)
  • 株式報酬費用:△26百万円(累計)
  • 一時的要因の影響:累計のNon‑GAAPはPPA・株式報酬を除いたベース指標で提示。四半期の金融費用には資本負債再構築等の要素が影響(前四半期に一時増加)。
  • 継続性判断:PPAや株式報酬は非経常的/調整項目であるため基本的に継続性は低い。ただし金融費用や為替差損は市場動向や資本政策で変動。

配当

  • 普通株式:中間配当0.00円、期末予想0.00円(通期0.00円)→ 配当は無配(会社発表:配当予想に修正なし)
  • 甲種/乙種優先株式:2025年3月期で支払履歴あり(ただし甲・乙優先株は2025年7月25日に取得・消却完了)
  • 株主還元方針:現時点で普通株の配当はゼロ。自社株買い等特記なし(注記により優先株の取得・消却は実行済)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(累計)
    • 有形固定資産取得支出:211,025百万円(報告数値、別表では213,688百万円の記載箇所あり。前年同期は153,098百万円)
    • コミットメント(購入契約債務):180,339百万円
    • 減価償却費(累計):236,419百万円
  • 研究開発(R&D)

受注・在庫状況

  • 棚卸資産(期末):353,486百万円(前期とほぼ同水準)
  • 棚卸資産の評価減:11,663百万円(前期18,850→減少)
  • 在庫回転日数等:記載なし(–)
  • 受注高/受注残:特記なし(–)

セグメント別情報

  • 単一セグメント(メモリ事業)。アプリケーション別売上(累計):
    • SSD & ストレージ 762,345百万円(前年同期比△136億円)
    • スマートデバイス 422,631百万円(前年同期比+11億円)
    • その他 149,800百万円(前年同期比△121億円)
  • 地域別売上:開示なし(–)
  • 為替影響:米ドル平均為替レートは前年同期152円→当期149円(累計)、Q3は153円。累計で円高寄与があったがQ3はドル高が進行し増収要因に。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:短信中に明示的な中計数値の更新はなし。資本支出を継続的に実行しており、設備投資は堅調。
  • KPI:Non‑GAAP指標を経営管理指標として運用。進捗は四半期ごとに変動。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:データセンター向け(特に生成AI用途)でのサーバ需要拡大が継続。PC/スマホ向けは前年の在庫調整の影響を受けたが、Q3ではAI需要や新モデル投入で回復基調。
  • 競合比較:同業他社との相対的評価は本短信単独では限定的。メモリ業界は短期で需給・価格が変動するため比較は頻繁に変わる点に留意。

今後の見通し

  • 業績予想(通期:2026年3月期、会社レンジ)
    • 売上収益:2,179,776~2,269,776百万円(対前期 +27.7%~+33.0%)
    • Non‑GAAP営業利益:717,031~807,031百万円
    • 営業利益(IFRS):709,574~799,574百万円
    • 税引前利益:631,750~721,750百万円
    • 親会社帰属当期利益:459,691~519,691百万円
    • ※レンジは半導体メモリ業界の短期変動を考慮した開示。
  • 会社予想の前提(開示事項)
    • 第4四半期はデータセンター向け需要の拡大により販売単価の大幅上昇を想定。第4四半期に年間固定資産税の一括計上(約120億円)が見込まれる点は考慮済み。
    • 四日市合弁(Sandisk)契約延長に伴う受領スケジュール(合計1,165百万米ドル)は見通しに含めている(第4四半期に約30億円の売上計上見込み)。
  • 予想の信頼性:会社はレンジ開示かつメモリ市況の不確実性を強調。過去の動向から短期の価格変動リスクは高い。
  • リスク要因(主要)
    • フラッシュメモリ価格の下落・需給変動、主要顧客の在庫調整
    • 為替変動(米ドル/円)
    • 競争激化(同業の増産・価格競争)
    • 大規模設備投資に伴う費用負担と資金調達環境の変化
    • 契約・訴訟等の法的リスク(現状は重大影響なしと会社記載)

重要な注記

  • 会計方針:IFRS適用。重要な会計方針の変更なし。Non‑GAAP指標は社内指標で監査対象外。
  • 後発事象:キオクシア株式会社はSandisk Corporationとの四日市工場合弁契約を延長(従来2029→2034に延長)。キオクシア側が受領する総額1,165百万米ドルは分割受領予定(2026年以降)。同金額は2034年まで売上に計上される旨を注記。
  • 監査・レビュー:四半期連結財務諸表についてPwC Japanによる期中レビューを実施、重要な問題は指摘されていない。

(補足・留意事項)

  • 当まとめは開示資料(2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕連結)に基づく事実整理・分析であり、投資助言や特定の売買推奨は行いません。
  • 不明項目や会社が明示していない数値は「–」で示しました。必要であれば特定項目(例:時価総額、地域別売上内訳、詳細R&D費等)を追加で抽出します。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 285A
企業名 キオクシアホールディングス
URL https://www.kioxia-holdings.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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