2025年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想の比較データが開示されていないため、会社予想との達成率は記載不可(–)。ただし特別損失(減損損失1,579百万円、特別退職金544百万円)計上により親会社株主に帰属する当期純損失▲726百万円と大幅な赤字転落。
- 業績の方向性:売上高は減収(27,842百万円、前期比△2.8%)、営業利益は減益(668百万円、前期比△27.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は赤字(▲726百万円、前期は+622百万円)。
- 注目すべき変化:特別損失合計2,123,688千円(主に減損1,579,557千円および特別退職金544,131千円)の計上が決算に大きく影響。結果、税引前損失は▲689,873千円、当期純損失は▲669,441千円(連結)となった。
- 今後の見通し:2026年11月期(会社予想)は増益見込(売上高27,600百万円、営業利益900百万円、経常利益1,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益450百万円)。会社は構造改革(早期退職優遇の時限的拡充、欧州販売拠点再編等)により回復を見込む。
- 投資家への示唆:今回の赤字は主に一時的な特別損失によるもので、営業CFはプラス・フリーCFも確保。構造改革で来期黒字化見込みだが、設備投資や減損影響、受注環境(製紙向けの弱含み、電子部材の立ち上がりの遅れ)に注視が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日本フイルコン株式会社
- 主要事業分野:産業用機能フィルター・コンベア(製紙用ワイヤー、工業用金網等)、電子部材・フォトマスク(エッチング製品、フォトマスク)、環境・水処理関連(プール/ろ過装置等)、不動産賃貸
- 代表者:代表取締役社長 名倉 宏之
- URL:https://www.filcon.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月14日
- 対象会計期間:2024年12月1日~2025年11月30日(2025年11月期、連結)
- 決算説明資料・説明会:作成/開催ともに無し
- セグメント(報告セグメント):
- 産業用機能フィルター・コンベア事業:製紙用ワイヤー、工業用金網、コンベヤベルト・フィルター等
- 電子部材・フォトマスク事業:エッチング加工製品、フォトマスク
- 環境・水処理関連事業:プール・水処理装置、絶縁継手等
- 不動産賃貸事業:店舗・マンション・駐車場等の賃貸
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):22,167,211株
- 期末自己株式数:2,762,295株
- 期中平均株式数(決算EPS算定用):19,377,628株
- 時価総額:–(株価情報が未提供のため記載不可)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:2026年2月25日
- 配当支払開始予定日:2026年2月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年2月25日
- 決算説明会:無し
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想・市場予想の開示がないため会社予想との達成率は記載不可 ― “–”)
- 売上高:実績27,842百万円(前年比△2.8%)/会社予想:–(達成率:–)
- 営業利益:実績668百万円(前年比△27.8%)/会社予想:–(達成率:–)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績▲726百万円(前期+622百万円)/会社予想:–(達成率:–)
- サプライズの要因:
- 一時的要因(特別損失)による下振れが主要因。減損損失1,579,557千円(エッチング・フォトマスク製造設備等)、早期退職優遇の拡充に伴う特別退職金544,131千円を計上。
- 営業面では人件費および製造費上昇が営業利益を圧迫(産業用分野での利益率低下、電子部材分野は売上増も製造経費増で利幅縮小)。
- 通期への影響:
- 会社は来期(2026年11月期)での増益(営業利益900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益450百万円)を見込む。今回の主要マイナス要因は減損や早期退職など一時性が高く、通期見通しでは回復を前提としている。ただし、設備投資・受注動向・為替等の外部要因次第で達成可否が左右されるため注視が必要。
財務指標
(単位:百万円/%、前年同期比は必ず%で表記)
- 損益要点(連結)
- 売上高:27,842百万円(前年比△2.8%、△797百万円)
- 売上総利益:9,549百万円(前年比△3.1%)
- 営業利益:668百万円(前年比△27.8%、△257百万円)
- 経常利益:944百万円(前年比△16.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:▲726百万円(前年+622百万円)
- 1株当たり当期純利益(EPS):▲37.47円(前年31.65円)
- 収益性指標(会社開示値)
- 自己資本当期純利益率(ROEベース):△3.2%(目安:8%以上で良好)
- 総資産経常利益率(ROA相当):2.2%(目安:5%以上が良好)
- 売上高営業利益率:2.4%(前年3.2%)
- 財政状態(連結)
- 総資産:42,957百万円(前期43,219百万円、△262百万円)
- 純資産合計:22,552百万円(前期23,259百万円、△706百万円)
- 自己資本比率:51.6%(安定水準。目安:40%以上で安定)
- 流動資産:21,443百万円、流動負債:14,777百万円 → 流動比率 ≒ 145%(流動性は良好、目安100%超)
- 負債合計:20,404百万円 → 負債/資産比 ≒ 47.5%
- キャッシュ・フロー(連結)
- 営業CF:+2,994百万円(前年1,972百万円、増加)
- 投資CF:▲2,439百万円(有形固定資産取得等による支出増:取得2,932百万円)
- 財務CF:▲345百万円(長期借入れ増加と返済、配当支払等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):+555百万円(2,994−2,439)
- 現金及び現金同等物期末残高:5,113百万円(前期4,823百万円、増加)
- 営業CF/親会社株主に帰属する当期純利益比率:2,994 / (▲726) → マイナス(純利益が赤字のため比率評価は困難)。目安は1.0以上で健全だが、純損失のため該当せず。
- 進捗率分析:本決算は通期決算のため四半期進捗率分析は該当外(–)。
- 四半期推移(QoQ):四半期データの詳細開示なし(–)。
- 効率性:
- 減価償却費:1,904百万円(前年1,685百万円、増加)
- 総資産回転率等の詳細は開示なし(–)。
- セグメント別(外部顧客売上高・営業利益)
- 産業用機能フィルター・コンベア事業:売上20,031百万円(前年比△0.3%)、営業利益786百万円(前年比△30.7%)
- 電子部材・フォトマスク事業:売上4,557百万円(前年比+4.4%)、営業利益369百万円(前年比△26.3%)
- 環境・水処理関連事業:売上2,223百万円(前年比△29.5%)、営業利益64百万円(前年は営業損失)
- 不動産賃貸事業:売上1,031百万円(前年比△0.1%)、営業利益779百万円(ほぼ横ばい)
- セグメント合計営業利益1,998百万円、全社費用調整▲1,330百万円により連結営業利益668百万円
- 財務の解説:
- 当期は設備売却や関係会社売却による特別利益(489,807千円)もあるが、上記減損・退職金で特別損失が上回り最終赤字。営業CFは堅調にプラスで、設備投資(有形固定資産取得)を積極化している点が特徴。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計489,807千円(固定資産売却益281,669千円、関係会社株式売却益208,137千円等)
- 特別損失:合計2,123,688千円(減損損失1,579,557千円、特別退職金544,131千円)
- 一時的要因の影響:特別損失が業績を大きく悪化させたため、営業利益ベースでは黒字でも最終赤字となった。特別損失を除くベースでは親会社帰属の損益は改善される可能性がある。
- 継続性の判断:減損は回収可能性のない資産に対するものであり、今期限りの可能性が高い。一方、早期退職費用は一時的支出(時限的拡充)であり継続性は低いと見られる。
配当
- 2025年11月期(実績):年間配当 28.00円(中間14.00円、期末14.00円)、配当総額546百万円
- 配当性向(連結):開示なし(当期は赤字により算出不可/記載は“―”)
- 2026年11月期(会社予想):年間配当予想 28.00円(中間14円・期末14円)、配当総額:–(注:会社は予想配当は継続)
- 株主還元方針:当期も従来どおりの配当を維持(28円)している。自社株取得は期中に実施(自己株式取得で支出あり)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(連結 有形+無形の増加額)
- 当期の有形固定資産及び無形固定資産の増加額:2,355,910千円(有形)+105,029千円(無形)=約2,460,939千円(前年2,033,477千円)
- 主な投資内容:製造設備等の取得(詳細は個別注記)
- 減価償却費:1,904,429千円
- 研究開発(R&D):R&D費用の内訳・金額は決算短信に明確記載なし(–)。
受注・在庫状況(該当情報がある場合)
- 受注状況:受注高・受注残高に関する具体数値は開示なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:3,669百万円(前期3,975百万円、△305百万円)
- 仕掛品:1,441百万円(前期1,274百万円、+166百万円)
- 在庫回転日数等は開示なし(–)
セグメント別情報(要約)
- 産業用機能フィルター・コンベア事業:売上減少だが依然グループの主力(外部売上20,030百万円)。製紙製品分野は需給弱含み、利益率悪化(人件費・製造費上昇)。
- 電子部材・フォトマスク事業:売上は増加(4,556百万円)が、設備減損や製造経費増で営業利益減。エッチングの量産化が遅れている点が課題。
- 環境・水処理関連事業:前期に不採算案件を抱えた影響で大幅減収(2,223百万円)だが、営業は黒字化(64百万円)。
- 不動産賃貸事業:安定した収益源(売上1,031百万円、営業利益779百万円)
- 地域別売上等:詳細な地域別内訳・為替影響額は一部開示のみ(為替影響の言及あり、欧州需給の弱さ等)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:開示された中期計画の詳細は決算短信に記載なし(–)。ただし会社は欧州拠点再編や早期退職等の施策で構造改革を実施中と説明。
- KPI達成状況:特段のKPI公表なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント要旨):
- 製紙製品分野:国内の紙需要減少、製紙会社の生産能力削減が進行。
- 海外(欧州等):一部需要が弱く回復が鈍い。
- 電子部材:AI向け最先端需要は旺盛だが、車載・産業機械向けは軟調。エッチング分野の量産化に時間がかかっている。
- 競合比較:同業他社データは開示なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想(会社:2026年11月期)
- 売上高:27,600百万円(前年比△0.9%)
- 営業利益:900百万円(同+34.7%)
- 経常利益:1,100百万円(同+16.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:450百万円
- 1株当たり当期純利益:23.22円
- 予想の信頼性:会社は一時的な減損・退職金を除く構造改革効果で改善見込みと説明。ただし設備投資や受注動向、為替等の外部要因が実現性に影響。
- 主なリスク要因:
- 製紙業界の需要低迷、欧州の景気状況
- 電子部材の量産化遅延・顧客需要の地域・用途別変動
- 為替・原材料費・人件費の上昇
- 想定外の追加減損や大型案件の採算悪化
重要な注記
- 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準(2022年改正会計基準)を期首から適用。決算への影響は無し。
- 開示上の注意点:決算短信は監査対象外。業績見通しは合理的前提に基づくが、将来実績は変動の可能性あり。
(注)開示されていない項目については “–” と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5942 |
| 企業名 | 日本フイルコン |
| URL | http://www.filcon.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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